錢ぜに策さく

錢ぜに策さく（1569年ねん—1642年ねん），字じ國くに猷，一いち字じ靖やすし甫はじめ，號ごう霜しも松まつ，南みなみ直ただし隸廬いおり州しゅう府ふ無為むい州しゅう匠たくみ籍せき，明朝みょうちょう政治せいじ人物じんぶつ。

生平おいだいら

萬まん曆れき十じゅう六ろく年ねん（1588年ねん）戊子ぼし科か應おう天てん鄉きょう試ためし舉人，二に十じゅう九きゅう年ねん（1601年ねん）辛からし丑うし科か進士しんし，授南京なんきん刑部おさかべ主事しゅじ，東あずま寧やすし侯こう焦こげ文ぶん耀子こ毆殺おうさつ奕客李り秋あき，誣以盜ぬすめ，諸しょ司つかさ畏かしこ勢いきおい不ふ敢問，策さく按其獄ごく，論ろん如法にょほう，以此得とく名めい。改あらため兵部ひょうぶ職方しょくかた司し，以部民力みんりょく攻おさむ漕こげ撫なで，與あずか諸賢しょけん論ろん不ふ協きょう，出で為ため貴き陽ひ府ふ知ち府ふ，萬曆四十年被貴州巡撫胡えびす桂かつら芳かおる參まいり劾屑越えつ職しょく守もり，肆意しい妄行，遂とげ聽調回かい籍せき。四よん十じゅう六ろく年ねん十じゅう月がつ，以薦起おこり升ます光こう祿ろく寺てら少しょう卿きょう。天啟てんけい初はつ，薰かおる蕕雜沓ざっとう，二年七月升南京太僕寺少卿，三年以京察被令致仕。六年起升南京光祿寺卿，後ご推操江こう通とおる政せい少しょう司つかさ寇，不ふ果はて用よう。崇たかし禎ただし八はち年ねん乙おつ亥い寇亂，有ゆう孤城こじょう善後ぜんご之の疏。崇たかし禎ただし十じゅう五ご年ねん壬みずのえ午うま（1645年ねん）張ちょう獻けんじ忠ただし圍かこえ廬いおり州しゅう，城しろ陷おちい被ひ執と，不屈ふくつ死し之の，贈おく大だい理り寺てら卿きょう，蔭かげ一いち孫まご入にゅう監かん讀書どくしょ。