せっかくの大型おおがた連休れんきゅうも巣すごもり生活せいかつ。こんな状態じょうたい、いつ終おわるのか？　
こうなったら、志麻しまさんレシピで巣すごもり生活せいかつをエンジョイするしかない。
話題わだい沸騰ふっとう中ちゅうの「伝説でんせつの家政かせい婦ふ」志麻しまさんの処女しょじょ作さく『志麻しまさんのプレミアムな作つくりおき』が驚異きょういのロングセラーとなり、ついに21刷さつ17万まん部ぶを突破とっぱした。
GWこそ、いつもの冷蔵庫れいぞうこの食材しょくざいが簡単かんたん！ 贅沢ぜいたくレシピに大だい変身へんしん！ もう献立こんだてに迷まよわない！　
さらに、『厨房ちゅうぼうから台所だいどころへ――志麻しまさんの思おもい出でレシピ31』の勢いきおいも止とまらない。こちらは数かずある志麻しまさん本ほんでも初はつの“エッセイ風ふうレシピ本ほん”という新しん境地きょうちを開拓かいたく。新聞しんぶん書評しょひょうで「20代だいの志麻しまさんは、傷きずだらけになっても走はしろうとしていた。切せつなすぎて胸むねが痛いたい」「食たべたものは体からだになり、心しんになり、人生じんせいをつくる」と東大とうだい教授きょうじゅに絶賛ぜっさんされた。
ふだんお家いえで食たべたことのない「タンドリーチキン」、「農家のうかの野菜やさいスープ」、「ラタトゥイユ」、「豚肉ぶたにくのビール煮に」、「お米べいのニース風ふうサラダ」、「ローストビーフ」、「アッシ・パルマンティエ」、「ハヤシライス」、「メンチカツ」、「チョコレートムース」など、フランス家庭かてい料理りょうりから、和洋わよう中ちゅう、エスニック、おやつまで秘伝ひでんのレシピが多数たすう収録しゅうろくされ、ふだん料理りょうりをしない人ひとでも、手早てばやく簡単かんたんに作つくれてしまうというから驚おどろきだ。
冷蔵庫れいぞうこにあるふつうの食材しょくざいが、なぜ、ワンランク上じょうの「簡単かんたん！贅沢ぜいたくレシピ」に変身へんしんするのか？
これさえ覚おぼえておけば、平日へいじつ多忙たぼうなお父とうさんお母かあさんも、尊敬そんけいの眼差まなざしを浴あびるかもしれない。
3時じ間あいだで15品ひん以上いじょう作つくるという志麻しまさんを、本書ほんしょ担当たんとう編集へんしゅうが直撃ちょくげきしたレポートをお送おくりする。
（撮影さつえい：新居にい明子あきこ、構成こうせい：寺田てらだ庸いさお二に）――（こちらは2018年ねん1月がつ21日にち付づけ記事きじを再さい掲載けいさいしたものです）

地中海ちちゅうかい性せい気候きこう漂ただよう「ハヤシライス」って？

『志麻しまさんのプレミアムな作つくりおき』には、「にんじん」「玉たまねぎ」「じゃがいも」「キャベツ」「トマト缶かん」「卵たまご」など、素材そざい別べつレパートリーが掲載けいさいされていますが、今回こんかいは、「トマト缶かんレシピ」を作つくるときに、気きをつける点てんを志麻しまさんに伺うかがってみました。

　本ほん連載れんさい第だい11回かいで編集へんしゅう担当たんとうの体当たいあたりレポートを紹介しょうかいした「ハヤシライス」（本書ほんしょｐ106）。
　従来じゅうらいのデミグラスソースたっぷりこってりのものとは対極たいきょくをいく志麻しまさん「ハヤシライス」はいわば、イタリアの地中海ちちゅうかい性せい気候きこう漂ただよう、さわやかなハヤシライスで、うちの子こどもたちも大好だいすきな一品いっぴんです。

【巣ごもりGWは志麻さんレシピで！】「伝説の家政婦」志麻さんのありえない“トマト缶”レシピ

　普段ふだん、チャーハン以外いがいほとんど料理りょうりをしなかった私わたし（当時とうじ）は、スーパーのライフで1缶かん88円えんのトマト缶かんを2つ買かい、牛肉ぎゅうにくと玉たまねぎとトマト缶かんで初はつ挑戦ちょうせんしましたが、見事みごと成功せいこう！　家族かぞくから大だい絶賛ぜっさんを受うけました。

　それまでトマト缶かんは一いち回かいも買かったことがありませんでしたし、わが家やの食卓しょくたくにもありませんでした。

　しかし、志麻しまさんに教おしえてもらい、いかにトマト缶かんが重宝ちょうほうするか、を実感じっかんした次第しだいです。