「何なにをしてもムダ」から抜ぬけ出だすために…　折おれない自信じしんをつくる方法ほうほう

※画像がぞう:『マンガでわかる！一生いっしょう折おれない自信じしんのつくり方かた』（青木あおき仁志ひとし著ちょ、朝日あさひ夜よる作画さくが、星野ほしの卓也たくやシナリオ、アチーブメント出版しゅっぱん刊かん）

　現状げんじょうを変かえたい。今いまの自分じぶんを変かえたい。そう思おもっていても、実際じっさいに変かえることは難むずかしい。

　そもそも「なぜ変かわれないか」の原因げんいんが分わからない人ひとも多おおいだろう。

　なぜなら、それは無意識むいしきだからだ。無意識むいしきに自分じぶんの行動こうどうをパターン化かしている結果けっか、「決きまったリズムで生活せいかつしたほうがラク」だから、自分じぶんを変かえることができないのだ。

　そこに大おおきく影響えいきょうを及およぼしているのは、「何なにかにチャレンジしても失敗しっぱいするかもしれない」という自信じしんのなさである。

　では、自信じしんをつけるにはどうすればいいのだろう。

■自信じしんとは「自分じぶん自身じしんをどう見みているのかという解釈かいしゃく」である

　『マンガでわかる！一生いっしょう折おれない自信じしんのつくり方かた』（青木あおき仁志ひとし著ちょ、朝日あさひ夜よる作画さくが、星野ほしの卓也たくやシナリオ、アチーブメント出版しゅっぱん刊かん）は、シリーズ30万まん部ぶ突破とっぱのベストセラーとなった青木あおき仁志ひとし氏しの『一生いっしょう折おれない自信じしんのつくり方かた』のマンガ版ばんだ。

　26歳さいの落おちこぼれ営業えいぎょうマン・黒田くろだ拓たく矢やは人事じんじ異動いどうで新規しんき開拓かいたく営業えいぎょう課かに配属はいぞくになるが、成果せいかを出だせず、現実げんじつから逃にげるように一人ひとり暮くらしをはじめたアパートに。そんなとき、10歳さいの不思議ふしぎな少女しょうじょ・くるみが突然とつぜん現あらわれる。

　自信じしんのなさが原因げんいんだと指摘してきされた拓つぶせ矢やは、くるみから自信じしんのレッスンを受うけることになる。

　自信じしんとは、自分じぶん自身じしんをどう見みているのかという解釈かいしゃく、思おもい込こみだ。「できる」と思おもい込ごめればいいが、ついついマイナス思考しこうに陥おちいってしまうもの。なぜなら、思おもい込こみは「自己じこイメージ」に左右さゆうされるからだ。

　「自己じこイメージ」とは、自分じぶんで自分じぶんをどのように見みているのかという「自分じぶん像ぞう」。これは成功せいこう体験たいけんの数かずによって決きまる。高たかい自己じこイメージをもつ人ひとは、自分じぶんの力ちからで何なにかを成なし遂とげたという経験けいけんをたくさんしている。

　なので、マイナスの思おもい込こみをしてしまう人ひとは、常つねにプラスの情報じょうほうに触ふれるようにすることが大切たいせつだ。

■いきなりの高たかすぎる目標もくひょう設定せっていは挫折ざせつしやすくなる

　自信じしんは、成功せいこう体験たいけんを数多かずおおく経験けいけんすることで形成けいせいされていき、徐々じょじょに大おおきな自信じしんになっていく。そこで気きをつけなければいけないことがある。最初さいしょから高たか過すぎる目標もくひょうを掲かかげると挫折ざせつしてしまう可能かのう性せいがあるということだ。

　なので、自分じぶんがやり遂とげられそうなレベルに目標もくひょうを設定せっていし、実行じっこうして成功せいこう経験けいけんを積つむ。その経験けいけんをもとに少すこしだけ高たかい目標もくひょうを設定せっていし、さらに成功せいこうを積つみ上あげていくこと。

　たとえ失敗しっぱいしたとしても、諦あきらめずに挑戦ちょうせんし、それを乗のり越こえた突破とっぱ体験たいけんも自信じしんに繋つながっていく。

　このように、今いま、踏ふみ出だせる一いち歩ほに集中しゅうちゅうしながら、小ちいさな達成たっせいを積つみ重かさねていくことが、一生いっしょう折おれない自信じしんを手てに入いれる秘訣ひけつなのだ。

　「あの人ひとは優秀ゆうしゅうなのに、自分じぶんは全然ぜんぜんできない」と、気きにしないようにしていても、人ひとは他人たにんと比くらべてしまうものだ。

　しかし、自信じしんの有無うむを決きめるのは、周まわりの人ひとではなく、自分じぶん自身じしん。変かわることは苦痛くつうを伴ともなったり、行動こうどうを起おこすことは面倒めんどうであったりするけれど、「よくなりたい」と強つよく思おもい、小ちいさな成功せいこう体験たいけんからコツコツと積つみ重かさねていくことで、思おもい描えがく理想りそうの自分じぶんに近ちかづいていけるのだろう。

　本書ほんしょは、拓つぶせ矢やの成長せいちょうを通とおして、自信じしんのつくり方かたを追つい体験たいけんできるようになっている。自分じぶんに自信じしんが持もてない人ひとはぜひ、拓つぶせ矢やとともに成長せいちょうをしていってほしい。
（新刊しんかんJP編集へんしゅう部ぶ）

※本ほん記事きじは、「新刊しんかんJP」より提供ていきょうされたものです。