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スティーブンス・ジョンソン症候群 (Stevens-Johnson syndrome:SJS)
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スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん (Stevens-Johnson syndrome:SJS)


last update:20140215

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ほんページではスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんかんする文献ぶんけん情報じょうほうおよび様々さまざまなHPでしめされた見解けんかい議論ぎろん紹介しょうかいおこなっています。

目次もくじ

スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんとは
ほん拠点きょてん関係かんけいしゃによる文章ぶんしょう
関連かんれんHP
文献ぶんけん
引用いんよう外部がいぶHPより)
◇SJS関連かんれん新聞しんぶん記事きじ (べつぺーじ
 1990-2000-2005-



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■スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんとは

・「皮膚ひふ粘膜ねんまく過敏かびんしょうであり、かたべにまだらとの鑑別かんべつようする。皮膚ひふ粘膜ねんまく症候群しょうこうぐん(ひふねんまくがんしょうこうぐん)ともいう。死亡しぼうれいもある。」(wikipedia)[外部がいぶリンク]

・「抗生こうせい物質ぶっしつなどの医薬品いやくひん副作用ふくさようとして発症はっしょうする皮膚ひふ障害しょうがいくちびるなどの粘膜ねんまく組織そしき、あるいは全身ぜんしん皮膚ひふべにむら糜爛びらんしょうじ、全身ぜんしんやけどのようになる。重症じゅうしょうおちいりやすい。
 スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんは38える高熱こうねつともない、呼吸こきゅう腎臓じんぞう肝臓かんぞうなどに合併症がっぺいしょうはっしやすい。失明しつめいするケースもあり、いた場合ばあいすくなくないという。
 スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん原因げんいんになり医薬品いやくひんは、抗生こうせい物質ぶっしつこうてんかんやくなどから、風邪かぜやくまで、幅広はばひろい。発生はっせい原因げんいん免疫めんえき反応はんのう、アレルギー反応はんのうによるものとられているが、原因げんいん解明かいめいされたわけではなく、発生はっせいじょ明確めいかく部分ぶぶんおおいという。
 スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん原因げんいんとなるくすり使用しようしはじめてから数日すうじつすう週間しゅうかんころに発生はっせいすることがおおいとされる。粘膜ねんまく異常いじょうかんじはじめるなど、スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんうたがわれる兆候ちょうこうがあった場合ばあいに、すぐくすり服用ふくよう中止ちゅうしして医師いし相談そうだんすることが、目下めした最善さいぜん予防よぼうさくとされている。
 くすり影響えいきょう発症はっしょうするじゅうあつし皮膚ひふ障害しょうがいとしては、スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんのほかに中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょうなどもられている。」(weblio 新語しんご時事じじ用語ようご辞典じてん)[外部がいぶリンク]



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ほん拠点きょてん関係かんけいしゃによる文章ぶんしょう

植村うえむら かなめ 201111「中途ちゅうと失明しつめいした女性じょせい女性じょせいせい主体しゅたいとなることの可能かのうせい困難こんなん――スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん患者かんじゃへのインタビュー調査ちょうさから」『女性じょせいがく年報ねんぽう』Vol.32, 日本にっぽん女性じょせいがく研究けんきゅうかい, pp. 113-137.
植村うえむら かなめ 2010/05/16 「医療いりょうかかわる情報じょうほう患者かんじゃかい活動かつどうあたえる影響えいきょうについて――スティーブンスジョンソン症候群しょうこうぐんれいとして」,だい36かい日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい 発表はっぴょう要旨ようし
植村うえむら かなめ 2008 「改良かいりょうがた歯根しこん利用りよう人工じんこう角膜かくまく――手術しゅじゅつけたひと手術しゅじゅつをした医師いし技術ぎじゅつ開発かいはつみっつの歴史れきし交点こうてんとして」立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう博士はかせ予備よび論文ろんぶん
植村うえむら かなめ 20070331 「変容へんようする身体しんたい意味いみづけ――スティーブンスジョンソン症候群しょうこうぐん急性きゅうせい経験けいけんかたる」,『Core Ethics』3: 59-74.
[PDF]
植村うえむら かなめ 2007 「障害しょうがいしゃが「なおる」ことをかんがえるとき――失明しつめい手術しゅじゅつによる視力しりょく回復かいふく経験けいけんした1女性じょせいのライフストーリー」,花園大学はなぞのだいがく社会しゃかい福祉ふくし学会がっかいへん福祉ふくし人間にんげん科学かがく』17: 191-219.


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関連かんれんHP

難病なんびょう情報じょうほうセンター 重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい診断しんだん治療ちりょう指針ししん
 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/119_i.htm
◇メルクマニュアル家庭かていばん スティーブンス‐ジョンソン症候群しょうこうぐん中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょう 203 しょう 皮膚ひふのかゆみと感染かんせんせい発疹はっしん
 http://mmh.banyu.co.jp/mmhe2j/sec18/ch203/ch203e.html
◇メルクマニュアル18はん 日本語にほんごばん 「スティーブンス-ジョンソン症候群しょうこうぐんおよび中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えし剥離はくりしょう
 http://merckmanual.jp/mmpej/sec10/ch117/ch117i.html
◇SJS患者かんじゃかい
 http://www.sjs-group.org/


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文献ぶんけん

 199020002010

□1990〜
坪田つぼた一男かずお, 19920815, つかれをとる「ドライアイ」クリニック』(シリーズ・になる現代病げんだいびょう日本にっぽん実業じつぎょう出版しゅっぱんしゃ.
佐久間さくま哲夫てつお, 19940620, 病院びょういんこわい』ゆうしゃ.
たけおか洋治ようじ, 19940823, はるかなる旅路たびじてに――マラリア薬禍やっか生還せいかん軌跡きせきななけん出版しゅっぱん.
坪田つぼた一男かずお, 19951120, 健康けんこう科学かがく――テクノストレスの予防よぼうから角膜かくまく移植いしょくまで』講談社こうだんしゃ.
伊藤いとうまもる坪田つぼた一男かずお, 19960101, 今日きょうを“ごきげん”にきる方法ほうほう大和やまと書房しょぼう.
三輪みわあきら寿ことぶき, 199608, 「PLほう施行しこうから1ねん――変化へんかみせる判例はんれい動向どうこう」『月刊げっかんばんぶう』182:64-66.
三輪みわあきら寿ことぶき, 19961000, 「医療いりょう裁判さいばん医薬品いやくひん添付てんぷ文書ぶんしょ」『薬局やっきょく』47(10):135-144.
たけおか洋治ようじ, 19961020, ひかりはるかに――薬禍やっかえて』新教しんきょう出版しゅっぱんしゃ.
別府べっぷひろし圀, 199612, 「フェニトインとうによる中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えし(TEN)と説明せつめい義務ぎむ--高松たかまつ高裁こうさい平成へいせい8ねん2がつ27にち判決はんけつうた孝一こういち宇都うとしん平林ひらばやし勝政かつまさ へん別冊べっさつジュリスト 医療いりょう過誤かご判例はんれいひゃくせん』No140(だい2はん有斐閣ゆうひかく:80-81.
たけおか洋治ようじ, 199612, 「ファンシダールによるStevens-Johnson症候群しょうこうぐん発症はっしょう再発さいはつ防止ぼうし」,『社会しゃかい薬学やくがく』15(1):109-116.
坪田つぼた一男かずお, 19971125, 『アイバンクへの挑戦ちょうせん中央公論社ちゅうおうこうろんしゃ.
相原あいはら道子みちこ池澤いけざわ善郎よしろう, 19991020, 「本邦ほんぽうにおける Toxic Epidermal Necrolysis (TEN) 死亡しぼうれい臨床りんしょうてき検討けんとう――TEN 生存せいぞんれいおよびStevens-Johnson syndrome (SJS) 死亡しぼうれいとの比較ひかく検討けんとう」『日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかい雑誌ざっし』109(11):1581-1590.
阿曽あそ亮子あきこはら浩子ひろこ奈良なら弘恵ひろえ大須賀おおすが恵美子えみこ大橋おおはし和史かずし本田ほんだ光芳みつよし, 1999, 「くすり疹、接触せっしょく皮膚ひふえん中心ちゅうしんとした日本医科大学にほんいかだいがく皮膚ひふの10年間ねんかん副作用ふくさよう1167症例しょうれい統計とうけい--厚生省こうせいしょう医薬品いやくひん副作用ふくさようモニター報告ほうこく制度せいど」への自発じはつ報告ほうこくデータの分析ぶんせき」『日本にっぽん皮膚ひふアレルギー学会がっかい雑誌ざっし』7(3):83-100.

□2000〜
坪田つぼた一男かずお, 20000120, 移植いしょく医療いりょう最新さいしん科学かがく――えてきた可能かのうせい限界げんかい講談社こうだんしゃ.
吉野よしの健一けんいち小宮こみや豊一とよかず,Janis M Cotter,Perry Rosenthal,坪田つぼた一男かずお, 200002, 「つよしまくレンズによる重症じゅうしょうドライアイの治療ちりょうだい25かい角膜かくまくカンファランス.
吉野よしの健一けんいち小宮こみや豊一とよかず坪田つぼた一男かずお,Janis M Cotter,Perry Rosenthal, 200006, 「つよしまくレンズによるスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん治療ちりょう日本にっぽんコンタクトレンズ学会がっかい.
厚生省こうせいしょう医薬いやく安全あんぜんきょく, 20001130, 「医薬品いやくひん医療いりょう用具ようぐとう安全あんぜんせい情報じょうほう163ごう
 http://www1.mhlw.go.jp/houdou/1211/h1130-1_a_15.html
保坂ほさかてんじん, 20001130, 「スティーブンスジョンソン症候群しょうこうぐんかんする質問しつもん主意しゅいしょ平成へいせいじゅうねんじゅういちがつさんじゅうにち提出ていしゅつ 質問しつもんだいろくろくごう)」
 http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a150066.htm
◇20001214, 「市販しはんやく副作用ふくさよう「SJS症候群しょうこうぐん」の恐怖きょうふ(TEMPO)」『週刊しゅうかん新潮しんちょう』45(48):136.
保坂ほさかてんじん, 200101, 「保坂ほさかてんじん突風とっぷう行脚あんぎゃ〔21〕」『月刊げっかん社会しゃかい民主みんしゅ』548:38-43.
◇20010213, 「衆議院しゅうぎいん議員ぎいん保坂ほさかてん人君じんくん提出ていしゅつスティーブンスジョンソン症候群しょうこうぐんかんする質問しつもんたいする答弁とうべんしょ」(平成へいせいじゅうさんねんがつじゅうさんにち受領じゅりょう 答弁とうべんだいろくろくごう 内閣ないかくしゅしついちだいろくろくごう 平成へいせいじゅうさんねんがつじゅうさんにち 内閣ないかく総理そうり大臣だいじんもり喜朗よしろう 衆議院しゅうぎいん議長ぎちょう綿貫わたぬき民輔たみすけ殿どの
 http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b150066.htm
◇20010225, 「原因げんいん不明ふめい皮膚ひふが…(NEWS HUNTER)『サンデさんで毎日まいにち』80(11):35.
保坂ほさかてんじん, 200104, 「保坂ほさかてんじん突風とっぷう行脚あんぎゃ〔24〕」『月刊げっかん社会しゃかい民主みんしゅ』551:57-67.
◇20010701, 「抗生こうせい物質ぶっしつ"万能ばんのう"神話しんわ恐怖きょうふ――安易あんい処方しょほう服用ふくようまね失明しつめい」『読売よみうりウイークリー』60(27):16-17.
◇20010813・20, 「かわはたけ正雄まさお天才てんさいバイオリニストのちち現代げんだい肖像しょうぞう)」『Aera』14(36):62-67.
島崎しまざきじゅん, 200205, 「スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん最新さいしん治療ちりょう)」『毎日まいにちライフ』33(5)108-111.
厚生こうせい労働省ろうどうしょう医薬いやくきょく, 20020530, 「医薬品いやくひん医療いりょう用具ようぐとう安全あんぜんせい情報じょうほう177ごう
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/05/h0530-2a.html
◇Kenichi Yoshino,M.D.,Michiho Suzuki,M.D.,Toyokazu Komiya, 200208, 「Comparison of the quality of vision in patients with postoperative LASIK and post 0rtho-K treatment,both with myopia less than -4D」.GLOBAL ORTHOKERATOLOGY SYMPOSIUM (だいいちかいオルソケラトロジー国際こくさい学会がっかい).
◇20021202, 「参議院さんぎいん会議かいぎろく情報じょうほう だい155かい国会こっかい 厚生こうせい労働ろうどう委員いいんかい だい10ごう」.
 http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/155/0062/15512020062010c.html
◇ドラッグトピックス編集へんしゅう, 2002, 「SJS患者かんじゃ 制度せいど運用うんよう改善かいぜん必要ひつよう」『DRUG topics』1702:3.
◇20030214, 「「かぜに抗生こうせい物質ぶっしつ」で死者ししゃ続出ぞくしゅつしていた(警鐘けいしょうリポート)」『週刊しゅうかんポスト』35(6):202-203.
藤田ふじた康幸やすゆき, 200302, 「医事いじ紛争ふんそう予防よぼうがく じゅうあつしやく疹のSJSではつ最高裁さいこうさい判決はんけつ 医師いし予見よけん回避かいひ義務ぎむありと認定にんてい最高裁さいこうさい平成へいせい14.11.8判決はんけつ)」『日経にっけいメディカル』32(2):101-103.
高田たかだ利廣としひろ, 200305, 「スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん入院にゅういん患者かんじゃみどりうみきん感染かんせんしょう併発へいはつ死亡しぼう.患者かんじゃじゅん安楽あんらくてき治療ちりょう拒止きょしみとめなかった高裁こうさい判決はんけつ一般いっぱん)」『Medical Digest』52(3):36-43.
社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽんてんかん協会きょうかい へん 八木やぎ和一かずいち藤原ふじわら建樹たけき井上いのうえ有史ゆうし 監修かんしゅう, 20030610, 日常にちじょう生活せいかつのためのてんかんのくすり』日本にっぽん文化ぶんか科学かがくしゃ.
加藤かとう新太郎しんたろう, 20030815, 「取引とりひきほう判例はんれい研究けんきゅう(228)医薬品いやくひん添付てんぷ文書ぶんしょ医師いし投薬とうやくじょう過失かしつ(さいばん平成へいせい14.11.8)」『エヌ・ビー・エル』767:64-68.
加々美かがみ光子みつこ, 200312, 「治療ちりょうのため薬剤やくざい投与とうよけた患者かんじゃ中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょう発症はっしょうした場合ばあい治療ちりょう担当たんとうした医師いし薬剤やくざい処分しょぶん投与とうよじょう過失かしつおよ説明せつめい義務ぎむ違反いはん過失かしつはないとされた事例じれい――東京とうきょう高等こうとう裁判所さいばんしょ平成へいせいいちよんねんきゅうがついちいちにち判決はんけつ」『民事みんじほう情報じょうほう』207:34-39.
片平かたひらきよし彦・小松こまつ喜子のぶこ, 2003, 「重症じゅうしょうがたやく被害ひがいしゃ実態じったい――患者かんじゃかいつうじての調査ちょうさから」『医薬品いやくひん情報じょうほうがく』5(3):23-26.
片平かたひらきよし彦, 2003, 「かぜやくとう副作用ふくさようなどでこる難病なんびょう スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん」『月刊げっかん けん』32(2):41-44.
小松こまつ喜子のぶこ片平かたひらきよし彦, 2003, 「重症じゅうしょうがたやく疹「スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょう」にかんする文献ぶんけんがくてき考察こうさつ」『医薬品いやくひん情報じょうほうがく』5-2.
◇20040117, 「「骨抜ほねぬき」か「ぎ」か――くすり販売はんばい自由じゆうめぐる推進すいしん反対はんたい攻防こうぼう([特集とくしゅう]最強さいきょうのクスリがく)『週刊しゅうかん東洋とうよう経済けいざい』5868:54-55.
◇20040117, 「大衆たいしゅうやくでもいたる、こわいクスリの副作用ふくさよう([特集とくしゅう]最強さいきょうのクスリがく)『週刊しゅうかん東洋とうよう経済けいざい』5868:58.
大西おおにしかつなお, 200401, 「医療いりょう訴訟そしょう時代じだい必要ひつよう疾患しっかん知識ちしき」『臨牀と研究けんきゅう』81(1):142-146.
手嶋てじまゆたか, 200401, 「医療いりょうひん添付てんぷ文書ぶんしょ記載きさい医師いし投薬とうやくじょう注意ちゅうい義務ぎむ」『みん商法しょうほう雑誌ざっし』129(4・5):719-724.
こうしま英弘ひでひろ, 20040201, 「判例はんれい評論ひょうろん 最新さいしん判例はんれい批評ひひょう(12) 精神せいしんは、こう精神せいしんやく治療ちりょうもちいる場合ばあい、その副作用ふくさようつね念頭ねんとうにおいて治療ちりょうたるべきであり、当該とうがい副作用ふくさようかんする医療いりょうじょう知見ちけんについては、その最新さいしん添付てんぷ文書ぶんしょ確認かくにんし、必要ひつようおうじて文献ぶんけん参照さんしょうするなど、当該とうがい医師いしのおかれた状況じょうきょうのもとで可能かのうかぎりの最新さいしん情報じょうほう収集しゅうしゅうする義務ぎむがある(さいばん平成へいせい14.11.8)」『判例はんれい時報じほう』1840:172-177.
伊藤いとう佑輔ゆうすけ, 200403, 「医療いりょう過誤かご 重要じゅうよう裁判さいばんれい紹介しょうかい(35) スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん入院にゅういんし、医師いし治療ちりょう方針ほうしんもとづく治療ちりょう拒否きょひする姿勢しせいのみられた患者かんじゃみどりうみきん感染かんせんこし、臓器ぞうき不全ふぜん・DICで死亡しぼうした場合ばあい患者かんじゃにみられた治療ちりょう拒否きょひ姿勢しせい真意しんい医療いりょう行為こういによる苦痛くつう除去じょきょつよ嘆願たんがんしている意思いし表明ひょうめいであるとして、医師いし過失かしつがあるとされた事例じれい――福岡ふくおか高等こうとう裁判所さいばんしょ平成へいせい14.5.9判決はんけつ」『民事みんじほう情報じょうほう』210:70-74.
橋本はしもとこう, 200404, 「平成へいせい13年度ねんど厚生こうせい科学かがく研究けんきゅうはん「Stevens-Johnson 症候群しょうこうぐん, toxic epidermal necrolysis (TEN) と hypersensitivity syndrome の診断しんだん基準きじゅんおよび治療ちりょう指針ししん研究けんきゅう概説がいせつ」『Derma』86:8-12.
小宮こみや豊一とよかず湯浅ゆあさ和恵かずえ, 200404, 「SJS患者かんじゃかいからドクターへのメッセージ」『Derma』86:83-88.
 Abstract:1999ねんくにはじめて重症じゅうしょうがたやく疹にむスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)患者かんじゃかい発足ほっそくし、全国ぜんこくてき活動かつどうはじまった。やがて、患者かんじゃかかえる「後遺症こういしょう実態じったい」や「救済きゅうさい制度せいど不備ふび」、また「診断しんだん治療ちりょうおくれ」とう問題もんだいが、深刻しんこく社会しゃかい問題もんだいとしてメディアに報道ほうどうされ、国会こっかいでもげられるようになった。厚生こうせい労働省ろうどうしょうとも交渉こうしょうかさねた結果けっか難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうによる国家こっかレベルの病態びょうたい研究けんきゅうはじまり、医薬品いやくひん副作用ふくさよう被害ひがい救済きゅうさい制度せいど改善かいぜんによる救済きゅうさい拡大かくだいうごきもてきた。しかし、昭和しょうわ55ねん5がつ1にち以前いぜん発症はっしょうした患者かんじゃ一切いっさい救済きゅうさいけられないなど、いま解決かいけつ糸口いとぐちがつかめない課題かだいおおい。
厚生こうせい労働省ろうどうしょう医薬いやく食品しょくひんきょく, 20040729, 「医薬品いやくひん医療いりょう用具ようぐとう安全あんぜんせい情報じょうほう203ごう
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2004/07/h0729-1.html
八重やえてっ八重やえ恵美子えびす, 20040810, 「一般いっぱんよう医薬品いやくひん重大じゅうだい副作用ふくさよう規制きせい緩和かんわかんする意識いしき調査ちょうさ――消費しょうひしゃアンケートからの考察こうさつ」『医療いりょう薬学やくがく』30(8):553-557.
山本やまもと弘人ひろと, 20040901, 汚染おせんされる身体しんたい――食品しょくひん添加てんかぶつ環境かんきょうホルモン・食物しょくもつアレルギー』PHP研究所けんきゅうじょ.
檜山ひやまさとし, 20040925, 「医薬品いやくひん添付てんぷ文書ぶんしょ過敏かびん症状しょうじょう皮膚ひふ粘膜ねんまく症候群しょうこうぐん副作用ふくさようがあるむね記載きさいされた薬剤やくざいとう継続けいぞくてき投与とうよちゅう患者かんじゃ副作用ふくさよううたがわれるはっしんとう過敏かびん症状しょうじょう発生はっせいみとめた医師いしどう薬剤やくざい投与とうよについての過失かしつがないとしたはら判決はんけつ違法いほうがあるとされた事例じれい」『判例はんれいタイムズ』(臨増 平成へいせい15年度ねんど主要しゅよう民事みんじ判例はんれい解説かいせつ)1154:86-87.
編集へんしゅう, 2005, 「ありふれたくすりでもきるスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん 患者かんじゃかい代表だいひょう 湯浅ゆあさ和恵かずえさんにく」『くすりのチェックはいのちのチェック』18:36-42.
岡田おかだおさむ, 200504, 「歯科しか医療いりょう法律ほうりつ 医薬品いやくひん投与とうよにおける医師いし注意ちゅうい義務ぎむ」『近代きんだい口腔こうくう科学かがく研究けんきゅうかい雑誌ざっし』31(1):106-109.
編集へんしゅう, 20050627, 「あつしん制度せいど改正かいせいでヒアリング医薬品いやくひん販売はんばい資格しかくしゃでのこえつよく--[CVS]解熱げねつやくやかぜやく解禁かいきんもとめる」『DRUG topics』1826:2.
福武ふくたけ公子きみこ, 20050710, 「判例はんれい分析ぶんせき 療養りょうよう指導しどうとしての説明せつめい こう痙攣けいれんやくとう投与とうよするさいには,中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ融解ゆうかい壊死えししょうによる死亡しぼうなど重大じゅうだい結果けっかまね副作用ふくさようについては,副作用ふくさよう発生はっせいりつきわめてひく場合ばあいであっても,危険きけんせい説明せつめいしたうえ,退院たいいんには服薬ふくやくじょう留意りゅういてん具体ぐたいてき指導しどうすべきとした事例じれい[高松たかまつ高裁こうさい平成へいせい8.2.27判決はんけつ](説明せつめい義務ぎむ情報じょうほう提供ていきょう義務ぎむをめぐる判例はんれい理論りろん) -- (医療いりょう)」『判例はんれいタイムズ』56(16):197-199.
片平かたひらきよし彦, 200509, 「薬害やくがい根絶こんぜつのために――被害ひがいしゃつぐないと支援しえんを、医療いりょう従事じゅうじしゃ市民しみん情報じょうほうまなびのを」『現代げんだいのエスプリ』458:119-128.
森本もりもと昌宏まさひろ, 20051017, いたいのいたいのんでけ――111のいたみのはなし産経新聞さんけいしんぶん出版しゅっぱん.
厚生こうせい労働省ろうどうしょう医薬いやく食品しょくひんきょく, 20051027, 「医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとう安全あんぜんせい情報じょうほう218ごう
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2005/10/h1027-1.html
湯浅ゆあさ和恵かずえ, 2006, 「障害しょうがい年金ねんきんわたし――社会しゃかい保険ほけん審査しんさかい容認ようにん裁決さいけつるまで」(シンポジウム報告ほうこく1,だい2しょう シンポジウム 障害しょうがい年金ねんきん人権じんけん――代替だいたいてき紛争ふんそう解決かいけつ制度せいど大学だいがく専門せんもん集団しゅうだん役割やくわり)『研究けんきゅう年報ねんぽう』24:28-39.
湯浅ゆあさ和恵かずえ, 2006, 「湯浅ゆあさ補足ほそく意見いけん 認定にんていうら事情じじょうをいかにつたえるかが重要じゅうよう」(シンポジウム 障害しょうがい年金ねんきん人権じんけん――代替だいたいてき紛争ふんそう解決かいけつ制度せいど大学だいがく専門せんもん集団しゅうだん役割やくわり シンポジストの補足ほそく意見いけん)『神奈川大学かながわだいがく法学ほうがく研究所けんきゅうじょ研究けんきゅう年報ねんぽう』24:76-79.
岩瀬いわせひかり, 20060115, 医療いりょう事故じこ根絶こんぜつ目指めざして――眼科がんか医療いりょう訴訟そしょう事例じれいより』文芸ぶんげいしゃ.
早川はやかわ裕二ゆうじ大津おおつ史子ふみこ矢野やの玲子れいこさんりんいちさとし稲垣いながきいんよう, 20060310, 「中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょうとスティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん患者かんじゃ背景はいけいかんする研究けんきゅう」『医療いりょう薬学やくがく』32(3):183-189.
◇アルブラスト細胞さいぼうイキイキプロジェクトチーム へん, 20060331, 『ジブンサイセイのススメ』幻冬舎げんとうしゃメディアコンサルティング.
堀内ほりうち元城もとしろ横野よこのめぐみ, 200605, 「医薬品いやくひん使用しようをめぐる医療いりょう水準すいじゅんろん――最高裁さいこうさい平成へいせい14ねん11月8にち判決はんけつ事例じれいから」『病院びょういん』65(5):404-407.
末永すえながひろしほん, 200606, 「皮膚ひふ医療いりょう訴訟そしょうへの対応たいおう 最近さいきん医事いじ訴訟そしょう 皮膚ひふ事案じあん中心ちゅうしんとして(会議かいぎろく)」『西日本にしにほん皮膚ひふ』68(3):319.
厚生こうせい労働省ろうどうしょう, 20061121, 「医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとう安全あんぜんせい情報じょうほう230ごう
 http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/11/h1121-2.html
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□2010〜
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永倉ながくら俊和としかず, 20100325, 『アレルギーのふしぎ――アレルゲンは合体がったいしてパワーアップする? 食物しょくもつアレルギーはなぜ子供こどもおおい?』ソフトバンククリエイティブ.
大澤おおさわ友二ともじ, 20100403, 『よくわかる 薬局やっきょく患者かんじゃ対応たいおう基本きほん実践じっせん』(図解ずかい入門にゅうもん メディカルワークシリーズ)秀和しゅうわシステム.
日経にっけいメディカル へん, 20100628, 医療いりょう訴訟そしょうのそこがりたい――注目ちゅうもく判例はんれいまな医療いりょうトラブル回避かいひじゅつ日経にっけいBPしゃ.
佐々木ささき温子あつこ, 20100920, 『ドクター佐々木ささきのいっそタバコをやめちゃいませんか?』日東にっとう書院しょいん本社ほんしゃ.
たけおか洋治ようじ, 20101001, たれたきずによって――環境かんきょう失明しつめい超克ちょうこく地平ちへいキリスト新聞しんぶんしゃ.
徳永とくなが京子きょうこ, 20101019, 安心あんしんしてちこめるほんサンマーク出版しゅっぱん.
山村やまむら重雄しげお, 20101025, 薬剤師やくざいしのための添付てんぷ文書ぶんしょ活用かつようハンドブック』日経にっけいメディカル開発かいはつ.
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湯淺ゆあさ和恵かずえ, 2011, 「しん市民しみん視点してん 身近みぢかくすりだれにでもこるおも副作用ふくさよう スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)」『くすりのチェックはいのちのチェック』42:35-39.
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厚生こうせい労働省ろうどうしょう医薬いやく食品しょくひんきょく安全あんぜん対策たいさく, 201208, 「医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとう安全あんぜんせい情報じょうほう」293.
 http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/293.pdf
厚生こうせい労働省ろうどうしょう医薬いやく食品しょくひんきょく安全あんぜん対策たいさく, 201311, 「医薬品いやくひん医療いりょう機器ききとう安全あんぜんせい情報じょうほう」307.
 http://www1.mhlw.go.jp/kinkyu/iyaku_j/iyaku_j/anzenseijyouhou/307.pdf



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■HPからの引用いんよう


http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/hannketu02-05.htm
判決はんけつのページ

最高裁さいこうさいだいしょう法廷ほうてい発疹はっしんたらSJSうたがうべき、高裁こうさい判決はんけつ破棄はき(02ねん11がつにち)=判決はんけつ全文ぜんぶん → http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/sjssaikousai.htm
くすり催眠さいみん鎮静ちんせいざいの「フェノバール」)の副作用ふくさようで、突発とっぱつてき皮膚ひふがただれ、失明しつめい死亡しぼういたることもある「スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)」を発症はっしょうして失明しつめいした患者かんじゃ医師いしらに賠償ばいしょうもとめた訴訟そしょう最高裁さいこうさい判決はんけつがあった。
判決はんけつは、「発疹はっしんみとめた以上いじょう、フェノバールによる副作用ふくさよううたがい、投薬とうやく中止ちゅうし検討けんとうすべき義務ぎむがあった」と判断はんだん、「医師いしらはSJSを予見よけん回避かいひすべき義務ぎむがあった」として、医師いしらの過失かしつみとめなかった2しん判決はんけつ破棄はきして、過失かしつ有無うむについてさらに審理しんり必要ひつようであるとして、広島ひろしま高裁こうさいもどした。
なお、SJSは市販しはんのかぜやくふくやく1000のくすり副作用ふくさようきる危険きけんせいがあるとされ、すくなくとも毎年まいとし250〜300にん発症はっしょうしている。全身ぜんしん発疹はっしんができ、皮膚ひふ全身ぜんしんやけどじょうになるといわれている。


http://www.yakugai.gr.jp/topics/file/azithromycin_q_030530.pdf
2003ねんがつ30にち

ファイザふぁいざ製薬せいやく株式会社かぶしきがいしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく アラン・B・ブーツ 殿しんがり

薬害やくがいオンブズパースン会議かいぎ 代表だいひょう 鈴木すずき利廣としひろ
りゃく
アジスロマイシンすい和物あえものかんするご回答かいとうについて

拝復はいふく
過日かじつは、とう会議かいぎ要望ようぼう質問しつもんたいし、ご回答かいとうくださり、ありがとうございました。
貴社きしゃのご回答かいとう内容ないよう当方とうほう検討けんとうした結果けっかとう会議かいぎ見解けんかい表明ひょうめいするとともに、再度さいどのご質問しつもんをさせていただきたいとおもいます。質問しつもんへのご回答かいとうは6がつ14にちまでにいただきたく、何卒なにとぞよろしくおねがいします。

質問しつもん
1.アジスロマイシンすい和物あえものによると推定すいていされるSJSおよびTENについて、2000年度ねんど以降いこう現在げんざいまでに貴社きしゃ把握はあくされた報告ほうこくすうと、その後遺症こういしょう実態じったいをご教示きょうしください。
2.これまでに貴社きしゃが「SJSの早期そうき発見はっけん」のためにとられた施策しさくについて、具体ぐたいてきにご教示きょうしください。

とう会議かいぎ見解けんかい質問しつもん理由りゆう
1.ジスロマックの存在そんざい意義いぎについて
わたしたちが前回ぜんかい要望ようぼうしょ指摘してきしたのは、ほんざいは,重症じゅうしょうがたやく疹のリスクがたかいので、「ほんざいでなければ治療ちりょうできないような疾患しっかんかぎって使用しようするようにすべき」だということです。ご回答かいとうかれているように、「ほんざい急性きゅうせい呼吸こきゅう感染かんせんしょう主要しゅようおこりえんきんであるグラム陽性ようせいきんや、インフルエンザきんなどのグラム陰性いんせいきん、さらには近年きんねん臨床りんしょうじょう問題もんだいとなっているβべーたラクタムざい無効むこうなマイコプラズマやクラミジアなどの定型ていけい病原びょうげんたいまで幅広はばひろくカバー」しているとしても、これらは、「ほんざいでなければ治療ちりょうできないような疾患しっかんおこりえんきん」なのか、疑問ぎもんおもいます。それらの疾患しっかんたいしては,ざいによる代替だいたい可能かのうであるとかんがえます。
あわせて、その判明はんめいしたデータについてしるさせていただきます。医学いがく雑誌ざっしランセットの2002ねん5がつ11にちごうでは,急性きゅうせい気管支炎きかんしえん成人せいじん220にん対象たいしょう作為さくいダブルブラインドテストをおこなったところ、アジスロマイシン投与とうよぐん対照たいしょうぐん(ビタミンC投与とうよ)のあいだ有効ゆうこうせいにおいて有意ゆういがみられなかったと報告ほうこくされています。そして、著者ちょしゃは,「ビタミンCが急性きゅうせい気管支炎きかんしえんくとのエビデンスがない以上いじょう,アジスロマイシンもこの疾患しっかんには無効むこうであり、患者かんじゃには処方しょほうすべきではない」と結論けつろんしています。このようなデータもされた以上いじょうすくなくとも急性きゅうせい気管支炎きかんしえん適応てきおうからはずすべきとかんがえます。

2.スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)一般いっぱんについて
回答かいとうでは、SJSは「発見はっけんおくれると重症じゅうしょうわる疾患しっかん」であることをおみとめになり、「発熱はつねつ発疹はっしんとう初期しょき症状しょうじょうみとめた場合ばあい原因げんいん推定すいていされる医薬品いやくひん投与とうよ中止ちゅうしすることがもっと重要じゅうよう最良さいりょう治療ちりょうほう」であると記載きさいされています。そうであれば、わたしたちが前回ぜんかい指摘してきしたように、アジスロマイシンすい和物あえもの場合ばあいは、組織そしきない半減はんげんながく、投与とうよ中止ちゅうししても薬物やくぶつ濃度のうど維持いじされてしまうことから、「最良さいりょう治療ちりょうほう」である投与とうよ中止ちゅうしをはかっても症状しょうじょう進行しんこうしてしまうおそれがあり、危険きけんせいとくおおきいとかんがえられます。
また、ご回答かいとうでは、SJSは「適切てきせつ治療ちりょうおこなわれた場合ばあい通常つうじょう発疹はっしんとう皮膚ひふ症状しょうじょうは2〜4週間しゅうかん治癒ちゆし、粘膜ねんまく症状しょうじょうは1〜2ケ月かげつ軽快けいかいします」と、あたかも「適切てきせつ治療ちりょう」の方法ほうほう存在そんざいし、それによって「治癒ちゆ軽快けいかい」するかのように記載きさいされています。
しかし、最近さいきんSJSとう重症じゅうしょうがたやく疹患しゃ対象たいしょうおこなわれた実態じったい調査ちょうさでは、対象たいしょうしゃ(69にん。うちTENと診断しんだんされているのは14にんで、のこる55にんがSJSあるいは皮膚ひふ粘膜ねんまく症候群しょうこうぐんなどと診断しんだん)は、皮膚ひふ粘膜ねんまく症状しょうじょうは、発症はっしょう比較ひかくすれば8わり前後ぜんこうが「くなった」とこたえてはいるものの、急性きゅうせい症状しょうじょうがおさまったのちにも、以下いかのような種々しゅじゅ後遺症こういしょうがあると報告ほうこくされています:「つめよわい」(46%)、「皮膚ひふにしみがある」(45%)、「つめれている」(41%)、「くちびるいろにむらがある」(32%)、「あしつめがはがれている」(26%)、「皮膚ひふ過敏かびん」(26%)、「口内こうないえんができやすい」(23%)・・・(以下いか割愛かつあい)。
また、ご回答かいとうでは記載きさいされていないについて、半数はんすうちかくが、発症はっしょう比較ひかくして「悪化あっかした」とこたえており、「ドライアイになっている」(71%)、「さかさまつげがある」(59%)、「混濁こんだくがある」(52%)、「いたみがある」(41%)…(以下いか割愛かつあい等々とうとう症状しょうじょうくるしめられている実態じったい報告ほうこくされています。[片平かたひらきよし彦:スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)患者かんじゃ実態じったいだい1ほう)、日本にっぽんやく学会がっかいだい123ねんかい、2003ねん3がつ長崎ながさき]。
このような実態じったいからすると、ご回答かいとうはSJSの評価ひょうかあやまっているとわざるをえません。

3.ジスロマック投与とうよれい報告ほうこくされたSJS
回答かいとうでは、アジスロマイシンすい和物あえもの投与とうよれい報告ほうこくされたSJSでは死亡しぼうれいや「失明しつめいとう後遺症こういしょう発現はつげんした症例しょうれい」はなく、「通常つうじょうのSJSの皮膚ひふ症状しょうじょう治療ちりょう期間きかんである2〜4週間しゅうかん症状しょうじょう遷延せんえんした症例しょうれいや、SJSの治療ちりょう中止ちゅうし再発さいはつした症例しょうれい治療ちりょう手遅ておくれになった症例しょうれいはありませんでした」と、すべて4週間しゅうかん以内いない軽快けいかい治癒ちゆしたかのような記載きさいになっていますが、上記じょうきのようなSJSの実態じったい比較ひかくすると疑問ぎもんのこります。よりくわしい調査ちょうさ必要ひつようかんがえます。
また、ここではSJSのことしか記載きさいされておりませんが、1れいとされているTENについては、その症状しょうじょう経過けいか記載きさいされておりません。
厚生こうせい労働省ろうどうしょうの「医薬品いやくひん医療いりょう用具ようぐとう安全あんぜんせい情報じょうほう177ごうおよ日本経済新聞にほんけいざいしんぶん2003ねん2がつ25にち朝刊ちょうかん記事きじによれば、アジスロマイシンすい和物あえものによると推定すいていされるSJS・TENは、2000年度ねんどだけで13けん報告ほうこくされており、上位じょういだい3位置いちしています。この年度ねんど以降いこう現在げんざいまでに貴社きしゃ把握はあくされた報告ほうこくすうと、その後遺症こういしょう実態じったいについてご教示きょうしくださるようおねがいします。

4.安全あんぜん対策たいさくについて
弊社へいしゃでは、かねてより、SJSの早期そうき発見はっけんほん疾患しっかんにおいて重要じゅうようかんがえ、早期そうき発見はっけんつとめてまいりました」と記載きさいされていますが、貴社きしゃが「SJSの早期そうき発見はっけん」のためにとられた施策しさくにはどのようなものがありますか。
なお、ご回答かいとうなかで「患者かんじゃさまへの服薬ふくやく指導しどう箋等の提供ていきょう」が早期そうき発見はっけんのための施策しさくとして例示れいじされています。その服薬ふくやく指導しどう箋とは「ジスロマックを服用ふくようされるほうへ」という4ぺーじ書面しょめんおもわれますが、この書面しょめんでは、「投与とうよ4にち以降いこうでも症状しょうじょう改善かいぜんがみられない場合ばあい不快ふかい症状しょうじょうがみられた場合ばあい・・・・」としか記載きさいされていません。SJSの初期しょき症状しょうじょう早期そうき発見はっけんのためには、発疹はっしん発赤はっせき高熱こうねつなどの症状しょうじょう患者かんじゃかりやすいように具体ぐたいてき記載きさいすること、さらに、症状しょうじょう進行しんこうした場合ばあいは、まれではあっても、生命せいめいにかかわることもありうることも記載きさいする必要ひつようがあり、服薬ふくやく指導しどう箋書の記載きさい不十分ふじゅうぶんであるとかんがえます

以上いじょう


http://www.kanagawa-u.ac.jp/06/kouenkai/050915a/index.html
障害しょうがいしゃ人権じんけん 連続れんぞくシンポジウムのご案内あんない - 神奈川大学かながわだいがくホームページ
[障害しょうがいしゃ人権じんけん 連続れんぞくシンポジウム。]
日時にちじ 2005ねん10がつ15にち)・22にち)いずれも13:00〜16:00
場所ばしょ 神奈川大学かながわだいがく横浜よこはまキャンパス 16号館ごうかん 視聴覚しちょうかくホールB
参加さんか もうとう不要ふようです。当日とうじつ直接ちょくせつ会場かいじょうにおしください。
主催しゅさい 神奈川大学かながわだいがく法学ほうがく研究所けんきゅうじょ
●2005ねん10がつ15にち(13:00〜16:00)
もっとってみよう、かんがえてみよう 障害しょうがい年金ねんきんのこと
障害しょうがい年金ねんきんは、だれにでも身近みぢか問題もんだいになりうるものといえるでしょう。しかし、障害しょうがい年金ねんきんについての市民しみん認識にんしきとその実際じっさいにはへだたりもあるようです。そこには、社会しゃかい保険ほけん労務ろうむ弁護士べんごしとう専門せんもん援助えんじょ不足ふそくもあるようにみえます。シンポジウムをつうじて、もっと主体しゅたいてき障害しょうがい年金ねんきん、ひいては公的こうてき年金ねんきん一般いっぱんかかわってみませんか。そして、専門せんもん(あるいはそれをめざすみなさん)も、もう一度いちど 障害しょうがい年金ねんきん、ひいては公的こうてき年金ねんきんについてかんがえなおしてみませんか。
司会しかい 橋本はしもと宏子ひろこ神奈川大学かながわだいがく 法学部ほうがくぶ教授きょうじゅ) ・ 森田もりた あきら神奈川大学かながわだいがく 法科ほうか大学院だいがくいん教授きょうじゅ
シンポジスト
1 障害しょうがい年金ねんきんわたし 社会しゃかい保険ほけん審査しんさかい容認ようにん裁決さいけつるまで
湯浅ゆあさ和恵かずえ (SJS患者かんじゃかい代表だいひょう
2 弁護士べんごしからみた障害しょうがい年金ねんきん 
池原いけはらあつし 弁護士べんごし学生がくせい年金ねんきん訴訟そしょう弁護べんごだん全国ぜんこく精神せいしん障害しょうがいしゃ家族かぞく連合れんごうかい 顧問こもん弁護士べんごし
3 社会しゃかい保険ほけん労務ろうむから障害しょうがい年金ねんきん 障害しょうがいしゃ支援しえん
青木あおき久馬きゅうま 社会しゃかい保険ほけん労務ろうむ


http://www.syakaiyakugaku.org/annual/24th/schedule.html
日本にっぽん社会しゃかいやく学会がっかいだい24ねんかい安心あんしんと“くすりをむす社会しゃかい薬学やくがく
会期かいき平成へいせい17ねん11月5にち)〜6にち
会場かいじょう共立薬科大学きょうりつやっかだいがくマルチメディア講堂こうどう東京とうきょうみなと芝公園しばこうえん1-5-30)
■プログラム■
りゃく
6にち だい2にち 9:30〜
りゃく
13:30〜16:20 シンポジウムU「患者かんじゃ家族かぞくからまなぶ」
1.「PatientPartnersProgram(PPP)からまなぶ」 東京女子医科大学とうきょうじょしいかだいがく 寺井てらい千尋ちひろ
患者かんじゃ代表だいひょう 喜多山きたやま美代子みよこ
2.「Stevens-Johnson syndromeの発生はっせい過程かていからまな副作用ふくさよう回避かいひ
SJS患者かんじゃかい 湯浅ゆあさ和恵かずえ
3.「介護かいご現場げんばでの高齢こうれいしゃ服薬ふくやく管理かんりじょうきょう薬剤師やくざいし視点してんから−」
筑波大学つくばだいがく社会しゃかい医学いがくけい福祉ふくし医療いりょうがく 奥野おくのじゅん
座長ざちょう東京薬科大学とうきょうやっかだいがく 宮本みやもと法子のりこ東邦大学とうほうだいがく薬学部やくがくぶ 柳川やながわ忠二ちゅうじ


http://www.tani-hiroyuki.com/nanbyo.html
たにひろゆきのホームページ
2005ねん12月じゅうにがつ16にち 民主党みんしゅとう難病なんびょう対策たいさく推進すいしん議員ぎいん連盟れんめい勉強べんきょうかい(SJS患者かんじゃかい日本にっぽん難病なんびょう疾病しっぺい団体だんたい協議きょうぎかい陳情ちんじょう


http://www.mhlw.go.jp/shingi/2006/12/dl/s1211-3l.pdf
参考さんこう資料しりょう4 厚生こうせい労働省ろうどうしょう特定とくてい疾患しっかんへの指定していかんする要望ようぼうしょとう提出ていしゅつされている疾患しっかん
平成へいせい18ねん11月末日まつじつ現在げんざい

疾患しっかんめい患者かんじゃかい
難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょうとなっているもの
制度せいど状況じょうきょう
りゃく
マルファン症候群しょうこうぐんマルファンサポーターズ協議きょうぎかい
腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ患者かんじゃ支援しえんかい
スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんSJS患者かんじゃかい
重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい)が対象たいしょう
小児しょうに慢性まんせい特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかん


http://www.yuki-enishi.com/kusuri/kusuri-02.html
日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかいでの厚生省こうせいしょうもと医薬いやく安全あんぜん企画きかくかん中村なかむら陽子ようこさんの特別とくべつ発言はつげん(2007.2.17)
日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかい東京とうきょう支部しぶ学術がくじゅつ大会たいかい(2007ねんがつ17にち) 会長かいちょう講演こうえん関連かんれん特別とくべつ発言はつげん 患者かんじゃ個人こじん対峙たいじするには
中村なかむら陽子ようこさん
日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかい東京とうきょう支部しぶ学術がくじゅつ大会たいかいでの飯島いいじま会長かいちょうの「SJS/TENの早期そうき診断しんだんのすすめ−SJS患者かんじゃかいとのつきあいからなにまなんだか」というご講演こうえんたいする関連かんれん発言はつげんとして、厚生省こうせいしょうというだい組織そしき所属しょぞくした一人ひとり行政ぎょうせい薬剤師やくざいしとして、患者かんじゃ被害ひがいしゃ方々かたがたせっするなかわたし自身じしんまなんだことをおはなしします。
りゃく
そのころに、SJS患者かんじゃかいほうとおいしました。くにたいするいくつかのご要望ようぼうがありました。くに法治ほうち国家こっかなのですぐにすべてのてん解決かいけつできるわけではありません。わたしがすぐ出来でき範囲はんいのこと、それは医薬品いやくひんでSJSがこるという事実じじつひろ医療いりょう関係かんけいしゃ一般いっぱんひとらしめるという仕事しごとで、これはすぐに着手ちゃくしゅできることでした。飯島いいじま先生せんせいらとご相談そうだんし、マスコミのみなさんにも正確せいかく情報じょうほう報道ほうどうしていただくようおねがいしました。正直しょうじきにおねがいすれば良識りょうしきのあるマスコミのほうもわかってくださいました。なかには、良識りょうしきのないひともいますが、おおくの良識りょうしきのある人々ひとびとは、誠意せいいをもってはなせばわかるとおもいます。
スライドは、当時とうじのSJS患者かんじゃかいのホームページです。患者かんじゃ医療いりょう関係かんけいしゃ医薬いやく関係かんけいしゃ製薬せいやく企業きぎょうも、病気びょうきたたかっています。
しばらくして、わたし厚生省こうせいしょうめました。そのとき、患者かんじゃかいほうから、先生せんせい先生せんせいはやりたいことが出来できなかったからやめたのですか?とわれ、この言葉ことばは、グサッとさっています。また、めたのち、ある被害ひがいしゃのご家族かぞくったとき、先生せんせいなにをしてくれるのですか?と。この言葉ことばたいして、わたしにはまだ、こたえようがないのです。


http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/03/dl/s0312-10g.pdf
厚生こうせい労働省ろうどうしょう特定とくてい疾患しっかんへの指定していかんする要望ようぼうしょとう提出ていしゅつされている疾患しっかん
平成へいせい19ねん2がつ末日まつじつ現在げんざい

疾患しっかんめい 患者かんじゃかい
難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょうとなっているもの
制度せいど状況じょうきょう

マルファン症候群しょうこうぐん マルファンサポーターズ協議きょうぎかい
腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ 腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ患者かんじゃ支援しえんかい
スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん SJS患者かんじゃかい
重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい)が対象たいしょう
小児しょうに慢性まんせい特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかん


http://www.medsafe.net/contents/special/70disease.html
じゅうあつし副作用ふくさよう疾患しっかんべつマニュアルの活用かつよう
日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかいでマニュアル作成さくせい委員いいんつとめた飯島いいじま正文まさふみ教授きょうじゅ
厚生こうせい労働省ろうどうしょうは、医薬品いやくひん使用しようにより発生はっせいする副作用ふくさよう疾患しっかんについて、平成へいせい17年度ねんどから、「じゅうあつし副作用ふくさよう総合そうごう対策たいさく事業じぎょう」に着手ちゃくしゅしている。そのなか最初さいしょにスタートしたのが、「じゅうあつし副作用ふくさよう疾患しっかんべつマニュアル」の作成さくせい事業じぎょうである。マニュアルはすでに、10領域りょういきにわたりまとめられ厚生こうせい労働省ろうどうしょうのホームページでも公表こうひょうされているが、もっとはや作成さくせいされたのが、皮膚ひふ領域りょういき疾患しっかんともなうマニュアルである。マニュアル作成さくせいにあたった飯島いいじま正文まさふみ昭和大学しょうわだいがく病院びょういんちょう医学部いがくぶ皮膚ひふ教授きょうじゅ)におはなしうかがった。
りゃく
日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかいがマニュアルづくりを提案ていあんした理由りゆう
飯島いいじま教授きょうじゅは「じゅうあつし副作用ふくさよう総合そうごう対策たいさく検討けんとうかい」メンバーであるとともに、日本にっぽん皮膚ひふ学会がっかいマニュアル作成さくせい委員いいんかい委員いいんとして、スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん(SJS)、中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょう(TEN)、薬剤やくざいせい過敏かびんしょう症候群しょうこうぐんのマニュアル作成さくせいにあたった。
内容ないようについて、飯島いいじま教授きょうじゅは「これまでは、薬剤やくざいごとに副作用ふくさよう警告けいこくることができましたが、このマニュアルはぎゃく発想はっそうで、どこにどんな症状しょうじょうがある、その原因げんいんとなる薬剤やくざいにはどういうものがある、というかたちで、副作用ふくさよう調しらべることができます。そこがおおきなちがい」と説明せつめいする。
このような副作用ふくさよう対策たいさく必要ひつようせいは、皮膚ひふでは以前いぜんからもとめられていた。
経緯けいいからいうと、マニュアル作成さくせい厚生こうせい労働省ろうどうしょうから委託いたくされたというより、わたしたち皮膚ひふ学会がっかい医師いしのほうから、こうした副作用ふくさよう対策たいさく必要ひつようであると提案ていあんした、といったほうがちかいとおもいます」と飯島いいじま教授きょうじゅう。
それには、ふたつの理由りゆうがあった。ひとつは、医療いりょう訴訟そしょう医師いし司法しほう責任せきにんわれるという事態じたい各地かくちこっていたこと、もうひとつは、じゅうあつし副作用ふくさようくるしむ患者かんじゃからの「医療いりょう従事じゅうじしゃがもっと関心かんしんっていてくれたら、早期そうき診断しんだん早期そうき治療ちりょうできたはずだ」といううったえをいたことだ。
薬剤やくざい適正てきせい使用しようしても一定いってい割合わりあいでSJS/TENは発症はっしょうする
どんなくすり効果こうかがあれば、副作用ふくさようふく反応はんのうがあるのは当然とうぜんのことだ。そして、副作用ふくさようにはげん疾患しっかんとはことなる臓器ぞうき発生はっせいするものがすくなくない。また、じゅうあつし副作用ふくさよう発生はっせい頻度ひんど非常ひじょうひくいため、医療いりょう従事じゅうじしゃによって見逃みのがされがちで、発見はっけんおくれて、患者かんじゃ危険きけん状態じょうたいおちいることもある。
皮膚ひふには重症じゅうしょうやく疹の患者かんじゃさんが来院らいいんします。内科ないか精神せいしんなど、べつ診療しんりょう処方しょほうされたくすりによるくすり疹です。そのなかに、きわめてまれに、失明しつめいしたり、にいたるようなじゅうあつしくすり疹があるわけです。皮膚ひふ専門医せんもんいであれば、診断しんだんして治療ちりょうにかかれますが、患者かんじゃさん自身じしん副作用ふくさようとはづいていませんから、内科ないか開業医かいぎょうい皮膚ひふ病院びょういんなどを受診じゅしんした場合ばあい治療ちりょう手遅ておくれになることがあります。そのために、医療いりょう訴訟そしょうこり、医師いし司法しほう責任せきにんわれる事件じけん各地かくちこってきました」
その契機けいきとなったのが、1996ねんがつ高松たかまつ高裁こうさい判決はんけつした、ある医大いだい中毒ちゅうどくせい表皮ひょうひ壊死えししょう(TEN)の事例じれいである。
りゃく
その裁判さいばんでは飯島いいじま教授きょうじゅらの参考さんこう意見いけんみとめられるようになり、じゅうあつし副作用ふくさよう注意ちゅうい義務ぎむ違反いはんわれるより、主治医しゅじいによる初期しょき症状しょうじょう見逃みのがし、皮膚ひふへのてんすすめなかったことがわれるというながれになっている。
高松たかまつ高裁こうさい判決はんけつたしかに問題もんだいでした。患者かんじゃさんがたとえばかん機能きのう障害しょうがいがあるとか、免疫めんえき不全ふぜんがあるという特殊とくしゅ場合ばあいなら、医師いし投薬とうやくさいから注意ちゅういしますが、これらの副作用ふくさよう特別とくべつ患者かんじゃさんにおこるわけではなく、家族かぞくれき既往きおうれきもない患者かんじゃさんにもこる。また、薬害やくがいとも区別くべつしなければなりません。薬剤やくざい適正てきせい使つかわれた場合ばあいでも人口じんこうひゃくまんにんあたりにTENでは1にん、SJSでは3にん割合わりあいでこうした副作用ふくさようこるということです。しかし、そういうまれな病気びょうきですから、主治医しゅじい誤診ごしんすることがあり、皮膚ひふ専門医せんもんいにみせるのがおくれると、失明しつめい状態じょうたいなどじゅうあつしになる患者かんじゃさんもいます。こうした事態じたいふせぐためにどうすればよいか、ということから、対策たいさく必要ひつようだとかんがえるようになりました」と飯島いいじま教授きょうじゅう。
しんさぶった患者かんじゃかいのメッセージ
だが、なによりも飯島いいじま教授きょうじゅしんうごかしたのは、患者かんじゃかいのメッセージだった。
司法しほう動向どうこうから訴訟そしょう対策たいさく必要ひつようせいかんじたというより、SJSの患者かんじゃかい方々かたがたとの出会であいに、つよいショックをけましたね」
平成へいせい11ねん結成けっせいされたSJS患者かんじゃかい患者かんじゃたちとなんううちに、飯島いいじま教授きょうじゅは「はじめはヘルペスと診断しんだんされた」「みずぼうそうと誤診ごしんされ、みるみる悪化あっかして、失明しつめいした」「SJSのことをまったらない医療いりょう関係かんけいしゃがいて、不信ふしんかんった」などのうったえをかされた。当時とうじは、日本にっぽんおなじような副作用ふくさようくるしむひとはどのくらいいるのかもわからない、疫学えきがく調査ちょうさおこなわれず、どのくらいの割合わりあいでSJSがこっているのかもわからず、患者かんじゃかい厚生こうせい労働省ろうどうしょう陳情ちんじょうおこなっていた。だが、患者かんじゃかいは、なによりも、適切てきせつ早期そうき診断しんだん治療ちりょうほう確立かくりつ拠点きょてん病院びょういん充実じゅうじつなど治療ちりょう体制たいせい確立かくりつもとめていた。
飯島いいじま教授きょうじゅは、病気びょうき研究けんきゅうもとに、SJSの進展しんてんがたがTENであると概念がいねん整理せいりし、患者かんじゃたちが疑問ぎもんおもっているような「薬害やくがい」とはちがうことを説明せつめいした。それと同時どうじに、「患者かんじゃさんたちのしんからのさけごえ素直すなおみみかたむけて、のぞましい医療いりょう体制たいせい整備せいびをすることにちからそそぐことが、皮膚ひふ任務にんむだ」とかんがえるようになった。
マニュアルは手元てもといて活用かつよう
また、飯島いいじま教授きょうじゅ皮膚ひふ学会がっかい医師いしはSJS/TENの疫学えきがく調査ちょうさおこなうとともに、厚生こうせい労働省ろうどうしょうたいし、じゅうあつし副作用ふくさよう早期そうき発見はっけんする体制たいせい必要ひつようであるとはたらきかけ、マニュアル作成さくせい実現じつげんした。
2008ねん5がつ30にち企画きかく取材しゅざい山崎やまざきひろみ)


http://park15.wakwak.com/~fujii/PMP/kondan2008.htm
平成へいせい20年度ねんどだい1かい特定とくてい疾患しっかん対策たいさく懇談こんだんかい
議事ぎじ次第しだい資料しりょうB)
日時にちじ平成へいせい20ねん6がつ4にち14:00〜16:00
場所ばしょ厚生こうせい労働省ろうどうしょう専用せんようだい22会議かいぎしつ
1.開会かいかい
2.議事ぎじ
(1)認定にんてい基準きじゅんおよ臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう改定かいていについて(報告ほうこく)
(2)難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかんかんがかたについて
(3)その
3.閉会へいかい
配布はいふ資料しりょう>(委員いいん名簿めいぼ資料しりょうA)
資料しりょう1 重症じゅうしょう急性きゅうせい膵炎認定にんてい基準きじゅん
資料しりょう2 重症じゅうしょう急性きゅうせい膵炎臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう
資料しりょう3 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう概要がいよう
資料しりょう4 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかん研究けんきゅうはん構成こうせい
資料しりょう5 対象たいしょう疾患しっかん要件ようけんについて
資料しりょう6 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかんについての論点ろんてん資料しりょうC)
資料しりょう7 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうをめぐる状況じょうきょう
資料しりょう8 厚生こうせい労働省ろうどうしょう特定とくてい疾患しっかんへの指定していかんする要望ようぼうしょとう提出ていしゅつされている疾患しっかん資料しりょうD)
参考さんこう資料しりょう1 平成へいせい20年度ねんど難病なんびょう対策たいさく関係かんけい予算よさん概要がいよう
参考さんこう資料しりょう2 厚生こうせい労働ろうどう科学かがく研究けんきゅう補助ほじょきん公募こうぼ要項ようこう(しょう)
りゃく
資料しりょうD
厚生こうせい労働省ろうどうしょう特定とくてい疾患しっかんへの指定していかんする要望ようぼうしょとう提出ていしゅつされている疾患しっかん
(平成へいせい20ねん4がつ現在げんざい)
疾患しっかんめい 患者かんじゃかい
難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょうとなっているもの
制度せいど状況じょうきょう
りゃく
マルファン症候群しょうこうぐん マルファンサポーターズ協議きょうぎかい
腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ 腹膜ふくまくにせ粘液ねんえきしゅ患者かんじゃ支援しえんかい
スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐん SJS患者かんじゃかい
重症じゅうしょうかたちjさんせいべにまだら(急性きゅうせい)が対象たいしょう
小児しょうに慢性まんせい特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょう対象たいしょう疾患しっかん


http://www.arsvi.com/2000/081202.pdf
CF:フォーラム開催かいさい案内あんない http://www.arsvi.com/2000/081202.doc
緊急きんきゅうフォーラム
なぜ、くすり対面たいめん販売はんばいされるのか?
ネットで安全あんぜんえるのか

主催しゅさい緊急きんきゅうフォーラム実行じっこう委員いいんかい

賛同さんどう団体だんたい
全国ぜんこく消費しょうひしゃ団体だんたい連絡れんらくかい全国ぜんこく地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん日本にっぽん消費しょうひしゃ連盟れんめい社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん消費しょうひ生活せいかつアドバイザー・コンサルタント協会きょうかい社団しゃだん法人ほうじん全国ぜんこく消費しょうひ生活せいかつ相談そうだんいん協会きょうかい全国ぜんこく消費しょうひしゃ協会きょうかい連合れんごうかいしょく安全あんぜん監視かんし市民しみん委員いいんかいきょう消費しょうひしゃ団体だんたい連絡れんらくセンター、特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん東京とうきょう地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連盟れんめい全国ぜんこく薬害やくがい被害ひがいしゃ団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい、SJS患者かんじゃかい医薬品いやくひん治療ちりょう研究けんきゅうかい特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん医薬いやくビジランスセンター、薬害やくがい対策たいさく弁護士べんごし連絡れんらくかい薬害やくがいオンブズパースン会議かいぎ
りゃく

わたしたちの反論はんろん

既得きとくけん存続そんぞく主張しゅちょう」への反論はんろん
これまで一般いっぱんよう医薬品いやくひん販売はんばい行為こういたいする規定きていはありませんでした。そのために高校生こうこうせい学生がくせいアルバイトがなん情報じょうほう提供ていきょうせず医薬品いやくひん販売はんばいすることが「適法てきほう」でした。おなじようにインターネット販売はんばいも「違法いほうか」、「適法てきほうか」といえば、「適法てきほう」だったということです。
しかし改正かいせい薬事やくじほう施行しこうは、薬剤師やくざいしあらたに誕生たんじょうした登録とうろく販売はんばいしゃという専門せんもんによって対面たいめん医薬品いやくひん販売はんばいされることになりました。専門せんもん不在ふざいには、医薬品いやくひん販売はんばい一切いっさいみとめられません。そのために全国ぜんこく薬局やっきょく薬店やくてん、ドラッグストアではその専門せんもん確保かくほのために真剣しんけんんでいます。ネット販売はんばい改正かいせい薬事やくじほう施行しこう適法てきほうではなくなりますし、既得きとくけん営業えいぎょうみとめられません。

「『対面たいめん販売はんばい原則げんそく』を否定ひてい」への反論はんろん
今回こんかい改正かいせい薬事やくじほうが、これまでなん情報じょうほう提供ていきょうされずに医薬品いやくひん販売はんばいされてきた現状げんじょう改善かいぜんし、「対面たいめん販売はんばい」を原則げんそくとして、リスクの程度ていどおうじた実質じっしつてき情報じょうほう提供ていきょうと、専門せんもんによる相談そうだん応需おうじゅ確保かくほすることをしゅたる目的もくてきとしています。これは「対面たいめん販売はんばい」の原則げんそくもとづくもので、ほう改正かいせいのもととなった「厚生こうせい科学かがく審議しんぎかい医薬品いやくひん販売はんばい制度せいど改正かいせい検討けんとう部会ぶかい報告ほうこくしょ」(くすりれん消費しょうひしゃ団体だんたい代表だいひょう委員いいんとして参加さんか)や、国会こっかい成立せいりつした改正かいせい薬事やくじほうにも合致がっちするものです。わたしたちは、「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」のさらなる強化きょうかという観点かんてんから、だい3るいふくめたインターネット販売はんばい全面ぜんめん禁止きんしもとめています。

消費しょうひしゃ利便りべんせい阻害そがいする」への反論はんろん
消費しょうひしゃもとめる「利便りべんせい」は、あくまでも「安全あんぜんせい」を前提ぜんていにしたものです。サリドマイドもスモンも、一般いっぱんよう医薬品いやくひんによってきた薬害やくがいです。現在げんざいも、スティーブンス・ジョンソン症候群しょうこうぐんなど一般いっぱんよう医薬品いやくひんによるじゅうあつし被害ひがい発生はっせいしています。かりに、安全あんぜんせい基盤きばんいま整備せいびされていないままで「利便りべんせい」をさい優先ゆうせんし、ここでインターネット販売はんばい規制きせい放棄ほうきすれば、一般いっぱんよう医薬品いやくひん安全あんぜんせい確保かくほおおきく後退こうたいし、将来しょうらいおおきな禍根かこんのこすことはあきらかです。

店頭てんとう販売はんばいくらべてネット販売はんばいおと実証じっしょうデータはない」への反論はんろん
どれも厚生こうせい労働省ろうどうしょうが「把握はあくしていない」、「データはまったしめされていない」をもって、「店頭てんとう販売はんばいくらべてネット販売はんばいおと実証じっしょうデータはない」としており、みずか調査ちょうさしたものではない。すでに厚生こうせい労働省ろうどうしょうからインターネット販売はんばいによる30だい女性じょせいかん障害しょうがい公表こうひょうされている。ネット販売はんばい主張しゅちょうするなら、厚労省こうろうしょうに「危険きけんせい」をもとめるのではなく、みずからが「安全あんぜんせい」を立証りっしょうする必要ひつようがあるのです。かれらからなんの「安全あんぜんせい」にかんする根拠こんきょしめされていません。

あらたなルール整備せいび早急そうきゅう着手ちゃくしゅすべき」への反論はんろん
今回こんかい薬事やくじほうは、あくまでも「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」にもとづく店舗てんぽ販売はんばいぎょう基本きほんてられている。ネット販売はんばいという独自どくじ業態ぎょうたいについての安全あんぜんせい担保たんぽについてはれられていない。今後こんご、ネット販売はんばいのための検討けんとうは、必要ひつようかもしれないが、まずは改正かいせい薬事やくじほうをしっかり施行しこうさせ、安全あんぜんせい十分じゅうぶん制度せいどてき確保かくほできる体制たいせい整備せいびされてからかんがえることである。

フォーラムのための論点ろんてん整理せいり参考さんこう
1規制きせい改革かいかく会議かいぎ改正かいせい薬事やくじほうもネット販売はんばいが「適法てきほう」と主張しゅちょうしています
これまでの薬事やくじほうは、医薬品いやくひん販売はんばいぎょう許可きょか取得しゅとくすれば販売はんばい行為こういそのものについての規定きていがありませんでした。そのために極論きょくろんすれば高校生こうこうせい学生がくせいアルバイトが、なん情報じょうほう提供ていきょう相談そうだん対応たいおうもせずに医薬品いやくひん販売はんばいすることが「適法てきほう」でした。おなじようにインターネット販売はんばいも「適法てきほうか」、「違法いほうか」といえば、「適法てきほう」だったということにぎません。今回こんかい医薬品いやくひん販売はんばい詳細しょうさいなルールがめられた改正かいせい薬事やくじほうでは、これまでの販売はんばい方法ほうほうすべてが「適法てきほう」でなくなります。あたらしい基準きじゅんもと提供ていきょうしなければならないのです。

2今回こんかい改正かいせい薬事やくじほうにインターネット販売はんばい馴染なじむでしょうか
改正かいせい薬事やくじほうでは販売はんばい行為こういそのものが明文化めいぶんかされました。とく購入こうにゅうしゃがわから医薬品いやくひんについての相談そうだんもとめられた場合ばあいには、だい1るい医薬品いやくひん薬剤師やくざいしが、だい2るい医薬品いやくひんだい3るい医薬品いやくひん薬剤師やくざいしまたは登録とうろく販売はんばいしゃ情報じょうほう提供ていきょうおこなわなければならない義務ぎむ明記めいきされました。それも「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」にもとづいています。このようにかんがえれば、本来ほんらい改正かいせい薬事やくじほうにおいてはだい3るい医薬品いやくひんふくめて、インターネット販売はんばい違法いほうだといえます。

3インターネット販売はんばい薬剤師やくざいしまたは登録とうろく販売はんばいしゃによる情報じょうほう提供ていきょう可能かのう
かり規制きせい改革かいかく会議かいぎ改正かいせい薬事やくじほうにおいてもインターネット販売はんばい適法てきほうであるとするなら、インターネットによって薬剤師やくざいしまた登録とうろく販売はんばいしゃだい2るい医薬品いやくひんだい3るい医薬品いやくひんのみ)による情報じょうほう提供ていきょう可能かのうだということを立証りっしょうしなければなりません。規制きせい改革かいかく会議かいぎ見解けんかいには、これらについてれられていません。

4今回こんかい改正かいせい薬事やくじほう店舗てんぽでの「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」にもとづいている
今回こんかい改正かいせい薬事やくじほう店舗てんぽ販売はんばいぎょう配置はいち販売はんばいぎょうで、「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」にもとづいた医薬品いやくひん販売はんばいについて法制ほうせいされています。それは、ほう改正かいせいのもととなった「厚生こうせい科学かがく審議しんぎかい医薬品いやくひん販売はんばい制度せいど改正かいせい検討けんとう部会ぶかい報告ほうこくしょ」(消費しょうひしゃ団体だんたい薬害やくがい被害ひがいしゃ代表だいひょう委員いいんとして参加さんか)や、国会こっかい審議しんぎ経過けいかにも合致がっちするものです。「対面たいめん販売はんばい原則げんそく」を否定ひていすることは、国会こっかい審議しんぎ経過けいかをも否定ひていすることであり、なにより国権こっけん最高さいこう議決ぎけつ機関きかんである国会こっかいを蔑にすることにつながるとかんがえられます。

5医薬品いやくひん販売はんばいの「利便りべんせい」は安全あんぜん確保かくほ前提ぜんていとすべきです
一般いっぱんよう医薬品いやくひん販売はんばい利便りべんせいは、まず安全あんぜん確保かくほ前提ぜんていでなければなりません。それが消費しょうひしゃもとめる利便りべんせいです。医薬品いやくひん販売はんばい安全あんぜんせい確保かくほするためには、情報じょうほう提供ていきょう徹底てっていさせることが重要じゅうようです。そのために薬剤師やくざいしくわえて、あらたに医薬品いやくひん販売はんばい専門せんもんとなる「登録とうろく販売はんばいしゃ制度せいどがスタートしました。利便りべんせい追求ついきゅうは、安全あんぜんせい確保かくほ十分じゅうぶん定着ていちゃくしてからおこなわないと、医薬品いやくひん安全あんぜんせいそのものがこわされてしまうことにつながります。

6店舗てんぽ販売はんばいぎょうではおおきな業務ぎょうむ見直みなおしをはかっています
これまで医薬品いやくひん販売はんばいは、医薬品いやくひん販売はんばい許可きょか店舗てんぽであればだれでもできましたが、改正かいせい薬事やくじほう施行しこう薬剤師やくざいしまたは登録とうろく販売はんばいしゃでなければならなくなりました。そのために薬局やっきょくはドラッグストアなど、店舗てんぽ販売はんばいぎょうでは現在げんざい薬剤師やくざいし確保かくほはもとより、登録とうろく販売はんばいしゃ確保かくほするためにおおきな努力どりょく業務ぎょうむ見直みなおしをはかっています。これも医薬品いやくひん販売はんばい安全あんぜんせい確保かくほするためには当然とうぜんのことです。

7インターネット販売はんばいだけはいままでとおりの医薬品いやくひん販売はんばいできるというのは矛盾むじゅんします
店舗てんぽでは改正かいせい薬事やくじほう遵守じゅんしゅするためにおおきな業務ぎょうむ見直みなおしや、資質ししつ向上こうじょうのための継続けいぞく教育きょういく積極せっきょくてきんでいますが、インターネット販売はんばいだけいままでとおりの販売はんばい存続そんぞくされるというかんがかたには、おおきな矛盾むじゅんがあります。

8かりにインターネットの販売はんばいみとめられれば、今回こんかい改正かいせい薬事やくじほうたんします
かりにインターネット販売はんばいだけが、いままでとおりの医薬品いやくひん販売はんばいみとめられれば、店舗てんぽ販売はんばいぎょうとの法的ほうてき整合せいごうせいがとれず、今回こんかい改正かいせい薬事やくじほうはし、おおくの販売はんばい業者ぎょうしゃ努力どりょくにかかわらず、制度せいどそのものが信頼しんらいせいうしな結果けっかになります。

9将来しょうらいおおきな禍根かこんのこします
改正かいせい薬事やくじほうたんするだけでなく、かりにインターネット販売はんばい規制きせい放棄ほうきすれば、一般いっぱんよう医薬品いやくひん安全あんぜんせい確保かくほおおきく後退こうたいし、将来しょうらいおおきな禍根かこんのこすことになります。また、この改正かいせい薬事やくじほうは、おおくの方々かたがたによって長年ながねん検討けんとうかさねてきた「医薬品いやくひん安全あんぜんせい」を担保たんぽする法律ほうりつです。その実施じっし段階だんかいて、これらをすべてりょくをもって破壊はかいするこうしたやりかたゆるすわけにはいきません。

10インターネット販売はんばい議論ぎろんは、改正かいせい薬事やくじほう完全かんぜん施行しこうおこなうべきです
今回こんかい改正かいせい薬事やくじほう店舗てんぽ販売はんばいぎょう配置はいち販売はんばいぎょう前提ぜんていにしています。そのためにインターネット販売はんばいみとめるためには、あらたに薬事やくじほう見直みなおし、インターネットでの安全あんぜんせい担保たんぽ十分じゅうぶん確保かくほできる確証かくしょうみとめられ、かつそのための環境かんきょうととのえられる可能かのうせいがあるかどうを検討けんとうしてからのはなしになるとおもわれます。まずは、改正かいせい薬事やくじほう確実かくじつ実施じっしさせ、「安全あんぜんせい確保かくほ」が実現じつげんさせることが大切たいせつです。

2008ねん12月2にち. アルカディア市ヶ谷いちがや3F富士ふじ
りゃく
■パネラー(50おとじゅん
長田ながた三紀みき NPO法人ほうじん東京とうきょう地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連盟れんめい事務じむきょく次長じちょう
増山ますやまゆかり 全国ぜんこく薬害やくがい被害ひがいしゃ団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい
溝口みぞぐち英昭ひであき 埼玉さいたまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンター所長しょちょう
望月もちづき真弓まゆみ 慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく教授きょうじゅ
湯浅ゆあさ和恵かずえ SJS患者かんじゃかい代表だいひょう
司会しかい
井村いむらしんせい 北里大学きたさとだいがく名誉めいよ教授きょうじゅ
花井はないじゅう 全国ぜんこく薬害やくがい被害ひがいしゃ団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい代表だいひょう世話人せわにん


http://www.yakugai.gr.jp/topics/topic.php?id=627
2. 活動かつどうじょうきょう
一般いっぱんよう医薬品いやくひんのインターネット販売はんばい規制きせいもとめる要望ようぼうしょ提出ていしゅつ
2008-12-12
2008ねん12月じゅうにがつ11にち消費しょうひしゃ行政ぎょうせい推進すいしん担当たんとう大臣だいじんへ「一般いっぱんよう医薬品いやくひんのインターネット販売はんばい規制きせいもとめる要望ようぼうしょ」を提出ていしゅつしました。
全国ぜんこく薬害やくがい被害ひがいしゃ団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい、SJS患者かんじゃかい、SJS患者かんじゃはげますかい医薬品いやくひん治療ちりょう研究けんきゅうかい医薬いやくビジランスセンター、薬害やくがい対策たいさく弁護士べんごし連絡れんらくかい全国ぜんこく消費しょうひしゃ団体だんたい連絡れんらくかい全国ぜんこく消費しょうひしゃ協会きょうかい連合れんごうかい全国ぜんこく地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連絡れんらく協議きょうぎかい特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん日本にっぽん消費しょうひしゃ連盟れんめい社団しゃだん法人ほうじん日本にっぽん消費しょうひ生活せいかつアドバイザー・コンサルタント協会きょうかい主婦しゅふ連合れんごうかい社団しゃだん法人ほうじん全国ぜんこく消費しょうひ生活せいかつ相談そうだんいん協会きょうかいしょく安全あんぜん監視かんし市民しみん委員いいんかい東京とうきょう消費しょうひしゃ団体だんたい連絡れんらくセンター、特定とくてい営利えいり活動かつどう法人ほうじん 東京とうきょう地域ちいき婦人ふじん団体だんたい連盟れんめい共同きょうどうでの提出ていしゅつです。
要望ようぼう趣旨しゅし
わたしたちは、一般いっぱんよう医薬品いやくひんのインターネット販売はんばい禁止きんしもとめます。
関連かんれん資料しりょう・リンクとう
一般いっぱんよう医薬品いやくひんのインターネット販売はんばい規制きせいもとめる要望ようぼうしょ(12 KB)


http://www.convention.co.jp/pcs2009/program.html
だい6かい九州きゅうしゅう山口やまぐちやく学会がっかいファーマシューティカルケアシンポジウム/プログラム 【 2009ねん2がつ14にち(土)・15にち(日)にち 熊本くまもと市民しみん会館かいかんたかしじょう大学だいがく市民しみんホール) 】

事務じむきょく熊本大学くまもとだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん薬剤やくざい
濱田はまだあきらとおる
〒860-8556 熊本くまもと本荘ほんじょう1-1-1
TEL.FAX. 096-373-5823
後援こうえん
熊本くまもとけん薬剤師やくざいしかい熊本くまもとけん病院びょういん薬剤師やくざいしかい熊本くまもと熊本日日新聞社くまもとにちにちしんぶんしゃ
[プログラム。]
2/14(
りゃく
09:30
シンポジウム1
『ファーマシューティカルケアの検証けんしょう今後こんご展開てんかい
座長ざちょう有森ありもり 和彦かずひこ宮崎大学みやざきだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん 薬剤やくざい) 中村なかむら 千鶴子ちづこ出水いずみ総合医療そうごういりょうセンター 薬剤やくざい
シンポジスト:
藤井ふじい 淳子じゅんこ熊本大学くまもとだいがく医学部いがくぶ附属ふぞく病院びょういん 薬剤やくざい
菅田すげた 哲治てつじ慈恵じえかい西田にしだ病院びょういん 薬局やっきょく
中村なかむら ふとしづくり熊本くまもとリハビリテーション病院びょういん 消化しょうか
田上たうえ ひとみ(熊本くまもと赤十字せきじゅうじ病院びょういん がん認定にんてい看護かんご
湯浅ゆあさ 和恵かずえ(SJS患者かんじゃかい代表だいひょう
オーガナイザー:宮村みやむら 重幸しげゆき熊本くまもと中央ちゅうおう病院びょういん 薬剤やくざい


http://www.mhlw.go.jp/shingi/2009/09/txt/s0917-7.txt
09/09/17 平成へいせい21年度ねんどだい1かい特定とくてい疾患しっかん対策たいさく懇談こんだん会議かいぎごとろく
平成へいせい21年度ねんどだいかい特定とくてい疾患しっかん対策たいさく懇談こんだんかい
開催かいさい平成へいせい21ねんがつ17にち (木)もく
場所ばしょ中央ちゅうおう合同庁舎ごうどうちょうしゃだい号館ごうかん 9かい共用きょうよう会議かいぎしつ1(903)
出席しゅっせき委員いいん 飯島いいじま正文まさふみ 池田いけだ康夫やすお 内田うちだ健夫たけお 大島おおしま伸一しんいち ○金澤かなざわ一郎いちろう 木下きのしたしげる 桐野きりの高明こうめい 草間くさま朋子ともこ 葛原くずはら茂樹しげき ひとしとう加代子かよこ 齋藤さいとう英彦ひでひこ 猿田さるたとおるおとこ つじしょう はやし謙治けんじ 槇野まきの博史ひろふみ 松井まついよう 宮坂みやさか信之のぶゆき
○:座長ざちょう
1 開会かいかい
2 議事ぎじ
 1 特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうにおける対象たいしょう疾患しっかんについて
 2 その
  ・プリオンびょう原発げんぱつせいはいだか血圧けつあつしょう特発とくはつせい慢性まんせいはい栓塞せんそくせんしょうはいだか血圧けつあつがた)の認定にんてい基準きじゅんとうについて
  ・難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうについて
3 閉会へいかい

金澤かなざわ座長ざちょう 定刻ていこくとなりましたので、平成へいせい21年度ねんどだいかい特定とくてい疾患しっかん対策たいさく懇談こんだんかいひらかせていただきます。皆様みなさまかた、おいそがしいちゅうをおあつまりいただきまして、まことにありがとうございます。
 それでは、議事ぎじはいりますまえに、本当ほんとう大臣だいじんふくめてなんでしょうけれども、事務じむきょく委員いいん交代こうたいそのがございましたので、また、特別とくべつゲストにもおいでいただいておりますので、まず、事務じむきょくほうから紹介しょうかいをおねがいいたします。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ (りゃく本日ほんじつ委員いいん交代こうたいがございましたので、紹介しょうかいいたします。
 しん委員いいん紹介しょうかいでございます。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 昭和大学しょうわだいがく医学部いがくぶ皮膚ひふ教室きょうしつ主任しゅにん教授きょうじゅ飯島いいじま正文まさふみ委員いいんです。
飯島いいじま委員いいん 飯島いいじまでございます。よろしくおねがいします。
りゃく
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 京都府立医科大学きょうとふりついかだいがく科学かがく教室きょうしつ教授きょうじゅ木下きのしたしげる委員いいんです。
木下きのした委員いいん 木下きのしたです。よろしくおねがいします。
りゃく
中田なかた課長かちょう補佐ほさ つづきまして、本日ほんじつ特別とくべつゲストを紹介しょうかいさせていただきます。
りゃく
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい担当たんとう重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだらかんする調査ちょうさ研究けんきゅうはん 杏林大学きょうりんだいがく医学部いがくぶ皮膚ひふ教授きょうじゅ塩原しおばら哲夫てつお先生せんせいです。
塩原しおばら哲夫てつお 塩原しおばらでございます。よろしくおねがいします。
りゃく
金澤かなざわ座長ざちょう それでは、つづきまして、資料しりょう確認かくにんをおねがいします。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ お手元てもと資料しりょうがございます。
 資料しりょう1 認定にんてい基準きじゅんおよ臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうあん
 資料しりょう1−2 重症じゅうしょうしゃ基準きじゅんおよ軽快けいかいしゃ基準きじゅんあん
 資料しりょう2 認定にんてい基準きじゅんおよ臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう変更へんこうあん
 資料しりょう3 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうについて
でございます。
 また、参考さんこう資料しりょうといたしまして、
 参考さんこう資料しりょう1 経済けいざい危機きき対策たいさく平成へいせい21ねんがつ10日とおか
 参考さんこう資料しりょう2といたしまして、こちらは本日ほんじつ欠席けっせきでございますが、東京とうきょう大学だいがく呼吸こきゅう内科ないか長瀬ながせ委員いいんから、リンパみゃくかん筋腫きんしゅしょう(LAM)にかんする意見いけんをいただいておりますので、配布はいふさせていただいております。
 以上いじょうでございます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございました。
 資料しりょうりないほうは、どうぞおもうください。
 それでは、ただいまから議事ぎじはいりたいとおもいます。
 まず、だい議題ぎだいであります「特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうにおける対象たいしょう疾患しっかんについて」ということで、事務じむきょくから説明せつめいをいただきまして、認定にんてい基準きじゅんとうについては、のち特別とくべつゲストから説明せつめい頂戴ちょうだいすることにしたいとおもいます。
 それでは、どうぞ説明せつめいをおねがいします。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ まずは、お手元てもと参考さんこう資料しりょうからで恐縮きょうしゅくでございますが、参考さんこう資料しりょう1をごらんいただきたいとおもいます。
 参考さんこう資料しりょう1<経済けいざい危機きき対策たいさく平成へいせい21ねんがつ10にち)より抜粋ばっすい>という資料しりょうがございます。こちらにつきましては、平成へいせい21ねんがつ10日とおか経済けいざい危機きき対策たいさくとして、ここにございますとおり、「安心あんしん活力かつりょく」の実現じつげん政策せいさく総動員そうどういんなかで、難病なんびょう患者かんじゃたいする支援しえんとして、難病なんびょう患者かんじゃ医療いりょう負担ふたん軽減けいげんするため、現在げんざい医療いりょう助成じょせい対象たいしょうとなっていない難病なんびょうのうち緊要きんようせいたか疾患しっかん(11疾患しっかんその)について、医療いりょう助成じょせい対象たいしょう追加ついかする、ということでございます。
 1まいおめくりいただきまして、2まいでございます。「難病なんびょうのうち緊要きんようせいたか疾患しっかんについて」ということで、この時点じてんでこちらにございます疾患しっかん基本きほんといたしまして、かく研究けんきゅうはんほう認定にんてい基準きじゅん作成さくせいしていただいたという経緯けいいでございます。
 3ページにつきましては、すで御存ごぞんじかとおもいますが、「特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょう概要がいよう」を、参考さんこう資料しりょう添付てんぷさせていただいております。
 参考さんこう資料しりょう2でございますが、こちらは、さきほどもうげました東京大学とうきょうだいがく長瀬ながせ委員いいんから、「リンパみゃくかん筋腫きんしゅしょう(LAM)にかんする意見いけん」ということで、本日ほんじつ欠席けっせきいたしますので、意見いけんしょ提出ていしゅつしたいむね申入もうしいれがございましたので、皆様みなさまのお手元てもとにおくばりさせていただいております。概要がいようといたしましては、LAMにつきましては、特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうの4要件ようけんすべたしており、特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうにおける対象たいしょう疾患しっかんとするべきである。最後さいご、LAMの認定にんてい基準きじゅんにつきましても、LAMの認定にんていについては、はい嚢胞のうほう形成けいせいする疾患しっかん注意深ちゅういぶか除外じょがいすることが重要じゅうようである。提出ていしゅつ資料しりょうでは、そのてん必須ひっす項目こうもくとして明記めいきされている、という意見いけんです。
 つづきまして、資料しりょう1−2をお手元てもと用意よういいただきたいとおもいます。
 本日ほんじつ議題ぎだいとなります資料しりょうにつきましては、資料しりょう1「認定にんてい基準きじゅんおよ臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう(あん)」についてはこの表紙ひょうしにございます1〜11の疾患しっかんにつきまして、かく研究けんきゅうはんほう認定にんてい基準きじゅんとう作成さくせいしていただきました。こののちかく研究けんきゅうはん代表だいひょうしゃから、それぞれの認定にんてい基準きじゅんについて説明せつめいいただきたいとおもっております。
 また、資料しりょう1−2につきまして説明せつめいもうげます。
 資料しりょう1−2につきましては、重症じゅうしょうしゃ基準きじゅんおよ軽快けいかいしゃ基準きじゅんあん)をしめしたものでございます。こちらにつきましては、したに※1でしめしておりますとおり、「重症じゅうしょうしゃ基準きじゅん」につきましてはべつ添1、これは2ページ以降いこう基準きじゅんひょうがございますが、このような認定にんてい基準きじゅんたす患者かんじゃにつきましては、入院にゅういん一部いちぶ負担ふたん、または外来がいらいとう一部いちぶ負担ふたんしょうじない重症じゅうしょう患者かんじゃとして認定にんていされるというものでございます。こちらにつきまして、それぞれの研究けんきゅうはんつうじまして意見いけんをいただき、まとめたものが、うえひょうでございます。このひょう見方みかたにつきましては、たとえばあいだ脳下垂体のうかすいたい機能きのう障害しょうがいなかで、PRL分泌ぶんぴつ異常いじょうしょうであれば、たとえば障害しょうがいから、血液けつえき造血ぞうけつ疾患しっかんとう障害しょうがい様々さまざまございますが、あいだ脳下垂体のうかすいたい機能きのう障害しょうがいとして、障害しょうがいてくるということで、その部分ぶぶんに○がいております。また、重症じゅうしょうしゃ基準きじゅんで○と◎の区別くべつでございますが、◎はその疾患しっかん主要しゅよう病態びょうたいによる障害しょうがいしゃ基準きじゅん、○については、てき病態びょうたいによってしょう障害しょうがいしゃ基準きじゅんということでございまして、主要しゅよう兆候ちょうこうであれ、てき病態びょうたいであれ、もちいる基準きじゅんおなじものを使つかっているという状況じょうきょうでございます。
 ※2でございますが、軽快けいかいしゃ基準きじゅんでございます。こちらはべつ添2でございますが、6ページ7ページでございます。現在げんざい特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうにおける軽快けいかいしゃにつきましては、ここにございます1〜3の条件じょうけん、「疾患しっかん特異とくいてき治療ちりょう必要ひつようない」「日常にちじょう生活せいかついとなむことが可能かのうである」「治療ちりょうようする臓器ぞうき合併症がっぺいしょうとうがない」こういうものを1ねん以上いじょうたしたものを「軽快けいかいしゃ」としております。7ページにつきましては、すで軽快けいかいしゃ基準きじゅん対象たいしょう疾患しっかん一覧いちらんでございます。
 1ページにおもどりいただきたいとおもいます。こちらにつきましても、かく研究けんきゅうはんほうから、「軽快けいかいしゃ基準きじゅん」に該当がいとうるかどうかにつきまして、意見いけんうかがいまして、該当がいとうする場合ばあいにつきましては、○というしるしけさせていただきます。こちらもあわせて検討けんとうをいただければとおもいます。このなかで、重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい)につきましては、とう疾患しっかん病態びょうたいかんがみまして、げきしょう肝炎かんえんでもすで同様どうよう措置そちをとっておりますが、対象たいしょう患者かんじゃすべ重症じゅうしょうしゃとし、医療いりょう受給じゅきゅうしゃしょう有効ゆうこう期間きかんは、原則げんそくとして6ヶ月かげつとするという取扱とりあつかいとなっております。
 資料しりょう説明せつめいとしては、以上いじょうでございます。
金澤かなざわ座長ざちょう はい、わかりました。
 いま時点じてんで、内容ないようではなくて、説明せつめいたいしての質問しつもんはございますか。
 それでは、いよいよ特別とくべつゲストによる説明せつめいをいただきたいとおもいます(りゃく
りゃく
金澤かなざわ座長ざちょう (りゃく)それでは、つぎ塩原しおばら先生せんせいから、重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにまだら急性きゅうせい)の説明せつめいを3ふんでおねがいします。
塩原しおばら哲夫てつお 91〜92ページをおねがいいたします。まず、ミスプリがちょっとありまして。92ページの個人こじん調査ちょうさひょうの「重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつせいべにむらあかむら」となっていますが、これは「べにまだら」はひとつであります。
 Stevens-Johnson症候群しょうこうぐん(SJS)とToxic epidermal necrolysis(TEN)は、とも重症じゅうしょうかたちべにむらふくまれる代表だいひょうてき疾患しっかんであります。原因げんいんおおくは薬剤やくざいでありまして、とも皮膚ひふ粘膜ねんまくのびらんまたは水疱すいほう広範囲こうはんいみとめます。びらんもしくは水疱すいほう程度ていどによって軽度けいどのものはSJS、それ以上いじょうのものをTENと診断しんだんします。発症はっしょうりつは、大体だいたい両者りょうしゃあわせて日本にっぽん全体ぜんたいで、年間ねんかん200〜300にん程度ていどかんがえられています。SJSのほう死亡しぼうりつやく10%であるのにたいして、TENのほうやく30%とかんがえられています。両者りょうしゃ認定にんてい基準きじゅんは、基本きほんてきには同一どういつでありますが、どの程度ていど範囲はんい皮膚ひふ障害しょうがいがあるかということによってTENとSJSにかれます。このパーセンテージは、かわ疹のピークになった状態じょうたいでのパーセンテージですので、当初とうしょはSJSと診断しんだんされたものでも、最終さいしゅうてきにTENへ進展しんてんすることはよくあります。これについては参考さんこう事項じこうかれています。かわ疹の性状せいじょうといたしまして、SJSのほう比較的ひかくてき限局げんきょくしているターゲットさま弓矢ゆみやてきのような)べにむらであるのにたいしまして、TENでは比較的ひかくてき融合ゆうごう傾向けいこうつよいびまんせいべにむらというがあります。このような皮膚ひふ変化へんか主体しゅたいは、表皮ひょうひしるあきら障害しょうがいでありまして。TENのほうでは、表皮ひょうひぜんそうせい壊死えしになります。両者りょうしゃとも、皮膚ひふ以外いがい粘膜ねんまくとして、口唇こうしん口腔こうくう粘膜ねんまく粘膜ねんまく陰部いんぶ粘膜ねんまくおかされますが、とくてん重要じゅうようなのは粘膜ねんまく症状しょうじょうです。かく結膜けつまく上皮じょうひ欠損けっそんしますと、フルオレセインでめんじょう染色せんしょくされますことから診断しんだんがつきます。あるいはちょあかり偽膜ぎまく形成けいせいられることがあります。このような所見しょけんのうち、SJSでは、しゅ症候しょうこうの(1)〜(3)をたすもの、または発熱はつねつがない場合ばあいがありますので、(1)(2)(4)のすべてをたし、また、(2)をたすもの。あるいは、(3)をたし、(1)の(1)(2)(4)のひと以上いじょう項目こうもくたすものとしています。これは症状しょうじょうだけがつよくて、皮膚ひふ症状しょうじょうがほとんどないものを対象たいしょうにしております。それにたいしてTENでは、(1)の(1)〜(3)のすべてをたすものとしております。TENでは、ときとしてSSSSと鑑別かんべつ診断しんだんむずかしいときがありますが、その場合ばあいでも、(1)の(1)〜(3)のすべてに(2)あるいは(3)があればTENと診断しんだんいたします。
 「個人こじん調査ちょうさひょう」では、このような項目こうもくくわえまして、おもあつたび別表べっぴょうで、点数てんすう計算けいさんして、6てん未満みまんをグレードI、6てん以上いじょうをグレードIIとしております。
 以上いじょうであります。
金澤かなざわ座長ざちょう どうもありがとうございました。
 どなたか質問しつもん意見いけんございますか。
木下きのした委員いいん 眼科がんか木下きのしたです。特定とくてい疾患しっかんとして、この疾患しっかんを6かげつまでをみとめるということで、急性きゅうせいを6かげつまでとするかどうかというところがありまして。実際じっさいには眼科がんかてき疾患しっかんですと、6かげつはちょうど境目さかいめになってきて、その悪化あっかしてくるというところがあるんですね。これは医薬品いやくひん救済きゅうさい機構きこうとの関係かんけいがあって、そこにちょうどはざまのような期間きかんができてくる可能かのうせいがありますので、6かげつとするのが本当ほんとうにいいのかどうかですね。暫定ざんていてきに6かげつ急性きゅうせいかんがかたはあるとおもうんですけれども、将来しょうらいてきにははもうすこ長期ちょうきていただくのが実際じっさいには患者かんじゃさんの視点してんからうと、非常ひじょう必要ひつようなことではないかなとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう 飯島いいじま先生せんせいどうですか。
飯島いいじま委員いいん 皮膚ひふ立場たちばから発言はつげんさせていただきます。まずひとつは、急性きゅうせい非常ひじょう医療いりょうがかかる疾患しっかんでございまして。認定にんていたとえば入院にゅういんしたところからただちにさかのぼっての認定にんていというふうにしていただかないと、これは審査しんさっていたのではがつさんがつになりますので、6かげつがいいかどうかという議論ぎろんはまたのちにするとして、入院にゅういんからさかのぼりをおねがいしたい。
 それから、ふたは、医薬品いやくひん感染かんせんとう副作用ふくさよう被害ひがい判定はんてい部会ぶかい部会ぶかいちょう責任せきにんしゃをやっておりますけれども、これがそういった副作用ふくさよう救済きゅうさいとの併給へいきゅう調整ちょうせいというのでしょうか、このあたりのところが多分たぶん実務じつむじょう問題もんだいになってくるのではないかなとおもいますので、そのあたり調整ちょうせいをよろしくおねがいしたいとおもいます。
 以上いじょうでございます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございました。
 後半こうはんについては、からまた説明せつめいをしてもらいますが、最初さいしょ期間きかんについてはどうおもわれますか。
塩原しおばら哲夫てつお 期間きかんたしかにそういうてんはありまして、最近さいきん外国がいこくおこなわれた調査ちょうさで、症状しょうじょうだけではなくてかわ疹だけの場合ばあいでも、6かげつ〜1ねんあいだ死亡しぼうされるれいがあるということが報告ほうこくされておりますので、かならずしも6かげつということではないかもしれないなとおもっております。
金澤かなざわ座長ざちょう 検討けんとう余地よちはあるということですね。
塩原しおばら哲夫てつお はい。
金澤かなざわ座長ざちょう わかりました。
 では、どうぞ。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 今回こんかい重症じゅうしょうかたち滲出しんしゅつべにまだらを6かげつとしたということでございますが、現在げんざい通知つうちにおいて、げきしょう肝炎かんえんおな運用うんようなんですけれども、げきしょう肝炎かんえんおなじくらせば、その病態びょうたいかんが原則げんそくとして6かげつとしておりますが、ただしきといたしまして、新規しんき認定にんていから6かげつにおいても、当該とうがい疾患しっかん認定にんてい基準きじゅんらして継続けいぞくしている状態じょうたいにあるとみとめられるものについてはそのかぎりではないということで、6かげつ認定にんていかならずしもそこでるというあつかいはしておりません。
金澤かなざわ座長ざちょう それは最初さいしょわないからね。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ あと、2てん飯島いいじま委員いいんからいただきました入院にゅういんへのさかのぼりということなんですが、制度せいど趣旨しゅしじょう、もともと申請しんせいからとなっておりまして、そこのところがほかの疾患しっかんならびでできるかどうかについては、またちょっと検討けんとうをさせていただかなければいけないとおもっております。
金澤かなざわ座長ざちょう これは検討けんとう余地よちがありますね。
 なに意見いけんはございますか。おそらく委員いいん方々かたがたはおわかりいただけているとはおもいますが、実際じっさいにはむずかしい問題もんだいがあるかもしれませんね。
飯島いいじま委員いいん 実際じっさいには、多分たぶんこの認定にんてい作業さぎょうかく都道府県とどうふけんレベルでおこなわれますので、どうしても認定にんていおくおくれになるということになりますので、できるだけはやくきちんと有効ゆうこうになるような手立てだてを事務じむきょくほうかんがえていただければということをおねがいいたします。
金澤かなざわ座長ざちょう そのためには、ちょっとみょうなことをうかがいます。SJS、TEN、それ以外いがいでそういうものはありますか。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ それ以外いがいというのは、急性きゅうせいかぎっているということでしょうか。
金澤かなざわ座長ざちょう いや、そうではなくて、さかのぼらないとすくえないというものです。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 制度せいどてきにはさかのぼって支給しきゅうしているれいはございません。
金澤かなざわ座長ざちょう いやいや、そういう意味いみではなくて、病気びょうきはなしです。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ そういうたような病気びょうきであれば、たとえばげきしょう肝炎かんえん重症じゅうしょう急性きゅうせい膵炎についても、こちらは非常ひじょう急性きゅうせい入院にゅういん初期しょきにはICUなどに入院にゅういんするれいはあるとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう わかりました。多分たぶん、それのいもないわけではないですね。ありがとうございました。
葛原くずはら委員いいん 神経しんけい疾患しっかんでは、免疫めんえきせい神経しんけい疾患しっかんもっと医療いりょうがかかるもは、重症じゅうしょうすじ無力むりょくしょう胸腺きょうせん摘出てきしゅつとか、ステロイドパルスとか、免疫めんえきグロブリンのように、ワーッとひどくなって入院にゅういんして診断しんだんがつく病気びょうき場合ばあいには、なおってから認定にんていされるよりは、さっきとおなあつかいをけていただいたほう患者かんじゃさんのためにはなるとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう そういうほうがどれぐらいいらっしゃるかということもひとつはあるかもしれませんね。
 ありがとうございました。
りゃく
金澤かなざわ座長ざちょう (りゃく)それでは、つぎに、「難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうについて」事務じむきょくから、さきほどの宿題しゅくだいをあるようですから、どうぞよろしくおねがいします。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ お手元てもと資料しりょう3をごらんください。「難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうについて」でございます。
 だい1の「はじめに」ございますが、平成へいせい21年度ねんどから前年度ぜんねんどばいぞうの100おくえん予算よさん確保かくほし、あらたに研究けんきゅう奨励しょうれい分野ぶんやとうもうけて、これまで研究けんきゅう対象たいしょうとなっていなかった疾患しっかんについても研究けんきゅう対象たいしょうとして拡大かくだいはかってきたところでございます。
 だい2でございますが、「今後こんご難治なんじせい疾患しっかん研究けんきゅう事業じぎょうについて」でございまして、さらなるく充実じゅうじつ目的もくてきとして、以下いか論点ろんてんしめさせていただいております。
 (1)「臨床りんしょう調査ちょうさ研究けんきゅう分野ぶんやさらなる充実じゅうじつについて」でございます。これまで臨調りんちょう調査ちょうさ研究けんきゅう分野ぶんやとしては、130疾患しっかん対象たいしょうとして、複数ふくすう類似るいじ疾患しっかんをまとめて組織そしきした38研究けんきゅうはんにおいて、原因げんいん解明かいめい治療ちりょうほう開発かいはつ研究けんきゅう実施じっししているところでございますが、複数ふくすう関連かんれん疾患しっかんひとつの研究けんきゅうはん研究けんきゅうおこなうにさいしては、かく疾患しっかん研究けんきゅう成果せいかをそれ以外いがい疾患しっかんたいして応用おうよう期待きたいできるものの、疾患しっかんによっては研究けんきゅうのアプローチがことなることとうもあることから、効率こうりつてき効果こうかてき研究けんきゅうすすめるために、研究けんきゅう組織そしきかたについて今後こんご検討けんとうしてはどうかという提案ていあんでございます。
 (2)「指定してい研究けんきゅう設置せっちについて」でございます。「厚生こうせい労働ろうどう行政ぎょうせいかたかんする懇談こんだんかい報告ほうこくしょにございますが、厚生こうせい労働ろうどう行政ぎょうせいかたとして、政策せいさくおおくの国民こくみん理解りかい納得なっとくられるよう、企画きかく立案りつあん裏付うらづけとなるような研究けんきゅう推進すいしんすることが必要ひつようであり難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょうにおいても、この提言ていげんまえて、指定してい研究けんきゅうあらたにもうけることとしております。
 裏面りめんの2ページでございますが、指定してい研究けんきゅう課題かだいれいとして、社会しゃかい医学いがく研究けんきゅう基盤きばん整備せいび研究けんきゅう指定してい研究けんきゅうになりるのではないか。たとえば、社会しゃかい医学いがく研究けんきゅうについては、ここにございますとおり、難病なんびょう患者かんじゃのQOL向上こうじょう自立じりつ支援しえんかんする研究けんきゅうとう、また、基盤きばん整備せいび研究けんきゅうについては、これまでっております生体せいたい試料しりょう利用りようできるような提供ていきょう体制たいせい構築こうちくかんする研究けんきゅう分類ぶんるい疾患しっかん情報じょうほう収集しゅうしゅうとうかんする研究けんきゅう、または、研究けんきゅう評価ひょうかかたかんする研究けんきゅうとうがふさわしいのではないかということで提案ていあんさせていただいております。
 だい3「臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうあつかいについて」でございます。こちらがさきほどの宿題しゅくだい事項じこうにおかえしするかたちでの提案ていあんになるとおもうんですが、特定とくてい疾患しっかん治療ちりょう研究けんきゅう事業じぎょうにおきましては、重症じゅうしょう希少きしょう特定とくてい疾患しっかん研究けんきゅう推進すいしんするために、患者かんじゃ同意どういたものについて、研究けんきゅうはんにおいて、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう基礎きそ資料しりょうとして活用かつようしているという状況じょうきょうにございます。
 ただ、このような研究けんきゅう推進すいしんするにたりまして、これまでの臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうでは、患者かんじゃ個々人ここじん治療ちりょう経過けいか評価ひょうかするための疫学えきがく調査ちょうさができないということでございまして、いわゆる連結れんけつ不可ふか匿名とくめいされている情報じょうほう今後こんご疫学えきがく研究けんきゅうかんする倫理りんり指針ししんしたに、患者かんじゃ個々人ここじん治療ちりょう経過けいか調査ちょうさできるように、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう様式ようしき見直みなおすということで、個人こじん情報じょうほう保護ほごされることにはわりませんが、連結れんけつ可能かのう匿名とくめいデータとして、それぞれ患者かんじゃ個々人ここじん疫学えきがくデータも解析かいせきできるようにすることで、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう有効ゆうこう活用かつようはかっていこうという提案ていあんでございます。
 ウでさらなる提案ていあんでございます。これまで、かく研究けんきゅうはん臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうあつかっていただきましたが、今後こんごは、それとあわせて、一元いちげんてきにデータを収集しゅうしゅう管理かんりいたしまして、疾患しっかん横断おうだんてき継続けいぞくてきなデータ分析ぶんせきおこない、疫学えきがく研究けんきゅう推進すいしんはかっていきたいという提案ていあんでございます。はしてきもうげますと、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうにつきましては、それぞれの研究けんきゅうはん様々さまざま使つかかたがされているなかで、使つかかたについてそれぞれ研究けんきゅうはんについて温度おんどがあったところですが、ここではあるひとつのデータセンターてき施設しせつにおいてデータを一旦いったん収集しゅうしゅういたしまして、基本きほんてきなデータはそこで収集しゅうしゅう分析ぶんせきをすると。たとえばその疾患しっかんごとの基本きほんてき分析ぶんせき項目こうもくについては、そういった施設しせつ継続けいぞくして解析かいせきして、また、研究けんきゅうはんのオーダーによってさらなる疾患しっかんごとの詳細しょうさい分析ぶんせき必要ひつようであれば、その研究けんきゅうはんとコラボレーションしながらさらなる疫学えきがく研究けんきゅう推進すいしんできるということです。こちらは、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう内容ないよう自体じたい削減さくげんするというような提案ていあんではございませんが、いま臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう有効ゆうこう活用かつようについてをどのようにしていこうかという提案ていあんとして、ここでべさせていただいております。
 以上いじょうでございます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございました。
 あときますが、すくなくともこん説明せつめいされた範囲はんいでの質問しつもん
 どうぞ、猿田さるた委員いいん
猿田さるた委員いいん 予算よさんまえの25おくから100おくになったと。これが継続けいぞくされるかどうかわかりませんけどね。一番いちばん重要じゅうようなことは、だい2の(1)のところで、最後さいごに、研究けんきゅうはん組織そしき見直みなおすといったときに38研究けんきゅうはん予算よさんわってないんです。ですから、そのなかでも本当ほんとう大切たいせつはんがありますから、そこにおかねをちゃんとあたえないとちゃんとした研究けんきゅうすすまないということもしっかりかんがえていただきたいとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございます。
 どうぞ、齋藤さいとう委員いいん
齋藤さいとうえい委員いいん こんはなしがあった指定してい研究けんきゅうつづけるのは非常ひじょうにいいことだとおもいます。そのなかで、基盤きばん整備せいび研究けんきゅうで、生体せいたい試料しりょう利用りようできる体制たいせいというはなしています。過去かこにいろいろな研究けんきゅうはん検体けんたい保存ほぞんするこころみが随分ずいぶんあったとおもいますが、班長はんちょうがかわると途中とちゅうえてしまったり、なかなか長続ながつづきしないんですよね。しかし、難病なんびょうのような臨床りんしょう研究けんきゅうには、検体けんたい非常ひじょう重要じゅうようなことは、みなさんどなたも異存いぞんないとおもいます。それをどこでどのようにだれ保存ほぞんするかということと、その財源ざいげんをどうするかということをもうすこ難病なんびょうだけではなくて、もっと国家こっかてき事業じぎょうとして、省庁しょうちょうえて、文部もんぶ科学かがくしょう厚生こうせい労働省ろうどうしょうそれぞれあるとおもうんですが、そういうわくえてかんがえていくべきだとおもいます。金澤かなざわ先生せんせいだいの「科学かがく技術ぎじゅつ基本きほん計画けいかく」のなかにもしんでなかったら、是非ぜひんでいただきたい。くに全体ぜんたいとして本当ほんとうにきちっと、勿論もちろんインフォームドコンセントをとった試料しりょうをどうやって長期間ちょうきかん恒久こうきゅうてき保存ほぞんしていくかという体制たいせい真剣しんけんかんがえていただければとおもいます。
 
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございます。
 いまてんは、総合そうごう科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎのこっておればなんですけれども、多少たしょう議論ぎろんはしておりますが、大事だいじなことだとおもいます。
 つじ委員いいん、どうぞ。
つじ委員いいん 2てんほど提案ていあんしたいとおもいます。だいてんは、齋藤さいとうえい委員いいんからたことに関連かんれんしますが、基盤きばん整備せいび研究けんきゅうということで、生体せいたい試料しりょう保管ほかんして、科学かがくてき基盤きばんをつくるということはなによりも大切たいせつだとおもいますが、そのつぎのステップには、研究けんきゅう基盤きばん活用かつようしてすぐれた研究けんきゅう展開てんかいする必要ひつようがあるとおもいます。それをどこがになうかという問題もんだいおおきな問題もんだいだとおもいますが、この特定とくてい疾患しっかん研究けんきゅうにそれが馴染なじむかどうかという議論ぎろんはあるかもしれませんが、重点的じゅうてんてきにそのバンクを利用りようして研究けんきゅうをすることにかんして、積極せっきょくてき集中しゅうちゅうしてすすめるという、そういうポリシーがひとつできるといいのではないかという提案ていあんでございます。
 ふたは、縦断じゅうだんてき臨床りんしょう個人こじん調査ちょうさひょう分析ぶんせきするのは、過去かこおこなわれていてつくられていて、わたし班長はんちょうのときには申請しんせいして、手続てつづきのっとって利用りようしたことはございます。ですから、これまでの分析ぶんせきがなかったということではないとおもうので、確認かくにんいただいたほうがいいとおもいます。そのうえでのはなしですが、当時とうじ問題もんだいになったのが、都道府県とどうふけんレベルで入力にゅうりょく非常ひじょうわる場合ばあいがあること。実際じっさいには50%ぐらいしか入力にゅうりょくされてない場合ばあいもありました。ですから、密度みつどたか調査ちょうさにならないところがあって、そこをどうやってテコ入てこいれするかという問題もんだいがあるということがひとつ。
 それから、もうひとつは、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう限界げんかいといいますか、精度せいど問題もんだいがあります。たとえばおな先生せんせいがきちんとけばかなりいいのですけれども、記入きにゅうする先生せんせいわったりすることもありますし、大変たいへんいそがしいなかいそいでくこともあるわけですから。縦断じゅうだんてきにデータを分析ぶんせきしてみても、その精度せいどはかなり限界げんかいがあるかもしれないという認識にんしきをしておくことが、ぼく必要ひつようなのではないかとおもいます。もし本当ほんとう意味いみ縦断じゅうだんてき調査ちょうさをするのであれば、むしろ研究けんきゅうはんほう主体しゅたいてきったほうがいい場合ばあいもあるので、こういった臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょうもちいて縦断じゅうだんてき調査ちょうさすることにかんしては、その限界げんかいてん有用ゆうようせい厳密げんみつ分析ぶんせきして、本当ほんとう意味いみやく分析ぶんせきをしないとじつ非常ひじょうむずかしいのではないかと、そういう問題もんだいかかえていることを指摘してきしておきたいとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう どうもありがとうございました。
 では、池田いけだ委員いいん
池田いけだ委員いいん この研究けんきゅう事業じぎょう費用ひよう非常ひじょう増額ぞうがくされたこともあって、わたし国家こっか事業じぎょうとしての位置いちづけをもう一回いっかい確認かくにんする必要ひつようがあるのではないかとおもうんです。わたし自身じしん関係かんけいしているいくつかの疾患しっかんについて、欧米おうべいでやっとその機運きうんがって、いくつかのくに一緒いっしょになってレジストリーをやろうという状況じょうきょうてきたりしているのですけれども、日本にっぽんでは、本当ほんとうなんねんまえからこういう事業じぎょうをやっているというところはほこるべきことだとおもうんです。しかし、それについても、やっていることそれ自体じたいはいいのですけれども、がってないというところが問題もんだいで、事業じぎょう実施じっしする方法ほうほうすこしここで真剣しんけんかんがえていく必要ひつようがあるだろうとおもいます。そのてんでは、さきほど先生せんせいかたがおっしゃっている患者かんじゃさんの生体せいたい材料ざいりょうをどういうふうに収集しゅうしゅうし、保存ほぞんして使つかっていくかのか、システムの構築こうちくかんがえる必要ひつようがある。それから、疫学えきがくデータとしてこれをどういうふうに活用かつようしていくか。入力にゅうりょく問題もんだいもあります。さきほどもありましたけれども、都道府県とどうふけん実施じっし主体しゅたいなので、ある都道府県とどうふけんでは、ひとつも入力にゅうりょくをしてないなんていうところがすくなくありません。我々われわれ非常ひじょうこまった経験けいけんがありますので、そのデータ入力にゅうりょく仕方しかたふくめて、そして、これを疫学えきがくデータとして有効ゆうこう使つかっていくとすれば、さきほどもちょっとはなしていましたけれども、新規しんき申請しんせいするときの調査ちょうさひょうと、更新こうしんのための調査ちょうさひょうはおのずと目的もくてきわってくるわけですから、その様式ようしき疫学えきがくデータを収集しゅうしゅうするという視点してんでもういちかい見直みなおすことも非常ひじょう重要じゅうようなことではないかとおもいますので、今回こんかい、この事業じぎょうをどういうふうにかんがえるかというテーマがあったので、非常ひじょうにいいチャンスだとおもいますので、その真剣しんけん議論ぎろんをおねがいしたいとおもっています。
金澤かなざわ座長ざちょう どうもありがとうございました。
 どうぞ、大島おおしま先生せんせい
大島おおしま委員いいん 生体せいたい材料ざいりょう保存ほぞん管理かんり利用りようかんするはなしは、この問題もんだい追求ついきゅうしていきますと、法律ほうりつ問題もんだいかならずぶつかるんですね。この問題もんだい自主じしゅてき研究けんきゅうまかせていたのでは、わたしはもうらちがあかないとおもっています。いまのままでは限界げんかいえていますので、これはほう整備せいびふくめてどうするのかというところまでんだ対策たいさくをたてないとだめだとおもいます。そういったものを是非ぜひんですすめていただきたいとおねがいしたいとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございました。大事だいじ指摘してきをいただきました。
 どうぞ、葛原くずはら委員いいん
葛原くずはら委員いいん 最後さいごに、臨床りんしょう調査ちょうさ個人こじんひょう疫学えきがく研究けんきゅう活用かつようすると、わたしはこれは非常ひじょう大事だいじで、池田いけだ先生せんせいがおっしゃったように、ヨーロッパで最近さいきんやっと難病なんびょうについてはじまったというてんからうと、日本にっぽん昭和しょうわ47ねんからですから、非常ひじょうなが歴史れきしがあります。しかし、疫学えきがく利用りようするには、しつとも終点しゅうてんをはっきりさせるというてんがどうしても大事だいじだとおもいます。まず、最初さいしょのときの診断しんだん基準きじゅん精度せいど向上こうじょうかんしては検査けんさデータをけるとかで精度せいどげる。これはたんなる医療いりょう補助ほじょかんがえて、研究けんきゅう事業じぎょうおもってない患者かんじゃさんとかお医者いしゃさんは非常ひじょうたくさんいるわけですから、そこのところをよく理解りかいしていただくことが必要ひつようだろうとおもいますし、また、患者かんじゃさんのほうからも是非ぜひそういうてんでの協力きょうりょくをおねがいしたいとおもいます。
 もうひとつは、診断しんだん精度せいど以外いがいに、これはいつくなられたかは現時点げんじてんではわからないんですね。ですから、もし縦断じゅうだんてきにできるのでしたら、調査ちょうさひょうなくなったときに、病気びょうきがよくなったのでなくなったのか、それともくなられたのでなくなったかということがきちっとわかるようにしておかないと、結局けっきょくこれはもう全部ぜんぶしりれトンボでどうしてしりれトンボになったかがわからない個人こじん調査ちょうさひょうになっています。縦断じゅうだん研究けんきゅうではendopointが不可欠ふかけつですので、それを是非ぜひれていただきたい。これはそれこそ個人こじん情報じょうほうふくめてどうなったかということをわせるという作業さぎょうがどうしても必要ひつようだとおもうですが、それを是非ぜひわたしはおねがいしたいとおもっています。
 以上いじょうです。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございます。非常ひじょう大事だいじ指摘してきであります。
草間くさま委員いいん この指定してい研究けんきゅうなかに、社会しゃかいがく研究けんきゅうれていただいたのは大変たいへん重要じゅうようだとおもいます。とく難治なんじせい疾患しっかんかんしては、その原因げんいん究明きゅうめいとか治療ちりょう大変たいへん重要じゅうようですけれども、とくにADLをたかめ、あるいはQOLを向上こうじょうさせることは大変たいへん重要じゅうようだとおもいます。現在げんざいある38研究けんきゅうはんなかに、とくにこういったQOLあるいはADLに関係かんけいしたケアとか、そういった部分ぶぶん研究けんきゅうはんがあるかどうかはちょっと承知しょうちしていないのですけれども、この委員いいんなかでは、多分たぶんわたしだけが看護かんごけい関係かんけいだとおもいますので、看護かんご関係かんけいしゃ関与かんよについてちょっと説明せつめいさせていただきたいんですけど。
 現在げんざい、179こう看護かんご大学だいがくがありまして、大学院だいがくいんとう設置せっちしている大学だいがくおおいので、是非ぜひ、こういった難治なんじせい疾患しっかん患者かんじゃさんにたいするQOLを向上こうじょうする、あるいはADLを向上こうじょうさせるために、どういう研究けんきゅうてきなアプローチがあるかというようなことを看護かんごあるいは介護かいご福祉ふくしかかわる教育きょういくしゃ研究けんきゅうしゃたちもなんらかのかたち寄与きよできればとおもいますので、是非ぜひ研究けんきゅうはんむときに考慮こうりょしていただければとおもいまして、発言はつげんさせていただきました。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございました。
 齋藤さいとう先生せんせい、どうぞ。
齋藤さいとう委員いいん さきほどつじ委員いいん発言はつげんなさったプリオンびょう遺伝子いでんし検査けんさがございましたが、これにかんしては、ほかの特定とくてい疾患しっかん全体ぜんたいてきにもひろげてえることではないかとおもうんです。わたしは、遺伝子いでんし医療いりょうセンターで遺伝いでんカウンセリングをここすう年間ねんかんやっているんですが、たとえば脊髄せきずい小脳しょうのう変性へんせいしょう肥大ひだいがた心筋しんきんしょう拡張かくちょうがた心筋しんきんしょう、そういった遺伝子いでんし検査けんさができるようになってきたことで、いまここで特定とくてい疾患しっかん認定にんていされるために、たん検査けんさひとつとして○をけて、その家族かぞくにどういう影響えいきょうおよぶかという、診断しんだん確定かくていしたのちのいろいろな問題もんだい無視むしされたまま、特定とくてい疾患しっかん患者かんじゃさんがいただいていいことだということで遺伝子いでんし診断しんだんがなされていくのは非常ひじょう危険きけんです。プリオンびょう場合ばあいにも、わたしちょうど経験けいけんしたのは、患者かんじゃさん本人ほんにん診断しんだんのちで、その子供こどもが、自分じぶんおな遺伝子いでんしっている可能かのうせいがあるということで非常ひじょうなやんではなった経験けいけんがあります。ですから、特定とくてい疾患しっかん認定にんていぜん段階だんかいというかたちで、遺伝子いでんし診断しんだん実施じっしするには十分じゅうぶん遺伝いでんカウンセリングをおこなうことを条件じょうけんとしていただきたい。たとえば日本にっぽん神経しんけい学会がっかいのガイドラインや、10学会がっかいのガイドラインはかなりパーシャルなので、遺伝子いでんし診断しんだんがこれだけすすんでいる状態じょうたいでは、それがおよぼす影響えいきょうをきちんと明記めいきして、国家こっかてき規模きぼのガイドラインのうえでやっていくことをしていただきたいとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございます。
 一見いっけんはつせいえる疾患しっかんというところがじつきもでありまして。大変たいへん大事だいじ指摘してきをいただきました。ありがとうございました。事務じむきょくによく説明せつめいしてから、またあらためて意見いけんうかがうようにいたします。
 大分おおいた時間じかんがたってしまいまして、さきほどのこたえをもらいたいんです。つまり、申請しんせい更新こうしんのときの時期じき一致いっちしてしまうことにたいするなにとかコメントをもらいたいとおもいます。いまはこうなっているからということでもやむをないんですが、なにこえしてください。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ ただいま議論ぎろんがりました、先生せんせいかた非常ひじょう更新こうしん負担ふたんをいただいている様々さまざま要因よういんをきょういただきましたので、それらを事務じむきょく整理せいりし、検討けんとうをさせていただきまして、相談そうだんもうげたいとおもいます。
金澤かなざわ座長ざちょう ありがとうございます。それでは期待きたいしていましょう。
 これで大体だいたい議題ぎだいわったのでありますが、なに事務じむきょくからなにか。今後こんご開催かいさいもあるとおもいますので。
中田なかた課長かちょう補佐ほさ 今後こんご予定よていにつきましては、って連絡れんらくさせていただきたいとおもいます。
 以上いじょうでございます。
金澤かなざわ座長ざちょう どうもありがとうございました。みなさんかたから、大変たいへん貴重きちょう意見いけんをたくさん頂戴ちょうだいいたしたとおもいます。じつは、本日ほんじつ冒頭ぼうとうにもちょっといかけましたけれども、大臣だいじんまられて、そう時間じかんがたっておりませんで、局長きょくちょうなにまわっているようですが、つまり、大臣だいじんたいしてまだ説明せつめい十分じゅうぶんでない時期じきであります。これから、どういう対応たいおうをしなければいけないかというのは、ちょっとまだわからない部分ぶぶんがありますので、とてつもないことでないかぎりは、恐縮きょうしゅくでありますが、座長ざちょうわたしまかせていただければとおもいますが、よろしくおねがいいたします。
 それでは、きょうの議論ぎろんはここまでということにさせていただきます。どうも、みなさんありがとうございました。
以上いじょう


*このぺーじ平成へいせい24〜25年度ねんど 厚生こうせい労働ろうどう科学かがく研究けんきゅう 難治なんじせい疾患しっかん克服こくふく研究けんきゅう事業じぎょう患者かんじゃおよび患者かんじゃ支援しえん団体だんたいとうによる研究けんきゅう支援しえん体制たいせい構築こうちくかかわる研究けんきゅう」の一環いっかんとして、その資金しきん作成さくせいされています。

作成さくせい植村うえむらかなめ矢野やの あきら 更新こうしん小川おがわ 浩史こうじ
UP:20100506 REV:20100509, 20120811, 0813, 20131209, 20140215
SJS関連かんれん新聞しんぶん記事きじ 1990年代ねんだい  ◇SJS関連かんれん新聞しんぶん記事きじ 2000年代ねんだい前半ぜんはん(〜2004)  ◇SJS関連かんれん新聞しんぶん記事きじ 2000年代ねんだい後半こうはん(2005〜)ばらびょう  ◇難病なんびょう  ◇くすり薬害やくがい
病者びょうしゃ障害しょうがいしゃ運動うんどう研究けんきゅう 
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