隘勇

隘勇，是ぜ臺灣たいわん清治きよじ時期じき為ため防ぼう範はん原住民げんじゅうみん攻擊こうげき，以保護ほご國家こっか邊べ界かい的てき邊あたり防ぼう制度せいど，關せき於隘勇いさみ的てき設立せつりつ可か追おい溯さかのぼ至いたり「土ど牛うし界線かいせん」的てき劃設。清治きよじ末期まっき，轉てん為ため侵おかせ墾山區く資源しげん，而逐步ふ向東むかいひがし擴張かくちょう領土りょうど的てき制度せいど。於臺灣たいわん殖民しょくみん史し中ちゅう，扮ふん演えんじ重要じゅうよう的てき角かく色しょく。

歷史れきし

隘勇線せん

清しん代だい的いくわ台灣たいわん隘勇制度せいど初はつ為ため保障ほしょう土地とち墾殖，至いたり清末きよすえ官かん隘與私わたし隘並存へいそん，自じ光ひかり緒いとぐち十じゅう二に年ねん（1886年ねん）廢除はいじょ私わたし隘併入いれ官かん隘，直屬ちょくぞく臺灣たいわん撫なで墾局。日にち治ち時期じき沿襲清末きよすえ的てき隘勇制度せいど，設しつらえ隘寮置おけ隘勇駐ちゅう守もり，將はた原住民げんじゅうみん居住きょじゅう的てき山地さんち區域くいき與あずか其附近山ちかやま腰こし或ある平地ひらち，做一明顯的界線切割。利用りよう鐵てつ絲いと電でん網もう、木き牆或哨站所しょ延伸えんしん或ある拓ひらけ展てん的てき防衛ぼうえい線せん稱しょう為ため隘勇線せん。被ひ當局とうきょく僱用，用よう以防守もり隘勇線せん的てき人員じんいん稱しょう為ため隘勇，民間みんかん或ある受政府せいふ補助ほじょ僱用的てき防ぼう守もり人員じんいん則そく稱しょう為ため隘丁。

明治めいじ三さん十じゅう五ご年ねん（1902年ねん）南庄みなみしょう事件じけん後こう取消とりけし隘勇補助ほじょ，當局とうきょく政策せいさく轉てん為ため利用りよう武力ぶりょく，向こう隘勇線せん推進すいしん，強迫きょうはく原住民げんじゅうみん政權せいけん歸順きじゅん、搬遷，致使其固有こゆう領土りょうど喪失そうしつ。四よん十じゅう三さん年ねん（1910年ねん）臺灣たいわん總督そうとく佐久間さくま左ひだり馬うま太ふとし開始かいし進行しんこう五ご年ねん理り蕃しげる計畫けいかく，以軍隊たい討伐とうばつ、推進すいしん隘勇線せん並なみ架設かせつ通電つうでん網もう等とう方法ほうほう，對たい原住民げんじゅうみん施行しこう鎮壓ちんあつ。接せっ著ちょ又また實施じっし地理ちり調ちょう查與測はか繪え地圖ちず，調しらべ查蕃地ち的てき農業のうぎょう狀況じょうきょう、土地とち安全あんぜん、礦物資源しげん，準備じゅんび開發かいはつ山やま區く資源しげん。自じ大正たいしょう五ご年ねん至いたり六ろく年ねん（1916年ねん–1918年ねん）起おこり，因原いんばら住民じゅうみん反抗はんこう漸やや弱じゃく，各地かくち的てき隘勇線せん便びん逐步裁さい撤。在ざい理り蕃しげる道路どうろ修築しゅうちく完成かんせい後ご，九きゅう年ねん（1920年ねん）大だい部分ぶぶん隘勇線せん皆みな已やめ撤除，十じゅう五ご年ねん（1926年ねん）全面ぜんめん廢除はいじょ隘勇制度せいど。

隘勇線せん列れつ表ひょう

名稱めいしょう	所在地しょざいち	隘勇數すう
景けい尾お隘勇線せん	臺北たいぺい縣けん景けい尾お辦務署しょ	60
三角みすみ湧ゆう隘勇線せん	臺北たいぺい縣けん三角みすみ湧ゆう辦務署しょ	220
新しん竹たけ隘勇線せん	新しん竹たけ縣けん新しん竹たけ辦務署しょ	330
苗なえ栗ぐり隘勇線せん	臺たい中ちゅう縣けん苗なえ栗ぐり辦務署しょ	350
台たい中ちゅう隘勇線せん	臺たい中ちゅう縣けん台だい中ちゅう辦務署しょ	420
南みなみ投とう隘勇線せん	臺たい中ちゅう縣南けんなん投とう辦務署しょ	29
宜むべ蘭らん隘勇線せん	宜むべ蘭らん廳ちょう宜むべ蘭らん辦務署しょ	140
羅ら東ひがし隘勇線せん	宜むべ蘭らん廳ちょう羅ら東ひがし辦務署しょ	90
六ろく龜かめ隘勇線せん	高雄たかお州しゅう旗はた山やま郡ぐん蕃地ばんち