潘はん文ぶん鐸

潘はん文ぶん鐸（1844年ねん—？年ねん），字じ左ひだり階かい，廣州こうしゅう駐ちゅう防ぼう京きょう城じょう鑲白旗はた漢かん軍ぐん陳ひね應おう麟佐領りょう下人げにん，繙譯進士しんし。

履歷りれき

• 同どう治ち九きゅう年ねん，中ちゅう式しき庚午こうご科か繙譯舉人
• 同どう治ち十じゅう年ねん，中ちゅう式しき繙譯會かい試ためし第だい四よん名めい，以主事しゅじ 籤くじ分ぶん工こう部ぶ行ぎょう走はし，呈てい請改歸かえり進士しんし知とも縣けん原げん班はん候こう選せん。
• 光ひかり緒いとぐち元年がんねん七なな月がつ，經けい惠めぐみ陵りょう工程こうてい大臣だいじん翁おう同どう龢奏そう派は到いた工こう，因いん隨ずい辦出力しゅつりょく奏そう保ほ以知縣けん本ほん班はん儘先選せん用よう，旋復奏そう保ほ選せん缺かけ後ご以直隸州知ち州しゅう在任ざいにん遇ぐう缺かけ前まえ先さき補ほ用よう。
• 光ひかり緒いとぐち八はち年ねん五月ごがつ㨂發奉天ほうてん知ち縣けん，八月到奉差委。
• 光ひかり緒いとぐち九きゅう年ねん十二月じゅうにがつ，署しょ復ふく州しゅう知ち州しゅう，光ひかり緒いとぐち十じゅう年ねん五月ごがつ解任かいにん。
• 光ひかり緒いとぐち十じゅう三さん年ねん閏うるう四よん月がつ，署しょ開原かいはら縣けん知ち縣けん，光ひかり緒いとぐち十じゅう四よん年ねん二に月がつ解任かいにん。
• 光ひかり緒いとぐち十じゅう六ろく年ねん九きゅう月がつ，補ほ安東あんどう縣けん知ち縣けん，光ひかり緒いとぐち十じゅう七なな年ねん二に月がつ到いた任にん
• 光ひかり緒いとぐち十じゅう七なな年ねん六ろく月がつ，在ざい山東さんとう賑にぎわい捐局報ほう捐花翎
• 光ひかり緒いとぐち十じゅう七なな年ねん十二月じゅうにがつ，調しらべ署しょ海うみ城ぐすく縣けん事こと，光ひかり緒いとぐち十じゅう八はち年ねん正月しょうがつ接せっ任にん，光ひかり緒いとぐち十じゅう九きゅう年ねん二月因親老禀請終養，隨ずい即そく交卸回かい旗はた。

民みん國こく十じゅう三さん年ねん《海うみ城ぐすく縣けん志こころざし》潘はん文ぶん鐸傳
潘はん文ぶん鐸，字じ佐さ階かい，廣東かんとん南海なんかい人じん，繙譯進士しんし，光ひかり緒いとぐち十じゅう八年蒞縣任性狷介痛絕苞苴詞訟判決如流，每まい解かい差さ蠧役藉端勒索沿途騷擾そうじょう，文ぶん鐸下車げしゃ即そく革かわ此弊，勒碑為ため戒（碑いしぶみ在ざい北門きたもん外がい官かん道どう旁つくり），去さ任にん時じ捐廉六ろく百金存大成會以助興學。
— 民みん國こく十じゅう三さん年ねん《海うみ城ぐすく縣けん志こころざし》

• 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう二に年ねん五月ごがつ，經けい安やす徽巡撫なで福ぶく潤じゅん奏そう調ちょう隨ずい辦清賦ふ事ごと宜むべ，八はち月がつ到いた皖，經けい吉林きつりん將軍しょうぐん延のべ茂しげる調しらべ赴吉よし林りん差遣さけん因いん親おや老ろう礙難偕行，仍留皖省。光ひかり緒いとぐち二に十じゅう四よん年ねん清きよし賦ふ事ごと竣，銷差回かい旗はた。
• 光ひかり緒いとぐち二に十じゅう九きゅう年ねん二月終養事畢，在ざい南洋なんよう順じゅん直ちょく賑にぎわい捐三さん次じ案あん內捐升ます道みち員いん，指分さしわけ廣東かんとん試用しよう。

餘事よじ

刻こく有ゆう劉りゅう錫すず鴻おおとり《劉りゅう光ひかり祿ろく遺稿いこう》，此書是ぜ劉りゅう錫すず鴻おおとり在ざい出だし使し前ぜん寫うつし給きゅう李り鴻章こうしう、丁ちょう日にち昌あきら等ひとし人的じんてき書信しょしん集しゅう和わ回國かいこく後ご的てき奏そう稿こう，收入しゅうにゅう《近代きんだい中國ちゅうごく史料しりょう叢くさむら刊かん三さん編へん》第だい45輯