来年らいねん、確実かくじつに税金ぜいきんが戻もどってくる方法ほうほう！12月にやるべきお金かねのチェックリスト

「Thinkstock」より

　2016年ねんも、あと約やく1カ月かげつとなりました。年末ねんまつが近ちかづくと仕事しごとが忙いそがしくなるだけでなく、忘年会ぼうねんかいや帰省きせい準備じゅんび、冬休ふゆやすみの旅行りょこうなど、さまざまなイベントが入はいってくるもの。また、お歳暮せいぼや年賀状ねんがじょうを送おくるという人ひともいらっしゃると思おもいますし、年始ねんしになると仕事しごと関係かんけいのごあいさつや新年しんねん会かいなど、予定よていが立たて込こむことでしょう。

　忙いそがしい時期じきにやるべきことが増ふえて、あわててしまうことのないように、今いまのうちにビジネスパーソンがやっておきたい、お金かねにまつわるあれこれを3つお伝つたえします。

ふるさと納税のうぜいの意外いがいな落おとし穴あな

　今年ことし、ふるさと納税のうぜいをした人ひとも多おおいのではないでしょうか。ふるさと納税のうぜいとは、16年ねん分ぶんなら16年ねん1月がつ1日にち～12月がつ31日にちの間あいだに自治体じちたいに寄付きふをした分ぶんから、自己じこ負担ふたん分ぶん2000円えんを除のぞいた金額きんがくが税金ぜいきんから控除こうじょされる（税金ぜいきんが戻もどってくる）という制度せいど（所得しょとくなどによって上限じょうげん額がくあり）。寄付きふのお礼れいとして特産とくさん品ひんなどを送おくってくれる自治体じちたいも多おおく、お得とく感かんがあるため人気にんきです。

　しかし、注意ちゅういしたいのが、ただ単たんに寄付きふをしただけでは税金ぜいきんは戻もどってこないということ。基本きほん的てきに、確定かくてい申告しんこくをする必要ひつようがあります。ただし、ほかの要件ようけんで確定かくてい申告しんこくをする必要ひつようがない人ひと（給与きゅうよ所得しょとく者しゃなど）は、寄付きふ先さきが5カ所かしょまでなら「ワンストップ特例とくれい制度せいど」を利用りようすれば確定かくてい申告しんこくなしでも税金ぜいきんが控除こうじょされます。寄付きふの際さいに「寄附きふ金きん税額ぜいがく控除こうじょに係かかる申告しんこく特例とくれい申請しんせい書しょ」をもらっておいて、返送へんそうしましょう。

　確定かくてい申告しんこくが必要ひつような人ひとは、寄付きふ先さきの自治体じちたいから届とどく「証明しょうめい書しょ（受領じゅりょう書しょ）」をまとめて、ひとつのクリアファイルなどに入いれておくといいでしょう。いざ確定かくてい申告しんこくの際さいに「あの自治体じちたいの書類しょるいが見みつからない！」などとあわてずに済すみます。

「まだふるさと納税のうぜいをしていなかった！」という人ひとは、16年ねん分ぶんは12月末まつ受付うけつけ分ぶんまで間まに合あいますので、チェックしてみましょう。お得とくに利用りようできる上じょう、上限じょうげんについては総務そうむ省しょうの「ふるさと納税のうぜいポータルサイト」の目安めやす表ひょうで確認かくにんができます。

　最近さいきんは、お礼れいの品しなとして「ポイント」を付与ふよする自治体じちたいも増ふえてきています。「時間じかんがなくて、どの品物しなものを選えらんでいいかわからない」という人ひとは、とりあえずポイントを選えらんでおくというのも手て。ポイントの期限きげんは自治体じちたいによって違ちがいますが、2年間ねんかんというところもあり、翌年よくねんの寄付きふ分ぶんと合算がっさんできる場合ばあいもあります。

医療いりょう費ひ控除こうじょは家族かぞく分ぶんをまとめて申告しんこくできる

　今年ことし1年間ねんかんで医療いりょう費ひがたくさんかかり、来年らいねんの確定かくてい申告しんこくで「医療いりょう費ひ控除こうじょ」の申告しんこくをするという人ひともいらっしゃるでしょう。今年ことし、妊娠にんしん・出産しゅっさんされた人ひとや大おおきな病気びょうきやけがをされた人ひと、通院つういんなどで医療いりょう費ひが多おおくかかった人ひとが該当がいとうすると思おもいます。