滕王閣かく序じょ

元もと 夏なつ永ひさし繪え《滕王閣かく圖ず》

《滕王閣かく序じょ》，原題げんだい作さく《滕王閣かく詩し序じょ》，全ぜん名な《秋日しゅうじつ登のぼり洪ひろし府ふ滕王閣かく餞別せんべつ序じょ》，初はつ唐とう四よん傑すぐる之これ一いち王おう勃作品さくひん，作さく於唐とう高だか宗むね上うえ元もと二に年ねん九きゅう月がつ九きゅう日にち（675年ねん10月がつ3日にち），是ぜ古今ここん傳でん誦的駢文名な篇へん。全ぜん篇へん773字じ，產さん生せい了りょう40個こ成語せいご，涉わたる及37個こ典故てんこ。

創作そうさく背景はいけい

上うえ元もと二に年ねん（675年ねん）九月九日重陽節王勃探親路過南みなみ昌あきら，正せい值洪州都しゅうと督とく（洪ひろし州しゅう牧まき）閻伯嶼重じゅう修おさむ滕王閣かく畢，於閣上大かみおお宴えん賓客ひんきゃく，餞別せんべつ新任しんにん新しん州しゅう刺史しし宇文うぶん氏し一いち行ぎょう。閻已命いのち其女婿じょせい吳くれ子こ章あきら備好序文じょぶん以為誇ほこ耀，席上せきじょう假かり意い邀請在ざい座ざ賓客ひんきゃく為ため滕王閣かく寫うつし作さく序文じょぶん，眾賓客きゃく推辭，豈あに不ふ料りょう王おう勃竟提ひさげ筆ひつ大作たいさく。

有ゆう關せき《滕王閣かく序じょ》的てき由來ゆらい，唐とう末まつ王おう定じょう保ほ的てき《唐から摭言》的てき記載きさい如下：王おう勃作《滕王閣かく序じょ》時じ年ねん僅十じゅう四よん（實じつ為ため二に十じゅう五ご），閻公不ふ相あい信しん他た的てき能力のうりょく，閻公希望きぼう讓ゆずる其婿孟はじめ學士がくし作さく序じょ以彰其名。不ふ料りょう在ざい假かり謙讓けんじょう時じ，王おう勃卻直接ちょくせつ提ひさげ筆ひつ就作，讓ゆずる閻公憤然ふんぜん離はなれ席せき，至いたり配はい室しつ更衣ころもがえ，並なみ派は人じん伺其下か筆ひつ。使者ししゃ回報かいほう下か筆ひつ的てき第だい一いち段だん是ぜ「豫よ章あきら故こ郡ぐん，洪ひろし都と新しん府ふ」，閻公覺さとし得とく「亦また是ぜ老生ろうせい常談じょうだん」；接せっ著しる又また報ほう：「星ほし分ぶん翼つばさ軫，地ち接せっ衡廬。」閻又說せつ：「無む非ひ是ぜ些舊事ごと罷やめ了りょう。」接せっ下か來らい的てき「臺たい隍枕夷えびす夏なつ之の交，賓まろうど主ぬし盡つき東南とうなん之の美よし」，公おおやけ聞之，沉吟不言ふげん；及至「落霞與あずか孤こ鶩齊飛ひ，秋水しゅうすい共ども長ちょう天てん一色いっしょく」一いち句く，乃大驚おどろき「此真天才てんさい，當とう垂たれ不朽ふきゅう矣！」，出立しゅったつ於勃側がわ而觀，遂とげ亟請宴えん所しょ，極ごく歡而罷やめ。

……

文ぶん徵しるし明あきら書法しょほう《滕王閣かく序じょ》

參まいり見み

• 王おう勃
• 滕王閣かく
• 駢文
• 初はつ唐とう四よん傑すぐる
• 唐から邦治くにじ：《王子おうじ安やす秋日しゅうじつ登のぼり洪ひろし府ふ滕王閣かく宴えん餞はなむけ序じょ詳しょう註》
• 道坂どうざか昭廣あきひろ：〈關せき於王勃〈滕王閣かく序じょ〉的てき幾いく個こ問題もんだい （頁ぺーじ面めん存そん檔備份，存そん於網あみ際ぎわ網もう路ろ檔案館かん）〉。