(Translated by https://www.hiragana.jp/)
多様な「生」を描く質的研究会
HOME > 組織そしき > 生存せいぞんがく創成そうせい拠点きょてん院生いんせい活動かつどう >

多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい

English Page

last update: 20120323

目次もくじ

2011年度ねんど
 ◇2011年度ねんど活動かつどう計画けいかく
 ◇2011年度ねんどメンバー
 ◇2011年度ねんど活動かつどう経過けいか
 ◇2011年度ねんど業績ぎょうせき
2010年度ねんど
 ◇2010年度ねんど活動かつどう計画けいかく
 ◇2010年度ねんどメンバー
 ◇2010年度ねんど活動かつどう経過けいか
 ◇2010年度ねんど業績ぎょうせき
関連かんれん事項じこう(arsvi.comない


>TOP

■2011年度ねんど

□2011年度ねんど活動かつどう計画けいかく

研究けんきゅう課題かだい質的しつてき研究けんきゅうかした多様たよう変化へんかかた記述きじゅつ方法ほうほうろん検討けんとう

研究けんきゅう計画けいかく ※2011年度ねんど申請しんせいしょから抜粋ばっすい
T. 研究けんきゅう内容ないようとうおよび「生存せいぞんがく創成そうせい拠点きょてんにもたらす効果こうか
@研究けんきゅう内容ないよう目的もくてき意義いぎ
 ほん研究けんきゅうかい目的もくてきは、ひとのライフコースにおいてしょうじる様々さまざま変遷へんせんを「プロセス」という観点かんてんから、より鮮明せんめいとらえるための質的しつてき研究けんきゅうほうかたについて、個別こべつ事例じれい着目ちゃくもく検討けんとうすることである。フィールドワークおよびインタビューを中心ちゅうしんとし、(1)進行しんこうせい/慢性まんせいやめい、さわがいとともにある「せい」や生殖せいしょく技術ぎじゅつ利用りよう選択せんたくした家族かぞく経験けいけん多様たようなライフコースを母子ぼし家庭かてい女性じょせいかた記述きじゅつてき理解りかいし、(2)研究けんきゅう遂行すいこう必要ひつようとなる質的しつてき研究けんきゅう方法ほうほうろん体系たいけいてき修得しゅうとくのための研究けんきゅうかい並行へいこうしてすすめる。メンバーそれぞれのことなる研究けんきゅうフィールドにおいてしょうじた方法ほうほうろんじょう課題かだいについて議論ぎろんすることをつうじ、記述きじゅつ方法ほうほうろん分析ぶんせき方法ほうほうろん知見ちけん転用てんよう可能かのうせい観点かんてんから、既存きそん質的しつてき研究けんきゅうほう問題もんだいてんおよび解決かいけつ方策ほうさく体系たいけいてき検討けんとうできるてん意義いぎがある。

A「生存せいぞんがく創成そうせい拠点きょてんにもたらす効果こうか
 病者びょうしゃ多様たようなライフコースを人々ひとびとの「せい」をほろ発生はっせいてきな「プロセス」という観点かんてんから記述きじゅつするための方法ほうほう検討けんとうすることで、生存せいぞんがくにおいてもひろもちいられているインタビューやフィールドワークなどの質的しつてき研究けんきゅうほうをさらに洗練せんれんする。ほん研究けんきゅうでは研究けんきゅう協力きょうりょくしゃ調査ちょうさ対象たいしょうしゃ)の心的しんてきなプロセスの記述きじゅつのみならず、通常つうじょう捨象しゃしょうされがちな研究けんきゅうしゃ研究けんきゅう協力きょうりょくしゃあいだ相互そうご行為こうい対話たいわ、それらが生起せいきする文脈ぶんみゃく生成せいせいプロセス、時間じかんてき経過けいかにも焦点しょうてんてることで、既存きそん質的しつてき研究けんきゅうほうにおける課題かだいあきらかにするとともに解決かいけつ方策ほうさく提示ていじすることをねらいとする。

U.研究けんきゅう計画けいかく方法ほうほう研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょう方法ほうほう
 研究けんきゅう期間きかんは2011ねん4がつから2012ねん3がつとし、昨年度さくねんど以下いかしめ研究けんきゅう活動かつどうまえメンバーそれぞれがさらなる調査ちょうさ研究けんきゅう活動かつどう実施じっしする。昨年度さくねんど研究けんきゅう活動かつどうは、かくメンバーのテーマにもとづくフィールドワークやインタビューからのデータ収集しゅうしゅう議論ぎろん整理せいり月例げつれい研究けんきゅうかい開催かいさいとおおこない、それらの成果せいか日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい7かい大会たいかい( 2010ねん11月)において発表はっぴょうした。内容ないよう病者びょうしゃ病者びょうしゃ家族かぞく話題わだい提供ていきょうしゃとしてまねき,難病なんびょう患者かんじゃせいをさまざまな視点してんからつたえるというこころみ(日高ひだか)とマイクロ分析ぶんせきもちいたフィールドワークにおけるについての研究けんきゅう発表はっぴょう日高ひだか赤阪あかさか)であった。こうした学会がっかいでの実践じっせんくわえ「しつてき心理しんりがく研究けんきゅう」に投稿とうこう現在げんざい印刷いんさつちゅうである(日高ひだか)。本年度ほんねんどつづき、文献ぶんけん講読こうどくかく学会がっかい発表はっぴょうでの有益ゆうえき議論ぎろんとおあらたな知見ちけん獲得かくとくおこないながら月例げつれい研究けんきゅうかい開催かいさい課題かだい共有きょうゆう方法ほうほうろん修得しゅうとくおこなう。そして研究けんきゅうかいでの成果せいかふたた学会がっかい発表はっぴょうつう洗練せんれんしていく。
 上記じょうきI−@−(1)は、生殖せいしょく技術ぎじゅつ利用りよう選択せんたくした家族かぞく経験けいけん養子ようし縁組えんぐみ家族かぞくとの比較ひかくからその特殊とくしゅせいえがく(由井ゆい)、CRPS(ふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつう症候群しょうこうぐん)をめぐる現状げんじょう課題かだい現行げんこう制度せいどとのかかわりのなかで個人こじんやまいいの体験たいけんく(大野おおの)、すじ萎縮いしゅくせいがわさく硬化こうかしょう(ALS)患者かんじゃたくへのフィールドワークをつうじ、療養りょうよう文化ぶんか記述きじゅつてき理解りかいとよりいケアシステムの提案ていあんこころみる(日高ひだか)、炎症えんしょうせいちょう疾患しっかん患者かんじゃやまいいの経験けいけん記述きじゅつ心理しんりてきケアの方策ほうさく検討けんとうおこなう(赤阪あかさか)、障害しょうがいしゃ就労しゅうろう場面ばめん舞台ぶたいに、文献ぶんけん調査ちょうさ・フィールドワーク調査ちょうさから「できないこと」が問題もんだいとして構築こうちくされていくプロセスをえがき「能力のうりょく開花かいかさせる労働ろうどう」をもとめる社会しゃかい運動うんどう変遷へんせんとの連関れんかんさぐる(青木あおき)、女性じょせい多様たようなライフコースのうちとく母子ぼし家庭かてい焦点しょうてんをあて、結婚けっこん形態けいたい就労しゅうろうじょうきょう着目ちゃくもく高齢こうれい女性じょせい様相ようそうえがく(谷村たにむら)を中心ちゅうしん研究けんきゅう課題かだいとする。
 I−@−(2)は、月例げつれい研究けんきゅうかいにおいて各々おのおの研究けんきゅうフィールドでしょうじた方法ほうほうろんじょう課題かだいについて検討けんとう積極せっきょくてき議論ぎろんおこなう。研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょうは「ヨーロッパ心理しんり学会がっかい」(トルコ、2011ねん7がつ)にて学会がっかい発表はっぴょうおこな予定よていであり(大野おおの日高ひだか谷村たにむら)、メンバーあいだ協同きょうどう体制たいせい活用かつようし、「生存せいぞんがく」としての成果せいか国際こくさい学会がっかい舞台ぶたい報告ほうこくする。そして「日本にっぽん心理しんり学会がっかい」(2011ねん9がつ日高ひだか赤阪あかさか)、「日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかい」(2011ねん11月、赤阪あかさか日高ひだか谷村たにむら)での学会がっかい発表はっぴょう論文ろんぶん投稿とうこうかたちおこなう。


>TOP

□2011年度ねんどメンバー

 2011年度ねんどけい7めい
研究けんきゅう代表だいひょうしゃ
谷村たにむら ひとみ 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ専攻せんこう公共こうきょう領域りょういき 4回生かいせい

研究けんきゅうメンバー】(研究けんきゅう分担ぶんたんしゃ
日高ひだか ともろう 文学ぶんがく研究けんきゅう 人文じんぶんがく専攻せんこう心理しんりがく専修せんしゅう博士はかせ後期こうき課程かてい 3回生かいせい
大野おおの 真由子まゆこ 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ専攻せんこう公共こうきょう領域りょういき 5回生かいせい
由井ゆい 秀樹ひでき 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ専攻せんこう生命せいめい領域りょういき 3回生かいせい
赤阪あかさか あさゆかり 文学ぶんがく研究けんきゅう 人文じんぶんがく専攻せんこう心理しんりがく専修せんしゅう博士はかせ後期こうき課程かてい 2回生かいせい
青木あおき 千帆ちほ グローバルイノベーション研究けんきゅう機構きこう研究けんきゅういん
ほり 智久ともひさ 立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさ総合そうごう研究けんきゅう機構きこうポストドクトラルフェロー

事業じぎょう推進すいしん担当たんとうしゃ
佐藤さとう 達哉たつや/サトウ タツヤ 立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう教授きょうじゅ


>TOP

□2011年度ねんど活動かつどう経過けいか

月例げつれい研究けんきゅうかい
だい6かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい (2011年度ねんどだい5かいしつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:3月14にちみず)15:00〜18:00
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん312教室きょうしつ [外部がいぶリンク]キャンパスマップ

開催かいさい報告ほうこく new!

報告ほうこく
日高ひだか ともろう 「ライフの支援しえんという観点かんてんからた、やめいの分類ぶんるいについてのいち考察こうさつ
赤阪あかさか あさゆかり 「当事とうじしゃ研究けんきゅう現状げんじょう

だい5かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい (2011年度ねんどだい4かいしつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:2012ねん01がつ25にちみず)15:00〜18:00
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん409教室きょうしつ [外部がいぶリンク]キャンパスマップ

開催かいさい報告ほうこく

報告ほうこく
由井ゆい 秀樹ひでき 「養子ようしむかえ、そだてた経験けいけん――養子ようし縁組えんぐみかんがえ、ある斡旋あっせん機関きかんとおしてどもをむかえ、特別とくべつ養子ようし縁組えんぐみ成立せいりつするまでのプロセスに着目ちゃくもくして」

だい4かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい (2011年度ねんどだい3かいしつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:2011ねん10がつ26にちみず)14:30〜
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん409

開催かいさい報告ほうこく

報告ほうこく(50おとじゅん
大野おおの 真由子まゆこ 「みとめられないやまい社会しゃかいふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつう症候群しょうこうぐんをめぐる現状げんじょう課題かだい」(仮題かだい
谷村たにむら ひとみ 「中年ちゅうねん実感じっかんした父親ちちおやい・母親ははおやい」
ほり 智久ともひさ 「専門せんもんせい解体かいたいとその隘路あいろ――日本にっぽん臨床りんしょう心理しんり学会がっかいの1970/80」
由井ゆい 秀樹ひでき 「養子ようしため行動こうどうたいする養親ようしん経験けいけん

だい3かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい (2011年度ねんどだい2かいしつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:2011ねん8がつ10日とおかみず)14:00〜20:00
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん411
報告ほうこく(50おとじゅん
赤阪あかさか あさゆかり 「当事とうじしゃ講演こうえんによる高校生こうこうせいえない障害しょうがいかん変容へんよう様相ようそう
大野おおの 真由子まゆこ 「CRPS(ふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつうせい症候群しょうこうぐん患者かんじゃやまいいのかたりの意味いみについて」
谷村たにむら ひとみ 『1980年代ねんだいの20さいだい女性じょせい目指めざさせられた「ふつうの結婚けっこん」』
日高ひだか ともろう 「やまいあつか心理しんりがくしょう」(仮題かだい

だい2かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい (2011年度ねんどだい1かいしつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:2011ねん6がつ22にちみず)15:00〜21:00
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん401・402
報告ほうこく(50おとじゅん
大野おおの 真由子まゆこ "The Components of Suffering and the Process of Reconciliation with Suffering for Patients with CRPS: The Analysis of their Narratives by M-GTA".
谷村たにむら ひとみ "The Gender Role Consciousness of Parents which Made Daughters Aim at "Normal Marriage" -From Interviews with Women Who Married in the 1980s-".
日高ひだか ともろう "Thick Description of the Life of a Person with Intractable Disease: Life Ethnography of ALS Patient in Home-care Setting".
由井ゆい 秀樹ひでき 「配偶はいぐうしゃあいだ人工じんこう授精じゅせいまれたひとのライフストーリー」

◆その
森岡もりおか正芳まさよし先生せんせい神戸大学こうべだいがく教授きょうじゅ講演こうえんかい「ナラティヴ・アプローチの可能かのうせい
日時にちじ:2011ねん7がつ14にち)18:00〜
於:立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパス そうおもえかん403・404
西村にしむらユミ先生せんせい大阪大学おおさかだいがくコミュニケーションデザインセンター・じゅん教授きょうじゅ)との研究けんきゅうかい
日時にちじ:2011ねん6がつ13にちつき)15:00〜17:30
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん415


>TOP

□2011年度ねんど業績ぎょうせき

I 論文ろんぶん査読さどくあり
日高ひだか ともろう水月すいげつ 昭道あきみちサトウ タツヤ 2012**** 「神経しんけい難病なんびょう患者かんじゃせいとらえるライフ・エスノグラフィ――在宅ざいたく療養りょうようあつ記述きじゅつから」『しつてき心理しんりがく研究けんきゅう』11: **-**(掲載けいさい決定けっていずみ
日高ひだか ともろう水月すいげつ 昭道あきみち 2012**** 「難病なんびょう患者かんじゃ遠隔えんかくあいだ対面たいめんコミュニケーションと技術ぎじゅつピアサポート」『国立こくりつ民族みんぞくがく博物館はくぶつかん調査ちょうさ報告ほうこく』***: **-**(掲載けいさい決定けっていずみ
由井ゆい 秀樹ひでき 20020331 「日本にっぽんにおけるはつ人工じんこう授精じゅせい成功せいこうれいかんする歴史れきしてき考察こうさつ――医師いし言説げんせつ中心ちゅうしんに」『Core Ethics』8: **-**(掲載けいさい決定けっていずみ
由井ゆい 秀樹ひでき 20111215 「配偶はいぐうしゃあいだ人工じんこう授精じゅせいによって出生しゅっしょうしたひとのライフストーリー」『たていのちかん人間にんげん科学かがく研究けんきゅう』24: 35-48 [PDF]
赤阪あかさか あさゆかり日高ひだか ともろうサトウ タツヤ 20111215 「『えない障害しょうがい』とともにきる当事とうじしゃ講演こうえんによる高校生こうこうせい障害しょうがいかん変容へんよう」『たていのちかん人間にんげん科学かがく研究けんきゅう』24: 49-62 [PDF]
大野おおの 真由子まゆこ 20110715 「難病なんびょうしゃの『くるしみとの和解わかい』のかたりからみるストレングス・モデルの可能かのうせい――ふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつうせい症候群しょうこうぐん患者かんじゃいち事例じれいとおして」『たていのちかん人間にんげん科学かがく研究けんきゅう』23: 57-71 [PDF]
大野おおの 真由子まゆこ 20110430 「難病なんびょうしゃ就労しゅうろうをめぐる現状げんじょう課題かだい――CRPS患者かんじゃかたりからみえる『制度せいど谷間たにま』とは」『障害しょうがいがく研究けんきゅう』7: 219-248

II 論文ろんぶん査読さどくなし
Hidaka, T., 201108**, "Living with an Intractable Disease: Technology and 'Technical Peer Support' for an ALS Patient," Ars Vivendi Journal, 1: 52-55. [PDF]

III 著書ちょしょ編著へんちょ
谷村たにむら ひとみ 2012**** 「だい2しょう 実践じっせんへん――TEM研究けんきゅう可能かのうせい多様たようせい だい4せつ 女性じょせいはたらちから パワーアナリシス 文化ぶんか圧力あつりょく分析ぶんせき 4-1 1980年代ねんだいの20さいだい女性じょせい目指めざさせられた『ふつうの結婚けっこん』」サトウタツヤ安田やすだ裕子ゆうこへん,『TEMですすめる質的しつてき研究けんきゅう――文化ぶんか心理しんり多様たようせい記述きじゅつ理解りかいのために』,まことしん書房しょぼう,**-**(印刷いんさつちゅう
日高ひだか ともろう滑田なめしだ あかりとおるサトウ タツヤ へん 20110913 『厚生こうせい心理しんりがく質的しつてき研究けんきゅうほう――当事とうじしゃせい)と心理しんりがく目指めざして』(共同きょうどう対人たいじん援助えんじょモデル研究けんきゅう2),立命館大学りつめいかんだいがく人間にんげん科学かがく研究所けんきゅうじょ [PDF]

IV その刊行かんこうぶつ
日高ひだか ともろう 20110913 「厚生こうせい心理しんりがくとライフエスノグラフィ――ALS患者かんじゃせいささえるコミュニケーション支援しえん分析ぶんせきから」,日高ひだかともろう滑田なめしだあかりとおるサトウタツヤ へん,『厚生こうせい心理しんりがく質的しつてき研究けんきゅうほう――当事とうじしゃせい)と心理しんりがく目指めざして』(共同きょうどう対人たいじん援助えんじょモデル研究けんきゅう2),立命館大学りつめいかんだいがく人間にんげん科学かがく研究所けんきゅうじょ,1-12 [PDF]
赤阪あかさか あさゆかり 20110913 「学術がくじゅつ研究けんきゅうにおけるあたらしい関係かんけいせいのかたち――『研究けんきゅうしゃ協力きょうりょくしゃ当事とうじしゃ』から『共同きょうどう発信はっしんしゃ』へ」,日高ひだかともろう滑田なめしだあかりとおるサトウタツヤ へん,『厚生こうせい心理しんりがく質的しつてき研究けんきゅうほう――当事とうじしゃせい)と心理しんりがく目指めざして』(共同きょうどう対人たいじん援助えんじょモデル研究けんきゅう2),立命館大学りつめいかんだいがく人間にんげん科学かがく研究所けんきゅうじょ,43-49 [PDF]

V 国外こくがい学会がっかい発表はっぴょう
Ono, M., "The Supportive Viewpoint Gained by Analyzing Emotional Experience in Time: From Narratives of Patients with Complex Regional Pain Syndrome," International Academic Meeting of Disability Studies , The International Program of the Global COE Program Ars Vivendi, Second Korea Japan Disability Studies Forum, Ritsumeikan University, Kyoto, Japan, Nov 2011
Ono, M., "CRPS as Externalized Illness: From a Case Study of Patients with Chronic Pain and their Families," International Academic Meeting of Disability Studies , The International Program of the Global COE Program Ars Vivendi, Second Korea Japan Disability Studies Forum, Ritsumeikan University, Kyoto, Japan, Nov 2011
Hidaka, T., Mizuki, S., Fukuda, M., Akasaka, M., Hou, Y., and Sato, T., "Thick Description of the Life of a Person with Intractable Disease: Life Ethnography of ALS Patient in Home-care Setting," The 12th European Congress of Psychology Istanbul 2011 July 7 th The 12th European Congress of Psychology final program, p.211. 2011
Ono, M., "The CompOnents of Suffering and the Process of Reconciliation with Suffering for Patients with CRPS: The Analysis of their Narratives by M-GTA," The 12th European Congress of Psychology Istanbul 2011 July 7 th The 12th European Congress of Psychology final program, p.197. 2011
Tanimura, H., "The Gender Role Consciousness of Parents which Made Daughters Aim at 'Normal Marriage" ?: From Interviews with Women Who Married in the 1980s-," The 12th European Congress of Psychology Istanbul 2011 July 7 th The 12th European Congress of Psychology final program, p.210. 2011
Hidaka, T., Mizuki, S., Fukuda, M., Akasaka, M., and Sato, T., "How ALS Patients Experience and Make Sense the Life with Illness," International Conference on Rare diseases & Orphan Drugs 2012, 5/2/2012, Tokyo, Japan

VI 国内こくない学会がっかい発表はっぴょう
 ◆口頭こうとう発表はっぴょう
由井ゆい 秀樹ひでき 「日本にっぽんにおける人工じんこう授精じゅせい検討けんとう日本にっぽん科学かがく学会がっかい西日本にしにほん2011年度ねんど中国ちゅうごく支部しぶ年会ねんかいだい15かい西日本にしにほん研究けんきゅう大会たいかい,2011ねん12がつ10日とおか(於:広島大学ひろしまだいがく
日高ひだか ともろう 「かたりからるALS患者かんじゃあゆみと在宅ざいたく療養りょうよう環境かんきょう発展はってん日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい8かい大会たいかい P.54-55,2011ねん11月26にち(於:安田女子大学やすだじょしだいがく
日高ひだか ともろう難病なんびょう患者かんじゃせいつたえるライフ・エスノグラフィ――支援しえんネットワークの拡大かくだい目指めざして」日本にっぽん心理しんり学会がっかいだい75かい大会たいかい p.WS(39),2011ねん9がつ16にち(於:日本にっぽん大学だいがく
赤阪あかさか あさゆかり 「やめいの経験けいけん記述きじゅつ実践じっせんへの径路けいろをつなぐ厚生こうせい心理しんりがく日本にっぽん心理しんり学会がっかいだい75かい大会たいかいWS「病者びょうしゃのライフをあつ記述きじゅつする厚生こうせい心理しんりがくこころみ」,2011ねん9がつ16にち(於:日本にっぽん大学だいがく
大野おおの 真由子まゆこ 「CRPS患者かんじゃくるしみとの和解わかいかたりからみるストレングス・モデルの可能かのうせい限界げんかいだい37かい日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい,2011ねん5がつ(於:大阪大学おおさかだいがく豊中とよなかキャンパス)

 ◆ポスター発表はっぴょう
赤阪あかさか あさゆかり 「慢性まんせい疾患しっかん患者かんじゃ講演こうえんによる高校生こうこうせいの『えない障害しょうがいかん』の変容へんよう日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい8かい大会たいかい p.77,2011ねん11月26にち(於:安田女子大学やすだじょしだいがく
谷村たにむら ひとみ 「中年ちゅうねん実感じっかんした父親ちちおやい・母親ははおやい」日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい8かい大会たいかい p.93,2011ねん11月26にち(於:安田女子大学やすだじょしだいがく

 ◆その・シンポジウム発表はっぴょう(すべて口頭こうとう
赤阪あかさか あさゆかり 「IBD患者かんじゃにおけるピアサポートの意義いぎ――社会しゃかいてき疎外そがい social isolation からの解放かいほう目指めざして」全国ぜんこく難病なんびょうセンター研究けんきゅうかいだい16かい研究けんきゅう大会たいかい,2011ねん11月13にち(於:ファイザー株式会社かぶしきがいしゃ 本社ほんしゃ
赤阪あかさか あさゆかり 「やめいのかたりが生成せいせいされる関係かんけいせい――多重たじゅうなセルフのかたりから」国際こくさいシンポジウム「やまい経験けいけんかたり:分析ぶんせき手法しゅほうとしてのナラティヴアプローチの可能かのうせい」,2011ねん8がつ28にち(於:立命館大学りつめいかんだいがく
大野おおの 真由子まゆこ 「意味いみづけしようのないやまいいとかたり――CRPS(ふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつう症候群しょうこうぐん患者かんじゃの3つのかたりと『なま技法ぎほう』」国際こくさいシンポジウム「やまい経験けいけんかたり:分析ぶんせき手法しゅほうとしてのナラティヴアプローチの可能かのうせい」,2011ねん8がつ28にち(於:立命館大学りつめいかんだいがく


>TOP

■2010年度ねんど

□2010年度ねんど活動かつどう計画けいかく

研究けんきゅう課題かだい質的しつてき研究けんきゅうかした多様たよう変化へんかかた記述きじゅつ方法ほうほうろん検討けんとう

研究けんきゅう計画けいかく ※2010年度ねんど申請しんせいしょから抜粋ばっすい
I. 研究けんきゅう内容ないようとうおよび「生存せいぞんがく創成そうせい拠点きょてんにもたらす効果こうか
@研究けんきゅう内容ないよう目的もくてき意義いぎ
 ほん研究けんきゅう目的もくてきは、ひとのライフコースにおいてしょうじる様々さまざま変遷へんせんを「プロセス」という観点かんてんから、より鮮明せんめいとらえるための質的しつてき研究けんきゅうほうかたについて、個別こべつ事例じれい着目ちゃくもく検討けんとうすることである。フィールドワークおよびインタビューを中心ちゅうしんとし、(1)進行しんこうせいあるいは慢性まんせいやめいとともにきるひと多様たようなライフコースを女性じょせいかた記述きじゅつてき理解りかいし、(2)研究けんきゅう遂行すいこう必要ひつようとなる質的しつてき研究けんきゅう方法ほうほうろん体系たいけいてき修得しゅうとくのための研究けんきゅうかい並行へいこうしてすすめる。メンバーそれぞれのことなる研究けんきゅうフィールドにおいてしょうじた方法ほうほうろんじょう課題かだいについて議論ぎろんすることをつうじ、記述きじゅつ方法ほうほうろん分析ぶんせき方法ほうほうろん知見ちけん転用てんよう可能かのうせい観点かんてんから、既存きそん質的しつてき研究けんきゅうほう問題もんだいてんおよび解決かいけつ方策ほうさく体系たいけいてき検討けんとうできるてん意義いぎがある。

A「生存せいぞんがく創成そうせい拠点きょてんにもたらす効果こうか
 病者びょうしゃ多様たようなライフコースを人々ひとびとの「せい」をほろ発生はっせいてきな「プロセス」という観点かんてんから記述きじゅつするための方法ほうほう検討けんとうすることで、生存せいぞんがくにおいてもひろもちいられているインタビューやフィールドワークなどの質的しつてき研究けんきゅうほうをさらに洗練せんれんする。ほん研究けんきゅうでは研究けんきゅう協力きょうりょくしゃ調査ちょうさ対象たいしょうしゃ)の心的しんてきなプロセスの記述きじゅつのみならず、通常つうじょう捨象しゃしょうされがちな研究けんきゅうしゃ研究けんきゅう協力きょうりょくしゃあいだ相互そうご行為こうい対話たいわ、それらが生起せいきする文脈ぶんみゃく生成せいせいプロセスにも焦点しょうてんてることで、既存きそん質的しつてき研究けんきゅうほうにおける課題かだいあきらかにするとともに解決かいけつ方策ほうさく提示ていじすることをねらいとする。

U.研究けんきゅう計画けいかく方法ほうほう研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょう方法ほうほう
 研究けんきゅう期間きかんは2010ねん11月から2011ねん3がつとし、メンバーそれぞれが調査ちょうさ実施じっしする。また、月例げつれい研究けんきゅうかい開催かいさいし、各々おのおの調査ちょうさにおける課題かだい共有きょうゆう方法ほうほうろん修得しゅうとくおこなう。成果せいか学会がっかい発表はっぴょうつうじ、さらに洗練せんれんする。
 上記じょうきI−@の(1)は、炎症えんしょうせいちょう疾患しっかん(IBD)病者びょうしゃ対象たいしょうとしたやまいいの経験けいけん記述きじゅつおよ心理しんりてきケアの可能かのうせい探求たんきゅう赤阪あかさか)、すじ萎縮いしゅくせいがわさく硬化こうかしょう(ALS)患者かんじゃたくでの長期間ちょうきかん参与さんよ観察かんさつつうじた「患者かんじゃ在宅ざいたく療養りょうよう文化ぶんか」の抽出ちゅうしゅつ日高ひだか)、女性じょせい多様たようなライフコースに着目ちゃくもくした結婚けっこん形態けいたい就労しゅうろうじょうきょう高齢こうれい親子おやこ関係かんけい質的しつてき研究けんきゅう谷村たにむら)、障害しょうがいしゃ労働ろうどう場面ばめんにおける「できないこと」の位置いちづけ(青木あおき)を中心ちゅうしん研究けんきゅう課題かだいとする。
 I−@の(2)は、月例げつれい研究けんきゅうかい方法ほうほうろん修得しゅうとくにあたるとともに、各々おのおの調査ちょうさあきらかとなった方法ほうほうろんじょう課題かだいについて議論ぎろんする。
 研究けんきゅう成果せいか発表はっぴょうは「日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかい」(2010ねん11月、赤阪あかさかにちだか)、「日本にっぽん発達はったつ心理しんり学会がっかい」(2011ねん3がつ谷村たにむら)での学会がっかい発表はっぴょう論文ろんぶん投稿とうこうかたちおこなう。また、「ヨーロッパ心理しんり学会がっかい」(トルコ、2011ねん7がつ)にて学会がっかい発表はっぴょうおこな予定よていであり(赤阪あかさか日高ひだか谷村たにむら青木あおき)、メンバーあいだ協同きょうどう体制たいせいつぎ年度ねんどにも活用かつようし、「生存せいぞんがく」としての成果せいか国際こくさい学会がっかい舞台ぶたい報告ほうこくする。


>TOP

□2010年度ねんどメンバー

 2010年度ねんどけい4めい
研究けんきゅう代表だいひょうしゃ
赤阪あかさか あさゆかり 文学ぶんがく研究けんきゅう 人文じんぶんがく専攻せんこう心理しんりがく専修せんしゅう博士はかせ後期こうき課程かてい 2回生かいせい

研究けんきゅうメンバー】(研究けんきゅう分担ぶんたんしゃ
日高ひだか ともろう 文学ぶんがく研究けんきゅう 人文じんぶんがく専攻せんこう心理しんりがく専修せんしゅう博士はかせ後期こうき課程かてい 2回生かいせい
谷村たにむら ひとみ 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ専攻せんこう公共こうきょう領域りょういき 3回生かいせい
青木あおき 千帆ちほ 先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう 立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさ総合そうごう研究けんきゅう機構きこうポストドクトラルフェロー

事業じぎょう推進すいしん担当たんとうしゃ
佐藤さとう 達哉たつや 立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん文学ぶんがく研究けんきゅう教授きょうじゅ


>TOP

□2010年度ねんど活動かつどう経過けいか

月例げつれい研究けんきゅうかい
だい1かい 多様たような「せい」をえが質的しつてき研究けんきゅうかい
日時にちじ:2011ねん2がつ11にちかね)14:00〜15:00
場所ばしょ立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん416


>TOP

□2010年度ねんど業績ぎょうせき

国内こくない学会がっかい発表はっぴょう
口頭こうとう発表はっぴょう
【1】日高ひだかともろう 2010 「厚生こうせい心理しんりがくとライフ・エスノグラフィ:ALS患者かんじゃせいささえるコミュニケーション支援しえん分析ぶんせきから. 日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい7かい大会たいかい, 2010ねん11月28にち(於:茨城大学いばらきだいがく), 日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい7かい大会たいかいプログラム抄録しょうろくしゅう p.61

◇ポスター発表はっぴょう 【2】日高ひだかともろう赤阪あかさかあさゆかり福田ふくだ茉莉まり若林わかばやしひろし輔・滑田なめしだあかりとおる安達あだちしゅんゆうサトウタツヤ 2010 「協同きょうどうてきいとなみとしての「沈黙ちんもく」の生成せいせい:マイクロ分析ぶんせきもとづくいち考察こうさつ. 日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい7かい大会たいかい, 2010ねん11月27にち(於:茨城大学いばらきだいがく),日本にっぽんしつてき心理しんり学会がっかいだい7かい大会たいかいプログラム抄録しょうろくしゅう p.16, 77


>TOP

関連かんれん事項じこう(arsvi.comない

難病なんびょう神経しんけい難病なんびょう特定とくてい疾患しっかん
 ◇ALS=すじ萎縮いしゅくせいがわさく硬化こうかしょう
 ◇ふく合性あいしょう局所きょくしょ疼痛とうつう症候群しょうこうぐん(CRPS)
医療いりょうてきケア/医療いりょう行為こうい
家族かぞく
 ◇さんせい

障害しょうがいがく
 ◇障害しょうがいしゃ労働ろうどう
 ◇ことなる身体しんたいのもとでの交信こうしん――情報じょうほう・コミュニケーションと障害しょうがいしゃ


作成さくせい青木あおき 千帆ちほ更新こうしん谷村たにむら ひとみ
UP: 2010206 REV: 20110307, 0406, 0811, 0812, 1025, 1202, 05, 12, 20120110, 0209, 0303, 08, 23
組織そしき 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)