(Translated by
https://www.hiragana.jp/
)
ALS・資料 医学書などでの記述
HOME
>
ALS
>
ALS・
資料
しりょう
医学
いがく
書
しょ
などでの
記述
きじゅつ
ALS
■
日本
にっぽん
ALS
協会
きょうかい
のホームページより
http://www.alsjapan.org/
「ALSとは
ALSは、
英語
えいご
名
めい
(Amyotrophic Lateral Sclerosis)の
頭文字
かしらもじ
をとった
略称
りゃくしょう
で、
日本語
にほんご
名
めい
は
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
といい、
運動
うんどう
神経
しんけい
が
冒
おか
されて
筋肉
きんにく
が
萎縮
いしゅく
していく
進行
しんこう
性
せい
の
神経
しんけい
難病
なんびょう
です。アメリカではメジャーリーグ
野球
やきゅう
選手
せんしゅ
のルー・ゲーリックが
罹患
りかん
したことからゲーリック
病
びょう
とも
呼
よ
ばれています。また、イギリスの
有名
ゆうめい
な
宇宙
うちゅう
物理
ぶつり
学者
がくしゃ
ホーキング
博士
はかせ
も30
年来
ねんらい
の
患者
かんじゃ
です。
病気
びょうき
が
進
すす
むにしたがって、
手
て
や
足
あし
をはじめ
体
からだ
の
自由
じゆう
がきかなくなり、
次第
しだい
に
話
はな
すことも
食
た
べることも、
呼吸
こきゅう
することさえも
困難
こんなん
になってきますが、
感覚
かんかく
、
自律
じりつ
神経
しんけい
と
頭脳
ずのう
は
何
なん
ら
冒
おか
されることがありません。
進行
しんこう
は
個人
こじん
差
さ
がありますが、
発病
はつびょう
して3〜5
年
ねん
で
寝
ね
たきりになり、
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
装着
そうちゃく
しなければ
呼吸
こきゅう
することができなくなります。
残念
ざんねん
ながら、
原因
げんいん
も
治療
ちりょう
法
ほう
もわかっていません。
一般
いっぱん
に40〜60
歳
さい
で
発病
はつびょう
し、
患者
かんじゃ
は
全国
ぜんこく
で5000
人
にん
ほどと
言
い
われています。」
■
布施
ふせ
さん(
神戸
こうべ
市
し
)のホームページより
http://www.mfarhp.net/guide1.htm
(「Doug Jacobson
氏
し
のホームページ に
掲載
けいさい
されている、Dr.D. Eric Livingston
氏
し
の
文章
ぶんしょう
の”ALS:A Guide for Patients”の
中
なか
の ”What is ALS ?” をもとに、
一部
いちぶ
、
私
わたし
の
得
え
た
情報
じょうほう
を
加
くわ
えて
編集
へんしゅう
したものです。」)
■
医学
いがく
書
しょ
などでの
記述
きじゅつ
*
以下
いか
の
記述
きじゅつ
の
多
おお
くには
間違
まちが
いがあります。ご
注意
ちゅうい
ください。
[◆]
一
いち
九
きゅう
八
はち
二
に
年
ねん
・「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
[…]
本
ほん
症
しょう
の
病
やまい
型
がた
として、
上記
じょうき
の
定型
ていけい
的
てき
なもののほかに、
球
たま
麻痺
まひ
症状
しょうじょう
を
主
おも
徴
しるし
とする
進行
しんこう
性
せい
球
だま
麻痺
まひ
、
上位
じょうい
運動
うんどう
ニューロン
障害
しょうがい
の
臨床
りんしょう
徴候
ちょうこう
を
欠
か
く
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
、
主
しゅ
として
下肢
かし
末梢
まっしょう
をおかし、
下位
かい
運動
うんどう
ニューロン
障害
しょうがい
が
顕著
けんちょ
な
偽
にせ
多発
たはつ
神経
しんけい
炎
えん
型
がた
を
分類
ぶんるい
することもあるが、
今日
きょう
これらは
本質
ほんしつ
的
てき
な
差異
さい
ではないと
考
かんが
えられている。[…]
予
よ
後
ご
は
不良
ふりょう
である[…](
豊倉
とよくら
康夫
やすお
)」(『
医科
いか
医学
いがく
大
だい
事典
じてん
』、
講談社
こうだんしゃ
、
第
だい
十
じゅう
一
いち
巻
かん
、
二
に
三
さん
六
ろく
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
八
はち
五
ご
年
ねん
・「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
(
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
)[…]ついには
舌
した
の
筋
すじ
も
萎縮
いしゅく
して、
嚥下
えんか
困難
こんなん
、
発
はつ
語
ご
困難
こんなん
となり、さらに
進
すす
むと
呼吸
こきゅう
筋
すじ
もマヒして
死亡
しぼう
する。[…]
経過
けいか
は
平均
へいきん
4〜5
年
ねん
であるが、
症例
しょうれい
によりまちまちで
球
たま
マヒから
始
はじ
まるものは
進行
しんこう
が
速
はや
く、
平均
へいきん
約
やく
1
年
ねん
7
カ月
かげつ
といわれている。ときには
経過
けいか
の
非常
ひじょう
にゆっくりしたものもあり、
数
すう
十
じゅう
年
ねん
に
徐々
じょじょ
に
進行
しんこう
するものがある。これは
別
べつ
の
病気
びょうき
で、[…]」(『
最新
さいしん
現代
げんだい
家庭
かてい
医学
いがく
百科
ひゃっか
』、
主婦
しゅふ
の
友社
ともしゃ
、
一
いち
九
きゅう
七
なな
四
よん
年
ねん
初版
しょはん
、
一
いち
九
きゅう
八
はち
五
ご
年
ねん
最新
さいしん
版
ばん
、
三
さん
九
きゅう
五
ご
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
八
はち
七
なな
年
ねん
。「
一
いち
九
きゅう
八
はち
七
なな
年
ねん
に
発行
はっこう
された
看護
かんご
師
し
用
よう
マニュアルには、
二
に
〇〇
一
いち
年
ねん
の
第
だい
九
きゅう
刷
さつ
でも「
予
よ
後
ご
はほとんどが
五
ご
年
ねん
以内
いない
といわれる」(
椿
つばき
他
た
編
へん
[1987:112]*)と
記
しる
されていたりする。」(
立岩
たていわ
[2004])
*
椿
つばき
忠雄
ただお
・
鈴木
すずき
希
のぞみ
佐
さ
子
こ
・
矢野
やの
正子
まさこ
・
高橋
たかはし
昭三
しょうぞう
編
へん
198707 『
神経
しんけい
難病
なんびょう
・
膠
にかわ
原
ばら
病
びょう
看護
かんご
マニュアル』,
学習研究社
がくしゅうけんきゅうしゃ
,ISBN: 4051505294 3150 ※
[amazon]
※
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
三
さん
年
ねん
(19930410=
新版
しんぱん
(
第
だい
2
版
はん
)
発行
はっこう
、
初版
しょはん
=19691020):
索引
さくいん
に「
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
」。「
神経
しんけい
内科
ないか
でよくみられる
病気
びょうき
」に「
比較的
ひかくてき
ゆっくりおこって、
運動
うんどう
障害
しょうがい
をきたす
病気
びょうき
としては、
変性
へんせい
疾患
しっかん
とよばれるものがあります。その
代表
だいひょう
的
てき
な
病気
びょうき
は、
痴呆
ちほう
をきたす
疾患
しっかん
やパーキンソン
病
びょう
、
脊髄
せきずい
性
せい
小脳
しょうのう
変性
へんせい
症
しょう
、
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
なとがあげられます。」とあり、
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
のところに「*」がついていて、「*
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
/
筋肉
きんにく
を
動
うご
かす
運動
うんどう
をつかさどっている
神経
しんけい
(
運動
うんどう
ニューロン)が
変性
へんせい
して、
運動
うんどう
機能
きのう
が
失
うしな
われていく
病気
びょうき
です。」とある(p.1131)「
運動
うんどう
ニューロン」という
項目
こうもく
もあり、この
語
かたり
は「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
」の
解説
かいせつ
中
ちゅう
にあり、
注
ちゅう
で
解説
かいせつ
されている。 「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
〇
脳
のう
の
信号
しんごう
を
筋肉
きんにく
まで
運
はこ
ぶ
神経
しんけい
が
変性
へんせい
する
筋肉
きんにく
を
収縮
しゅうしゅく
させる
信号
しんごう
を
運
はこ
ぶ
神経
しんけい
である、
運動
うんどう
ニューロン(
運動
うんどう
神経
しんけい
細胞
さいぼう
)の
病気
びょうき
のひとつです。
脳
のう
から
脊髄
せきずい
と
脊髄
せきずい
から
筋肉
きんにく
までの
運動
うんどう
がつぎつぎと
変性
へんせい
、
消失
しょうしつ
していくため、
筋肉
きんにく
の
収縮
しゅうしゅく
力
りょく
がおちて、その
結果
けっか
として
筋肉
きんにく
の
萎縮
いしゅく
が
進行
しんこう
していきます。
原因
げんいん
は
不明
ふめい
ですが、
代表
だいひょう
的
てき
な
難病
なんびょう
としてさかんに
研究
けんきゅう
が
行
おこ
なわれています。
中年
ちゅうねん
過
す
ぎに
症状
しょうじょう
があらわれてきます。
多
おお
くの
場合
ばあい
、
手指
しゅし
の
筋肉
きんにく
の
収縮
しゅうしゅく
からはじまり、
指先
ゆびさき
の
力
ちから
がなくなってきます。ときには
舌
した
の
萎縮
いしゅく
が
先
さき
におこってくることもあります。やがて
四肢
しし
の
筋肉
きんにく
がぴくつき(
筋繊維
きんせんい
の攣縮)、
手
て
の
筋肉
きんにく
がおちて
骨
ほね
ばってきます(ワシ
手
しゅ
とよばれる
独特
どくとく
の
手指
しゅし
の
形
かたち
)。
症状
しょうじょう
が
進行
しんこう
すると
筋肉
きんにく
の
萎縮
いしゅく
はだんだんとひろかり、ことばも
不自由
ふじゆう
になり、
物
もの
が
飲
の
みこみにくく、
呼吸
こきゅう
するのもつらくなってきます。
この
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
とは
別
べつ
に、脊(p.1161)
髄
ずい
から
筋肉
きんにく
までの
運動
うんどう
神経
しんけい
細胞
さいぼう
が
減
へ
っていく
病気
びょうき
がり、これは
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
といわれています。
進行
しんこう
は
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
よりずっとゆるやかなことが
多
おお
いといえます。
遺伝
いでん
性
せい
の
場合
ばあい
、ウェルドニッヒ・ホフマン
病
びょう
、クーゲルベルグ・ウェランダー
病
びょう
などもあります。
〇
対症療法
たいしょうりょうほう
で
苦痛
くつう
をやわらげる
原因
げんいん
が
不明
ふめい
ですから、はっきりした
治療
ちりょう
法
ほう
もありません。
病気
びょうき
の
進行
しんこう
をとめることはできませんが、
患者
かんじゃ
さんの
苦痛
くつう
をすこしでもやわらげるために、あらわれた
症状
しょうじょう
を
抑
おさ
える、
対症療法
たいしょうりょうほう
が
行
おこな
われます。
〇
家庭
かてい
でできること
病気
びょうき
が
進行
しんこう
する
途中
とちゅう
で、
嚥下
えんか
障害
しょうがい
は
必
かなら
ずおこってきますので、
飲
の
みこみやすく、むせにくい
食
た
べ
物
もの
で
栄養
えいよう
をとるよう
気
き
を
配
くば
ります。
患者
かんじゃ
さんとよく
相談
そうだん
して、たとえば、つるつるした
物
もの
(
豆腐
とうふ
、
里芋
さといも
、プリンなど)を
献立
こんだて
に
多
おお
くするなどして、きめ
細
こま
かく
工夫
くふう
することが
大切
たいせつ
です。
病気
びょうき
がすすんで
運動
うんどう
機能
きのう
が
失
うしな
われるようになると、
患者
かんじゃ
さんの
運命
うんめい
は
家族
かぞく
の
支
ささ
え
方
かた
の
度合
どあ
いに
左右
さゆう
されます。また、
患者
かんじゃ
さんとどのように
意思
いし
の
疎通
そつう
をはかるかも
重大
じゅうだい
な
問題
もんだい
となります。まだ
患者
かんじゃ
さんが
会話
かいわ
力
りょく
のあるうちによく
話
はな
しあって、コミュニケーションのとり
方
かた
を
決
き
めておくことも
必要
ひつよう
と
思
おも
います。
(
木下
きのした
真男
まさお
)(p.1162)」(『
新版
しんぱん
新
しん
赤本
あかほん
家庭
かてい
の
医学
いがく
』、
保健同人社
ほけんどうじんしゃ
)
「
運動
うんどう
ニューロン」
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
四
よん
年
ねん
・「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
[…]この
病気
びょうき
はつねに
進行
しんこう
性
せい
で、
呼吸
こきゅう
筋
すじ
の
麻痺
まひ
や
肺炎
はいえん
などで
三
さん
〜
四
よん
年
ねん
で
死亡
しぼう
することが
多
おお
いが、
一
いち
〇
年
ねん
以上
いじょう
生存
せいぞん
する
例
れい
もある。
球
たま
麻痺
まひ
症状
しょうじょう
で
始
はじ
まる
場合
ばあい
は、とくに
予
よ
後
ご
が
悪
わる
い。
特別
とくべつ
な
治療
ちりょう
法
ほう
はまだない。<
海老原
えびはら
進一郎
しんいちろう
>」(『
日本
にっぽん
大
だい
百科全書
ひゃっかぜんしょ
』、
小学館
しょうがくかん
、
一
いち
九
きゅう
八
はち
六
ろく
年
ねん
、
第
だい
2
版
はん
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
四
よん
年
ねん
、
第
だい
7
巻
かん
、
一
いち
九
きゅう
三
さん
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
五
ご
年
ねん
・「アメリカでゲーリッグ
病
びょう
と
呼
よ
ばれている
病気
びょうき
がある。1930
年代
ねんだい
の
大
だい
リーグでニューヨーク・ヤンキースの4
番
ばん
バッター、ルー・ゲーリッグは14
年間
ねんかん
に493
本
ほん
のホームランと3
割
わり
4
分
ぶん
の
打率
だりつ
を
残
のこ
したが、1938
年
ねん
になって
成績
せいせき
ががた
落
お
ちとなった。
翌年
よくねん
に
引退
いんたい
してから、みるみるうちに
手足
てあし
の
筋肉
きんにく
がやせて
寝
ね
たきりとなり、
子供
こども
たちの
英雄
えいゆう
はやせ
細
ほそ
って
消耗
しょうもう
しきって
三
さん
七
なな
歳
さい
で
亡
な
くなった。[
中略
ちゅうりゃく
]
多
おお
くは
人生
じんせい
の
最盛
さいせい
期
き
である
中年
ちゅうねん
以降
いこう
に
発症
はっしょう
し、たちまちにして
人生
じんせい
を
荒廃
こうはい
させ、
生命
せいめい
を
奪
うば
っていく。
ブラック・ホールの
理論
りろん
的
てき
発見
はっけん
者
しゃ
で、
車椅子
くるまいす
の
天文学
てんもんがく
者
しゃ
として
有名
ゆうめい
なホーキング
博士
はかせ
もかかっているといわれている。ただし、ホーキング
博士
はかせ
は
二
に
〇
歳
さい
ころの
発症
はっしょう
であり、
発症
はっしょう
してから20
年
ねん
以上
いじょう
になっても
指
ゆび
でコンピューターの
操作
そうさ
ができて、
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
を
使
つか
っていないなど、ALSとしては
早期
そうき
発症
はっしょう
でかつ
進行
しんこう
が
遅
おそ
い。
特殊
とくしゅ
なタイプのALS、あるいはべつの
運動
うんどう
ニューロン
病
びょう
のようにも
見受
みう
けられる」(
小長谷
こながや
[1995]の
記述
きじゅつ
、
鎌田
かまた
[199?]に
引用
いんよう
)
[◇]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
五
ご
年
ねん
・
鎌田
かまた
竹
たけ
司
し
が「
新聞
しんぶん
広告
こうこく
で
知
し
り、
書店
しょてん
へ
行
い
き
買
か
い
求
もと
め」た
小長谷
こながや
[1995]──「
九
きゅう
五
ご
年
ねん
三
さん
月
がつ
の
第
だい
一
いち
刷
さつ
三
さん
万
まん
五
ご
千
せん
部
ぶ
がまたたくまに
売
う
り
切
き
れ、
現在
げんざい
四
よん
刷
さつ
を
販売
はんばい
中
ちゅう
」(『
難病
なんびょう
と
在宅
ざいたく
ケア』1-2(1995.6):27)──から。「
多
おお
くは
人生
じんせい
の
最盛
さいせい
期
き
である
中年
ちゅうねん
以降
いこう
に
発症
はっしょう
し、たちまちにして
人生
じんせい
を
荒廃
こうはい
させ、
生命
せいめい
を
奪
うば
っていく。」(
小長谷
こながや
[1995:208-209]、
鎌田
かまた
[1998?]に
引用
いんよう
)その
続
つづ
き。「
発症
はっしょう
してから
三
さん
、
四
よん
年
ねん
で、
嚥下
えんか
障害
しょうがい
によって
食
た
べものを
気管
きかん
につまらせて
窒息
ちっそく
するか、
窒息
ちっそく
しないまでも
食
た
べものが
肺
はい
に
迷
まよ
いこんで
肺炎
はいえん
を
起
お
こすか、あるいは
呼吸
こきゅう
筋
すじ
のマヒで
呼吸
こきゅう
不全
ふぜん
になるかで
亡
な
くなる。」(
小長谷
こながや
[1995:212])その
後
ご
は「
重
おも
い
問題
もんだい
」という
項
こう
で、「そのまますぐには
死
し
なないことがある。」「
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
器
き
で
呼吸
こきゅう
を
管理
かんり
しさえすれば、
心臓
しんぞう
が
動
うご
いているかぎり
死
し
ぬことはない。[…]
生命
せいめい
を
何
なん
年
ねん
も、ときには
二
に
〇
年
ねん
近
ちか
くも
保
たも
たせることができる。」(
小長谷
こながや
[1995:212])。(なおこの
本
ほん
の
続篇
ぞくへん
である
小長谷
こながや
[1996]にはALSについての
記述
きじゅつ
はない。)
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
五
ご
年
ねん
・「
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
(
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
・
脊髄
せきずい
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
)[…]
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
[…]どこの
症状
しょうじょう
が
最
もっと
も
目立
めだ
つかによって、
普通
ふつう
型
がた
、
脊髄
せきずい
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
、
進行
しんこう
性
せい
球
だま
まひなどの
病
やまい
型
がた
に
分類
ぶんるい
されますが、
本質
ほんしつ
的
てき
には
同一
どういつ
の
病気
びょうき
です。[…]
一般
いっぱん
に
予
よ
後
ご
は
不良
ふりょう
で、
約
やく
八
はち
〇%は
発症
はっしょう
から
五
ご
年
ねん
以内
いない
に、
嚥下
えんか
障害
しょうがい
と
呼吸
こきゅう
筋
すじ
まひに
起因
きいん
する
誤
あやま
嚥
えん
、
窒息
ちっそく
、
嚥下
えんか
性
せい
肺炎
はいえん
、
呼吸
こきゅう
不全
ふぜん
で
死亡
しぼう
します。しかし、
五
ご
年
ねん
以上
いじょう
生存
せいぞん
者
しゃ
もふえており、
一
いち
〇〜
二
に
〇
年
ねん
の
長期
ちょうき
生存
せいぞん
者
しゃ
もいます。」(『
百科
ひゃっか
家庭
かてい
の
医学
いがく
』、
尾形
おがた
悦郎
えつろう
・
小林
こばやし
登
のぼる
監修
かんしゅう
、
主婦
しゅふ
と
生活社
せいかつしゃ
、
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
五
ご
年
ねん
、
三
さん
〇
五
ご
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
六
ろく
年
ねん
・『
改訂
かいてい
新版
しんぱん
家庭
かてい
医学
いがく
大
だい
百科
ひゃっか
』(
法研
ほうけん
)「
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
(
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
)[…]
病気
びょうき
の
種類
しゅるい
や
個人
こじん
差
さ
もあり、その
速度
そくど
はさまざまですが、
病気
びょうき
は
基本
きほん
的
てき
には
次第
しだい
に
進行
しんこう
していきます。[…]
似
に
たような
病気
びょうき
がたくさんありますし、
運動
うんどう
ニューロン
病
びょう
のなかでも
病気
びょうき
の
種類
しゅるい
によって
進
すす
み
方
かた
が
非常
ひじょう
にまちまちです。[…]p.585)
患者
かんじゃ
の
会
かい
(
日本
にっぽん
ALS
協会
きょうかい
Tel03−3267−6942)に
相談
そうだん
するのもよいでしょう。」(
五
ご
八
はち
五
ご
−
五
ご
八
はち
六
ろく
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
九
きゅう
年
ねん
・「
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
とは[…]どの
範囲
はんい
に
変性
へんせい
がおこったかによって、
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
、
進行
しんこう
性
せい
球
だま
まひ、
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
の
三
みっ
つに
分
わ
けられていますが、あとの
二
ふた
つは、
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
の
部分
ぶぶん
症状
しょうじょう
とする
考
かんが
え
方
かた
が
最近
さいきん
の
主流
しゅりゅう
になっています。[…]
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
(ALS、アミトロ)[…]
多
おお
くは、
発病
はつびょう
から
五
ご
年
ねん
以内
いない
に
呼吸
こきゅう
器
き
の
合併症
がっぺいしょう
をおこし、
死亡
しぼう
します。/
進行
しんこう
性
せい
球
だま
まひ/[…]
会話
かいわ
と
食事
しょくじ
ができないために
心理
しんり
的
てき
な
負担
ふたん
が
大
おお
きく、
栄養
えいよう
障害
しょうがい
と
衰弱
すいじゃく
をきたしやすいものです。/
進行
しんこう
も
早
はや
く、
発病
はつびょう
から
三
さん
年
ねん
程度
ていど
で
肺炎
はいえん
などにより
死亡
しぼう
します。/
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
/
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
に
比
くら
べて
経過
けいか
が
長
なが
く、とくに
非
ひ
進行
しんこう
性
せい
の
時期
じき
もみられます。
発病
はつびょう
から
五
ご
年
ねん
以上
いじょう
、しばしば
一
いち
〇
年
ねん
以上
いじょう
も
生命
せいめい
を
維持
いじ
できることがあります。」(『
家庭
かてい
医学
いがく
館
かん
』、
小学館
しょうがくかん
、
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
九
きゅう
年
ねん
、
九
きゅう
八
はち
一
いち
−
九
きゅう
八
はち
二
に
頁
ぺーじ
)
[◆]
一
いち
九
きゅう
九
きゅう
九
きゅう
年
ねん
(19991015)・「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
/
運動
うんどう
神経
しんけい
のみが
選択
せんたく
的
てき
に
変性
へんせい
していく
原因
げんいん
不明
ふめい
の
疾患
しっかん
です。
三
さん
〇〜
五
ご
〇
歳
さい
に
好
こう
発
はっ
し、
手足
てあし
の
筋力
きんりょく
の
低下
ていか
と
筋
すじ
萎縮
いしゅく
がじょじょに
進行
しんこう
し、ついには
呼吸
こきゅう
筋
すじ
などをもおかすようになります。
知覚
ちかく
や
知能
ちのう
の
障害
しょうがい
はありません。/
現在
げんざい
のところ
有効
ゆうこう
な
治療
ちりょう
法
ほう
はなく、
予
よ
後
ご
不良
ふりょう
です。
厚生省
こうせいしょう
の
難病
なんびょう
疾患
しっかん
に
指定
してい
されています。」(
新星
しんせい
出版
しゅっぱん
社
しゃ
編
へん
『ハンディ
版
ばん
家庭
かてい
医学
いがく
事典
じてん
』、
新星
しんせい
出版
しゅっぱん
社
しゃ
、
三
さん
六
ろく
五
ご
頁
ぺーじ
、「
脊髄
せきずい
の
病気
びょうき
」の
項
こう
に)
[◆]
二
に
〇〇〇
年
ねん
(20000315)・「
運動
うんどう
ニューロン
疾患
しっかん
/
運動
うんどう
ニューロンは、
大脳
だいのう
の
運動
うんどう
中枢
ちゅうすう
細胞
さいぼう
から
始
はじ
まって、
脊髄
せきずい
を
経由
けいゆ
して
抹消
まっしょう
の
運動
うんどう
器
き
に
至
いた
るまでの
運動
うんどう
神経
しんけい
の
経路
けいろ
を
指
さ
します。
脊髄
せきずい
の
側
がわ
索
さく
路
ろ
を
通
とお
って
前
ぜん
角
かく
に
至
いた
るまでを
一
いち
次
じ
ニューロン、
前
ぜん
角
かく
で
中継
ちゅうけい
点
てん
を
通
とお
って
筋肉
きんにく
に
至
いた
るまでが
二
に
次
じ
ニューロンです。この
運動
うんどう
ニューロンだけを
選択
せんたく
的
てき
におかす
疾患
しっかん
が
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
で、
二
に
次
じ
ニューロンの
障害
しょうがい
によって
筋肉
きんにく
が
萎縮
いしゅく
します。このタイプを
神経
しんけい
原
ばら
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
といい、
筋
すじ
自体
じたい
に
病気
びょうき
があって
起
お
こる
筋
すじ
原
ばら
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
と
区別
くべつ
します。/
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
の
症状
しょうじょう
は、
神経
しんけい
原
ばら
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
が
壮年
そうねん
期
き
から
起
お
こります。
筋
すじ
萎縮
いしゅく
は
手
て
から
始
はじ
まることが
多
おお
く、
肩
かた
、
胸
むね
にも
及
およ
び、
呼吸
こきゅう
筋
すじ
や
下
した
筋
すじ
に
起
お
こって、
呼吸
こきゅう
困難
こんなん
や
嚥下
えんか
不能
ふのう
になることがもっともおそれられています。/
初
はじ
めに
筋肉
きんにく
がピクピク
動
うご
いて、
自分
じぶん
でおかしいと
気
き
づくこともありますが、
筋肉
きんにく
がピクピクする
病気
びょうき
はほかにいくつもあり、そのことだけで
心配
しんぱい
することはありません。しかし、
筋肉
きんにく
のやせや
脱力
だつりょく
も
併存
へいそん
する
場合
ばあい
は、
専門医
せんもんい
の
診療
しんりょう
を
受
う
けるようにします。/
治療
ちりょう
世界中
せかいじゅう
で
研究
けんきゅう
されていますが
有効
ゆうこう
な
治療
ちりょう
法
ほう
は
見
み
いだされていません。リハビリテーション、
生活
せいかつ
のしかたなどの
指導
しどう
を
受
う
けることが
大切
たいせつ
です。」(『
三
さん
五
ご
歳
さい
からの
家庭
かてい
医学
いがく
百科
ひゃっか
』、
時事通信社
じじつうしんしゃ
、
一
いち
四
よん
六
ろく
頁
ぺーじ
)
[◆]
二
に
〇〇〇
年
ねん
(20001015)・「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
」の
項目
こうもく
があり、その
中
なか
に「
運動
うんどう
ニューロン(
運動
うんどう
神経
しんけい
細胞
さいぼう
)」の
語
かたり
があり、
注
ちゅう
で
説明
せつめい
されている。「
筋肉
きんにく
を
収縮
しゅうしゅく
させる
信号
しんごう
を
運
はこ
ぶ
神経
しんけい
である、
運動
うんどう
ニューロン(
運動
うんどう
神経
しんけい
細胞
さいぼう
)の
病気
びょうき
の
一
ひと
つです。/[…](p.824)/この
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
とは
別
べつ
に、
脊髄
せきずい
から
筋肉
きんにく
までの
運動
うんどう
神経
しんけい
細胞
さいぼう
が
減
へ
っていく
病気
びょうき
があり、これは
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
症
しょう
といわれています。
進行
しんこう
は
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
よりずっとゆるやかなことが
多
おお
いといえます。」(『
新版
しんぱん
ハンディ
新
しん
赤本
あかほん
家庭
かてい
の
医学
いがく
』、
保健同人社
ほけんどうじんしゃ
、
八
はち
二
に
四
よん
−
八
はち
二
に
五
ご
頁
ぺーじ
)
[◆]
二
に
〇〇
一
いち
年
ねん
(20011106)・「
運動
うんどう
ニューロン
病
びょう
」として「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
/
脊髄
せきずい
性
せい
進行
しんこう
性
せい
筋
すじ
萎縮
いしゅく
症
しょう
/
進行
しんこう
性
せい
球
だま
麻痺
まひ
」があげられ、
説明
せつめい
がある。「
筋
すじ
萎縮
いしゅく
性
せい
側
がわ
索
さく
硬化
こうか
症
しょう
[…]
呼吸
こきゅう
不能
ふのう
の
状態
じょうたい
になると、
人工
じんこう
呼吸
こきゅう
法
ほう
が
必要
ひつよう
になります。
特定
とくてい
疾患
しっかん
(
難病
なんびょう
)に
指定
してい
されています。」(『
大
だい
安心
あんしん
──
健康
けんこう
の
医学
いがく
大
だい
事典
じてん
』、
講談社
こうだんしゃ
)
[◇]『
世界
せかい
大
だい
百科
ひゃっか
事典
じてん
』(
平凡社
へいぼんしゃ
、19810420):なし。「
筋肉
きんにく
」の
項
こう
の「
筋肉
きんにく
の
病気
びょうき
」にもなし。
[◇]『
広辞苑
こうじえん
第
だい
二
に
版
はん
』:なし。
>TOP
■
立岩
たていわ
真
しん
也
『ALS――
不動
ふどう
の
身体
しんたい
と
息
いき
する
機械
きかい
』
より
□□
第
だい
1
章
しょう
間違
まちが
い
□1 「
予後
よご
」について
言
い
われたこと
□2
書
か
かれていたこと
□3
予定
よてい
通
どお
りにならなかった
人
ひと
たち
□4 なぜ、と
思
おも
える
「ALSの
人
ひと
、またその
家族
かぞく
が
読
よ
んだ
本
ほん
には
次
つぎ
のように
書
か
かれてあったと
記
しる
されている。
[19]
一
いち
九
きゅう
七
なな
八
はち
年
ねん
・「「
変性
へんせい
神経
しんけい
疾患
しっかん
で
進行
しんこう
性
せい
、
原因
げんいん
は
不明
ふめい
、
治療
ちりょう
方法
ほうほう
は
全
まった
く
無
な
く
予
よ
後
ご
は
不良
ふりょう
、
発病
はつびょう
から
三
さん
、
四
よん
年
ねん
の
命
いのち
である」と
記
しる
してあり」(「
医学
いがく
書
しょ
」、
川口
かわぐち
[1989:133])
[20]
一
いち
九
きゅう
七
なな
九
きゅう
年
ねん
・「
予
よ
後
ご
不良
ふりょう
で
数
すう
年
ねん
以内
いない
で
死亡
しぼう
する
疾患
しっかん
」(
夫
おっと
と
一緒
いっしょ
に
書店
しょてん
で
買
か
った「
家庭
かてい
医学
いがく
書
しょ
」、
菅原
すがわら
[1989:133])
[21]
一
いち
九
きゅう
八
はち
一
いち
年
ねん
・「
筋肉
きんにく
がだんだん
衰
おとろ
え、
最後
さいご
は
呼吸
こきゅう
困難
こんなん
に
陥
おちい
り、やがて
死
し
に
至
いた
る、と
書
か
いてあった。またそれには、
現代
げんだい
の
医学
いがく
では
原因
げんいん
も
治療
ちりょう
法
ほう
もわかっていない、とあった。そしてこの
病気
びょうき
は、
発病
はつびょう
して
普通
ふつう
四
よん
、
五
ご
年
ねん
で
死亡
しぼう
するとも
書
か
いてあった。[…]
家
か
の
百科
ひゃっか
事典
じてん
は
十
じゅう
年
ねん
くらい
前
まえ
のものだからと
思
おも
って、
本屋
ほんや
に
行
い
き
最新
さいしん
の
家庭
かてい
医学
いがく
書
しょ
を
読
よ
んでみた。
結果
けっか
はどの
医学
いがく
書
しょ
も
同
おな
じようなことしか
書
か
いてなかった。」(
土屋
つちや
・NHK
取材
しゅざい
班
はん
[1989:23-24])
[22]
一
いち
九
きゅう
八
はち
二
に
年
ねん
・「
筋肉
きんにく
を
動
うご
かす
神経
しんけい
系統
けいとう
が
侵
おか
され、
指
ゆび
、
腕
うで
の
脱力
だつりょく
、さらに
足
あし
に
及
およ
んで
歩行
ほこう
も
不能
ふのう
になり
末期
まっき
には
舌
した
の
萎縮
いしゅく
、
嚥下
えんか
(
飲
の
み
下
くだ
し)
困難
こんなん
などを
起
お
こし、
多
おお
くは
発病
はつびょう
後
ご
数
すう
年
ねん
以内
いない
に
死亡
しぼう
――と
説明
せつめい
されていました。」(「
家庭
かてい
医学
いがく
の
本
ほん
」、
折笠
おりかさ
[1986:12])
[23]
一
いち
九
きゅう
八
はち
三
さん
年
ねん
・「「ALSは
難病
なんびょう
中
ちゅう
の
難病
なんびょう
、
二
に
〜
三
さん
年
ねん
で
死
し
ぬ」とありました。」(「
書棚
しょだな
の
医学
いがく
全書
ぜんしょ
」、
松本
まつもと
[1995:289])
[24]
一
いち
九
きゅう
八
はち
四
よん
年
ねん
・「
原因
げんいん
わからず、
治療
ちりょう
法
ほう
なし、
二
に
、
三
さん
年
ねん
の
命
いのち
」(「
医学
いがく
書
しょ
」、
小林
こばやし
[1991:34])
[25]
一
いち
九
きゅう
八
はち
六
ろく
年
ねん
・「
予
よ
後
ご
は
悪
わる
く
五
ご
、
六
ろく
年
ねん
で
死亡
しぼう
」(
湯島
ゆしま
図書館
としょかん
にあった「
家庭
かてい
医学
いがく
書
しょ
」、
橋本
はしもと
[1997])
[26]
一
いち
九
きゅう
八
はち
六
ろく
年
ねん
・「この
病気
びょうき
は
進行
しんこう
性
せい
で
発病
はつびょう
して
五
ご
〜
十
じゅう
年
ねん
で
呼吸
こきゅう
困難
こんなん
に
陥
おちい
り、やがて
死
し
にいたる」(『
家庭
かてい
の
医学
いがく
』、
東
ひがし
御
ご
建
けん
田
でん
[1998:19])
[27]
一
いち
九
きゅう
八
はち
八
はち
年
ねん
・「
数
すう
年
ねん
で
結局
けっきょく
は
死
し
に
至
いた
る。」(「
医学
いがく
書
しょ
」、
高田
たかだ
[1999:80])
[28]
一
いち
九
きゅう
八
はち
八
はち
年
ねん
・「「
予
よ
後
ご
不良
ふりょう
、
治療
ちりょう
方法
ほうほう
がないため
国
くに
の
難病
なんびょう
に
指定
してい
されていて、
申請
しんせい
をすれば
医療
いりょう
費
ひ
がただになる」とだけ
書
か
かれている。/<
予
よ
後
ご
不良
ふりょう
>だけではどういうことか
分
わ
からない。もう
一
いち
冊
さつ
本
ほん
を
出
だ
してもらって
調
しら
べるが、やはり
同
おな
じことしか
書
か
いてない。」(「
医学
いがく
書
しょ
」、
杉山
すぎやま
[1998:22-23])」
*
作成
さくせい
:
立岩
たていわ
真
しん
也
UP: 2002 REV:20040708 20080317 20100915 20131215
◇
ALS
TOP
HOME (http://www.arsvi.com)
◇