甲虫三昧前代未聞の椿事　・・・チャイロアカサルゾウムシ

前代未聞ぜんだいみもんの椿事ちんじ　・・・チャイロアカサルゾウムシ

本ほん種しゅはバクッと２系統けいとうの色いろに大別たいべつされます。一ひとつは全体ぜんたいに濃こいオレンジ色しょくの個体こたい、もう一ひとつは胸むねが黒くろく、上うえ翅が赤褐色せきかっしょくの個体こたいです。基本きほんこの２色しょくに大別たいべつされる訳わけですが、この両者りょうしゃはホントに同どう一いち種しゅなのでしょうか。尤もっとも和名わみょうが「チャイロアカサル」なので、色目いろめは２ふたつだよ、という含ふくみが最初さいしょから入はいっているのかもしれませんが。そして驚おどろくなかれ、シーズン中ちゅうの撮影さつえいは今回こんかいが初はじめてなんですよ。なにしろ本ほん種しゅとの出会であいは、寒さむい時期じきに限かぎられていましたから、初夏しょかに出会であうなど前代未聞ぜんだいみもんの椿事ちんじなのです。ちょっと待まてよ、となるとこの椿事ちんじは何なにかを示唆しさしていることになりゃせんのかな。と、また余計よけいなことを考かんがえたりします。困こまったもんだ。