陽yáng明míng学xué

王wáng守shoŭ仁rén（王wáng陽yáng明míng）

陽yáng明míng学xué（ようめいがく）は、中zhōng国guóの明míng代daìに、王wáng陽yáng明míngがおこした儒rú教jiaòの一yī派paìで、孟mèng子zĭの性xìng善shàn説shuōの系xì譜pŭに連liánなる。陽yáng明míng学xuéという呼hūび名míngは日rì本běnで明míng治zhì以yĭ降jiàng広guăngまったもので、それ以yĭ前qiánは王wáng学xuéといっていた。また漢hàn唐tángの訓xùn詁gŭ学xuéや清qīngの考kaŏ証zhèng学xuéとの違weíいを鮮xiān明míngにするときは、宋sòng明míng理lĭ学xuéと呼hūび、同tóngじ理lĭ学xuéでも朱zhū子zĭ学xuéと区qū別biéする際jìには心xīn学xuéあるいは明míng学xué、陸lù王wáng学xué（陸lù象xiàng山shānと王wáng陽yáng明míngの学xué問wènの意yì）ともいう。西xī洋yángでは朱zhū子zĭ学xuéとともに新xīn儒rú学xué（英yīng: Neo-Confucianism）に分fēn類leìされる。形xíng骸haí化huàした朱zhū子zĭ学xuéの批pī判pànから出chū発fāし、時shí代daìに適shì応yīngした実shí践jiàn倫lún理lĭを説shuōいた。心xīn即jí理lĭ、知zhī行xíng合hé一yī、致zhì良liáng知zhīの説shuōを主zhŭ要yaòな思sī想xiăngとする。

陽yáng明míng学xué以yĭ前qián

宋sòng代daìの学xué者zhěに従cóngって儒rú学xuéの歴lì史shĭを振zhènり返fănると、隋suí唐táng以yĭ前qiánは経jīng書shūの音yīn訓xùn（音yīn読dú）や訓xùn詁gŭ（単dān語yŭの意yì味weì）を重zhòng視shìした訓xùn詁gŭ学xuéが中zhōng心xīnであった。これに対duìして、宋sòng代daìの学xué者zhěは、訓xùn詁gŭ学xué者zhěは六liù経jīng（五wŭ経jīng）に込められた孔kŏng子zĭら聖shèng人rénの本běn旨zhĭを正zhèngしく理lĭ解jiěできておらず、改gaĭめて聖shèng人rénの本běn旨zhĭを理lĭ解jiěする試shìみが必bì要yaòであるとの認rèn識shìに達dáした。その際jì、隋suí唐táng以yĭ前qiánの訓xùn詁gŭ的de研yán究jiūを行xíngいつつも、より率lw直zhíに聖shèng人rénと解jiě釈shì者zhěとの一yī体tĭ性xìngを強qiáng調diaòし、解jiě釈shì者zhěの心xīnと聖shèng人rénの心xīnとが普pŭ遍biànであるという前qián提tíを構goù築zhúすることになった。その結jié果guŏ、宋sòng代daì以yĭ後hoùの儒rú学xuéは、孔kŏng子zĭの思sī想xiăng的de側cè面miàn（聖shèng人rénの心xīnと解jiě釈shì者zhěの心xīn）を明míngらかにすることにも力lìを費feìやすことになり、結jié果guŏとして思sī弁biàn性xìngのあるものとなった。その代daì表biaŏが朱zhū子zĭ学xuéと陽yáng明míng学xuéであった。

朱zhū子zĭ学xuéが最zuìも重zhòng視shìしたのは、古gŭい歴lì史shĭをもち、勝shèng手shoŭな解jiě釈shìの入rùる余yú地dìの少shaŏない経jīng書shūそのものではなく、「四sì書shū」と呼hūばれる四sìつの書shū物wùであった。

四sì書shūとは、経jīng書shūの中zhōngの『礼lĭ記jì』から分fēn割gē編biān纂zuănした「大dà学xué」と「中zhōng庸yōng」、そして準zhŭn経jīng書shū扱xīいされていた『論lùn語yŭ』と、『荀xún子zĭ』と並bìng称chēngされていた『孟mèng子zĭ』という四sìつの書shū物wùである。これらの書shū物wùは比bĭ較jiaò的de短duăn文wénで、また勝shèng手shoŭな解jiě釈shìを混hún入rùさせるに適shì当dāngな内neì容róngの書shū物wùであったため、利lì用yòngされるに至zhìったと考kaŏえられている。特tèに朱zhū子zĭ学xuéが従cóng来laíの儒rú学xué議yì論lùnの中zhōngから、孟mèng子zĭの「性xìng善shàn説shuō」を取qŭり出chūし、極jí端duānに尊zūn崇chóngしたことから、「性xìng」「善shàn」の内neì容róngをめぐって議yì論lùnを呼hūぶことになった。そのため、諸zhū種zhŏngの学xué派paì間jiānの抗kàng争zhēngは、直zhí接jiēには性xìng善shàn説shuōの解jiě釈shìをめぐって行xíngわれる場cháng合héも多duō々見jiànられることになった。

隋suí唐tángを承chéngけ、北beĭ宋sòngを経jīng過guòした儒rú学xuéは、南nán宋sòng中zhōng頃qĭng以yĭ後hoùに徐xú々に道daò学xuéと呼hūばれる思sī想xiăng集jí団tuánが頭toúを擡taíげ、南nán宋sòng中zhōng頃qĭngに朱zhū熹xīが道daò学xuéを集jí大dà成chéngして、遂suìに江jiāng南nán思sī想xiăng界jièを席xí巻juànするに及jíんだ。後hoù、元yuán朝zhaōによって南nán宋sòngが亡wángぼされた結jié果guŏ、南nán北beĭ中zhōng国guóの交jiaō流liúが始shĭまり、朱zhū子zĭ学xuéは漸jiànく華huá北beĭにも地dì歩bùを築zhúくに至zhìった。

この朱zhū子zĭ学xuéの解jiě釈shìは、正zhèng統tŏng的deには「四sì書shū」と旧jiù来laíの経jīng書shūに対duìする注zhù釈shìという形xíngで伝yúnわったものであった。そしてこの注zhù釈shì書shūは元yuán朝zhaō以yĭ来laí、徐xú々に科kē挙jŭに登dēng用yòngされ、明míng朝zhaō初chū期qīに及jíび、科kē挙jŭの使shĭ用yòng注zhù釈shì書shūは全quánて朱zhū子zĭ学xué系xì統tŏngのものとなった。この結jié果guŏ、朱zhū子zĭ学xuéは念niàn願yuànの王wáng朝zhaō権quán力lìとの一yī体tĭ化huàを果guŏたし、思sī想xiăng界jièに重zhòng大dàな影yĭng響xiăngを与yŭえることになったのである。

このように明míng朝zhaōに於wūいて確què立lìした朱zhū子zĭ学xuéの権quán威weīは、明míng朝zhaō統tŏng治zhì下xiàのほぼ全quán域yùに亘gènり巨jù大dàな力lìを持chíつにいたったのだが、明míng朝zhaō政zhèng権quán下xiàの中zhōngでも最zuìも商shāng業yèの発fā達dáしていた江jiāng南nán地dì方fāngには、明míng初chū期qī以yĭ来laí、朱zhū子zĭ学xuéと微weī妙miaòな距jù離líを置zhìく人rén々がいた。例lìえば、撫fŭ州zhoū府fŭ崇chóng仁rén県xiànの呉wú与yŭ弼bì（康kāng斎zhaī）や広guăng州zhoū府fŭ新xīn会huì県xiànの陳chén献xiàn章zhāng（白baí沙shā）は朱zhū子zĭ学xué派paìに属shŭするものの、その聖shèng人rénとなるための修xiū養yăng法făは読dú書shūよりも実shí践jiàn・静jìng坐zuòを重zhòng視shìするなど、後hoù世shìから見jiànると若ruò干gān朱zhū子zĭ学xuéとは異yìなる側cè面miànも見jiànられなくはなかったのである。このことは特tèに陳chén献xiàn章zhāngの弟dì子zĭ湛zhàn若ruò水shuĭ（甘gān泉quán）と王wáng守shoŭ仁rénとに交jiaō流liúがあること、また王wáng守shoŭ仁rénと陳chén献xiàn章zhāngとの学xué問wèn的de関guān係xìも絶jué無wúとされないことなどが注zhù目mùされ、明míng初chū期qīの江jiāng南nán地dì方fāngの儒rú学xué者zhěと、明míng中zhōng期qī以yĭ後hoùの陽yáng明míng学xué者zhěとの関guān係xìを意yì味weìづけるものと考kaŏえられる場cháng合héもある。しかし総zŏngじて明míng初chū期qīの思sī想xiăng界jièは朱zhū子zĭ学xué的de側cè面miànが強qiángく、呉wú与yŭ弼bìや陳chén献xiàn章zhāngにせよ、本běn人rénとしては朱zhū子zĭ学xuéの実shí践jiànを行xíngっているつもりであったのである。

なお以yĭ上shàngの解jiě釈shìには一yī定dìngの歴lì史shĭ的de根gēn拠jùが与yŭえられるが、これらの説shuō明míngは日rì本běnの近jìn代daì中zhōng国guó思sī想xiăng研yán究jiūに於wūける影yĭng響xiăng下xiàにあることを前qiánもって知zhīる必bì要yaòがある。近jìn代daì以yĭ後hoù、日rì本běnの中zhōng国guó思sī想xiăng研yán究jiūは、西xī洋yáng哲zhé学xuéを模mó倣făngする必bì要yaòに迫pòられた結jié果guŏ、朱zhū子zĭ学xuéの思sī弁biàn的de側cè面miànを強qiáng調diaòし、これを以yĭて哲zhé学xuéと比bĭ較jiaò可kě能néngであると見jiànなすようになった。この結jié果guŏ、朱zhū子zĭ学xuéとその派paì生shēng形xíng態taìである陽yáng明míng学xuéの中zhōngにある、思sī弁biàn的de側cè面miànに集jí中zhōng的deに研yán究jiūが加jiāえられ、或huòはその思sī弁biàn的de側cè面miànこそが朱zhū子zĭ学xuéないし陽yáng明míng学xuéの特tè徴zhēngであると考kaŏえられるに至zhìった。それ故gùに、一yī般bān的deに朱zhū子zĭ学xué及jíび陽yáng明míng学xuéとして説shuō明míngされる試shìみの多duōくは、この思sī弁biàn的de側cè面miànのみに注zhù目mùしたものとなっている。

また、朱zhū子zĭ学xué（旧jiù来laíの思sī想xiăngに対duì抗kàngして生shēngれたように考kaŏえられた）、特tèに陽yáng明míng学xué（後hoùに説shuō明míngされるように、これは明míng朝zhaōが正zhèng式shìに認rènめた学xué問wènであった朱zhū子zĭ学xuéに対duì抗kàngして生shēngまれ出chūたように見jiànえた）は、敗baì戦zhàn後hoùの日rì本běnに於wūける近jìn代daì思sī惟weí・反făn権quán力lì・人rén間jiān解jiě放fàngなどの概gaì念niànと容róng易yìに結jiéびつき、朱zhū子zĭ学xué及jíび陽yáng明míng学xuéの中zhōng、比bĭ較jiaò的deそれらの概gaì念niànに近jìn似sìする部bù分fēnを抜báき取qŭり、そこに思sī想xiăng的de価jià値zhíを与yŭえるという試shìみが盛shèngんに行xíngわれた。以yĭ後hoùに説shuō明míngされる陽yáng明míng学xuéの特tè徴zhēngも、その様yàngな意yì味weìづけを与yŭえられた結jié果guŏであり、それが朱zhū子zĭ学xué及jíび陽yáng明míng学xuéの歴lì史shĭ的de・全quán面miàn的deな結jié果guŏであると言yánい得déるか否foŭかは大dàいに疑yí問wènとする立lì場chángも一yī部bùにはある。（2006年nián現xiàn在zaì）

朱zhū子zĭの死sĭんだのは1200年niánであるが、その頃qĭngの朱zhū子zĭ学xuéは、程chéng氏shì系xì統tŏngの学xué問wènや道daò学xuéと呼hūばれ、必bìずしも支zhī配peì的deな学xué問wènとしての地dì位weìを獲huò得déしてはいなかった。

朱zhū子zĭの晩wăn年niánに偽weì学xuéの禁jìnがおこって、道daò学xuéを偽weì学xué問wènとよび、道daò学xuéの学xué従cóngが官guān界jièから一yī掃saŏされようとしたこともあり、当dāng時shíの宰zaĭ相xiāng趙zhaò如rú愚yú以yĭ下xiàの名míng士shì59人rénが偽weì党dăngとされた（慶qìng元yuán党dăng禁jìn）。

しかし、元yuán代daìになると、南nán方fāngでは既jìに学xué界jièの主zhŭ流liúとなり、更gèngに許xŭ衡héngと劉liú因yīnの二èr人rénによって北beĭ方fāngにも伝yún来laíしていった。

以yĭ下xià、許xŭ衡héngと劉liú因yīnとの有yoŭ名míngな問wèn答dáのみを紹shaò介jièする。劉liú因yīnは、生shēng涯yá、異yì民mín族zúたる元yuánの朝zhaō廷tíngに仕shìえなかった人rénであり、許xŭ衡héngは、仕shìえて大dà臣chénにまでなった人rénである。許xŭ衡héngが朝zhaō廷tíngの召zhaò命mìngをうけて北beĭ京jīngにおもむく途tú中zhōng、劉liú因yīnを訪făngねた。劉liú因yīnいわく、公gōngがただ一yī度dùの招zhaōきによって起qĭこったのは、あまりにお手shoŭ軽qīngすぎはしないか、と。許xŭ衡héng答dáえいわく、かくのごとからざれば、道daò、行xíngわれず、と。次cìいで劉liú因yīnにも召zhaò命mìngが下xiàったが、劉liú因yīnは固gù辞cíしてうけなかった。ある人rénがその理lĭ由yoúを聞wénくと、「かくのごとからざれば、道daò、尊zūnからず」と答dáえたという。ともかく、延yán祐yoù元yuán年niánに元yuán朝zhaōが長cháng年nián絶juéえていた科kē挙jŭを再zaì開kaīしたときには、科kē挙jŭの学xué科kēとして、朱zhū子zĭ学xuéで特tèに重zhòngんじる四sì書shūをたて、かつての注zhùは朱zhū子zĭのいわゆる『四sì書shū集jí注zhù』を用yòngいることにし、そのほかの五wŭ経jīngについても従cóng来laíの指zhĭ定dìng学xué説shuōであった古gŭい漢hàn唐tángの注zhù釈shìのかわりに、朱zhū子zĭもしくはその弟dì子zĭの作zuòった新xīnしい注zhùが指zhĭ定dìngされることになった。つまり、朱zhū子zĭ学xuéはこの頃qĭngにはすでに、科kē挙jŭ試shì験yànがその科kē目mùとして採caĭ用yòngせざるをえなくなるほどまでに普pŭ及jíしていたということであり、また逆nìに科kē挙jŭの科kē目mùとなることによって、朱zhū子zĭ学xuéは圧yā倒daŏ的deな権quán威weīをふるうことになるのである。

王wáng陽yáng明míngの登dēng場cháng

朱zhū子zĭ学xuéは体tĭ制zhì側cèの思sī想xiăngとなったが、それ故gùに体tĭ制zhì擁yŏng護hùとしての作zuò用yòngが肥feí大dà化huàし、かつての道daò徳dé主zhŭ義yìの側cè面miànが失shīわれていった。その道daò徳dé倫lún理lĭを再zaì生shēngさせようとしたのが、王wáng陽yáng明míngである。朱zhū子zĭ学xuéでは「理lĭ」（万wàn物wùの法fă則zéであり、根gēn拠jù、規guī範fàn。「然ránる所suŏ以yĭの故gùであり、且qiěつ当dāngに然ránるべき則zé」）はあらゆるものにあるとし（「一yī木mù一yī草caŏみな理lĭあり」）、そうした理lĭについて読dú書shūなど学xué問wènすることにより理lĭ解jiěを深shēnめた後hoùに「性xìng」（個gè々に内neì在zaìする理lĭ、五wŭ常cháng五wŭ倫lún）へと至zhìることができるとした。いわば心xīnの外waìにある理lĭによって、心xīnの内neìなる理lĭを補bŭ完wánせんとしたのである。

当dāng初chūは王wáng陽yáng明míngも朱zhū子zĭ学xuéの徒túであったが、「一yī木mù一yī草caŏ」の理lĭに迫pòらんとして挫cuò折zhéし、ついに朱zhū子zĭ学xuéから離líれることになる。その際jì王wáng陽yáng明míngは朱zhū子zĭ学xuéの根gēn本běn原yuán理lĭとなっている「格gé物wù致zhì知zhī」解jiě釈shìに以yĭ下xiàのような疑yí義yìを呈chéngした。まず天tiān下xiàの事shì事shì物wù物wùの理lĭに格gé（いた）るというが、どうすれば可kě能néngなのかという方fāng法fă論lùnへの疑yí義yì。そして朱zhū子zĭは外waìの理lĭによって内neìなる理lĭを補bŭ完wánするというが、内neìなる理lĭは完wán全quánであってそもそも外waìの理lĭを必bì要yaòとしないのではないか、という根gēn本běn原yuán理lĭへの疑yí義yìである。こうした疑yí義yìから出chū発fāし思sī索suŏする中zhōngで陸lù象xiàng山shānの学xuéへと立lìち帰guīり、それを精jīng緻zhìに発fā展zhănさせたのが陽yáng明míng学xuéである。ただ陽yáng明míng学xuéは宋sòng代daìの陸lù象xiàng山shānの学xuéを継jì承chéngしたものではあるが、その継jì承chéngは直zhí接jiē的deなものではない。

なお陽yáng明míng学xuéの登dēng場chángは、朱zhū子zĭ学xuéの時shíほど劇jù的deではなかった。朱zhū子zĭ学xuéは政zhèng治zhì学xué、存cún在zaì論lùn（理lĭ・気qì説shuō）、注zhù釈shì学xué（『四sì書shū集jí注zhù』等děng）、倫lún理lĭ学xué（「性xìng即jí理lĭ」説shuō）、方fāng法fă論lùn（「居jū敬jìng窮qióng理lĭ」説shuō）などを全quánて包baō括kuòする総zŏng合hé的deな哲zhé学xué大dà系xìであって、朱zhū子zĭの偉weĭ大dàさは、その体tĭ系xì内neìにおいて極jíめて整zhěng合hé性xìngの取qŭれた論lùn理lĭを展zhăn開kaīした点diănにある。しかし陽yáng明míng学xuéはそのうちの倫lún理lĭ学xué及jíび方fāng法fă論lùn的de側cè面miànの革gé新xīnであったに過guòぎない。無wú論lùn儒rú教jiaòに於wūいて倫lún理lĭ学xué的de側cè面miànは最zuìも重zhòng要yaòだったといえるが、大dà転zhuăn換huànが起qĭこったわけではなく、その点diănは注zhù意yìを要yaòする。

陽yáng明míng学xuéの根gēn本běn思sī想xiăng

王wáng陽yáng明míngの思sī想xiăngは『伝yún習xí録lù』、『朱zhū子zĭ晩wăn年nián定dìng論lùn』、『大dà学xué問wèn』にうかがうことができる。そしてその学xué問wèn思sī想xiăngの特tè徴zhēngは以yĭ下xiàのことばに凝níng縮suōされている。

1. 心xīn即jí理lĭ ― 陽yáng明míng学xuéの倫lún理lĭ学xué的de側cè面miànを表biaŏすことば。「心xīn即jí理lĭ」は陸lù象xiàng山shānが朱zhū子zĭの「性xìng即jí理lĭ」の反făn措cuò定dìngとして唱chàngえた概gaì念niànで、王wáng陽yáng明míngはそれを継jì承chéngした。朱zhū子zĭ学xuéのテーゼ「性xìng即jí理lĭ」では、心xīnを「性xìng」と「情qíng」に分fēn別biéする。「性xìng」とは天tiānから賦fù与yŭされた純chún粋cuìな善shàn性xìngを、他tā方fāng「情qíng」とは感găn情qíngとしてあらわれる心xīnの動dòngきを指zhĭし、「情qíng」の極jí端duānなものが人rén欲yùといわれる。そして朱zhū子zĭは前qián者zhěのみが「理lĭ」に当dāngたるとした。また「理lĭ」とは人rénに内neì在zaìする理lĭ（＝性xìng）であると同tóng時shíに、外waì在zaìする事shì事shì物wù物wùの「理lĭ」でもあるとされる。つまり「理lĭ」の遍biàn在zaì性xìng・内neì外waì貫guàn通tōng性xìngが朱zhū子zĭ学xuéの特tè徴zhēngであった。

しかし王wáng陽yáng明míngは「理lĭあに吾wúが心xīnに外waìならんや」と述shùべるように、「性xìng」・「情qíng」をあわせた心xīnそのものが「理lĭ」に他tāならないという立lì場chángをとる。この解jiě釈shìでは心xīnの内neìにある「性xìng」（＝理lĭ）を完wán成chéngさせるために、外waì的deな事shì物wùの理lĭを参cān照zhaòする必bì要yaòは無wúいことになる。この考kaŏえはやがて外waì的de権quán威weīである経jīng書shū、ひいては現xiàn実shí政zhèng治zhìにおける権quán威weīの軽qīng視shìにまでいたる危weī険xiăn性xìngをはらんでいた。なお王wáng陽yáng明míngの「心xīn即jí理lĭ」は基jī本běn的deに陸lù象xiàng山shānのそれをトレースしたものであるが、陸lùが心xīnに天tiān理lĭ・人rén欲yùという区qū別biéを立lìてなかったのに対duìし、王wáng陽yáng明míngは朱zhū子zĭと同tóng様yàng「天tiān理lĭを存cúnし人rén欲yùを去qùる」という倫lún理lĭ実shí践jiàn原yuán理lĭを持chíっていた点diănは異yìなる。

2. 致zhì良liáng知zhī ― 陽yáng明míng学xuéの方fāng法fă論lùn的de側cè面miànを表biaŏすことば。「致zhì良liáng知zhī」の「良liáng知zhī」とは『孟mèng子zĭ』の「良liáng知zhī良liáng能néng」に由yoú来laíすることばで、「格gé物wù致zhì知zhī」の「知zhī」を指zhĭすが、「致zhì良liáng知zhī」はそれを元yuánに王wáng陽yáng明míngが晩wăn年nián、独dú自zìに提tí唱chàngした概gaì念niànである。まず「良liáng知zhī」とは貴guì賤jiànにかかわらず万wàn人rénが心xīnの内neìにもつ先xiān天tiān的deな道daò徳dé知zhī(「良liáng知zhī良liáng能néngは、愚yú夫fū愚yú婦fùも聖shèng人rénと同tóngじ」)であり、また人rén間jiānの生shēng命mìng力lìの根gēn元yuánでもある。天tiān理lĭや性xìngが天tiānから賦fù与yŭされたものであることを想xiăng起qĭさせる言yán葉xiéであるのに対duìし、「良liáng知zhī」は人rénが生shēng来laíもつものというニュアンスが強qiángい。また陽yáng明míng学xuéにおいて非feī常chángに動dòng的deなものとして扱xīわれる。

そして「致zhì良liáng知zhī」とはこの「良liáng知zhī」を全quán面miàn的deに発fā揮huīすることを意yì味weìし、「良liáng知zhī」に従cóngう限xiànりその行xíng動dòngは善shànなるものとされる。逆nìに言yánえばそれは「良liáng知zhī」に基jīづく行xíng動dòngは外waì的deな規guī範fànに束shù縛fúされず、これを「無wú善shàn無wú悪è」という。王wáng陽yáng明míngは「無wú善shàn無wú悪è」について、以yĭ下xiàに掲jiēげる「四sì句jù教jiaò」を残cánした。

無wú善shàn無wú悪è是shì心xīn之zhī体tĭ（善shàn無wúく悪è無wúきは是shìれ心xīnの体tĭなり）
有yoŭ善shàn有yoŭ悪è是shì意yì之zhī動dòng（善shàn有yoŭり悪è有yoŭるは是shìれ意yìの動dòngなり）
知zhī善shàn知zhī悪è是shì良liáng知zhī（善shànを知zhīり悪èを知zhīるは是shìれ良liáng知zhīなり）
為weì善shàn去qù悪è是shì格gé物wù（善shànを為weìし悪èを去qùるは是shìれ格gé物wùなり）

これは、「理lĭそのものである心xīnは善shàn悪èを超chaōえたものだが、意yì（心xīnが発fā動dòngしたもの）には善shàn悪èが生shēngまれる。その善shàn悪èを知zhīるものが良liáng知zhīにほかならず、良liáng知zhīによって正zhèngすこと、これが格gé物wùということだ」というのが大dà意yìである。ただし、善shàn悪èを超chaōえたといっても、孟mèng子zĭ的de性xìng善shàn説shuōから乖guaī離líしたというわけではない。ここにおける「無wú」は単dānなる存cún在zaìとしての有yoŭ無wúではなく、既jì成chéngの善shàn悪èの観guān念niànや価jià値zhíからは自zì由yoúであることを指zhĭす。しかし誤wù解jiěを招zhaōきかねないことばであることは間jiān違weíいなく、この解jiě釈shìをめぐり、後hoùに陽yáng明míng学xuéは分fēn派paìすることになる契qì機jīとなり、また他tā派paìの猛měng烈lièな批pī判pànを招zhaō来laíすることにもなる。

3. 知zhī行xíng合hé一yī ― 良liáng知zhīの有yoŭり様yàng(1)。ここでの「知zhī」（良liáng知zhī）とは端duān的deに言yánえば認rèn識shìを、「行xíng」とは実shí践jiànを指zhĭす。陽yáng明míng学xuéに反făn感gănを持chíつ朱zhū子zĭ学xué者zhěや日rì本běnでは誤wù解jiěされ実shí践jiàn重zhòng視shì論lùnとして理lĭ解jiěされたが、これは本běn来laíの意yì味weìからずれた理lĭ解jiěである。心xīnの外waìに理lĭを認rènめない陽yáng明míng学xuéでは、経jīng書shūなど外waì的de知zhī識shìによって理lĭを悟wùるわけではない。むしろ認rèn識shìと実shí践jiàn（あるいは体tĭ験yàn）とは不bù可kě分fēnと考kaŏえる。たとえば美meĭしい色sèを見jiànるときのことを例lìに取qŭると、見jiànるというのは「知zhī」に、好haŏむというのは「行xíng」に属shŭする。ただ美meĭしいと感gănじてその色sèを見jiànるときには、すでにして好haŏんでいるのであるから、「知zhī」と「行xíng」、つまり認rèn識shìと体tĭ験yànとは一yī体tĭ不bù可kě分fēnであって、両liăng者zhěが離líれてあるわけではないと王wáng陽yáng明míngは説shuōく。また「知zhīは行xíngの始shĭめにして、行xíngは知zhīの成chéngなり」とする。これが「知zhī行xíng合hé一yī」である。道daò徳dé的de知zhīである良liáng知zhīは実shí践jiàn的de性xìng格géを有yoŭし、また道daò徳dé的de行xíngいは良liáng知zhīに基jīづくものであって、もし「知zhī」と「行xíng」が分fēn離líするのであれば、それは私sī欲yùによって分fēn断duànされているのだ、とする。朱zhū子zĭ学xuéでは「知zhī」が先xiānにあって「行xíng」が後hoùになると教jiaòえる（「知zhī先xiān行xíng後hoù」）が、「知zhī行xíng合hé一yī」はこれへの反făn措cuò定dìngである。

4. 万wàn物wù一yī体tĭの仁rénと良liáng知zhīの結jié合hé ― 良liáng知zhīの有yoŭり様yàng(2)。「万wàn物wù一yī体tĭの仁rén」とは、人rénも含hánめて万wàn物wùは根gēn元yuánが同tóngじであると考kaŏえ、自zì他tā一yī体tĭとみなす思sī想xiăngである。元yuán々は程chéng顥haòに見jiànられる発fā想xiăngであるが、陽yáng明míngはそれを良liáng知zhīと結jiéびつけた。陽yáng明míngは自zìらを含hánむ万wàn物wùはいわば一yīつの肉roù体tĭであって、他tā者zhěの苦kŭしみは自zìらの苦kŭしみであり、それを癒yùそうとするのは自zì然ránで、良liáng知zhīのなせるものだとした。ここに陽yáng明míng学xuéは社shè会huì救jiù済jìの根gēn拠jùを見jiàn出chūしたのである。

5. 事shì上shàng磨mó錬liàn ― 自zì己jĭ修xiū養yăngのあり方fāng。朱zhū子zĭ学xuéにおいては読dú書shūや静jìng坐zuòを重zhòng視shìしたが、陽yáng明míngはそうした静jìng的deな環huán境jìngで修xiū養yăngを積jīんでも一yī旦dàn事shìがあった場cháng合hé役yìには立lìたない、日rì常chángの生shēng活huó・仕shì事shìの中zhōngで良liáng知zhīを磨móく努nŭ力lìをしなければならない、と説shuōいた。これが「事shì上shàng磨mó錬liàn」である。

『大dà学xué』の再zaì解jiě釈shì

宋sòng明míng理lĭ学xuéにおいて四sì書shūは非feī常chángに重zhòng視shìされた経jīng書shūである。このうち、『大dà学xué』は、宋sòng以yĭ後hoù著zhùしく経jīng書shū中zhōngの地dì位weìが上shàng昇shēngし、且qiěつ朱zhū子zĭと王wáng陽yáng明míngで解jiě釈shìが著zhùしく分fēnかれた。以yĭ下xià、主zhŭな朱zhū子zĭ学xuéとの相xiāng違weíを記jìす。

1. テクスト
   • 朱zhū子zĭ学xué: 朱zhū子zĭは大dàきく『大dà学xué』を改gaĭ訂dìngした。朱zhū子zĭ以yĭ前qiánより『大dà学xué』は文wén章zhāngや字zì句jùが並bìngべ間jiān違weíえられ、あるいは抜báけていると言yánわれていたが、それを改gaĭめたのが『大dà学xué章zhāng句jù』である。『大dà学xué章zhāng句jù』は程chéng顥haò・程chéng頤yíのテクスト批pī評píngを継jì承chéngし、朱zhū子zĭが完wán成chéngさせたもので、脱tuō落luòしたと思sīわれる箇gè所suŏは朱zhū子zĭが書shūき足zúしている。
   • 陽yáng明míng学xué: 王wáng陽yáng明míngは朱zhū子zĭ学xué以yĭ前qiánのテクストをそのまま使shĭ用yòngした。ただし、王wáng陽yáng明míngの序xùを付fùしたものを『古gŭ本běn大dà学xué』という。
2. 「大dà学xué」という言yán葉xiéの意yì味weì
   • 朱zhū子zĭ学xué: 大dà学xuéを「大dà人rénの学xué問wèn」と規guī定dìngする。大dà人rénは成chéng人rénの意yìである。
   • 陽yáng明míng学xué: 小xiaŏ人rénに対duìする大dà人rén、すなわち「君jūn子zĭの学xué問wèn」と規guī定dìngする。小xiaŏ人rénは得déの無wúい者zhěの意yìである。
3. 三sān綱gāng領lĭngの「親qīn民mín」
   • 三sān綱gāng領lĭngとは『大dà学xué』における三sānつの総zŏng括kuò的deな主zhŭ題tíで、『大dà学xué』はこの主zhŭ題tíを説shuō明míngするためにあるといってもよい。その二èr番fān目mùにあたる「親qīn民mín」の解jiě釈shìをめぐっても朱zhū子zĭと王wáng陽yáng明míngは大dàきく異yìなる。
   • 朱zhū子zĭ学xué: 朱zhū子zĭは「親qīn」を「新xīn」と読dúみ替tìえ、「民mínを新xīnたにす」、つまり「自zì分fēn自zì身shēnの明míng徳déを明míngらかにした君jūn子zĭが、他tā者zhěにまでそれを及jíぼし革gé新xīnする」の様yàngに解jiěした。
   • 陽yáng明míng学xué: 王wáng陽yáng明míngは素sù直zhíに「民mínを親qīnしむ」と読dúむ。
4. 八bā条tiaó目mùの「格gé物wù致zhì知zhī（かくぶつちち）」
   • 八bā条tiaó目mùとは三sān綱gāng領lĭngの細xì目mùで「格gé物wù」「致zhì知zhī」「誠chéng意yì」「正zhèng心xīn」「修xiū身shēn」「斉qí家jiā」「治zhì国guó」「平píng天tiān下xià」の八bāつである。
   • 朱zhū子zĭは読dú書shū・修xiū養yăngによって聖shèng人rénの高gaōみに至zhìるとし、三sān綱gāng領lĭngに置zhìかれた「格gé物wù致zhì知zhī」に根gēn拠jùを求qiúめた。つまり、「物wùに格gé（いた）る」（事shì物wùに即jíして理lĭを極jíめる、格gé＝至zhì）とした。
   • 一yī方fāng、王wáng陽yáng明míngはこの部bù分fēnを再zaì解jiě釈shìし「物wùを格gé（ただ）す」（物wù＝事shì、格gé＝正zhèng）とした。朱zhū子zĭにおいては「知zhī」は道daò徳dé知zhīと知zhī識shì知zhīが未weì可kě分fēnであったが、陽yáng明míngは専zhuānら道daò徳dé知zhīとして理lĭ解jiěする。「事shì」とは心xīnの動dòngきである「意yì」の所suŏ在zaìであって、「知zhī」とは良liáng知zhīを指zhĭす。「格gé物wù致zhì知zhī」を、「意yì」を正zhèngすことにより良liáng知zhīを発fā揮huīすることとしたのである。端duān的deに言yánえば心xīnの不bù正zhèngを正zhèngすと王wáng陽yáng明míngは再zaì解jiě釈shìした。
5. 「誠chéng意yì」の重zhòng視shì
   • 朱zhū子zĭ学xué: 朱zhū子zĭ学xuéで最zuìも要yaòとされたのは、上shàng記jìの「格gé物wù致zhì知zhī」である。
   • 陽yáng明míng学xué: 陽yáng明míng学xuéで最zuìも要yaòとされたのは、「誠chéng意yì」である（「大dà学xuéの要yaòは、意yìを誠chéngにするのみ」）。ただし、陽yáng明míng学xuéの観guān点diănから言yánえば、意yìが誠chéngならば、良liáng知zhīは致zhìされており、また、物wùも格géされている。つまり「物wùを格géし、知zhīを致zhìす」とは「意yìを誠chéngにする」ことである。

陽yáng明míng学xuéが開kaīいた地dì平píng

• 聖shèng人rén観guānの変biàn化huà

宋sòng以yĭ後hoù、「聖shèng人rén、学xuéんで至zhìるべし」と言yánわれるように、聖shèng人rénは読dú書shū・修xiū養yăngによって人rén欲yùを取qŭり除chúいた後hoùに到daò達dáすべき目mù標biaōとされるようになる。つまり理lĭ念niàn的deにはあらゆる人rénが努nŭ力lì次cì第dìで聖shèng人rénとなる道daòが開kaīかれた。ただ読dú書shūなどにかまける時shí間jiānが多duōくの人rén々にあるはずもなく、実shí際jìにはその道daòは閉bìざされたままだったといえる。

• しかし陽yáng明míng学xuéでは心xīn以yĭ外waìの外waì的deな権quán威weīを否foŭ定dìngするため、もう読dú書shūなどは不bù可kě欠qiànなものとは認rènめられない。むしろ万wàn人rénに平píng等děngに、そしてすでに良liáng知zhīが宿sùっていることを認rènめていこうとする。王wáng陽yáng明míngのある弟dì子zĭの「満măn街jiēこれ聖shèng人rén」（街jiēには聖shèng人rénが充chōngち満mănちている）ということばは端duān的deにこのことを表biaŏ現xiànしていると言yánえよう。陽yáng明míng学xuéにあって聖shèng人rénとなれる可kě能néng性xìngがあるのは、読dú書shū人rénのみならず普pŭ通tōngの庶shù民mínにも十shí分fēnあるとされるのである。朱zhū子zĭ学xuéとの連lián続xù性xìngを考kaŏ慮lwするならば、宋sòng以yĭ後hoùにおける聖shèng人rénの世shì俗sú化huàの動dòngきが、明míng代daì中zhōng葉xié・末mò期qīに至zhìってひとつの頂dĭng点diănを迎yíngえたといえる。

• 人rén欲yù肯kěn定dìngへの道daòを開kaīく

  心xīn全quán体tĭを理lĭとするならば、その内neìにある欲yù望wàngのみを否foŭ定dìngすることは原yuán理lĭ的deにできない。王wáng陽yáng明míng自zì身shēnは「天tiān理lĭを存cúnし人rén欲yùを去qùる」という朱zhū子zĭ学xué的deな側cè面miànを捨shěてきってはいなかったが、下xiàで述shùべるように、その弟dì子zĭ達dáは人rén欲yùを自zì然ránなものとして肯kěn定dìngしていくのである。よく知zhīられているように明míng代daì中zhōng期qī以yĭ後hoù、急jí速sùに貨huò幣bì経jīng済jìが浸jìn透toùする。軽qīng々に思sī想xiăngと経jīng済jìの間jiānの因yīn果guŏ関guān係xìを結jié論lùnづけることはできないが、陽yáng明míng学xuéにおける人rén欲yùの肯kěn定dìngが、発fā展zhăn著zhùしい商shāng業yè経jīng済jìにとって時shí宜yíに適shìう思sī想xiăngであったことは間jiān違weíいない。

• 経jīng書shūの地dì位weì低dī下xià

  心xīnを外waì的deな規guī範fànから解jiě放fàngした結jié果guŏ、六liù経jīngなどの経jīng書shūを尊zūnび学xuéぶ姿zī勢shìが減jiăn退tuìしていくことになる。王wáng陽yáng明míng自zì身shēnは「吾wúが心xīnに省shěngみて非feīなれば、孔kŏng子zĭの言yánといえども是shìとせず」と言yánい切qiēってはいても、未weìだ経jīng書shūへの姿zī勢shìは謙qiān虚xūさがあった。しかしその弟dì子zĭ、就jiù中zhōng高gaō弟dìと言yánわれる者zhěでも生shēng涯yáに読dúんだ経jīng書shūは四sì書shūだけといわれる人rénが陽yáng明míng学xué派paìから出chūてくるようになる。かくして経jīng書shūはその聖shèng性xìngを減jiănじていき、六liù経jīngは単dānなる歴lì史shĭに過guòぎないという解jiě釈shìが生shēngまれた。これは清qīng代daì考kaŏ証zhèng学xuéの一yī派paìである黄huáng宗zōng羲xīら浙zhè東dōng史shĭ学xuéから章zhāng学xué誠chéngを経jīngて、章zhāng炳bĭng麟línへ受shoùけ継jìがれていった。

• 朋péng友yoŭ関guān係xìの重zhòng視shì

  陽yáng明míng学xuéの一yī派paìは、講jiăng学xuéといわれる研yán究jiū会huìを好haŏんだことで知zhīられる。派paì内neìの交jiaō遊yoúが壮zhuàngんであることは、「五wŭ倫lún」（父fù子zĭ・君jūn臣chén・夫fū婦fù・長cháng幼yoù・朋péng友yoŭ）の中zhōngでも特tèに「朋péng友yoŭ」という人rén間jiān関guān係xìを重zhòng視shìする姿zī勢shìを生shēngみ出chūした。すなわち極jíめて同tóng志zhì意yì識shì・連lián帯daì意yì識shìが濃nóng厚hoùであった。本běn来laí、朋péng友yoŭ以yĭ外waìの四sì倫lúnは上shàng下xià関guān係xìを基jī礎chŭにおくものであるが、朋péng友yoŭに限xiànっては水shuĭ平píng方fāng向xiàngの人rén間jiān関guān係xìである。それを重zhòng視shìするということは、儒rú教jiaò的de価jià値zhí観guānに一yī石shíを投toúじるものであった。

陽yáng明míng学xuéの流liú行xíngと展zhăn開kaī

陽yáng明míng学xué左zuŏ派paì―心xīn学xuéの横héng流liú－

王wáng陽yáng明míngの高gaō弟dìとしては、王wáng畿jī（龍lóng渓xī）、王wáng艮gèn（心xīn斎zhaī）、徐xú愛aì（横héng山shān）、欧oū陽yáng徳dé（南nán野yě）、銭qián徳dé洪hóng（緒xù山shān）、鄒zoū守shoŭ益yì（東dōng廓kuò）、羅luó洪hóng先xiān（念niàn庵ān）、聶niè豹baò（双shuāng江jiāng）らが有yoŭ名míngである。しかし王wáng陽yáng明míngの死sĭ後hoù、陽yáng明míng学xuéはいくつかの派paìに分fēn裂lièした。王wáng陽yáng明míngの生shēng前qiánより、主zhŭに良liáng知zhī説shuōにおける「無wú善shàn無wú悪è」の解jiě釈shìをめぐり王wáng龍lóng渓xīら左zuŏ派paìと朱zhū子zĭ学xuéに再zaì接jiē近jìnしようとする銭qián緒xù山shānらは対duì立lìしていたが、師shīの没meí後hoù分fēn裂lièが決jué定dìng的deとなった。

陽yáng明míng学xué左zuŏ派paìの中zhōng心xīn人rén物wùは王wáng龍lóng渓xīと王wáng心xīn斎zhaīであって、この両liăng者zhěを王wáng学xuéの二èr王wángと称chēngする。王wáng陽yáng明míngは心xīnそのものに善shàn悪èの区qū別biéはないとしたが、「四sì句jù教jiaò」にあるように「意yì」「良liáng知zhī」「物wù」には善shàn悪èを認rènめた。しかし王wáng龍lóng渓xīらは師shīの説shuōは徹chè底dĭを欠qiànくとして、「意yì」「良liáng知zhī」「物wù」も「無wú善shàn無wú悪è」としたのである。したがってそれらに基jīづく行xíng動dòngも善shàn悪è無wúしと主zhŭ張zhāngした。これを「四sì無wú説shuō（しむせつ）」という。いわば善shàn悪èといった倫lún理lĭを超chaōえたものとして「良liáng知zhī」を解jiěしたのである。この主zhŭ張zhāngは銭qián緒xù山shānら右yoù派paìのみならず、朱zhū子zĭ学xuéからも倫lún理lĭに背beìくものとされ、彼bĭらの思sī想xiăng・行xíng動dòngは心xīn学xuéの横héng流liúと呼hūばれ厳yánしく批pī判pànされた。また、彼bĭらは狂kuáng人rénは聖shèng人rénと紙zhĭ一yī重zhòngという説shuōも唱chàngえていた。

• 王wáng龍lóng渓xī

  王wáng龍lóng渓xīが上shàngで師shī王wáng陽yáng明míngの良liáng知zhī説shuōを革gé新xīnしたと述shùべたが、もう少shaŏし具jù体tĭ的deにいうと、以yĭ下xiàの二èrつの意yì味weìを良liáng知zhīに追zhuī加jiāした。まず王wáng陽yáng明míngにあって良liáng知zhīはあくまで人rénの心xīnにあるものであったが、弟dì子zĭ王wáng龍lóng渓xīはそれを「天tiān則zé」（天tiānのことわり）にまで拡kuò大dàした点diăn。次cìに「現xiàn成chéng良liáng知zhī」を主zhŭ張zhāngした点diăn。「現xiàn成chéng」とは、眼yăn前qiánにすでに出chū現xiànしできていることであり、良liáng知zhīを発fā現xiànさせるために作zuò為weì的deもしくは意yì識shì的deな修xiū養yăngは無wú用yòngであって、良liáng知zhīはすでに既jì成chéngの善shàn悪èを超chaōえ自zì律lw的deに正zhèngしく判pàn断duànするのだと主zhŭ張zhāngした。王wáng龍lóng渓xīは良liáng知zhīを非feī常chángに動dòng的deなものとして捉zhuōえ直zhíしたといえる。

  また理lĭ学xuéがその成chéng立lì当dāng初chūから禅shàn宗zōngの影yĭng響xiăngを強qiángく受shoùけていることは、宋sòng代daìより言yánわれ続xùけてきたことであるが、陽yáng明míng学xué左zuŏ派paìはとりわけ仏fó教jiaòの、そして老laŏ荘zhuāng思sī想xiăngの影yĭng響xiăngが顕xiăn著zhùである。この傾qīng向xiàngは王wáng陽yáng明míngも持chíっていたが、特tèに王wáng龍lóng渓xīはこの傾qīng向xiàngを強qiángめたといわれる。その証zhèng拠jùとして経jīng書shūの解jiě釈shìにおいても積jī極jí的deに仏fó教jiaòなどの語yŭ彙huìを使shĭ用yòngして説shuō明míngしようとした点diănがよく指zhĭ摘zhaīされる。そして仏fó教jiaòも道daò教jiaòも真zhēn理lĭの一yī面miànを有yoŭしていたことを認rènめ、三sān教jiaò一yī致zhìを目mù指zhĭそうとした。この傾qīng向xiàngは王wáng心xīn斎zhaīの一yī派paìにも見jiànられ、それ故gùにもはや儒rú教jiaòではなく 禅shàn宗zōngの学xuéだという批pī判pànを招zhaōくに至zhìった。

• 王wáng心xīn斎zhaīと泰taì州zhoū学xué派paì

  王wáng心xīn斎zhaīも王wáng龍lóng渓xīと同tóngじく「現xiàn成chéng良liáng知zhī」を奉fèngじていたが、思sī弁biàn性xìngよりも、社shè会huìに向xiàngけた実shí践jiàn活huó動dòngに特tè徴zhēngを有yoŭする。具jù体tĭ的deには王wáng心xīn斎zhaīは、『孝xiaò経jīng』と四sì書shūを重zhòng視shìしたが、経jīng書shūの注zhù釈shìに拘jūらない自zì得déの学xué問wènを説shuōき、独dú特tèな「淮huaí南nán格gé物wù」を主zhŭ張zhāngしたこと、古gŭ代daìを理lĭ想xiăngとする尚shàng古gŭ思sī想xiăngをもっていたことがその思sī想xiăng的de特tè徴zhēngといえるが、なによりも重zhòng要yaòなのは、知zhī識shì人rén層céng以yĭ外waìの階jiē層céngに陽yáng明míng学xuéを広guăngめることを己jĭが責zé務wùとしたことである。王wáng心xīn斎zhaīらの一yī派paìは泰taì州zhoū学xué派paìといわれ、この派paìからは何hé心xīn隠yĭn、羅luó如rú芳fāng（近jìn渓xī）、楊yáng起qĭ元yuán（復fù所suŏ）、李lĭ贄zhì（卓zhuó吾wú）、周zhoū汝rŭ登dēng（海haĭ門mén）、陶taó望wàng齢língを輩beì出chūした。彼bĭらはその身shēnの中zhōngで、万wàn民mínを救jiùうという士shì大dà夫fū的de責zé任rèn感gănと「知zhī行xíng合hé一yī」とを結jié合héさせ、以yĭ下xiàに述shùべるような社shè会huì批pī判pànを繰qiaōり広guăngげていくのである。この意yì識shìが非feī常chángに高gaō揚yángして、「侠xiá」あるいは「遊yoú侠xiá」という境jìng地dìに達dáするものも現xiànれた。

• 李lĭ卓zhuó吾wú

  李lĭ卓zhuó吾wúは陽yáng明míng学xué左zuŏ派paìの掉diaò尾weĭを飾shìる人rén物wùである。彼bĭにいたって、朱zhū子zĭ学xuéが唱chàngえた読dú書shūによる人rén欲yùの排paí除chúといった理lĭ学xuéの基jī本běn概gaì念niànとは全quánく正zhèng反făn対duìの主zhŭ張zhāngがなされた。まず李lĭは良liáng知zhī説shuōを改gaĭ良liángし、「童tóng心xīn説shuō」を唱chàngえた。童tóng心xīnとは経jīng書shūなど外waì的de権quán威weī・道daò徳déを学xuéぶ以yĭ前qiánの純chún真zhēnな心xīnを指zhĭし、読dú書shū学xué問wènによってかえって失shīわれるとした。また「穿chuān・衣yī・吃chī飯fàn、即jíち是shìれ人rén倫lún物wù理lĭなり」とも述shùべ、食shí欲yùや衣yī服fúを身shēnにつけようとすることは人rén間jiānの本běn来laíの自zì然ránだとし、人rén欲yùを全quán肯kěn定dìngした。

陽yáng明míng学xué右yoù派paìと東dōng林lín党dăng

明míng末mòは魏weì忠zhōng賢xiánら宦huàn官guānに与yŭする閹yān党dăngと顧gù憲xiàn成chéngらの東dōng林lín党dăngが党dăng争zhēngを繰qiaōり返fănしていた。閹yān党dăngと東dōng林lín党dăngは当dāng時shíの政zhèng治zhìや社shè会huìの現xiàn状zhuàngを認rènめるか否foŭかによって分fēnかたれた集jí団tuánであって、思sī想xiăng的deな差chaī異yìによるものではない。

そのため、宦huàn官guān政zhèng治zhìに批pī判pàn的deな人rén々は朱zhū子zĭ学xué、陽yáng明míng学xuéを問wènわず東dōng林lín党dăngに集jíったが、東dōng林lín党dăngに入rùった陽yáng明míng学xuéの人rén々は陽yáng明míng学xué右yoù派paìが中zhōng心xīnであったため、陽yáng明míng学xué左zuŏ派paìの過guò激jīな思sī想xiăngや行xíng動dòngには批pī判pàn的deであった。ただ人rén欲yùを人rén間jiān本běn来laíの自zì然ránとみる考kaŏえを全quán否foŭ定dìngすることはなく、それを認rènめつつ、人rén欲yùを制zhì御yùする役yì目mùを「理lĭ」に与yŭえることにより現xiàn実shí的deな政zhèng策cèや思sī想xiăngを構goù想xiăngしようとした。それは清qīng代daìの考kaŏ証zhèng学xuéや経jīng世shì致zhì用yòngの学xuéを生shēngみ出chūす端duān緒xùとなる。

その代daì表biaŏ的de思sī想xiăng家jiāは黄huáng宗zōng羲xīである。黄huángは陽yáng明míng学xué右yoù派paì劉liú宗zōng周zhoūの弟dì子zĭにあたり、『明míng夷yí待daì訪făng録lù』や『明míng儒rú学xué案àn』を著zhùしている。前qián者zhěは政zhèng治zhì・経jīng済jì・軍jūn事shìといった諸zhū方fāng面miànから国guó家jiāのあり方fāngを論lùnじたもので、特tèに皇huáng帝dì専zhuān制zhì政zhèng治zhì批pī判pànは舌shé鋒fēng鋭ruìく、清qīng末mòに至zhìり再zaì評píng価jiàされた。そのため黄huángは「中zhōng国guóのルソー」と呼hūばれる。後hoù者zhěは中zhōng国guó初chūの哲zhé学xué史shĭとも言yánうべき著zhù作zuòで、明míng代daìの儒rú学xué史shĭ研yán究jiūにおいて今jīnでも必bì読dú書shūとなっている。黄huáng宗zōng羲xīは、陽yáng明míng学xué左zuŏ派paìのようなひたすら唯weí心xīn的deに事shì柄bĭngを論lùnずる学xué風fēngを好haŏまず、事shì実shíに即jíした実shí証zhèng的deな学xué問wènの確què立lìを求qiúめた。その学xué風fēngは考kaŏ証zhèng学xuéの一yī派paì、浙zhè東dōng学xué派paìとなって清qīng朝zhaōの主zhŭ要yaòな思sī潮chaóとなっていくのである。

陽yáng明míng学xué左zuŏ派paì

朱zhū子zĭとその弟dì子zĭたちは、いわゆる偽weì学xuéの禁jìnという政zhèng治zhì的deな問wèn題tíを起qĭこしたが、社shè会huì的deな問wèn題tíは起qĭこさなかった。対duìして、陽yáng明míng学xué派paìは、主zhŭに政zhèng治zhì問wèn題tíではなく社shè会huì問wèn題tíを引yĭnき起qĭこした。

陽yáng明míng学xuéは、陽yáng明míngの死sĭ後hoù、今jīn日rìのことばでいえば左zuŏ派paìと右yoù派paìとに分fēn裂lièし、左zuŏ派paì（その中zhōng核héはいわゆる泰taì州zhoū学xué派paì）はいわゆる陽yáng明míng学xuéの横héng流liú、心xīn学xuéの横héng流liúと呼hūばれる現xiàn象xiàngをひきおこした。すなわち、陽yáng明míng学xué派paìのあるものは社shè会huì的de通tōng念niàn、権quán威weī、に挑tiaō戦zhànし、既jì成chéng道daò徳déをふみにじるにいたり、積jī極jí的deには道daò徳dé的de混hún迷mí、社shè会huì不bù安ānを、消xiaō極jí的deには社shè会huì的de頽tuí廃feìをひきおこした、というのである。左zuŏ派paìは理lĭ論lùn的de・実shí践jiàn的deにラディカリストであった。

ラジカルという意yì味weìは、おおよそ士shì大dà夫fū存cún在zaìにおいて、士shì大dà夫fū、読dú書shū人rén、としてふさわしいあり方fāng、伝yún統tŏng的deに形xíng成chéngせられているらしさ、いわゆる矩jŭ矱huòというものと、聖shèng人rénをめざす理lĭ論lùn・実shí践jiànというものとの二èrつの極jíを考kaŏえることができるが、その場cháng合hé、聖shèng人rénという理lĭ想xiăngに対duìしてあくまで忠zhōng実shíであろうとして、いわゆる矩jŭ矱huòを無wú視shìし、のりこえるに至zhìる、それをいうのである。ふるい矩jŭ矱huò、名míng教jiaòは、単dānに習xí慣guàn的deなもの、外waì化huàしたもの、仮jiă、偽weì善shàn、としてうちすてられ、攻gōng撃jīせられるであろう。

それに対duìして右yoù派paìは、正zhèng統tŏng的deな士shì大dà夫fū派paì、名míng教jiaò護hù持chí派paìである。左zuŏ派paìの活huó動dòngが活huó発fāになるにつれて、右yoù派paìは自zì覚jué的de・無wú自zì覚jué的deにますます朱zhū子zĭ学xué寄jìりになり、たとえば陽yáng明míngが蛇shé足zúにすぎないとした敬jìngが積jī極jí的deに主zhŭ張zhāngせられるようになったりした。

明míng末mò清qīng初chūの陽yáng明míng学xué

明míng朝zhaōの政zhèng治zhìや思sī想xiăngに多duō大dàな影yĭng響xiăngを与yŭえた陽yáng明míng学xuéであったが、その明míng朝zhaōと共gòngに衰shuaī退tuìし、清qīng朝zhaōでは考kaŏ証zhèng学xuéに学xué問wènの主zhŭ役yìの座zuòを奪duóわれるに至zhìるが、全quánくの絶jué学xuéとはならず、清qīng初chūにおいては右yoù派paìが中zhōng心xīnだったため穏wěn健jiànとなり、陽yáng明míng学xuéは「聖shèng学xué（＝朱zhū子zĭ学xué）と異yì同tóng非feīず」と康kāng熙xī帝dìが言yánうように必bìずしも異yì学xué視shìされていたわけではなかった。ただすでに陽yáng明míng学xué単dān体tĭで学xuéばれるというよりも、「朱zhū王wáng一yī致zhì」（朱zhū子zĭと王wáng陽yáng明míngの一yī致zhì）といわれ、朱zhū子zĭ学xuéを補bŭ完wánするものとして扱xīわれたに過guòぎない。雍yōng正zhèng帝dì以yĭ降jiàng、朱zhū子zĭ学xuéの正zhèng学xué化huà確què立lì、乾qián隆lóng・嘉jiā慶qìngの考kaŏ証zhèng学xué全quán盛shèng期qī（いわゆる乾qián嘉jiāの学xué）到daò来laíによってさらにその傾qīng向xiàngを強qiángめ、陽yáng明míng学xuéは衰shuaī微weīした。再zaìび脚jiaŏ光guāngを浴yùびるのは、清qīng朝zhaōの末mò期qīになってからであった。

清qīng末mòの陽yáng明míng学xué

陽yáng明míng学xuéの沈shěn滞zhì状zhuàng況kuàngは、1840年niánのアヘン戦zhàn争zhēng以yĭ降jiàng徐xú々に変biàn化huàする。まず『海haĭ国guó図tú志zhì』を著zhùした魏weì源yuánによって陽yáng明míng学xuéは見jiàn直zhíされ初chūめ、康kāng有yoŭ為weìの師shīである朱zhū次cì琦qíは「朱zhū王wáng一yī致zhì」を再zaìび唱chàngえるなど陽yáng明míng学xuéは復fù活huóの兆zhaòしを見jiànせるようになる。後hoùに今jīn文wén公gōng羊yáng学xuéを掲jiēげる康kāng有yoŭ為weì自zì身shēnも吉jí田tián松sōng陰yīnの『幽yoū室shì文wén稿gaŏ』を含hánむ陽yáng明míng学xuéを研yán究jiūしたという。

下xiàの日rì本běnの項xiàng目mùで述shùべるように陽yáng明míng学xuéは日rì本běnに伝yún来laíして江jiāng戸hù時shí代daì以yĭ降jiàngの日rì本běn史shĭに大dàきな足zú跡jīを残cánした。特tèに明míng治zhì維weí新xīnの思sī想xiăng的de原yuán動dòng力lìとして大dàきな影yĭng響xiăngを及jíぼしたといわれる。明míng治zhìとなっても、三sān宅zhaí雪xuě嶺lĭngが『王wáng陽yáng明míng』という伝yún記jìを著zhùして陽yáng明míng学xuéを顕xiăn彰zhāngし、また陽yáng明míng学xuéに国guó民mín道daò徳déの基jī礎chŭを求qiúめる雑zá誌zhì『陽yáng明míng学xué』やその類leì似sì雑zá誌zhìがいくつも創chuàng刊kānされた。

日rì清qīng戦zhàn争zhēng以yĭ後hoù、明míng治zhì日rì本běnに清qīng末mòの知zhī識shì人rénが注zhù目mùするようになると、すでに中zhōng国guó本běn土tŭでは衰shuaī微weīしていた陽yáng明míng学xuéにも俄é然rán注zhù意yìが向xiàngけられるようになった。明míng治zhì期qī、中zhōng国guóからの留liú学xué生shēngが増zēng加jiāの一yī途túを辿chānるが、そうした学xué生shēng達dáにもこの明míng治zhì期qīの陽yáng明míng学xué熱rèが伝yúnわり、陽yáng明míng学xuéが中zhōng国guóでも再zaì評píng価jiàされるようになる。「陽yáng明míng学xué」という呼hū称chēngが、中zhōng国guóに伝yúnわったのもこの頃qĭngであった。清qīng代daìに禁jìn書shūとされたこともあって、ほとんど忘wàngれられていた李lĭ卓zhuó吾wúの『焚fén書shū』や『蔵cáng書shū』は、明míng治zhì期qīの陽yáng明míng学xué熱rèによって中zhōng国guóに逆nì輸shū入rùされている。

中zhōng国guóにおける陽yáng明míng学xué再zaì評píng価jiàに最zuìも力lìがあったのは、先xiānに触chùれた康kāng有yoŭ為weìの弟dì子zĭ梁liáng啓qĭ超chaōである。梁liáng啓qĭ超chaōは1905年nián、上shàng海haĭで『松sōng陰yīn文wén鈔chaō』を出chū版bănするほど、陽yáng明míng学xuéを奉fèngじた吉jí田tián松sōng陰yīnを称chēng揚yángした。また同tóng時shí期qī書shūかれた梁liángの『徳dé育yù鑑jiàn』や「論lùn私sī徳dé」（代daì表biaŏ作zuò『新xīn民mín説shuō』の一yī節jié）には、井jĭng上shàng哲zhé次cì郎lángの『日rì本běn陽yáng明míng学xué派paì之zhī哲zhé学xué』の影yĭng響xiăngが見jiànられる。こうした梁liángの傾qīng向xiàngは戊wù戌xū政zhèng変biàn後hoùに日rì本běnに亡wáng命mìngして以yĭ降jiàng顕xiăn著zhùとなるが、それは彼bĭが当dāng時shí求qiúめていた国guó民mín国guó家jiā創chuàng出chūと深shēnく関guān係xìする。まとまりを欠qiànいた「散sàn砂shā」のような中zhōng国guóの人rén々を強qiángく結jié合héさせるためには、国guó民mín精jīng神shén、国guó民mín道daò徳déが不bù可kě欠qiànだと梁liáng啓qĭ超chaōは考kaŏえていた。陽yáng明míng学xué宣xuān揚yángは、国guó民mín国guó家jiāの精jīng神shénに注zhù入rùすべく為weìされたものであった。

こうした国guó民mín国guó家jiā精jīng神shénに陽yáng明míng学xuéを注zhù入rùする梁liáng啓qĭ超chaōの考kaŏえは、当dāng時shíの明míng治zhì思sī潮chaóによるものが大dàきい。当dāng時shíの日rì本běnでは、欧oū化huà主zhŭ義yìの進jìn展zhănによって日rì本běnの道daò徳dé倫lún理lĭや武wŭ士shì道daò精jīng神shénが退tuì廃feìにさらされていると考kaŏえられ、それらを陽yáng明míng学xuéで再zaì生shēngしようとする風fēng潮chaóがあった。これが明míng治zhì期qīにおける陽yáng明míng学xué熱rèの背beì景jĭngである。

こうした風fēng潮chaóに梁liáng啓qĭ超chaōらは感găn化huàされ、明míng治zhì日rì本běnにおいて陽yáng明míng学xuéの再zaì発fā見jiàn、再zaì評píng価jiàしたのみならず、陽yáng明míng学xuéを柱zhùとする国guó民mín精jīng神shén創chuàng造zaò運yùn動dòngも取qŭり込んだといえる。

日rì本běnの陽yáng明míng学xué

日rì本běnに伝yúnわった朱zhū子zĭ学xuéは、その普pŭ遍biàn的deな秩zhì序xùへの志zhì向xiàngにより、体tĭ制zhìを形xíng作zuòる治zhì世shì者zhěに好haŏまれた。一yī方fāng、王wáng陽yáng明míngの意yì図túに反fănして、陽yáng明míng学xuéには反făn体tĭ制zhì的deな理lĭ論lùnが生shēngまれたため、反făn体tĭ制zhìの側cèが好haŏむ場cháng合héもあり、自zì己jĭの正zhèng義yì感gănに囚qiúわれて革gé命mìng運yùn動dòngに呈chéngする者zhěも陽yáng明míng学xué徒túに多duōい。

心xīn即jí理lĭ（鏡jìng面miànのような心xīn）が本běn来laí前qián提tíであるにもかかわらず、己jĭの私sī欲yù、執zhí着zhaóを良liáng知zhīと勘kān違weíいして、妄wàng念niànを心xīnの本běn体tĭの叫jiaòびと間jiān違weíえて行xíng動dòngに移yíしてしまうと、地dìに足zúのつかない革gé新xīn志zhì向xiàngになりやすいという説shuōもある。山shān田tián方fāng谷gŭも、誤wùった理lĭ解jiěをすると重zhòng大dàな間jiān違weíいを犯fànす危weī険xiănがあると考kaŏえて、朱zhū子zĭ学xuéを十shí分fēnに理lĭ解jiěして朱zhū子zĭ学xuéと陽yáng明míng学xuéを相xiāng対duì化huàして理lĭ解jiěが出chū来laíる門mén人rénにのみにしか陽yáng明míng学xuéを教jiaò授shoùしなかったと言yánわれている。

江jiāng戸hù期qīの代daì表biaŏ的deな陽yáng明míng学xué者zhěは中zhōng江jiāng藤téng樹shùと弟dì子zĭの熊xióng沢zé蕃fán山shānである。その他tā、淵yuān岡gāng山shān、中zhōng川chuān謙qiān叔shū、三sān輪lún執zhí斎zhaīらがいる。

幕mù末mò期qīの陽yáng明míng学xué信xìn奉fèng者zhě

幕mù末mòの維weí新xīn運yùn動dòngは陽yáng明míng学xuéに影yĭng響xiăngを受shoùけている。高gaō名míngな偉weĭ人rénでは吉jí田tián松sōng陰yīn、高gaō杉shān晋jìn作zuò、西xī郷xiāng隆lóng盛shèng、河hé井jĭng継jì之zhī助zhù、佐zuŏ久jiŭ間jiān象xiàng山shānらが影yĭng響xiăngを受shoùけ、大dà塩yán平píng八bā郎lángの乱luànに代daì表biaŏされるように革gé命mìng運yùn動dòngに身shēnを挺tĭngした者zhěも多duōい。

一yī方fāng、陽yáng明míng学xuéの造zaò詣yìの深shēnさで、佐zuŏ久jiŭ間jiān象xiàng山shānと対duì比bĭされる備beì中zhōng松sōng山shān藩fānの山shān田tián方fāng谷gŭは、陽yáng明míng学xuéの持chíつ危weī険xiăn性xìngを承chéng知zhīした上shàngで、弟dì子zĭには先xiānに朱zhū子zĭ学xuéを学xuéばせ、有yoŭ望wàngな弟dì子zĭにのみ、陽yáng明míng学xuéを教jiaòえた。

山shān田tián方fāng谷gŭと佐zuŏ久jiŭ間jiān象xiàng山shānは佐zuŏ藤téng一yī斎zhaīが塾shú頭toúをしていた昌chāng平píng黌hóngで学xuéんでいる。塾shú長chángの方fāng谷gŭに若ruòき日rìの象xiàng山shānがいどんだ連lián夜yèの激jī論lùnは塾shúの語yŭり草caŏであり、佐zuŏ門ménの二èr傑jiéと称chēngされた。

佐zuŏ藤téng一yī斎zhaīは朱zhū子zĭ学xuéを奉fèngずる昌chāng平píng黌hóngの儒rú官guānであり、公gōng然ránと陽yáng明míng学xuéの理lĭを主zhŭ張zhāngし得déなかったが、著zhù書shūの『大dà学xué一yī家jiā私sī言yán』は陽yáng明míng学xuéの視shì点diănで書shūかれたものであり、また、幕mù末mòの志zhì士shìに大dàきく影yĭng響xiăngをあたえた『言yán志zhì四sì録lù』には陽yáng明míng学xuéの思sī想xiăngが散sàn見jiànされる。また、一yī斎zhaīが中zhōng江jiāng藤téng樹shùを尊zūn崇chóngしていたことや、彼bĭの門ménから陽yáng明míng学xuéの影yĭng響xiăngを受shoùけたものが多duō数shù輩beì出chūしていることなどから、一yī斎zhaīが陽yáng明míng学xuéを奉fèngじていたことは明míng白baíであるとされる。そのため「陽yáng朱zhū陰yīn王wáng」のそしりを受shoùけたが、その主zhŭとする所suŏは陽yáng明míng学xuéに存cúnすると言yánえる。

近jìn代daì日rì本běnの陽yáng明míng学xué

日rì本běnにおける陽yáng明míng学xuéの全quán盛shèng期qīを、明míng治zhì維weí新xīn以yĭ降jiàngとする説shuōもある。即jíち、三sān宅zhaí雪xuě嶺lĭngが1893年niánに刊kān行xíngした著zhù書shū『王wáng陽yáng明míng』を嚆haō矢shĭとする幕mù末mò陽yáng明míng学xuéの再zaì興xīng運yùn動dòngが、欧oū化huà政zhèng策cèの反făn動dòngとして高gaō揚yángした国guó粋cuì主zhŭ義yìや武wŭ士shì道daòの見jiàn直zhíしの動dòngきと結jiéびつき、明míng治zhì後hoù期qīから大dà正zhèng時shí代daìにかけて頂dĭng点diănを迎yíngえたという見jiàn方fāngである。

この時shí期qīの主zhŭな人rén物wùとして、上shàng記jìの三sān宅zhaí雪xuě嶺lĭngや井jĭng上shàng哲zhé次cì郎lángのほか、高gaō瀬laì武wŭ次cì郎láng、徳dé富fù蘇sū峰fēng、吉jí本běn譲ràng、東dōng敬jìng治zhì、石shí崎qí東dōng国guóらがいる。当dāng時shíの陽yáng明míng学xuéは日rì本běn国guó民mínの精jīng神shén修xiū養yăngの一yī環huánとして、死sĭ生shēngを逸yì脱tuōした純chún粋cuìな心xīn情qíngと行xíng動dòng力lìとを陶taó冶yěする実shí践jiàn倫lún理lĭとして説shuōかれる部bù分fēnが大dàきかった。

また、この頃qĭngの日rì本běnにおける陽yáng明míng学xuéの再zaì評píng価jiàが、梁liáng啓qĭ超chaōに代daì表biaŏされる清qīng人rén留liú学xué生shēngの目mùに留liúまり、中zhōng国guóでの陽yáng明míng学xué再zaì興xīngに大dàきな影yĭng響xiăngを及jíぼした。

各gè界jièの信xìn奉fèng者zhě

財caí界jiè

• 岩yán崎qí弥mí太taì郎láng - 三sān菱líng財caí閥fáの創chuàng設shè者zhě
• 渋sè沢zé栄róng一yī - 実shí業yè家jiā、「日rì本běn資zī本běn主zhŭ義yìの父fù」

その他tā

• 広guăng瀬laì武wŭ夫fū - 海haĭ軍jūn軍jūn人rén
• 東dōng郷xiāng平píng八bā郎láng - 海haĭ軍jūn軍jūn人rén
• 奥aò宮gōng健jiàn之zhī - 自zì由yoú民mín権quán運yùn動dòng家jiā
• 幸xìng徳dé秋qiū水shuĭ - 明míng治zhì期qīの社shè会huì主zhŭ義yì者zhě、奥aò宮gōng健jiàn之zhīの父fù・慥zaò慥zaò斉qíに師shī事shì
• 富fù岡gāng鉄tiě斎zhaī - 文wén人rén画huà家jiā、儒rú学xué者zhě
• 三sān島daŏ中zhōng州zhoū - 漢hàn学xué者zhě、二èr松sōng學xué舍shè創chuàng立lì者zhě
• 三sān島daŏ由yoú紀jì夫fū - 作zuò家jiā。晩wăn年niánに傾qīng倒daŏ。ただし、三sān島daŏは王wáng陽yáng明míngの『伝yún習xí録lù』を直zhí接jiē読dúんでいる形xíng跡jīはなく「日rì本běn陽yáng明míng学xué」の系xì譜pŭからの影yĭng響xiăngを受shoùけた。三sān島daŏは井jĭng上shàng哲zhé次cì郎lángの『王wáng陽yáng明míngの哲zhé学xuéの心xīn髄suĭ骨gŭ子zĭ』を読dúんでいる。三sān島daŏの評píng論lùnには『革gé命mìng哲zhé学xuéとしての陽yáng明míng学xué』がある。
• 安ān岡gāng正zhèng篤dŭ - 陽yáng明míng学xuéの像xiàngを「帝dì王wáng学xué」とし、本běn来laíは「心xīn学xué」である陽yáng明míng学xuéの像xiàngを変biànえたという意yì味weìで功gōng罪zuìがあるとされる。安ān岡gāngが東dōng大dà卒zú業yè時shíに出chū版bănした『王wáng陽yáng明míng研yán究jiū』は日rì本běnや中zhōng国guóの識shì者zhěに大dàきな影yĭng響xiăngを与yŭえた。安ān岡gāngの著zhù書shūは『東dōng洋yáng宰zaĭ相xiāng学xué』『日rì本běn精jīng神shénの研yán究jiū』など多duō岐qíに亘gènり、安ān岡gāngが必bìずしも陽yáng明míng学xué者zhěとしてのみ位weì置zhìづけられるものではない。

朝zhaō鮮xiānの陽yáng明míng学xué

→「李lĭ氏shì朝zhaō鮮xiānの学xué問wèn § 陽yáng明míng学xué」も参cān照zhaò

朝zhaō鮮xiān半bàn島daŏの陽yáng明míng学xuéについては 中zhōng 2013, 馬mă淵yuān 2011 が詳xiángしい（本běn項xiàngでは未weì参cān照zhaò）。

朝zhaō鮮xiān半bàn島daŏには16世shì紀jì初chūめに齎jīされた。その初chū期qīに陽yáng明míng学xuéを奉fèngじた者zhěとしては南nán彦yàn経jīngと李lĭ瑶yaóがいる。

次cìいで許xŭ筠yúnと張zhāng維weíが出chūて、陽yáng明míng学xuéを発fā展zhănさせた。許xŭ筠yúnは陽yáng明míng学xuéの立lì場chángから朱zhū子zĭ学xuéの礼lĭ教jiaò的de側cè面miànを批pī判pànし、また、朝zhaō鮮xiānでは最zuìも早zaŏく人rén欲yùを肯kěn定dìngした思sī想xiăng家jiāである。張zhāng維weíは朱zhū子zĭ学xuéの「知zhī先xiān行xíng後hoù」を論lùn難nánし、陽yáng明míng学xuéの「知zhī行xíng合hé一yī」を賞shăng賛zànした。また陽yáng明míng学xuéの個gè性xìng尊zūn重zhòngの側cè面miànを受shoùけ継jìぎ、「自zì治zhì・自zì立lì・自zì主zhŭ」に重zhòngきを置zhìいた学xué説shuōを説shuōいた。

その後hoùに張zhāng維weíの影yĭng響xiăngを強qiángく受shoùけて、朝zhaō鮮xiān陽yáng明míng学xuéの代daì表biaŏともいえる鄭zhèng齊qí斗doŭ（霞xiá谷gŭ）が出chūた。彼bĭは朱zhū子zĭの理lĭ気qì二èr元yuán論lùnに異yìを唱chàngえ、理lĭと気qìは一yī体tĭ不bù可kě分fēnであるとし、また「知zhī行xíng合hé一yī」を称chēng揚yángして実shí践jiànを重zhòng視shìした。当dāng時shí李lĭ氏shì朝zhaō鮮xiānでも朱zhū子zĭ学xuéは形xíng骸haí化huàしつつあったが、鄭zhèngは陽yáng明míng学xuéによって儒rú教jiaòを再zaì生shēngすることを唱chàngえるに至zhìる。

しかし、朝zhaō鮮xiānの陽yáng明míng学xuéは一yī貫guànして少shaŏ数shù派paìの地dì位weìを脱tuōし得déず、本běn場cháng中zhōng国guó以yĭ上shàngに朱zhū子zĭ学xué派paìから抑yì圧yāされ、徐xú々に衰shuaī退tuìした。例lìえば、李lĭ滉huăng（退tuì渓xī）は『伝yún習xí録lù弁biàn』で陽yáng明míng学xuéを厳yán格géに批pī判pànした。

陽yáng明míng学xuéの朝zhaō鮮xiān史shĭにおける影yĭng響xiăngは日rì中zhōngに比bĭして高gaōいと言yánい難nánいが、実shí学xuéや経jīng世shì致zhì用yòngの思sī想xiăngには影yĭng響xiăngが認rènめられる。

大dà韓hán帝dì国guó末mò期qīから日rì本běn統tŏng治zhì時shí代daìには、朴pò殷yīn植zhíや鄭zhèng寅yín普pŭが陽yáng明míng学xuéを論lùnじた。

関guān連lián文wén献xiàn

• 荒huāng木mù見jiàn悟wù 『陽yáng明míng学xuéの位weì相xiāng』研yán文wén出chū版băn、1992年nián、ISBN 4876361045
• 大dà橋qiaó健jiàn二èr 『良liáng心xīnと至zhì誠chéngの精jīng神shén史shĭ―日rì本běn陽yáng明míng学xuéの近jìn現xiàn代daì』 勉miăn誠chéng出chū版băn、1999年nián
• 荻dí生shēng茂maò博bó「陽yáng明míng学xué」『日rì本běn歴lì史shĭ大dà事shì典diăn 3』小xiaŏ学xué館guăn、2001年nián、ISBN 978-4-095-23003-0
• 荻dí生shēng茂maò博bó『近jìn代daì・アジア・陽yáng明míng学xué』ぺりかん社shè、2008年nián、ISBN 978-4831512024
• 小xiaŏ島daŏ毅yì『近jìn代daì日rì本běnの陽yáng明míng学xué』講jiăng談tán社shè選xuăn書shūメチエ、2006年nián
• 小xiaŏ島daŏ毅yì『朱zhū子zĭ学xuéと陽yáng明míng学xué』 ちくま学xué芸yún文wén庫kù、2013年nián
• 島daŏ田tián虔qián次cì訳yì・解jiě説shuō 『中zhōng国guó文wén明míng選xuăn6 王wáng陽yáng明míng集jí』 朝zhaō日rì新xīn聞wén社shè、1975年nián
• 島daŏ田tián虔qián次cì 『朱zhū子zĭ学xuéと陽yáng明míng学xué』 岩yán波bō新xīn書shū、1967年nián、ISBN 4004120284
• 島daŏ田tián虔qián次cì訳yì・解jiě説shuō 『大dà学xué・中zhōng庸yōng』 朝zhaō日rì文wén庫kù（上shàng下xià）、1978年nián
• 中zhōng純chún夫fū『朝zhaō鮮xiānの陽yáng明míng学xué―初chū期qī江jiāng華huá学xué派paìの研yán究jiū―』汲jí古gŭ書shū院yuàn、2013年nián。ISBN 9784762929946。 
• 馬mă淵yuān昌chāng也yě 編biān『東dōngアジアの陽yáng明míng学xué 接jiē触chù・流liú通tōng・変biàn容róng』東dōng方fāng書shū店diàn、2011年nián。 
• 溝goū口koŭ雄xióng三sān訳yì 『伝yún習xí録lù』 新xīn版băn・中zhōng央yāng公gōng論lùn新xīn社shè〈中zhōng公gōngクラシックス〉、2005年nián、ISBN 4121600827
• 山shān田tián準zhŭn・鈴líng木mù直zhí治zhì訳yì 『伝yún習xí録lù』 岩yán波bō文wén庫kù、1936年nián 復fù刊kān多duō数shù
• 吉jí田tián公gōng平píng 『日rì本běnにおける陽yáng明míng学xué』 ぺりかん社shè、1999年nián、ISBN 4831509213
• 吉jí田tián公gōng平píng 『陽yáng明míng学xuéが問wènいかけるもの』研yán文wén出chū版băn〈研yán文wén選xuăn書shū〉、2000年nián、ISBN 487636186X

叢cóng書shū

→「朱zhū子zĭ学xué大dà系xì」も参cān照zhaò

• 『シリーズ陽yáng明míng学xué』明míng徳dé出chū版băn社shè、1989年nián-2010年nián。NCID BN03826126
• 『王wáng陽yáng明míng全quán集jí』（全quán10巻juàn）明míng徳dé出chū版băn社shè、1983年nián-1987年nián。NCID BN00465633
• 『陽yáng明míng学xué大dà系xì』（全quán11巻juàn別bié巻juàn1）明míng徳dé出chū版băn社shè、1971年nián-1974年nián。NCID BN02307644

外waì部bùリンク

• 王wáng陽yáng明míng著zhù、佐zuŏ藤téng一yī斎zhaī（坦tăn）注zhù釈shì、南nán部bù保baŏ城chéng編biān『伝yún習xí録lù』、明míng治zhì40年nián刊kān（国guó立lì国guó会huì図tú書shū館guăn所suŏ蔵cáng）
• 大dà塩yán平píng八bā郎láng『古gŭ本běn大dà学xué刮guā目mù』（中zhōng之zhī島daŏ図tú書shū館guăn所suŏ蔵cáng）
• 井jĭng上shàng哲zhé次cì郎láng『日rì本běn陽yáng明míng学xué派paì之zhī哲zhé学xué』冨fù山shān房fáng、明míng治zhì33年nián刊kān（国guó立lì国guó会huì図tú書shū館guăn所suŏ蔵cáng）
• 三sān宅zhaí雪xuě嶺lĭng（雄xióng二èr郎láng）『王wáng陽yáng明míng』政zhèng教jiaò社shè、明míng治zhì26年nián刊kān（国guó立lì国guó会huì図tú書shū館guăn所suŏ蔵cáng）
• β版băn陽yáng明míng資zī料liaò目mù録lù集jí成chéng - ウェイバックマシン（2014年nián7月yuè4日rìアーカイブ分fēn）
• 東dōng澤zé瀉xiè ( 正zhèng純chún)--沢zé潟xì先xiān生shēng全quán集jí上shàng巻juàn--傳chuán習xí錄lù參cān考kaŏ
• 三sān輪lún執zhí齋zhaī : 標biaō註zhù伝yún習xí録lù