貞さだ觀かん地震じしん

貞さだ觀かん地震じしん
貞さだ観かん地震じしん〔貞さだ觀かん地震じしん〕／じょうがんじしん

多賀たが 貞さだ觀かん地震じしん的てき震央しんおう相對そうたい位置いち示しめせ意圖いと
日にち期き	貞さだ觀かん11年ねん5月がつ26日にち 869年ねん7月がつ13日にち
震ふるえ级	Ms 8.3－8.6（估計值） MW >8.7－9.0（估計值）
震ふるえ中なか	38°30′N 143°48′E
影響えいきょう地區ちく	日本にっぽん
海嘯つなみ	有ゆう
傷きず亡ほろび	大約たいやく1,000人にん罹かか難がた

貞さだ觀かん地震じしん（日にち语：貞さだ観かん地震じしん〔貞さだ觀かん地震じしん〕／じょうがんじしん ^{Jōgan jishin */?}），又また稱たたえ為ため貞さだ觀かん三陸さんりく地震じしん（貞さだ観かん三陸さんりく地震じしん〔貞さだ觀かん三陸さんりく地震じしん〕／じょうがんさんりくじしん ^{Jōgan Sanriku jishin}），是ぜ指出さしで在ざい日本にっぽん平安へいあん時代じだい前期ぜんき、清和せいわ天皇てんのう貞さだ觀かん11年ねん5月がつ26日にち（869年ねん7月がつ13日にち）發生はっせい在ざい三陸さんりく近海きんかい的てき強烈きょうれつ地震じしん，原因げんいん推測すいそく為ため當時とうじ日本にっぽん海溝かいこう斷層だんそう錯動所しょ導しるべ致。據よりどころ估推算すいさん，這場芮氏地震じしん規模きぼ為ため8.3的てき以上いじょう，也引發はつ的てき巨きょ大だい海嘯つなみ造成ぞうせい了りょう當時とうじ日本にっぽん東部とうぶ沿海えんかい地區ちく巨大きょだい的てき損害そんがい。

地質ちしつ背景はいけい

日本にっぽん列島れっとう地ち處しょ歐おう亞あ大陸たいりく板ばん塊かたまり、北美きたみ洲しゅう板ばん塊かたまり、太平洋たいへいよう板いた塊かたまり和わ菲律賓まろうど海うみ板ばん塊かたまり4個こ板いた塊かたまり的てき交界處しょ，是ぜ組成そせい環太平洋かんたいへいよう火山かざん地震じしん帶たい的てき1部分ぶぶん。在ざい太平洋たいへいよう板いた塊かたまり、北美きたみ洲しゅう板ばん塊かたまり和わ歐おう亞あ大陸たいりく板ばん塊かたまり、菲律賓まろうど板ばん塊かたまり互相碰撞，讓ゆずる日本にっぽん列島れっとう逐漸從したがえ海底かいてい突起とっき，這變得とく日本にっぽん附近ふきん的てき地區ちく火山かざん、地震じしん等とう自然しぜん災害さいがい頻發ひんぱつ。

這場地震じしん震央しんおう位い於在日本にっぽん海溝かいこう，也是由ゆかり逆ぎゃく斷層だんそう錯動所しょ導しるべ致的大型おおがた逆ぎゃく衝區地震じしん，跟在21世紀せいき初はつ發生はっせい的てき東日本ひがしにっぽん大だい地震じしん屬ぞく於同一いち類型るいけい。

震ふるえ害がい情況じょうきょう

史書ししょ《日本にっぽん三さん代だい實錄じつろく》（又また稱たたえ《三さん代だい實錄じつろく》，於醍醐天皇だいごてんのう延喜えんぎ元年がんねん（901年ねん）成なり書しょ）中ちゅう，對たい貞さだ觀かん地震じしん進行しんこう了りょう詳細しょうさい的てき紀き錄ろく。

貞さだ觀かん十じゅう一いち年ねん五ご月がつ廿にじゅう六ろく日にち（869年ねん7月がつ13日にち），地震じしん發生はっせい：

“ ⋯⋯五ご月がつ廿にじゅう六ろく日にち癸みずのと未み，陸奧みちのく國こく地ち大だい震動しんどう，流りゅう光こう如晝隱かくれ映うつ。頃ころ之の，人民じんみん叫さけべ呼よび，伏ふく不能ふのう起おこり，或ある屋や仆壓死し、或ある地ち裂きれ埋うめ殪；馬ば牛うし駭奔，或ある相あい昇のぼり踏。城しろ（郭かく）倉庫そうこ、門もん櫓ろ墻壁，頽くずおれ落顛覆てんぷく，不知ふち其數；海うみ口こう哮たけ吼ほえ，聲こえ似に雷霆らいてい；驚おどろき濤涌潮しお，泝洄漲長ちょう，忽ゆるがせ至いたり城下じょうか，去さ海うみ數すう十じゅう百ひゃく里り，浩ひろし々不辨ふべん其涯諸もろ。原野げんや道路どうろ，惣そう爲ため滄溟そうめい，乘船じょうせん不ふ遑，登山とざん難なん及，溺死できし者しゃ千せん許もと，資產しさん苗なえ稼，殆無孑遺焉。⋯⋯ ”

朝廷ちょうてい的てき應對おうたい

當時とうじ的てき日本にっぽん朝廷ちょうてい反應はんのう緩慢かんまん，直ちょく到いた三さん個月かげつ後ご的てき貞さだ觀かん十じゅう一いち年ねん九きゅう月がつ七なな日にち（869年ねん10月がつ19日にち）才ざい有ゆう所しょ動作どうさ，派遣はけん使者ししゃ勘かん察災情じょう：

“ ⋯⋯九きゅう月がつ七なな日にち辛からし酉とり⋯⋯以從したがえ五ご位い上じょう行くだり左衛門さえもん權けん佐さ兼けん因幡いなば權けん介かい．紀きの朝臣あそん春枝はるえ爲ため檢けん陸奧みちのく國こく地震じしん使し；判官ほうがん一いち人にん、主しゅ典てん一いち人にん。⋯⋯ ”

同年どうねん十じゅう月がつ十じゅう三さん日にち（11月24日にち），清和せいわ天皇てんのう正式せいしき下か詔みことのり妥善安置あんち生還せいかん者しゃ、埋葬まいそう死者ししゃ，並なみ免除めんじょ災わざわい民みん之の勞役ろうえき及賦稅ぜい：

“ ⋯⋯十じゅう月がつ十じゅう三さん日にち丁ちょう酉とり，詔みことのり曰：「羲農のう異こと代だい，未み隔へだた於憂勞ろう；堯舜しゅん殊こと時じ，猶なお均ひとし於愛育あいいく；豈あに唯ただ地震じしん周しゅう日にち，姫ひめ文あや於是責せめ躬；旱ひでり流りゅう殷いん年ねん，湯ゆ帝みかど以之罪ざい己おのれ。朕ちん以寡昧，欽若鴻おおとり圖ず，脩おさむ德とく以奉靈れい心しん、莅のぞき政せい而從民望みんぼう，思おもえ使し率土そっと之これ内ない，同どう保ほ福ぶく於遂生せい；編戶あみど之の間あいだ，共きょう銷災於非命いのち，而惠化か罔孚。至誠しせい不感ふかん，上うえ玄げん降くだ譴，厚あつ載の虧方。如聞陸奧みちのく國境こっきょう地震じしん尤ゆう甚，或ある海水かいすい暴溢而爲患，或ある城しろ宇頽壓あつ而致殃。百姓ひゃくしょう何なん辜，罹かか斯禍毒どく？憮然ぶぜん愧懼，責せめ深ふか在ざい予よ。今いま遣や使者ししゃ，就布恩おん煦，使つかい與國よこく司し；不ふ論ろん民みん夷えびす，勤つとむ自じ臨撫，既すんで死者ししゃ盡つき加か收おさむ殯，其存者しゃ詳しょう崇たかし賑恤しんじゅつ；其被害ひがい太ふとし甚者，勿輸租調；鰥寡孤獨こどく、窮きゅう不能ふのう自立じりつ者しゃ，在所ざいしょ斟量，厚あつ宜むべ支ささえ濟ずみ，務つとむ盡つき矜恤之の旨むね，俾若朕ちん親おや覿焉。」⋯⋯ ”

參まいり見み

• 大型おおがた逆ぎゃく衝區地震じしん
• 明治めいじ三陸さんりく地震じしん
• 昭和しょうわ三さん陆地震じしん
• 日本にっぽん東北とうほく地方ちほう太平洋たいへいよう近海きんかい地震じしん