槌
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概 要
[また
歴 史
[種 類
[金 鎚
[なお
その
玄 翁 (玄 能 、げんのう、ゲンノウ)頭 部 の片 側 は鑿 を叩 いたり、釘 を打 つための平 面 、多 くは反 対 側 が「木 殺 し面 」と呼 ばれ凸 曲 面 になっており、木 を叩 き締 めたり(木 殺 しという)、木 に傷 を付 ないよう釘 を最 後 に打 ち沈 めるのに用 いる。名 称 は金 鎚 で殺 生 石 を退 治 した玄 翁 和 尚 (源 翁 心 昭 )に由 来 するといわれる[8]。このため、建 設 現 場 で花 崗 岩 などを直 接 叩 き、加 工 する金 槌 を玄 翁 と呼 び、その重 量 は3kg程 度 で、昭 和 時 代 までは鍛 冶 屋 で販 売 されていたが、鍛 冶 屋 の衰 退 と共 に両 口 ハンマーなどに置 き換 えられていった。八 角 ゲンノウは、断 面 が八 角 になっていて側 面 を打 撃 面 として使 うことができ、周 囲 に金 鎚 を振 る空 間 がない場 合 には側 面 を使 って釘 を打 つ。柄 は、粘 りがあって硬 いシラカシや、振 動 が手 に響 きにくいグミ材 などを多 く用 いる。職 人 向 けの高 級 品 では別 売 りの頭 部 と柄 を選 んで組 み合 わせられる(「挿 げる」と言 う)。舞 台 装 置 (大 道 具 )方 が使 うものは「ナグリ」と呼 ばれることがあり、手 の届 かないところに釘 が打 てるよう、また隙 間 を広 げたりテコの原 理 で持 ち上 げたりできるように工 夫 されている製 品 がある。片 手 ハンマー(鉄 工 ハンマー・ボールピンハンマー、ball peen hammer)形 態 は片 側 が平 ら(平 頭 )で、反 対 側 が球 状 (丸 頭 )になっている金 属 加 工 用 である。ただし、平 頭 も100Rの曲 面 になっている。片 手 ハンマーのサイズは頭 部 の重 量 に拠 るもので、ポンド単 位 で1/4、1/2、3/4、1、3……ポンドハンマーと呼 んでいたものを、メートル法 が普 及 したことにより、ポンドを略 して呼 び番 号 として呼 んでいる。呼 び番 号 1(1ポンドハンマー)が標 準 的 なサイズである。打 撃 により鉄 鋼 材 を鍛 えたり、リベットを打 つことにも使 われる。丸 頭 は、鋼 板 に曲 面 などを作 ることができる。両 口 ハンマーと片 口 ハンマー鉄 工 所 が主 であるが土 木 ・建 築 関 係 でも使 用 される片 手 ハンマーより大 きくて重 いハンマーのこと。大 きいものは柄 を長 くして両 手 で扱 う。両 口 と片 口 があり、重 量 比 (重 心 )の関 係 により片 口 ハンマーの方 が安 定 している。機 械 工 場 では打 撃 が安 定 する片 口 ハンマーが多 かったが、土 木 ・建 築 関 係 でも使 用 されるようになって両 口 ハンマーが多 くなった。主 力 は10ポンド(4.5kg)である。サイズの呼 び番 号 は、片 手 ハンマーと同 じくポンドを意 味 する。大 型 ハンマー(スレッジハンマー、sledgehammer)大 きな重 い部 品 を挿 入 したり抜 き出 したりするのに使 う。頭 部 は両 面 とも平 たいものが多 く、2から20ポンドほどで、両 手 で持 って振 る。アメリカの法 執 行 機 関 では、容 疑 者 ・拘 引 対 象 者 がドアを施 錠 して抵 抗 した場 合 の強 行 突 入 の際 に、破 城 槌 代 わりに使 うこともある(専 用 品 に比 べて安 価 )。- テストハンマー
機 械 の部 品 を叩 き、反 響 でそれがきちんと固 定 されているかどうかを調 べる道 具 。頭 部 は一 方 が尖 っていて1/4から3/4ポンド。普 通 の金 槌 では届 かないような部 分 の部 品 も叩 けるように、柄 が頭 部 に比 して長 いのが特 徴 。- シュミットハンマー
- コンクリートの
圧 縮 強 度 を測 定 するための機 器 。これを用 いた強 度 測 定 をシュミットハンマー法 と呼 ぶ。 犬 くぎハンマー(スパイキハンマ(JIS E 1501))鉄 道 レールの犬 釘 を打 つための頭 の細 長 いハンマー。スパイキハンマと通 常 呼 ばれている。現 在 は本 線 のほとんどでコンクリート枕 木 にボルト留 めで、使 用 する場 所 はごく一 部 の側 線 のみ。先 切 り金 鎚 片 側 が平 らで、片 側 が細 くとがった形 状 のもの。とがった側 は釘 締 め代 わりにしたり、小 さなものを打 つことができる。大 きな先 切 り(ブロックハンマー)では、レンガやブロック、石 材 を割 ることに使 える。箱 屋 金 鎚 (はこやかなづち)片 側 が釘 抜 きとなっているタイプ。名 前 は、木 箱 の組 立 て・分 解 に使 用 したことによる。- ネイルハンマー
西 洋 スタイルの、片 側 が釘 抜 きとなっている金 鎚 。頭 部 の重 心 が釘 抜 き側 より打 撃 側 にあるので釘 打 ち時 に安 定 している。クローハンマーとも呼 ばれる。打 撃 面 交 換 式 ハンマー(コンビネーションハンマー)両 側 に異 なった打 撃 面 を取 付 けることができる。ゴムとプラスチック、ゴムと鉄 など用 途 によって自 由 に組 み合 わせられる。銅 ハンマー・鉛 ハンマー機 械 工 が工 作 物 に傷 を付 けないように柔 らかい金 属 の銅 で頭 部 が出 来 ているハンマー。たたいて火 花 が出 ると危 険 な場 所 でも使 用 される。鉛 ハンマーは、柄 を付 けずに使 用 する場 合 もある。以 上 の金 鎚 についての出 典 [9]
- スライディングハンマー(sliding hammer)
対 象 を「叩 く」「押 し込む」のではなく、「引 っ張 り出 す」用 途 のハンマー。筒 状 のウェイトに一 本 の棒 が差 し込まれており、片 方 がフック、もう片 方 がウェイトが抜 けないようにストッパーとなっている。フックを引 っ張 り出 したいものにかけ、ウェイトをストッパーに叩 きつけることで引 き出 す力 を得 る。- びしゃん
石 材 の表 面 に風 合 いを出 すために使 われる、面 が四 角 で格 子 状 のスパイクが付 いているハンマー。緊 急 脱 出 ハンマー自 動 車 の中 に閉 じ込められた際 、脱 出 のためにサイドウィンドウを割 るためのハンマー(フロントウィンドウは樹 脂 を挟 んだ合 わせガラスなので割 れない)。柄 の部 分 にシートベルトを切 るカッターが付 いていることもある。- レスキュー
隊 が車 外 から救 出 するために使 うこともある。 - ミートハンマー
肉 叩 き。肉 の繊 維 を叩 きほぐし、やわらかくするための槌 。- ペグハンマー
- テント
設 営 でペグを地 面 に打 ち込む際 に使 うハンマー。片 側 がペグ抜 きとなっており、撤 去 する際 にも使 う。 衝 撃 を吸 収 するため打 撃 面 に銅 が使 われているハンマーも多 い。
-
木 工 用 の釘 抜 き付 きハンマー(ネイルハンマー・クローハンマー) -
ボールピンハンマーの
頭 部 -
先 切 り金 鎚 -
スレッジハンマー
-
突 入 訓 練 で破 城 槌 を振 るうアメリカ陸 軍 犯 罪 捜 査 コマンドの局 員 達 -
スライディングハンマー
木 槌
[『
その
-
木 槌
プラスチック・ゴム
[- プラスチックハンマー(プラスチックマレット、Plastic mallet)
頭 部 がプラスチックで覆 われており、対 象 を傷 めないハンマー。打 撃 力 を確 保 するために、頭 部 の中 心 は鉄 で両 側 の打 撃 部 のみをプラスチックにしてある。プラハンと略 して呼 ばれる[9]。叩 く対 象 を傷 つけないものであるが、人 に使 った場 合 は十 分 に怪 我 をさせる能 力 はある。玩 具 のピコピコハンマー(登 録 商 標 )の一 般 名 称 としての玩 具 「プラスチックハンマー」があるがこちらは別 物 である。- ゴムハンマー(ラバーマリット、Rubber Mallet)
相 手 にたたいた跡 が残 りにくいので木 材 を組 む時 に直 接 たたいて使 用 できる。板 金 作 業 [9]の他 、メッシュの鉄 ラックを組 む際 にも使 用 される(鉄 ハンマーで打 つとラックが曲 がる)。- ショックレスハンマー
- ハンマー
頭 部 の中 に鉄 球 や砂 などの重 りが3/4ほど入 った容 器 があり、この重 りの移 動 によって叩 きつけ直 後 の反 動 を吸 収 し手 への衝 撃 を軽 減 する構 造 になっている。
-
プラスチックハンマー
-
ゴムハンマー
横 槌
[いわゆる
-
横 槌
蛸
[-
蛸 (タコ)
その他
[文 化 の中 でのハンマー
[スポーツ用 品 としてのハンマー
[- クロッケーマリット(Croquet mallet) - クロッケー
用 ハンマー - ポロマリット(Polo mallet) - ポロ
用 ハンマー - カーリングで
最 後 に投 げるラストストーンをハンマーとも呼 ぶ。
主 なメーカー
[金 鎚 ・ハンマー
[脚 注
[- ^
漢 字 の意 味 「鎚 と槌 」 - ^ a b CORPORATION, TOYOTA MOTOR. “
特 集 |「日 本 のクルマづくりを支 える職 人 たち」第 4回 板 金 ・溶 接 職 人 吉 野 栄 祐 |トヨタイムズ”. トヨタイムズ. 2021年 8月 3日 閲 覧 。 - ^ ヴィトルト・リプチンスキ『ねじとねじ
回 し』春 日 井 昌 子 訳 、株 式 会 社 早 川 書 房 、2003年 10月 31日 5版 発 行 、17–19頁 。Witold Rybczynski 『ONE GOOD TURN (A Natural History of the Screwdriver and the Screw)』 - ^ THOMAS DUTTON 『THE HAND TOOLS MANUAL』p133、2007
年 発 行 、TSTC Publishing ISBN 978-1-934302-36-1 - ^ ハンス・ビーダーマン『
図 説 世 界 シンボル事 典 』2015年 、ISBN 978-4-89694-189-0 - ^ “
用 語 集 ”.技 術 支 援 センター.茨 城 工 業 高 等 専 門 学 校 . 2009年 7月 31日 時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2011年 4月 22日 閲 覧 。 - ^ デジタル
大 辞 泉 『とんかち』 - コトバンク。2019年 4月 25日 閲 覧 。 - ^
語 源 由 来 辞 典 - ^ a b c 『DIY
工 具 選 びと使 い方 』2008年 11月 1日 発 行 。ナツメ社 。『作 業 工 具 のツカイカタ』2002年 8月 25日 13版 発 行 。大 河 出 版 。『DIY道 具 の便 利 帳 』2010年 9月 11日 初 版 発 行 。大 泉 書 店 。 - ^ “■
法 廷 画 家 のお仕 事 法 廷 雑 学 ”. yoshitakaworks.com. 2020年 12月 8日 閲 覧 。 - ^
弁 護 士 吉 成 安 友 のブログ2011-04-17 22:48:08 - ^ デジタル
大 辞 泉 『横 槌 』 - コトバンク。2011年 4月 23日 閲 覧 。
参 考 文 献
[![]() |
青 山 元 男 『DIY工 具 選 びと使 い方 』ナツメ社 、2008年 11月 1日 、90-97頁 。ISBN 978-4-8163-4586-9。OCLC 676575581。高 木 義 雄 著 、技 能 士 の友 編 集 部 編 『作 業 工 具 のツカイカタ』(13版 )大 河 出 版 〈技 能 ブックス〉、2002年 8月 25日 、94-100頁 。ISBN 978-4-88661-419-3。OCLC 674371150。西 沢 正 和 『DIY道 具 の便 利 帳 』(初 版 )大 泉 書 店 、2010年 9月 11日 、60-67頁 。ISBN 978-4-278-05500-9。OCLC 662405832。