謝しゃ石せき秋あき

謝しゃ石せき秋あき（1879年ねん12月23日にち—1922年ねん1月がつ1日にち），譜ふ名めい瑞みず琳，一いち名めい維巖，字じ璆我，號ごう籟軒，別べつ號ごう石いし秋あき，以號行ぎょう，臺灣たいわん府ふ臺灣たいわん縣けん（今いま臺灣たいわん臺たい南市みなみいち）人にん，臺灣たいわん日にち治ち時期じき詩人しじん。

生平おいだいら

謝しゃ石せき秋生あきお於光緒いとぐち五ご年ねん十じゅう一いち月がつ十じゅう一いち日にち（1879年ねん12月23日にち），父ちち謝しゃ四圍しい為ため富商ふしょう，居きょ於臺灣たいわん府ふ治ち頂いただき南河みなみかわ街がい（今いま臺だい南市みなみいち中西なかにし區く和平わへい街がい），長兄ちょうけい謝しゃ友とも我わが為ため臺たい南みなみ府ふ生なま員いん，二兄謝群我則是武生員。光ひかり緒いとぐち十じゅう七なな年ねん（1891年ねん）進入しんにゅう臺たい南みなみ府ふ學がく就讀，成なり為ため生せい員いん，1891年ねん與あずか蔡國琳、胡えびす殿どの鵬おおとり、趙ちょう鍾麒、許もと南みなみ英すぐる等とう人ひと組織そしき浪なみ吟ぎん詩し社しゃ，1897年ねん和わ連れん橫よこ重じゅう振ふ浪なみ吟ぎん詩し社しゃ。1906年ねん應其おうご之の邀，一同いちどう前ぜん往《臺たい南みなみ新報しんぽう》漢かん文部もんぶ擔任たんにん記者きしゃ，後ご升ます為ため主筆しゅひつ，同年どうねん有ゆう感かん於浪吟ぎん詩し社しゃ逐漸沉寂，乃於1906年ねん和わ與あずか蔡國琳、連れん橫よこ、趙ちょう鍾麒、胡えびす殿どの鵬おおとり等とう創立そうりつ南みなみ社しゃ。據よりどころ連れん橫よこ〈臺灣たいわん詩し社しゃ記き〉所しょ述じゅつ，「籟軒」為ため謝しゃ石せき秋あき讀書どくしょ之の處しょ，亦また是ぜ南みなみ社しゃ詩人しじん聚會之これ所しょ，故こ謝しゃ石せき秋あき以「籟軒」為ため號ごう。

1914年ねん赴中華民國ちゅうかみんこく遊覽ゆうらん，1918年ねん以「臺灣たいわん在ざい異こと族ぞく統治とうち下か，無む由よし展てん其所懷ふところ」為ため由ゆかり，辭去じきょ報ほう社しゃ工作こうさく，前ぜん往日おうじつ本ほん，在ざい神戶こうべ經けい商しょう，創そう辦「凱南公司こうし」。1919年ねん4月がつ全ぜん家いえ搬遷至いたり日本にっぽん，定てい居きょ東京とうきょう，1922年ねん1月がつ1日にち（大正たいしょう十じゅう年ねん十じゅう二に月がつ初はつ四よん日にち）死し於神戶こうべ。

詩作しさく

其詩「和平わへい蘊藉，不ふ矜才俠氣而具見み真ま性情せいじょう」，寫うつし作さく主題しゅだい多おお為ため思念しねん故國ここく及對生命せいめい之の感嘆かんたん，亦また擅長以「宮みや體たい詩し」之の手法しゅほう描寫びょうしゃ女子じょし體たい態たい神しん貌。謝しゃ石せき秋あき之の詩作しさく原はら有ゆう近きん千せん首しゅ，但ただし大だい部分ぶぶん詩作しさく均ひとし已やめ散ち失しつ，1965年ねん其子謝しゃ國こく城じょう蒐集しゅうしゅう遺作いさく，刊かん印しるし成なり《謝しゃ籟軒詩集ししゅう》，僅有38首しゅ完かん整せい作品さくひん；其後1970年ねん盧の嘉よしみ興きょう撰せん寫うつし〈清きよし末まつ遺のこ儒台南みなみ謝しゃ氏し昆こん仲なか文武ぶんぶ秀才しゅうさい〉一文いちぶん，收錄しゅうろく另外18首しゅ「集あつまり外がい詩し」，總そう共とも未滿みまん60首しゅ。

家庭かてい

子こ謝しゃ國こく城じょう曾任立法りっぽう委員いいん，為ため臺灣たいわん棒ぼう球だま運動うんどう推廣者しゃ，另有長女ちょうじょ謝しゃ吻、次女じじょ謝禮しゃれい蘭らん、三さん女じょ謝しゃ汀みぎわ蘭らん。