萨师俊しゅん

薩師俊しゅん
薩師俊しゅん
出生しゅっしょう	1896年ねん 大だい清きよし福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう府ふ閩縣（今いま福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し）
逝世	1938年ねん10月がつ24日にち(1938歲さい—10—24)（41—42歲さい） † 中國ちゅうごく漢かん口こう市し
国籍こくせき	中國ちゅうごく

萨师俊しゅん（1896年ねん—1938年ねん），字じ翼つばさ仲なか，福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう府ふ閩縣（今いま福建ふっけん省しょう福ふく州しゅう市し）人にん，以中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん中ちゅう校こう軍ぐん銜擔任たんにん中山なかやま艦かん艦長かんちょう，1938年ねん10月がつ24日にち在ざい指揮しき中山ちゅうざん艦かん參加さんか中國ちゅうごく抗日こうにち戰爭せんそう的てき武漢ぶかん會戰かいせん時どき陣じん亡ほろび於長江ながえ江面えづら上じょう，是ぜ抗こう戰中せんちゅう陣じん亡ほろび軍ぐん銜最高さいこう的てき中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん軍ぐん官かん，後ご被ひ追つい授海軍ぐん上うえ校こう軍ぐん銜，進しん靈れい中華民國ちゅうかみんこく忠ちゅう烈れつ祠ほこら，中國ちゅうごく國民黨こくみんとう和わ共產黨きょうさんとう兩方りょうほう都と對たい其贊譽ほまれ有加ゆか。

進入しんにゅう海軍かいぐん

薩師俊しゅん出自しゅつじ福ふく州しゅう雁かり門もん薩氏，其叔公こう薩鎮冰是これ北洋ほくよう水すい師し將領しょうりょう，參加さんか過か甲きのえ午うま海戰かいせん，是ぜ中國ちゅうごく海軍かいぐん的てき元老げんろう人物じんぶつ。薩師俊しゅん自じ幼よう便びん以雪甲かぶと午うま海戰かいせん之の恥はじ為ため奮斗目標もくひょう。他た於1913年ねん（民みん國こく二に年ねん）7月がつ以優等生ゆうとうせい畢業於煙けむり臺だい海軍かいぐん學校がっこう第だい八はち屆とどけ駕が駛班，並なみ進入しんにゅう中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん服役ふくえき，先さき是ぜ在ざい海軍かいぐん練習れんしゅう艦隊かんたい實習じっしゅう6個月かげつ，爾しか后きさき補任ほにん為ため初級しょきゅう軍ぐん官かん，不ふ久ひさ又また升ます為ため通どおり濟ずみ號ごう練習れんしゅう艦かん的てき三さん副ふく。之これ後ご，他た又また先後せんご擔任たんにん“江こう貞さだ”、“江こう安やすし”兩りょう艦かん副ふく艦長かんちょう、公おおやけ勝かち號ごう炮艦艦長かんちょう、青天せいてん號ごう測量そくりょう艦かん艦長かんちょう、順じゅん勝かち號ごう炮艦艦長かんちょう。在ざい公おおやけ勝かち號ごう上じょう服役ふくえき時じ，薩師俊しゅん曾率艦かん參加さんか長ちょう江上こうじょう的てき剿共行動こうどう；在ざい順じゅん勝かち號ごう艦長かんちょう任にん上じょう，他た曾率內河炮艦完成かんせい由よし上海しゃんはい至いたり福建ふっけん的てき海うみ疆巡弋，創そう中國ちゅうごく內河炮艦海うみ巡じゅん先例せんれい。後ご又また任にん威い勝かち號ごう炮艦、海うみ军闽厦警备司令しれい部ぶ副官ふっかん处长、海うみ军第一舰队司令部参谋等職。1932年ねん7月がつ16日にち，薩師俊しゅん從したがえ第だい一艦隊司令部參謀的位置上被調到楚泰號炮艦任艦長，並なみ升ます為ため二に等とう海うみ军中校こう。1933年ねん11月閩變爆發ばくはつ後ご，薩師俊しゅん奉たてまつ南京なんきん國民こくみん政府せいふ命令めいれい前ぜん往福建けん三さん都と澳鎮壓ちんあつ新しん成立せいりつ的てき中華ちゅうか共和きょうわ國こく，在ざい1933年ねん12月至いたり1934年ねん1月がつ間あいだ協きょう助じょ中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん及海軍ぐん陸戰りくせん隊たい攻おさむ占うらない長門ながと、馬尾ばび、福ふく州しゅう等地とうち。薩師俊しゅん在ざい治ち軍ぐん方面ほうめん恩威おんい並なみ重じゅう，頗得官かん兵へい支持しじ。

調しらべ任にん中山ちゅうざん艦かん

薩師俊しゅん所しょ指揮しき的てき中山ちゅうざん艦かん

1935年ねん2月がつ，薩師俊しゅん被ひ委任いにん代理だいり中山ちゅうざん艦かん艦長かんちょう一いち職しょく，成なり為ため該艦第だい十じゅう三さん任にん艦長かんちょう，該艦恰巧為ため薩鎮冰在1910年ねん清朝せいちょう海軍かいぐん大臣だいじん的てき任にん內從日本にっぽん三菱みつびし船ふね廠しょう訂てい購的。1937年ねん盧溝橋ろこうきょう事變じへん爆發ばくはつ，中日ちゅうにち全面ぜんめん開戰かいせん，薩師俊しゅん奉たてまつ命いのち率りつ中山ちゅうざん艦かん到いた南京なんきん—上海しゃんはい一線いっせん籌備防御ぼうぎょ，並なみ駐ちゅう守まもり南京なんきん。淞滬會戰かいせん中なか，他た率りつ中山ちゅうざん艦かん護送ごそう中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん部長ぶちょう陳ちん紹寬到いた江こう陰かげ視察しさつ前線ぜんせん戰況せんきょう，淞滬會戰かいせん中國ちゅうごく失しつ利り後ご，國民こくみん政府せいふ遷往重慶たーちん，他た又また率りつ艦かん參與さんよ掩護えんご轉移てんい、運輸うんゆ物資ぶっし以及長ちょう江上こうじょう的てき防ぼう務つとむ、布ぬの雷かみなり的てき任務にんむ，之これ後ご隨ずい海軍かいぐん部ぶ西にし遷到湖南こなん岳たけ陽ひ。1938年ねん，因いん為ため海軍かいぐん艦船かんせん減損げんそん嚴重げんじゅう，中華民國ちゅうかみんこく裁さい撤海軍部ぐんぶ，改あらため為ため戰時せんじ海軍かいぐん總そう司令しれい部ぶ，由ゆかり原げん海軍かいぐん部長ぶちょう陳ひね紹寬任にん總そう司令しれい，將はた殘餘ざんよ的てき軍艦ぐんかん編へん為ため兩個りゃんこ艦隊かんたい，薩師俊しゅん的てき中山ちゅうざん艦かん被ひ編入へんにゅう第だい一いち艦隊かんたい，成なり為ため民みん國こく海軍かいぐん殘ざん軍ぐん中ちゅう最大さいだい型がた的てき艦艇かんてい之の一いち。到いた了りょう1938年ねん2月がつ，薩師俊しゅん又また兼任けんにん海軍かいぐん特務とくむ隊たい隊長たいちょう職務しょくむ。

陣じん亡ほろび武漢ぶかん

1938年ねん6月がつ，日にち軍ぐん占領せんりょう安あん慶けい，武漢ぶかん告つげ急きゅう，6月がつ，武漢ぶかん會戰かいせん全面ぜんめん打だ響ひびき，到いた了りょう10月がつ，為ため支援しえん武漢ぶかん地面じめん防空ぼうくう，海軍かいぐん司令しれい部ぶ令れい中山ちゅうざん艦かん撤下三門大炮支援武漢外圍防空火力，薩師俊しゅん不ふ得とく不ふ同意どうい，緊接著ちょ，中山なかやま艦かん被ひ派は負ふ責せめ警戒けいかい金口きんぐち至いたり嘉よしみ魚ぎょ、新堤しんづつみ沿江一帶いったい。其時，武漢ぶかん會戰かいせん已やめ接近せっきん尾お聲ごえ，日にち軍ぐん則のり派は飛ひ機き猛烈もうれつ轟とどろき炸金口こう至いたり城じょう陵りょう磯いそ一帶いったい。10月24日にち，薩師俊しゅん率りつ中山ちゅうざん艦かん在ざい金口きんぐち鎮赤矾山江面えづら巡じゅん防ぼう，上うえ午うま9時じ發現はつげん日本にっぽん偵察ていさつ機き，薩師俊しゅん命いのち全ぜん艦かん5門火かどび炮和3挺てい高射こうしゃ機き槍やり對たい日にち機き射擊しゃげき，日本にっぽん飛ひ機き遁走とんそう，11點てん再さい次つぎ出現しゅつげん，爾しか后きさき再さい遁，薩師俊しゅん令れい全ぜん艦かん一いち級きゅう戰備せんび，提ひさげ前ぜん午うま飯めし。中午なかうま，中山なかやま艦かん奉たてまつ命いのち駛往漢かん口こう，下しも午うま1時じ起おこり錨いかり，下しも午うま3時じ15分ふん遇ぐう上じょう6架か日本にっぽん轟とどろき炸機，薩師俊しゅん率りつ艦かん攻擊こうげき，但ただし艦かん首くび的てき厄やく立りつ肯炮在ざい連續れんぞく猛烈もうれつ發射はっしゃ後ご發生はっせい故障こしょう，日にち機き隨ずい機き猛烈もうれつ轟とどろき炸中山やま艦かん，首しゅ先さき中ちゅう彈だん的てき是ぜ舰尾左舷さげん，接せっ著ちょ锅炉舱也被ひ炸起火ひ，中山なかやま艦かん艦かん體からだ不堪ふかん炮火襲擊しゅうげき，產さん生せい劇烈げきれつ傾斜けいしゃ，官かん兵へい急きゅう忙せわし放下ほうか左右さゆう兩側りょうがわ逃生艇てい準備じゅんび棄艦求もとめ生せい，便びん強行きょうこう要よう將しょう薩師俊しゅん架か離はなれ中山ちゅうざん艦かん送おく醫い治療ちりょう，薩師俊しゅん不ふ肯離艦かん，堅持けんじ還かえ能のう指揮しき作戰さくせん，他た大聲おおごえ說せつ：「我わが艦長かんちょう也，艦長かんちょう必與艦かん共存きょうぞん亡ほろび，且此艦かん為ため中山ちゅうざん艦かん非ひ他た，乃我 總理そうり廣州こうしゅう蒙こうむ難むずかし時とき之の座ざ艦かん，況きょう我わが為ため三さん民主みんしゅ義ぎ信徒しんと，更さら不能ふのう棄此革命かくめい精神せいしん象徵しょうちょう之の中山なかやま艦かん。」惟おもんみ薩師俊しゅん身み為ため中山ちゅうざん艦かん一いち艦かん之これ長ちょう，職責しょくせき與あずか使命しめい所在しょざい，不ふ成功せいこう只ただ能成よしなり仁じん取と義よし，自じ應おう當とう與あずか中山ちゅうざん艦かん共ども存亡そんぼう。薩師俊しゅん雙そう腿もも被ひ炸斷，左ひだり臂ひじ受重傷きず，但ただし仍堅持けんじ指揮しき，不ふ肯離艦かん，但ただし中山なかやま艦かん已やめ失しつ去さ動力どうりょく，進水しんすい嚴重げんじゅう，船ふね身み大幅おおはば傾斜けいしゃ超過ちょうか40度ど，已やめ無む望もち得とく救すくえ，就在這時，下士かし陳ちん善よし恆つね眼め見日けんにち飛ひ機き機き槍やり盡つき往薩艦長かんちょう身體しんたい猛もう射い，用よう自己じこ血肉けつにく之の軀撲覆くつがえ薩師俊しゅん身上しんじょう，想そう幫艦長ちょう擋下所有しょゆう來襲らいしゅう子こ彈だん，但ただし最終さいしゅう薩師俊しゅん與あずか下士かし陳ちん善よし恆つね彈だん著ちょ累累るいるい，體からだ無む完膚かんぷ，雙そう雙そう壯烈そうれつ殉國じゅんこく。而中山やま艦かん也於下か午うま3點てん50分ふん沉沒於金口こう龙床矶，薩艦長ちょう的てき身み軀也與中山ちゅうざん艦かん沉入長江ちょうこう內。薩師俊成しゅんぜい為ため抗日こうにち戰爭せんそう和わ二に戰せん中陣なかじん亡ほろび的てき軍ぐん銜最高だか的てき中華民國ちゅうかみんこく海軍かいぐん軍ぐん官かん，也是中山ちゅうざん艦かん最さい后きさき一任いちにん艦長かんちょう。

身み後ご

福建ふっけん福ふく州しゅう市し鼓こ樓ろう區く朱しゅ紫むらさき坊ぼう的てき薩家大だい院いん暨薩師し俊しゅん故こ居きょ

薩師俊しゅん陣じん亡ほろび後ご，屍體したい沉入長江ちょうこう中ちゅう，沒ぼつ有ゆう被ひ打だ撈上うえ來らい 。在ざい他た死後しご，中華民國ちゅうかみんこく政府せいふ追つい授他為ため海軍かいぐん上うえ校こう，並なみ將はた他た奉たてまつ於忠ちゅう烈れつ祠ほこら。1975年ねん9月がつ3日にち，中華民國ちゅうかみんこく在ざい臺灣たいわん為ため紀き念ねん抗日こうにち戰爭せんそう勝利しょうり30周年しゅうねん，發行はっこう了りょう抗戰こうせん犧牲ぎせい將領しょうりょう一いち套6枚まい的てき郵票，其中就有薩師俊しゅん。

2002年初ねんしょ，中共ちゅうきょう相關そうかん政府せいふ部門ぶもん在ざい福ふく州しゅう市し鼓こ樓ろう區く朱しゅ紫むらさき坊ぼう的てき薩家大だい院いん加か掛かけ了りょう“薩師俊しゅん故こ居きょ”牌ぱい，其故居い現げん為ため中國ちゅうごく全國ぜんこく重點じゅうてん文物ぶんぶつ保護ほご單位たんい，屬ぞく于三坊七巷和朱紫坊建筑群的てき一いち部分ぶぶん 。2003年ねん10月がつ24日にち中山なかやま艦かん蒙こうむ難なん65周年しゅうねん紀き念ねん日び暨抗日び戰爭せんそう勝利しょうり58周年しゅうねん紀き念ねん之の時とき，福ふく州しゅう三山陵園中的中山艦福ふく州しゅう籍せき抗日こうにち將士しょうし之の墓はか落成らくせい，墓はか園えん建たて有ゆう中山ちゅうざん艦かん人物じんぶつ青銅せいどう組ぐみ雕，薩師俊也としや是ぜ其中人物じんぶつ之の一いち 。儘管薩師俊しゅん在ざい國民こくみん政府せいふ和わ中國共產黨ちゅうごくきょうさんとう兩方りょうほう的てき評價ひょうか中ちゅう都と被ひ認みとめ作さく是ぜ抗こう日にち英えい烈れつ，但ただし在ざい文化ぶんか大だい革命かくめい中なか，薩師俊生としお前ぜん留とめ下か的てき照あきら片かた遺物いぶつ等とう仍然被ひ共產黨きょうさんとう毀 。

2014年ねん，列れつ入いれ第だい一いち批著名ちょめい抗こう日にち英えい烈れつ和かず英雄ひでお群ぐん体からだ名めい录。

參まいり見み

• 雁かり門もん薩氏
• 中山なかやま艦かん