譙國桓氏

譙國桓氏，是ぜ中國ちゅうごく古代こだい的てき一いち個こ桓姓士族しぞく，祖そ籍せき譙國（今いま安徽あんき懷ふところ遠とお），有ゆう自じ東ひがし漢かん至いたり東あずま晉一しんいち直ちょく活躍かつやく於政治せいじ舞台ぶたい，有ゆう譙國龍りゅう亢桓氏し和わ譙國銍縣桓氏兩個りゃんこ支族しぞく。在ざい東あずま晉すすむ前期ぜんき，譙國龍りゅう亢桓氏し與あずか另一士族しぞく陳ひね郡ぐん謝しゃ氏し一直處於分庭抗禮的狀態。

起源きげん

譙國桓氏本ほん為ため齊ひとし人じん，是ぜ齊ひとし桓公かんこう的てき後裔こうえい，以齊桓公かんこう諡號しごう命いのち氏し。西にし漢かん中期ちゅうき，桓榮的てき六世祖遷入譙國龍亢。西にし漢かん末まつ年ねん，桓榮自じ洛陽らくよう跟隨朱しゅ普ひろし學習がくしゅう《歐おう陽ひ尚書しょうしょ》，後ご被ひ漢かん光武みつたけ帝みかど任命にんめい為ため議ぎ郎ろう、太子たいし少しょう傅でん、太ふとし常つね。漢かん明あかり帝みかど繼つぎ位い後ご，為ため感謝かんしゃ老師ろうし，拜はい桓榮為ため五更ごこう、關せき內侯。桓榮之これ後ご，其子孫しそん承うけたまわ襲かさね家業かぎょう，累るい世よ傳でん襲かさね《歐おう陽ひ尚書しょうしょ》，成なり為ため經學けいがく世よ家か。

晉すすむ元もと帝みかど時期じき，散ち騎き常つね侍さむらい桓彝子こ五ご人にん均ひとし典てん要職ようしょく，尤ゆう以桓溫、桓沖二人ふたり為ため代表だいひょう。桓溫消滅しょうめつ成なり漢かん後ご，名聲めいせい震ふるえ主ぬし，地位ちい隆たかし高だか，成なり為ため一いち代だい權臣けんしん；桓沖接せっ掌てのひら桓溫權けん位い時じ，由ゆかり於性格せいかく較溫和おんわ，未み有ゆう以權臣けんしん的てき姿態したい凌駕りょうが皇室こうしつ，但ただし其朝中ちゅう地位ちい同樣どうよう崇高すうこう。桓溫之子ゆきこ桓玄後來こうらい更さら曾篡奪だつ皇位こうい，建立こんりゅう桓楚，改元かいげん永えい始はじめ，幾いく乎覆滅ふくめつ東あずま晉すすむ。但ただし桓楚政權せいけん不ふ得とく人心じんしん，未ひつじ達たち兩年りょうねん而遭劉りゅう裕ひろし等とう人ひと擊げき潰つぶせ，桓玄死後しご其堂弟おとうと桓謙奉還ほうかん國璽こくじ於晉室しつ，《晉すすむ書しょ》再さい以桓謙けん、桓石綏等とう人ひと之の死し，標しるべ誌し著ちょ桓楚政權せいけん的てき滅亡めつぼう。桓楚敗亡はいぼう後ご，桓氏家族かぞく亦また走はし向こう沒落ぼつらく。

東ひがし漢かん時代じだい桓氏家族かぞく成員せいいん

第だい一いち代だい

• 桓榮：官かん拜はい議ぎ郎ろう、太子たいし少しょう傅でん、太ふとし常つね、五更ごこう、關せき內侯。是ぜ東ひがし漢かん桓氏經學けいがく世よ家か的てき始はじめ源げん。

第だい二に代だい

• 桓雍：桓榮之子ゆきこ，早死はやじに。
• 桓郁：桓榮之子ゆきこ，嗣爵。官かん拜おがめ太ぶと常つね，繼承けいしょう父親ちちおや擔任たんにん帝みかど師し。

第だい三さん代だい

• 桓普：桓郁之子ゆきこ，桓郁死後しご嗣爵，其爵一いち直傳じきでん至いたり曾孫そうそん輩やから。
• 桓延：桓郁之子ゆきこ。
• 桓焉：桓郁之子ゆきこ，先後せんご擔任たんにん光ひかり祿ろく大夫たいふ、太ふとし常つね、太ふとし傅でん、大だい鴻おおとり臚。
• 桓俊：桓郁之子ゆきこ。
• 桓酆：桓郁之子ゆきこ。
• 桓良：桓郁之子ゆきこ。

第だい四よん代だい

• 桓衡：桓焉之子ゆきこ。
• 桓順：桓焉之子ゆきこ。
• 桓麟：桓酆之子ゆきこ。
• 桓鸞：桓良之子ゆきこ，官かん至いたり議ぎ郎ろう。

第だい五ご代だい

• 桓典：桓順之子ゆきこ，曾與大將軍だいしょうぐん何なん進しん共謀きょうぼう誅滅ちゅうめつ宦官かんがん，官かん至いたり光ひかり祿ろく勳くん。
• 桓彬：桓麟之子ゆきこ，著名ちょめい文學ぶんがく家か，與あずか蔡邕齊ひとし名めい。
• 桓曄：桓鸞之子ゆきこ，以志行ぎょう聞名於世的てき名士めいし，最後さいご死し於合浦がつぽ郡ぐん的てき獄中ごくちゅう。

東あずま晉すすむ時代じだい桓氏家族かぞく成員せいいん

先代せんだい

• 桓彝父親ちちおや桓顥：官かん至いたり郎ろう中ちゅう。

第だい一いち代だい

• 桓彝：東あずま晉すすむ散ち騎き常つね侍さむらい、宣せん城じょう內史。

第だい二に代だい

• 桓溫：桓彝之子ゆきこ。東あずま晉すすむ權臣けんしん，曾三度北伐和平滅成なり漢かん，官かん至いたり大だい司馬しば。
• 桓雲：桓彝之子ゆきこ。襲爵しゅうしゃく，官かん至いたり江え州しゅう刺史しし。
• 桓豁：桓彝之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう，官かん至いたり征せい西にし大將軍だいしょうぐん。
• 桓祕：桓彝之子ゆきこ。官かん至いたり輔國將軍しょうぐん、宣せん城じょう內史。桓溫臨死りんし時じ與あずか桓溫子こ桓熙和わ桓濟合ごう謀殺ぼうさつ死し將はた接せっ掌てのひら桓溫兵へい眾的桓沖。事こと敗はい後ご被ひ朝廷ちょうてい棄用。
• 桓沖：桓彝之子ゆきこ。桓彝幼子おさなご，有武ありたけ幹みき，受桓溫ゆたか器き重じゅう。官かん至いたり車しゃ騎き將軍しょうぐん。

第だい三さん代だい

• 桓熙：桓溫長子ちょうし。初はつ被ひ立たて為ため世子せいし，但ただし因よし才能さいのう不ふ高こう，桓溫將兵しょうへい眾都交給桓沖。桓溫臨死りんし時じ曾與桓濟和わ桓祕謀殺ぼうさつ桓沖，失敗しっぱい後ご被ひ徙至長ちょう沙すな。
• 桓濟：桓溫之子ゆきこ。與あずか桓熙謀殺ぼうさつ桓沖失敗しっぱい，被ひ徙至長ちょう沙すな。
• 桓歆：桓溫之子ゆきこ。封ふう臨賀公こう。
• 桓禕：桓溫之子ゆきこ。愚ぐ笨，五榖ごこく不ふ分ぶん。
• 桓偉：桓溫之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう，官かん至いたり安西あんざい將軍しょうぐん、領りょう南蠻なんばん校こう尉じょう、荊州刺史しし、使つかい持じ節ぶし督とく荊益えき寧やすし秦はた梁りょう五ご州しゅう諸しょ軍事ぐんじ。
• 桓玄：桓溫幼子おさなご。襲かさね桓溫爵。東あずま晉すすむ官かん至いたり相國しょうこく，後ご篡位建立こんりゅう桓楚。最終さいしゅう被ひ劉りゅう裕ひろし所ところ主持しゅうもち的てき討伐とうばつ軍ぐん擊げき敗はい並なみ被ひ殺ころせ。
• 桓伯子こ：桓溫二に女じょ，嫁よめ王おう愉。
• 桓氏：桓溫之の女おんな。嫁よめ王おう敬たかし弘ひろし。
• 桓序：桓雲之子ゆきこ。宣せん城じょう內史。
• 桓權：桓石康之やすゆき兄けい。
• 桓石虔けん：桓豁之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう。
• 桓石秀しゅう：桓豁之子ゆきこ。博覽はくらん群ぐん書しょ，喜好きよし老ろう莊そう，不ふ貪むさぼ榮譽えいよ爵位しゃくい，亦また擅長騎射きしゃ。
• 桓石民みん：桓豁之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう。曾派兵はへい擊げき殺ころせ苻丕。
• 桓石生せい：桓豁之子ゆきこ。東あずま晉すすむ官員かんいん。
• 桓石綏：桓豁之子ゆきこ。東あずま晉すすむ官員かんいん，後ご投とう桓玄。桓玄敗はい死後しご被ひ殺ころせ。
• 桓石康やすし：桓豁之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう。
• 桓女幼よう：桓豁之の女おんな。嫁よめ予よ潁川庾友之子ゆきこ庾宣，她曾向こう桓溫求もとめ情じょう，令れい庾友全ぜん家いえ免めん於被殺ころせ。
• 桓蔚：桓祕之子ゆきこ。散ち騎き常つね侍さむらい、游ゆう擊げき將軍しょうぐん。桓玄後ご封ふう其為醴陵王おう。
• 桓嗣：桓沖之子ゆきこ。官かん至いたり江え州しゅう刺史しし。
• 桓謙：桓沖之子ゆきこ。受桓玄げん倚重。桓玄敗はい死後しご投とう奔姚興，後こう被ひ殺ころせ。
• 桓脩：桓沖之子ゆきこ。東あずま晉すすむ將領しょうりょう，官かん至いたり右みぎ將軍しょうぐん。桓玄篡位後任こうにん撫なで軍ぐん大將軍だいしょうぐん。後こう被ひ劉りゅう裕ひろし主持しゅうもち的てき討伐とうばつ軍ぐん殺害さつがい。
• 桓崇：桓沖之子ゆきこ。
• 桓弘：桓沖之子ゆきこ。
• 桓羨：桓沖之子ゆきこ。
• 桓怡：桓沖之子ゆきこ。

第だい四よん代だい

• 桓亮：桓濟之子ゆきこ。桓玄敗はい死後しご，自じ號ごう江え州しゅう刺史しし，後來こうらい又また自じ號ごう鎮南將軍しょうぐん、湘州刺史しし，最後さいご戰死せんし於益陽ひ。
• 桓濬：桓偉之子ゆきこ。
• 桓邈：桓偉之子ゆきこ。
• 桓升：桓玄之子ゆきこ。封ふう豫よ章あきら王おう，桓玄死後しご亦また被ひ捕と，於江陵りょう被ひ殺ころせ。
• 桓放之の：桓序之子ゆきこ。
• 桓洪：桓石虔けん長子ちょうし。襄じょう城じょう太守たいしゅ。
• 桓振：桓石虔けん之子ゆきこ。桓玄篡位敗はい死後しご曾攻陷おちい江こう陵りょう劫こう持じ晉すすむ安やす帝みかど，後こう在ざい與あずか劉りゅう懷ふところ肅的てき作戰さくせん中ちゅう被ひ殺ころせ。
• 桓誕：桓石虔けん五ご子し。嗣爵。
• 桓稚玉だま：桓石秀之ひでゆき子こ。嗣爵。後ご獲え桓玄封ふう為ため臨沅王おう。
• 桓胤：桓嗣之子ゆきこ。嗣爵。累るい任にん秘書ひしょ丞すすむ、中書ちゅうしょ郎ろう、秘書ひしょ監かん。桓玄後任こうにん其為吏部尚書しょうしょ。
• 桓尹：桓脩之子ゆきこ。

其他族ぞく人じん

• 桓石松ひかげのかずら：桓振、桓亮等とう死後しご，呼應こおう殷いん仲なか文ぶん等とう人ひと，欲よく擁立ようりつ桓胤再起さいき。
• 桓希：桓玄篡位之これ後ご，任にん梁やな州しゅう刺史しし。後こう被ひ益えき州しゅう刺史しし毛もう璩殺ころせ於漢かん中ちゅう。
• 桓山客きゃく：桓楚之の輔國將軍しょうぐん。
• 桓珍：桓楚之の輔國將軍しょうぐん。

參まいり見み

• 譙國桓氏世よ系圖けいず
• 桓楚
• 桓姓