アクア(ファイアーエムブレム)とは、ゲーム『ファイアーエムブレムif』の登場人物にして本作のカギを握る重要人物。
概要
CV:Lynn/蓮花(歌唱パート)
暗夜王国の王女。母はガロンの後妻シェンメイで彼女の連れ子。暗夜王家の子息とは義理のきょうだいになるが王家の人間らの権力争いの影響で殆ど交流することはなかった(マークスとカミラは一応面識はある程度、レオンは噂程度、エリーゼに至っては生まれる前の事である)。
カムイ誘拐の報復として白夜王国に連れ去られたが、女王ミコトによって白夜王国の王女として何不自由育てられた。義弟タクミとは姉として認めてはいないものの、仲は良好である。
性格は沈着冷静で聡明かつ心優しい女性。
だが暗夜王国での境遇から他人とは距離を置きたがるが、それは彼女の人には決して伝えてはいけない出自が大きく関わっているからである。
歌へのプライドは高く、感情を表に出す訓練でフランネルに歌が下手と言われた時は静かにだが本気で怒る。
歌以外にも怪談話が得意。サクラにも幼いころに語って聞かせて怖がらせていた。それどころか彼女自身が白夜城七不思議の1つとしてカウントされている。
動物の尻尾が好きで、尾を振る後姿を見るとついて行きたくなるほど。妖狐のニシキは寝ている間に尻尾を彼女の抱き枕にされていた。
結婚して生まれる息子は、歌と絵画を愛する天馬武者のシグレ。
軍の中で一番、寝癖が酷い。あのサラサラな髪が朝起きたらどうなるのか・・・
初期のイメージは儚げなヒロインと言った印象が多かったが、いざ蓋を開けてみると非常に強く逞しい。 白夜の忍達を単騎で相手にし「こっちは片付いたわ」と言って戻ってきたり(正確には「私のほうも、何とか片付いたわ」なのだが余りにインパクトがでかすぎた為か省略された方で定着してしまっいる)、イベント戦闘ではバーサーカーを相手に攻撃を避け反撃の必殺で沈めたり、勇者を相手に殴り合ったり(この際にジェネラル軍団の中に何故か一人混じった勇者を相手にしていた為ジェネラルと戦っていたと誤解されることが多い)と数々の武勇伝が登場する。
加えて下記にもあるように歌姫の職から想像できない成長率を持っており、人質とはいえ温室育ちのカムイを叱咤激励したりする姿からアクアの姉貴こと「アクアネキ」ともユーザーから言われている。
ユニット性能
兵種は専用職「歌姫」で子供や各プルフでの遺伝は不可。今回の踊り子ポジションであり、「歌う」コマンドで味方を再行動させることができる。
固有スキルの「癒やしの声」は毎ターン周囲2マスの味方のHPが10%回復する効果。また、Lv.10で習得するスキル「特別な歌」で再行動させた味方を強化することもできる。他には周囲の敵の物理ダメージを減らす「平和の声」、自分の周囲の異邦の軍(謎の兵or透魔兵)を弱体化させる「異邦の王女」を習得する。
特筆すべきはその成長率であり、その儚げな姿とは裏腹に技・速さ、次いで力がものすごい勢いで伸びる、踊り子らしからぬパワー型。その一方でHP・守備は非常に伸び悩むので殺るか殺られるかを地で征く、物凄い尖ったステータスになる。
ランダムイベントで手に入る槍である松の木(低命中で追撃しにくいが、武器レベルが低い割に高威力)との相性がよく、丸太を豪快に振り回す姿とのギャップも相まって、セットで語られネタにされることも多い。他にはツバキの金薙刀(相手より技数値が高い場合、武器威力2倍)とも相性がいい。
サブ資質は「天馬武者」。
上級職の金鵄武者で、対飛行ユニットとの戦闘時命中・回避が上がる「天翔ける」、ターン開始時に周囲の味方を最大HPの20%回復する「天照らす」を覚えられる。特に後者は個人スキルとシナジーを持つ。
ただし歌姫以外の兵種は「歌う」が使えないので注意。
なお、いずれの職も槍をメインとする兵種であるが、その威力を最大限に引き出す「槍の達人」は槍術士資質持ちカムイ♂との結婚時しか習得できないので注意。また、歌姫は槍の武器レベル上限がCなので銀の槍等一部の武器は使えない。
ちなみにヒノカやツバキといった初期兵種が天馬武者のキャラと支援A+(S)となった場合、相手はバディプルフ(マリッジプルフ)でロッドナイトの素質が付与される。
余談
何故これほどまでに強く逞しいのかについては支援会話でその理由が分かるようになっている。
というのも、アクアに纏わる殆どの支援会話(支援Sとシグレ以外の子世代除く)と、絆の暗夜祭でのエルフィ、カミラ、アンナとの会話にあるアクアの過去に纏わる話は横で繋がっており、集めてまとめることでアクアとその周囲の人々の人生を綴った一つのストーリーのような物が出来上がるように作られている。
そこでは彼女の境遇や経験、物語の舞台裏について分かるようになっており、支援会話を見ていくことでアクアの事を理解していくことが出来るようになっている。
いかんせん数が多く、通常のキャラの2倍近い量があるため集めるのには非常に労力と時間が掛かるが、アクアの支援会話は評判がいいのも多く、それに見合った価値はあると言っていいだろう。よければ集めてみてはいかがだろうか?
ファイアーエムブレム無双
DLC第一弾でオボロ、ゼロと共に実装。兵種は歌姫→ディーヴァ。専用武器は「聖なる槍」。
力は前衛としてはやや低め、技・速さ・幸運に優れ、HP・守備が最低クラスという尖ったステータス。ペガサスナイト組同様奥義や覚醒を活かした戦術がメインになる。
ちなみに前述のように力は低めだが、前方に大波を放つ強5、全弾ガード不能の範囲攻撃を放つ強6など攻撃自体は強烈。
強1で歌を歌うことで周囲及び後衛の味方の無双&覚醒ゲージを回復できる。オリヴィエと同様の効果ではあるが、あちらと比べると出が遅い分出した後の隙は短い。
ちなみに奥義は通常の格好に加え、暗夜編の黒い衣装のバージョンの2種類のモーションがある。どちららも急に歌うよ。また、デュアル奥義でどこからか召喚した夜刀神・白夜と夜刀神・暗夜を振り回す。
ちなみにとあるストーリーで「戦いは得意ではないけれど、歌を歌えるわ」とどこかで聞いたようなセリフを放つ。得意ではない…?
ファイアーエムブレムヒーローズ
2020年8月現在、通常版、舞踏祭版、正月版、幼少期版、伝承英雄版の5種類が実装。いずれも再行動スキルを持ったユニットである。原作シリーズ同様、味方ユニットを再行動させる能力自体がとても便利なのでどのユニットも手に入れば重宝するが、幼少期版以外は☆5限であり入手難度は高い。
アクアに限った話ではないが、再行動ユニットはHPが減った味方ユニットのそばまで移動できる「救援の行路」と相性がよいので是非継承させたい。
泉の歌姫
通常版。兵種は槍歩兵。
原作シリーズで最も馴染み深い白い衣装を身に纏った姿。フェーパス加入者は神装英雄の格好で使用可能。
ステータスは概ね原作通りで、攻撃・速さが高めでHP・守備・魔防は低め。特に武器は三すくみの影響を大きくする「蒼海の槍」なので剣や赤魔法相手には意外な高火力を発揮する。
ただしあくまでメインは「歌う」による再行動なので、隙あらば赤属性をぶん殴れる程度に考えておくべき。
祭の歌姫
舞踏祭版。兵種は斧歩兵。
暗夜編のあるムービーの格好。作中ではアミュージアのショー会場に現れたどう見ても正体バレバレだが謎の歌姫で通常アクアとは真逆の黒に近い色の衣装とマスクを身に着けている。
大まかなユニット性能は通常版の武器が斧になったと言ったところだが、専用武器「ウルズ」によって、「歌う」をかけた対象の全能力を+3する効果を持つため支援能力が上がっている。通常版にあった三すくみ激化効果はAスキルの「相性激化」で反映されている。
通常アクア同様「救援の行路」を継承させるとよいが、舞踏祭アクアの火力を以てすると下手なユニットを再行動させるより自分が殴った方が強いということもしばしば。「救援の行路」が継承されている状態が闘技場の相手などで出てくると事故る恐れが高いので要注意。
一方HPと守備は通常アクアさえ下回る、文字通りの紙耐久。「相性激化」持ちなので相性不利な赤属性はもちろんだが、緑属性でも一撃で倒される恐れがある。
正月の歌姫
正月版。兵種は斧飛行。
振り袖に身を包み、羽子板を手に戦う。舞踏祭オリヴィエに続く再行動持ちの飛行ユニットの登場で、何といっても地形に阻まれることなく味方に再行動をかけに行けるのが強力。
武器「羽子板」で自分の周囲2マス内の味方は戦闘中守備・魔防+2される。他にも再行動をかけた対象の守備を上げる「大地の舞い」やターン開始時に周囲1マスの味方飛行の攻撃速さを上げる飛刃の鼓舞とサポート用のスキルが充実している。
反面、自身の戦闘に役立つスキルは持っておらず攻撃も「アクアの中では」低めとなっている。
余談だが本人は羽子板で負けたことがないとのこと。戦禍の連戦のオープニングでは各々の武器にツッコミが入った際、「以前松の木で戦ってたことがある。慣れればなんとかなる」と返しており上記の松の木が公式でもネタにされるようになった。
幼き歌姫
幼少期版。兵種は緑魔法歩兵。本編では一切登場しなかった幼少期の姿で登場。
戦渦の連戦の報酬として実装され、ガチャではなくイベント報酬で手に入る初の再行動ユニットとなった。
攻撃偏重のステータス配分なのはそれまでと変わらないが攻撃射程2の再行動ユニットは総合ステータスが最も低い部類であり、素の状態での殴り合いは分が悪い。
しかし専用武器の「泡影の書」は味方と隣接していれば戦闘中敵の全能力-4される他、「速さ魔防の絆」により、味方と隣接していれば戦闘中自分の速さ・魔防+5とシナジーを持つので、案外魔法相手ならいける。
透魔の歌姫
伝承英雄版。水の伝承英雄で、兵種は青魔法飛行。服装は通常版の要素と母シェンメイの要素が入った衣装。
専用武器「清冷の法具」は再行動させた味方がすでにバフを受けている場合or再行動時にバフが付与された場合、対象が受けている強化の最大値を全能力に加算するという強烈な効果。
どういうことかと言うと、例えば再行動をかけた相手に攻撃+6のバフがかかっていた場合、攻撃以外の全能力も+6された状態になるため、サーリャ、オーディン、ニノ等自身のバフの合計を攻撃に加算する武器を持つキャラと相性は抜群。加えて「攻撃の指揮」を持つので自力でバフを与えて再行動でさらに強化という芸当も可能。
また「歌う」が「ユラリユルレリ」となっており、対象が歩兵か飛行の場合、再行動させると移動+1の効果も付与することができる。
他にも周囲2マス以内の歩行、騎馬、重装の隣に移動できる「曲技飛行」も習得し、あらゆる兵種に対してシナジーを発揮するので強力なサポート役として様々な編成に組み込める柔軟性を持つ。
子供アクア同様射程2の再行動ユニットなので総合ステータスは低く自身で戦闘するのはあまり向かないが「青の死闘・飛行」を持つため闘技場で起用しても査定が下がりにくいフォローがある。
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