ショーグンとは、2010年生まれの日本の元競走馬である。60年代に大物には一歩足りない活躍ばかりした馬とは別の馬である。でもこいつもある意味で大物な気がする
概要
父はサドラーズウェルズ直仔で2004年のキングジョージを制したDoyen、母はアラブ首長国連邦で生産されアメリカで3戦1勝だったジャパニーズウィスパー、母父はモルニ賞、サラマンドル賞とフランス2歳G1を連勝したMachiavellian。まぁ馬主がアラブのモハメド殿下で生産はダーレーグループの日本分場であるダーレージャパンファームであると聞けばまぁ納得のいく血統なのではなかろうか。
3歳1月に中京競馬場でデビューすると順調に7月の4戦目に初勝利、休み明けの10月に行われた5戦目の500万条件でも勝利、しばらく善戦が続く形となったが翌年の5月に1000万条件戦で勝利し準オープン馬となる。
が、4歳6月の規定による降級以降は掲示板に入ればやっとという戦いが続いて、上級条件への壁に阻まれたごく普通の条件馬というまま2016年4月に引退した。
引退後は阪神競馬場で誘導馬として活躍している。
特徴
じゃあなんでこんな馬の記事があるんだって思う方もいるかもしれない。しかしこの馬、記録に残るレベルの大きな特徴を残しているのだ。
それはとにかくデカいことである。
まずデビュー戦の彼の体重が620kg。これはデビュー戦最高馬体重である。あのデカすぎるG1馬ヒシアケボノですらデビュー戦は552kgである。ちなみに同レースの勝ち馬のディープストーリーは434kg同レースには420kgのトーホースズランが出走していた。新馬戦で200kgも体重が違う馬が会いまみえることになるって言うのは今後もそうそうないだろう。
しばらく体重を落とすことになるが初勝利時は604kg。2勝目では614kg。そして最後の勝利となった3勝目では626kg、これはJRAの最高馬体重勝利記録である。
ちなみにこの間に638kgで最高馬体重出走記録を作っていたが、2015年初戦の1月17日京都6Rでは自らの記録を2kg更新する640kgで出走した。
結局ショーグンは引退まで馬体重がヒシアケボノでもいかなかった600kgを下回ることはなかった。当たり前だろうけどゲートでは結構窮屈そうにしてた。でも走ってる分には普通の馬ではあった。見てて周りの馬との遠近感が狂うけども。
色々と注目を集める馬だった(そういえば優駿の井崎須田の年末振り返りコーナーで毎年話題になってた)し、誘導馬としての第二の人生も愛される馬になってほしいと思う。
2019年には、ショーグンの半分ほどしか馬体重のないJRA最軽量勝利馬メロディーレーンと共演を果たしている。
血統表
クロス:Northern Dancer 3×4(18.75%)、Natalma 4×5×5(12.50%)、Native Dancer 5×5(6.25%)、Hail to Reason 5×5(5.25%)
関連動画
動画のラストにJRA最軽量勝利馬であるメロディーレーンとの共演。
関連項目
-
ページ番号: 5423329
-
-
リビジョン番号: 3091298
-