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ろん衡/27

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  谷所たにどころ患,患言ごとぞう其實;ちょぶんたれやめ溢其しん稱美しょうび其善,しんあくぼつ其罪。なにそく俗人ぞくじん好奇こうきげん不用ふよう也。ほまれじんぞう其美,のり聞者不快ふかい其意;毀人えき其惡,のり聽者ちょうしゃ愜於しん。聞一ぞう以為じゅうひゃくえき以為せん使つかいおっと純朴じゅんぼくことじゅうひゃくばんしんしかこれ千反せんだんまんほとりぼく哭於練絲ねりいと楊子ようじ哭於歧道,ぶたきずしつほん,悲離其實也。蜚流げんひゃくでんこれ小人こどもくちはせ閭巷あいだ,其猶是也これや諸子しょしぶん筆墨ひつぼく疏,(ひと)〔だい賢所かしこどころちょみょうおもえしょしゅうむべ如其なおあるぞう;儻經げいげん如其じつ乎,げんしん莫過聖人せいじんけいげいまんせい不易ふえきなおある溢增其實。ぞう其實みな有事ゆうじため妄亂あやま以少ため也。しか而必ろんこれしゃ方言ほうげんけいげいふえあずかつて也。けいぞういちりゃく舉較ちょれいとぼけ惑之じん觀覽かんらんさいとく以開しんどおりあかつきかい覺悟かくご

  《尚書しょうしょ》「協和きょうわ萬國ばんこく」,堯德致太平之ひらのしょなつ并及夷狄いてき也。げん協和きょうわかたがい可也かなりごと萬國ばんこくぞう也。

  おっととうあずかしゅう,俱治千里せんり內。しゅう諸侯しょこうせんななひゃくきゅうじゅうさんこくあらふくえびすふくようふく及四海之外不粒食之民,わか穿ほじむね、儋耳、こげ僥、ばつかかとやから,并合其數,不能ふのうさんせんてんこれしょくつがえ所載しょさいつきさんせんちゅう矣。而《尚書しょうしょうん萬國ばんこく,褒增じつ以美堯也。よくげん堯之とくだい所化しょけしゃ眾,しょなつ夷狄いてき,莫不雍和,曰萬こくなおげん"子孫しそんせんおく"矣,よししゅうせんおう德能とくのうまこと天地てんち天地てんち祚之,子孫しそん眾多,いたり於千おくげん子孫しそん眾多,可也かなりごとせんおくぞう也。おっと子孫しそん雖眾,不能ふのうせんおく詩人しじん頌美,增益ぞうえき其實。あんきさききびはじめ受邰ふうじ,訖於せんおうせんおう以至がいぞく內屬,血脈けちみゃくしょれん不能ふのうせんおくおっとせんあずかまんすう大名だいみょう也。萬言まんげん眾多,尚書しょうしょげん萬國ばんこく,《げんせんおく

  《うん:「鶴鳴かくめいきゅう皋,聲聞しょうもん於天。」げん鶴鳴かくめい九折つづらおりさわこえなお聞於てん,以喻君子くんし修德しゅうとくきゅうへきめいなおいたるちょう廷也。〔げん〕其聞高遠こうえん矣;ごと其聞於天,ぞう也。

  かれげん聲聞しょうもん於天,鶴鳴かくめい於雲ちゅうしたがえ聽之,其聲於地,とうふく聞於てん也。おっと鶴鳴かくめいくもちゅうにん聞聲おおせ而視目見まみ其形。耳目じもくどうちからみみ聞其ごえのり目見まみ其形矣。しかのり耳目じもくしょ聞見,じゅう使つかいさんてんにん不能ふのう聞也。なにそくてんひと以萬すうとおのり不能ふのうみみ不能ふのう聞。いま鶴鳴かくめいしたがえ聞之,鶴鳴かくめいきん也。以從聞其ごえのりいい其鳴於地,とうふく聞於てんしつ其實矣。其鶴鳴かくめい於雲ちゅうにんしたがえ聞之,如鳴於九皋。ひと在天ざいてんじょうしゃなに以知其聞於天じょう也?以知,したがえじゅんきょう也。詩人しじんあるとき不知ふち至誠しせい以為しかあるとき而欲以喻ごとぞう而甚

  《》曰:「維周はじむみん,靡有孑遺」いいしゅうせんおうこれ,遭大ひでりわざわい也。

  詩人しじんきずはや甚,みん其害,げんゆう孑遺一人ひとり愁痛しゃおっと甚,のりゆう矣;ごと孑遺いちにんぞう也。

  おっとしゅうみんなおいまみん也。使つかいいまみん也,遭大ひでりわざわいひん羸無蓄積ちくせき,扣心おもえわか其富じんたにしょくにょうあししゃ,廩不そら口腹こうふくかつえなに愁之ゆうてんひでり也,山林さんりんあいだ枯,なおみず丘陵きゅうりょううえたたえ也。山林さんりんあいだ富貴ふうきこれにん,必有だっしゃ矣,而言靡有孑遺,增益ぞうえき其文,よくげんひでり甚也。

  《えき》曰:「丰其,其家,窺其,闃其無人むじん也。」其無じん也,賢人けんじん也。《尚書しょうしょ》曰:「毋曠庶官。」曠,そら;庶,眾也。毋空眾官,おけ其人,あずかむなしことげん空也くうや

  おっと不肖ふしょうしゃみなふところ五常ごじょうさいれつ逮,なりじゅんけんきょう妄頑,身中しんちゅういち知也ともやとくゆう大小だいしょうざい有高ありだかきょかんしょくみなよくつとむこう在官ざいかん。《尚書しょうしょこれかん,《えき戶中とちゅうなおのう有益ゆうえき如何いかいいそら而無じん?《》曰:「濟濟せいせい多士たしぶんおう以寧。」此言文げんぶんおうとく賢者けんじゃ不肖ふしょうしゃしょう也。いまえきむべげん闃其しょうひと,《尚書しょうしょむべげんしょう眾官。以少ごと可也かなりごとそら而無じんまたゆう甚焉。

  五谷之於人也,しょくみな飽。いね粱之あじあま而多腴。まめむぎ雖糲,またのういよいよかつえしょくまめむぎしゃみないい糲而あま,莫謂はらむなしところしょくたけつえみなのう扶病。たけつえちからじゃくれつ及木。あるみさおちくつえみないい勁,莫謂しゅそら把持はじおっと不肖ふしょうしんまめむぎたけつえるい也。《えき》(もち其)しんざいげん無人むじんしゃあく甚也。

  《尚書しょうしょ》眾官,またようしょうざい,而云そらしゃとげ甚也。

  《論語ろんご》曰:「だい哉,堯之ためくん也!蕩蕩とうとう乎民無能むのうめい焉。」つて曰:「ゆうねんじゅうげき壤於しゃかんしゃ曰:だい哉,堯德乎!げき壤者曰:われ日出にっしゅつ而作,にちいれ而息,鑿井さくせい而飲,耕田こうだ而食,堯何とうりょく!」此言蕩蕩とうとう無能むのうめいこう也。げん蕩蕩とうとう可也かなり;乃欲げんみん無能むのうめいぞう也。四海しかいだい萬民ばんみん眾,無能むのうめい堯之とくしゃ,殆不實ふじつ也。

  おっとげき壤者曰:「堯何とうりょく!」よくげんみん無能むのうめい也。かんしゃ曰:「だい哉,堯之とく乎!」此何とうみんしゃなおのう知之ともゆきじつゆう知之ともゆきしゃうん,竟增

  儒書またげん:「堯、しゅんこれみん而封。」げん其家ゆう君子くんしこれぎょうみなかん也。おっとげんふうじ可也かなりげんぞう也。

  ひとねんじゅうためじんちちためじんちち不知ふちくんなに以示太平たいへいいえため君子くんしにん有禮ありのりよしちち失禮しつれいはいぎょうおっとゆう行者ぎょうじゃゆうともくん莫如しんしんけんのうともくんのう其君,のう其民。こん不能ふのう堯,なにふうかんとしじゅうげき壤於あずか豎子じゅし成人せいじんしゃため何等なんら賢者けんじゃ使つかい羔為おさむ孔子こうし以為不可ふかまなべところ知也ともやげき壤者無知むちかん如何いかたたえ堯之蕩蕩とうとう不能ふのうじゅつ其可而封;ごと賢者けんじゃ而封,不能ふのうゆずる其愚。而無知之ともゆきおっとげき壤者,なん以言なん以言蕩蕩とうとうしゃみなぞうところ由起ゆきよし堯之德也とくや

  《尚書しょうしょ》曰:「諫紂曰:いまわがみん罔不よく。」罔,也;わが天下てんかみんよくおう亡者もうじゃおっとげんほっおうほろび可也かなりごとぞう也。

  紂雖あくみんしんこうむおんしゃいち,而祖ぞうよく以懼紂也。曰:かたりえきこころ惕;こころ惕,ぎょう不易ふえきぞう其語よく以懼,冀其警悟也。

  w:はたせつひとしおう曰:「臨淄なかくるまこしきげきにんかたみがけ,舉袖なりまくれんおくみなりとばり,揮汗なり。」ひとし雖熾もり不能ふのう如此。はたぞうげきひとしおう也。諫紂,なおはたせつひとしおう也。けんひじりぞうぶんそとゆう所為しょい,內未必然ひつぜんなに以明おっとたけしげるこれへんげんたけおう紂,りゅう浮杵。すけせんしゃいたりりゅう如此。みなよく紂之ほろび也,くずし瓦解がかいやす肯戰乎?しかげんみんよく,如蘇しんぞう

  《たけしげるげんりゅう浮杵,またふと焉。死者ししゃりゅうやすのう浮杵?あんたけおう紂於牧之ぼくし河北かほくだか,壤靡燥。へいひたぶるりゅう,輒燥にゅうやすとくきね浮?且周、いん士卒しそつみな齎盛かて杵臼きなうすことやすとくきね而浮げんりゅうきねよくげん誅紂,おもんみへいひたぶるきずいたり浮杵。

  《春秋しゅんじゅうそうこうななねん:「なつよんがつからし夜中よなか恆星こうせいほし如雨。」《おおやけひつじでん》曰:「如雨しゃなにあめ也。あめそく曷為いい如雨?おさむ春秋しゅんじゅう》曰:(如)あめぼし及地じゃく而復。君子くんし修之のぶゆきほし如雨。」

  おさむ春秋しゅんじゅうしゃおさむ春秋しゅんじゅう魯史,曰「あめぼし及地じゃく如復」。君子くんししゃいい孔子こうし也。孔子こうし修之のぶゆき,「ほし如雨」。如雨しゃ,如雨じょう也。山氣やまきためくもうえ及天,しも而為(くも)〔あめ〕。あめぼしほし隕不及地,うえふく在天ざいてん曰如孔子こうしせいげん也。おっとぼしあるときいたりあるとき不能ふのうせきたけこれすうなん審也しんや史記しきげんじゃくまた以太甚矣。おっとゆう樓台ろうだい山陵さんりょうやすとくげんじゃく孔子こうしげん如雨,とく其實矣。孔子こうしさく春秋しゅんじゅう》,せいげん如雨。如孔不作ふさく及地じゃくぶんとげでんいたりいま

  光武みつたけ皇帝こうていときろうちゅうなんじみなみ賁光上書うわがきげん孝文たかふみ皇帝こうていきょ明光めいこうみや天下てんか斷獄だんごくさんにん。頌美文びぶんみかどちん其效光武みつたけ皇帝こうてい曰:「孝文たかふみきょ明光めいこうみや斷獄だんごくさんにん。」積善せきぜん修德しゅうとく美名びめいりゅう君子くんしあくきょ下流かりゅうおっと賁光上書うわがき於漢,かんためこん增益ぞうえきこうなお其實,きょう上古じょうこ帝王ていおう久遠くおん賢人けんじんしたがえ褒述,しつはなれほんどくやめ矣。遭光たけろん千世ちよこれ孝文たかふみこれことざいけいげいうえにん不知ふち其增,きょ明光めいこうみや斷獄だんごくさんにん,而遂ため實事じつごと也。