デスペラード(desperado)とは「無法者」「ならず者」(男性)などを意味する古いスペイン語。女性形はデスペラーダ(desperada)。
「絶望する」という意味の動詞デスペラール(desperar)の過去分詞で、直訳すれば「絶望される(ほど手に負えない)輩」となるこの言葉は、主に開拓時代の北米西部や中米で暗躍した荒くれ者を指す。
しかしデスペラールは元のラテン語動詞デースペーラーレ(dēspērāre)に近い形の古典語(つまり死語)であり、現代スペイン語ではデセスペラール(desesperar, 過去分詞: desesperado/-a)やデセスペランサール(desesperanzar, 過去分詞: desesperanzado/-a)等に相当する。
曖昧さ回避
- 大五朗とイラン人による夢のコラボ → デスペラード(お笑い)
- 1995年にアメリカで製作された映画『Desperado』のこと → デスペラード(映画)
- アメリカのロックバンド「イーグルス(The Eagles)」の楽曲 → デスペラード(楽曲)
- チェスでステイルメイト(打つ手無し)やパーペチュアルチェック(千日王手)を起こす駒のこと。
- カードゲーム「バトルスピリッツ」の紫のEXレアカード →魔界七将デスペラード(カードゲーム)
- 『機動戦士ガンダムAge』の作業用モビルスタンダード →デスペラード(機動戦士ガンダムAge)
- 2011年生まれの日本の元競走馬。ステイヤーズステークスの2勝、京都記念の1勝と重賞3勝している。
デスペラード(お笑い)
ニコニコ大会議2008の前座として出てきた吉本興業のお笑い芸人。ニコワングランプリ優勝。
日本人の方は変なヘアスタイルで弄られまくっていた。
よしよし動画に出演中!
デスペラード(映画)
『スパイ・キッズ』や『マスク・オブ・ゾロ』のアントニオ・バンデラス主演によるアメリカ映画。
監督はロバート・ロドリゲス。配給はコロンビア トライスター映画。
日本ではソニー・ピクチャーズ エンタテインメントからDVDが発売されていた。
あらすじは、マフィアに恋人を殺された過去のある男エル・マリアッチが、復讐のために、ギターケースに仕込んだ銃器で大暴れするといった内容。
ちなみに作中登場する主人公エルの仲間であるカンパとキーノというキャラクターが終盤、エルと同じくギターケースに銃器を仕込んで登場するのだが、あくまで銃をしまうケースとして利用しているエルに対し、カンパとキーノはそれぞれギターケース自体がマシンガン、ギターケース自体がロケットランチャーという魔改造を施した状態で戦闘に参加。
特にキーノのロケットランチャーの独特な構えはその手のファンを魅了し、日本の漫画やゲームでパロディとして扱われることがしばしば見受けられた。
デスペラード(楽曲)
1971年にアメリカでデビューしたカントリー・ロック・バンド「イーグルス(The Eagles)」の2枚目のアルバム名、およびタイトル曲。邦題は「ならず者」。
このアルバムは19世紀末にオクラホマ一帯で大暴れした強盗団・元祖ワイルドバンチ(The Wild Bunch)をモティーフにしたコンセプトアルバムであり、タイトル曲は5曲目に収録されている。
1974年にカーペンターズがカバーした際には、しっとりとした歌声とメロディに「ならず者」はさすがに酷かろうと、歌詞のあちこちからひねり出して継ぎ接ぎしたと思しき「愛は虹の色」という独自の邦題がつけられた。
なお、シングルカットすらされておらず、いちアルバム曲に過ぎなかったこの曲は、カヴァーの方はカーペンターズを含む多くの著名なアーティストたちによって為されている。その理由として旋律の美しさは勿論のこと、アルバムのコンセプトから独立させて一つの曲として眺めた場合、西部劇的要素の裏側に潜む実際の状況というのが様々に想定可能であるからだろう。
デスペラード(機動戦士ガンダムAge)
型式番号CMS-328。人が被るヘルメットに似た頭部、全身黄色の無骨な外見を持つ、水素エンジン駆動の作業用モビルスタンダード(人型大型重機)。公式情報によれば、ジェノアスの開発母体になった機体。スペックに至っては公表されていない。武装というか基本装備として、ヒートスコップとヒートピッケルを持つが結局は作業用。
その外見から『機甲界ガリアン』重歩哨機シールズ、『ロックマン』シリーズのメットールが引き合いに出される事もある。デザイナーは寺岡賢司氏。
関連静画
関連動画
デスペラード(お笑い)
デスペラード(映画)
デスペラード(楽曲)
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関連項目
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