硓𥑮石いし

澎湖望もち安やす花はな宅たく牆體硓𥑮石いし構造こうぞう

硓𥑮石いし（臺灣たいわん話ばなし：Ló-koo-tsio̍h、英語えいご：coral stone），是ぜ澎湖地區ちく對たい珊瑚礁さんごしょう石灰岩せっかいがん的てき稱呼しょうこ，也可指ゆび其他表面ひょうめん十じゅう分ふん粗ほぼ糙、尖銳せんえい的てき岩いわ塊かたまり。又また作さく「咾咕石せき」、「咕咾石せき」、「𥑮硓石」等とう。在ざい澎湖傳統でんとう建築けんちく中ちゅう作為さくい建材けんざい使用しよう。

成因せいいん

在ざい海洋かいよう中ちゅう生活せいかつ的てき珊瑚さんご死亡しぼう後ご，其骨骸むくろ在ざい海底かいてい沉積，隨時ずいじ間あいだ推移すいい，逐漸堆積たいせき、增ぞう厚あつ，成なり為ため以珊瑚さんご骨こつ骸むくろ為ため主體しゅたい的てき珊瑚礁さんごしょう。若わか因いん地殼ちかく運動うんどう上うえ升ます，或ある海水かいすい面めん下降かこう而出露ろ於海面めん，則のり為ため隆起りゅうき珊瑚礁さんごしょう。日にち久ひさ鹽分えんぶん漸やや少しょう，即そく可か運用うんよう於建材ざい。

命名めいめい

菜さい宅たく

硓𥑮石いし一詞可見於清しん代だい文獻ぶんけん《澎湖廳ちょう志こころざし》卷まき十じゅう〈物產ぶっさん篇へん〉：「老ろう古石ふるいし，府ふ志こころざし作さく𥕍𥕏石いし，云うん生せい海中かいちゅう，皆みな鹹鹵結成けっせい，粗そ劣れつ易えき腐くさ，士人しじん置おけ盆ぼん盌中充たかし玩。陳ちん廷憲云うん：海底かいてい亂らん石せき，磊砢鬆す脆もろ，俗名ぞくみょう老ろう古石ふるいし。拾じつ運うん到いた家いえ，俟鹹氣き去さ盡つき，即そく成なり堅實けんじつ，以築牆、砌みぎり屋や皆みな然しか。」說明せつめい此岩塊かたまり生成せいせい於海中ちゅう，待まち鹽分えんぶん減少げんしょう後ご，利用りよう其堅實けんじつ的てき特性とくせい來らい築ちく牆砌屋や。

一說いっせつ「硓𥑮」之の名めい是ぜ由よし珊瑚さんご之の英譯えいやく「coral」而來，發音はつおん接近せっきん閩南語ご「𥑮硓」。如果「𥑮硓石」是ぜ由よしcoral一詞轉音而來，「硓𥑮石いし」就有可能かのう是ぜ從したがえ「𥑮硓石」訛なまり變へん而成，因いん此「𥑮硓石」似に是ぜ珊瑚礁さんごしょう岩がん體からだ的てき原始げんし俗稱ぞくしょう。

運用うんよう

早年そうねん澎湖民みん宅たく牆體多用たよう硓𥑮石いし砌みぎり成なり。另外，澎湖終年しゅうねん少雨しょうう，海風かいふう強きょう盛もり，土壤どじょう帶たい鹽分えんぶん令れい植うえ蔬生長せいちょう不易ふえき，居きょ民みん也利用りよう硓𥑮石在いしざい住宅じゅうたく或ある菜さい圃前圍かこえ起おこり疏朗的てき矮牆，用よう以防風ふう，此種建築けんちく又また稱たたえ為ため菜さい宅たく。清きよし道みち光こう年間ねんかん築ちく鳳おおとり山縣やまがた城しろ牆亦採用さいよう此石，是ぜ臺灣たいわん的てき古老ころう建材けんざい。

今日きょう，仍可在ざい澎湖看み見み許多きょた硓𥑮石いし建築けんちく物ぶつ，尤ゆう以白しろ沙すな、西にし嶼、望もち安やす為ため最さい舊稱きゅうしょう「花はな宅たく」的てき望もち安やす鄉きょう中社なかやしろ村むら，由ゆかり於古厝保存ほぞん完かん整せい，在ざい2004年ねん被ひ列れつ入いれ「世界せかい100大だい最さい值得關せき懷ふところ及保存ほぞん的てき文化ぶんか紀き念ねん物ぶつ」，2010年ねん，由ゆかり文ぶん建けん會かい（中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか部ぶ前身ぜんしん）正式せいしき登錄とうろく為ため「重要じゅうよう聚落しゅうらく」。西にし嶼二に崁陳ちん宅たく、白しろ沙すな通どおり梁はり古こ厝等亦また流傳りゅうでん至いたり今いま。

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