人名じんめい事典じてんの索引さくいん「く」3ページ目め

くまさか【熊坂くまさか】

熊坂くまさか長範ながのり(ちょうはん)のこと。 謡曲ようきょく。五ご番目ばんめ物ぶつ。旅僧たびそうの前まえに熊坂くまさか長範ながのりの亡霊ぼうれいが現あらわれ、牛ぎゅう若わか丸まるに討うたれた無念むねんを語かたる。

くまさか‐ちょうはん【熊坂くまさか長範ながのり】

平安へいあん末期まっきの伝説でんせつ的てき盗賊とうぞく。奥州おうしゅうへ下くだる金売かねうり吉次よしじを襲おそおうとして、美濃みの国こく赤坂あかさか（あるいは青墓あおはか(あおはか)）の宿場しゅくばで牛うし若わか丸まるに討うたれたという。謡曲ようきょく「熊坂くまさか」や浄瑠璃じょうるりなどに脚色きゃくしょくされている。

くまざわ‐てんのう【熊沢くまさわ天皇てんのう】

昭和しょうわ20年代ねんだいに、南朝なんちょう系けいの皇統こうとうを継つぐと自称じしょうした熊沢くまさわ寛道ひろみち(ひろみち)のこと。大正たいしょう時代じだいから、自みずからを後こう亀山天皇かめやまてんのうの末裔まつえいと称しょうしていたが、第だい二に次じ大戦たいせん後ごにその主張しゅちょうがGHQや米べい誌しの目めに留とまり、注目ちゅうもくを集あつめた。後のちに、...

くまざわ‐ばんざん【熊沢くまさわ蕃山ばんざん】

［1619〜1691］江戸前えどまえ期きの儒学じゅがく者しゃ。山城やましろの人ひと。名なは伯はく継ままし。字じ(あざな)は了りょう介かい(りょうかい)。別べつ号ごう、息いき游ゆう軒のき。中江なかえ藤樹とうじゅに陽明学ようめいがくを学まなび、岡山おかやま藩主はんしゅ池田いけだ光政みつまさに仕つかえた。晩年ばんねん、政治せいじ批判ひはんで幕府ばくふに疎うとまれ、幽囚ゆうしゅう中ちゅう...

くましろ‐たつみ【神代かみしろ辰巳たつみ】

［1927〜1995］映画えいが監督かんとく。佐賀さがの生うまれ。成人せいじん映画えいがにおいて、性せいを描えがきながらも、男女だんじょ間あいだのやるせない情感じょうかんをコミカルなタッチも交まじえつつ表現ひょうげんした。のちには一般いっぱん映画えいがも手てがけた。代表だいひょう作さく「赫(あか)い髪かみの...

くまの‐でんざぶろう【熊野くまの伝三郎でんざぶろう】

江戸えど後期こうきの大道だいどう商人しょうにん。熊くま皮がわの袖無そでなしを着きて、熊くまの脂あぶらから作つくったという膏薬こうやくを売うった。生なま没年ぼつねん未み詳しょう。

くまらじゅう【鳩ばと摩ま羅ら什】

《(梵)Kumārajīva》［344〜413］中国ちゅうごく、六朝りくちょう(りくちょう)時代じだいの仏典ぶってんの翻訳ほんやく家か。中央ちゅうおうアジア亀かめ玆(きじ)国こくの僧そう。父ちちはインド人じん、母ははは亀かめ玆国王おうの妹いもうと。前ぜん秦しんの亀かめ玆攻略こうりゃく後ご、長安ながやすに迎むかえられ、訳わけ経けいに...

くまわかまる【阿おもね若わか丸まる】

熊くま王丸おうまる(くまおうまる)の異称いしょう。

くまわかまる【阿おもね新しん丸まる】

［?〜1363］日野ひの資し朝あさ(すけとも)の子こ。名なは邦光くにみつ。13歳さいのとき佐渡さどに渡わたり、父ちちの仇敵きゅうてきである佐渡さど守護しゅご本ほん間あいだ入道にゅうどう泰たい宣せんを討うとうとしたが果はたさず、子この本間ほんま三郎さぶろうを討うった。のち、南朝なんちょうに仕つかえた。

くむら‐きょうたい【久村ひさむら暁台きょうたい】

⇒加藤かとう暁台きょうたい(かとうきょうたい)

くめ‐あい【久米くめ愛あい】

［1911〜1976］弁護士べんごし。大阪おおさかの生うまれ。昭和しょうわ15年ねん（1940）三さん淵ふち嘉子よしこらとともに女性じょせい初はつの弁護士べんごしとなる。昭和しょうわ25年ねん（1950）には日本にっぽん婦人ふじん法律ほうりつ家か協会きょうかいを設立せつりつし、会長かいちょうに就任しゅうにん。後年こうねんは日本にっぽん政府せいふの代表だいひょうと...

くめ‐くにたけ【久米くめ邦武くにたけ】

［1839〜1931］歴史れきし学者がくしゃ。佐賀さがの生うまれ。岩倉いわくら具視ともみに従したがって欧米おうべいを視察しさつ。古代こだい史しの科学かがく的てき研究けんきゅうに努つとめた。論文ろんぶん「神道しんとうは祭まつり天たかしの古俗こぞく」が神道しんとう家かから攻撃こうげきされて東大とうだい教授きょうじゅを辞職じしょく。著ちょ「米べい欧おう回覧かいらん実記じっき」「古文書こもんじょ学がく講こう...

くめ‐けいいちろう【久米くめ桂一郎けいいちろう】

［1866〜1934］洋画ようが家か。佐賀さがの生うまれ。フランスに渡わたり、黒田くろだ清輝きよてるとともにラファエル＝コランに師事しじ。帰国きこく後ご、天真てんしん道場どうじょうを興おこし、白馬はくば会かい創立そうりつに参加さんか、明あかるい外そと光こう派は的てき画風がふうで活躍かつやく。教育きょういく家か・美術びじゅつ行政ぎょうせい家かとして...

くめ‐の‐へいない【久米くめ平内へいない／粂平内ない】

江戸えど初期しょきの伝説でんせつ的てき人物じんぶつ。九州きゅうしゅうの人ひと。本名ほんみょう、兵藤ひょうどう長ちょう守もり。江戸えどに出でて千せん人にん斬ぎりの願ねがいを起おこしたが、悔くい改あらためて、自みずからの像ぞうを刻きざんで浅草寺せんそうじ(せんそうじ)仁王門におうもん外がいに置おき、通行人つうこうにんに踏ふみつけさせたという。のち、「踏ふみつけ...

くめ‐まさお【久米くめ正雄まさお】

［1891〜1952］小説しょうせつ家か・劇げき作家さっか。長野ながのの生うまれ。俳号はいごう、三さん汀なぎさ。菊池きくち寛ひろし・芥川あくたがわ竜之介りゅうのすけらとともに第だい三さん次じ・第だい四よん次じ「新しん思潮しちょう」同人どうじんとして活躍かつやく。のち、通俗つうぞく小説しょうせつに転てんじた。戯曲ぎきょく「牛乳ぎゅうにゅう屋やの兄弟きょうだい」、小説しょうせつ「受験生じゅけんせいの手て...

くもい‐たつお【雲井くもい竜雄たつお】

［1844〜1871］幕末ばくまつの志士しし。米沢よねざわ藩士はんし。本名ほんみょう、小島こじま竜三郎りゅうさぶろう。安井やすい息軒そくけんの門もんに入はいり、維新いしん後ご新しん政府せいふに仕つかえたが、薩長さっちょう藩閥はんばつに反対はんたいして帰き藩はん。のち、新しん政府せいふ打倒だとうをはかり、斬罪ざんざい(ざんざい)。

く‐ゆう【瞿佑】

［1341〜1427］中国ちゅうごく、明代あきよの文人ぶんじん。字じ(あざな)は宗吉そうきち。号ごうは存そん斎とき。銭塘ぜんども(せんとう)（浙江せっこう(せっこう)省しょう）の人ひと。筆禍ひっかにより陝西せんせい(せんせい)省しょうに流ながされたが、許ゆるされて帰郷ききょう。怪異かいい小説しょうせつ「剪灯(せんとう...

くよう‐こう【公おおやけ羊ひつじ高だか】

中国ちゅうごく、戦国せんごく時代じだいの斉ひとし(せい)の学者がくしゃ。子こ夏なつの門人もんじんで、「春秋しゅんじゅう公こう羊ひつじ伝でん」の作者さくしゃといわれる。生なま没年ぼつねん未み詳しょう。

く‐ようだつ【孔あな穎達】

［574〜648］中国ちゅうごく、唐とうの学者がくしゃ。衡水(こうすい)（河北かほく省しょう）の人ひと。字じ(あざな)は仲なか達たち。諸しょ経けい・算さん暦れきに通つうじ、国子くにこ祭さい酒しゅを経へて、太子たいしの侍講じこうとなる。太ふとし宗むねの命いのちで「五経ごきょう正義まさよし」「隋ずい書しょ」を編纂へんさん(へんさん)。くえい...

クライスト【Heinrich von Kleist】

［1777〜1811］ドイツの劇げき作家さっか・小説しょうせつ家か。写実しゃじつ主義しゅぎの先駆せんくとされる。喜劇きげき「こわれ甕う(がめ)」、悲劇ひげき「ペンテジレーア」など。

クライスラー【Fritz Kreisler】

［1875〜1962］米国べいこくのバイオリン奏者そうしゃ・作曲さっきょく家か。オーストリア生うまれ。作品さくひんに「愛あいの喜よろこび」「ウィーン奇想きそう曲きょく」など。

クライブ【Robert Clive】

［1725〜1774］英国えいこくの政治せいじ家か・軍人ぐんじん。東ひがしインド会社かいしゃ書記しょきとしてインドに渡わたり、プラッシーの戦たたかいでベンガル大守たいしゅ軍ぐんおよびフランス軍ぐんを破やぶり、英国えいこくのインド支配しはいの基礎きそを築きずいた。

クライン【Felix Klein】

［1849〜1925］ドイツの数学すうがく者しゃ。幾何きか学がく・代数だいすう学がくおよび数学すうがくの歴史れきし的てき考察こうさつ、数学すうがく教育きょういくなどにすぐれた功績こうせきがある。著ちょ「エルランゲンの目録もくろく」など。

クラウジウス【Rudolf Julius Emanuel Clausius】

［1822〜1888］ドイツの物理ぶつり学者がくしゃ。理論りろん物理ぶつり学がくを専攻せんこう。熱ねつ力学りきがくの第だい二に法則ほうそくを定式ていしき化かし、はじめてエントロピーの概念がいねんを確立かくりつした。著ちょ「熱ねつ力学りきがく論ろん」など。→熱ねつ力学りきがくの法則ほうそく

クラウス【Karl Kraus】

［1874〜1936］オーストリアのユダヤ系けい作家さっか・詩人しじん・ジャーナリスト。個人こじん誌し「ファッケル（炬火きょか(たいまつ)）」で、逆接ぎゃくせつや風刺ふうしを駆使くしした社会しゃかい批判ひはん的てきな評論ひょうろん活動かつどうを展開てんかい。著ちょ「第だい三さんのワルプルギスの夜よる」「...

クラウゼビッツ【Karl von Clausewitz】

［1780〜1831］プロイセンの軍人ぐんじん・軍事ぐんじ理論りろん家か。著ちょ「戦争せんそう論ろん」は近代きんだい戦せんに関かんする理論りろんの古典こてん的てき名著めいちょとされ、エンゲルス・レーニンらにも影響えいきょうを与あたえた。

クラカウアー【Siegfried Kracauer】

［1889〜1966］ドイツ生うまれの思想家しそうか。ナチスの台頭たいとうで米国べいこくに亡命ぼうめい、大衆たいしゅう文化ぶんか現象げんしょうの分析ぶんせきに業績ぎょうせきを残のこす。著ちょ「カリガリからヒトラーへ」など。

くらた‐ひゃくぞう【倉田くらた百三ひゃくぞう】

［1891〜1943］劇げき作家さっか・評論ひょうろん家か。広島ひろしまの生うまれ。西田にしだ幾多郎きたろうに傾倒けいとうし、京都きょうとの「一いち灯とう園えん」に入はいって思索しさく的てき生活せいかつを体験たいけん。評論ひょうろん集しゅう「愛あいと認識にんしきとの出発しゅっぱつ」、戯曲ぎきょく「出家しゅっけとその弟子でし」「俊寛しゅんかん」「布施ふせ太子たいしの入山にゅうざん」など。

クラッスス【Marcus Licinius Crassus】

［前ぜん112ころ〜前ぜん53］古代こだいローマの政治せいじ家か。巨富きょふをなしたことで知しられる。ポンペイウス・カエサルとともに、第だい一いち次じ三さん頭とう政治せいじを行おこなった。パルティア遠征えんせい中ちゅうに戦死せんし。

くらつくり‐の‐とり【鞍作止利くらつくりのとり／鞍くら作さく鳥とり】

飛鳥あすか時代じだいの仏師ぶっし。司馬しば達いたる等とう(しばたつと)の孫まごといわれる。飛鳥寺あすかでらの丈たけ六ろく仏ほとけ（飛鳥あすか大仏だいぶつ）や法隆寺ほうりゅうじ金堂こんどうの釈迦しゃか(しゃか)三さん尊像そんぞうの作者さくしゃ。日本にっぽん最初さいしょの本格ほんかく的てきな仏師ぶっしで、中国ちゅうごくの北きた魏たかし(ほくぎ)様式ようしきの流ながれをくみながら、い...

クラナッハ【Lucas Cranach】

［1472〜1553］《「クラナハ」「クラーナハ」とも》ドイツの画家がか。多おおくの肖像しょうぞう画が・宗教しゅうきょう画がを制作せいさく。女性じょせい裸体らたい画がにも独特どくとくの境地きょうちを開ひらいた。ルターの宗教しゅうきょう改革かいかく運動うんどうを熱烈ねつれつに支持しじした。

クラナハ【Lucas Cranach】

⇒クラナッハ

くらはし‐そうぞう【倉橋くらはし惣そう三さん】

［1882〜1955］教育きょういく者しゃ・教育きょういく学者がくしゃ。静岡しずおかの生うまれ。東京とうきょう女おんな高だか師し教授きょうじゅ、付属ふぞく幼稚園ようちえん主事しゅじ。児童じどう心理しんり学がくを研究けんきゅうし、自由じゆう遊あそびを重視じゅうしした幼児ようじ教育きょういくをすすめた。雑誌ざっし「幼児ようじの教育きょういく」などを編集へんしゅう。戦後せんご、日本にっぽん保育ほいく学会がっかいを...

くらはし‐ゆみこ【倉橋くらはし由美子ゆみこ】

［1935〜2005］小説しょうせつ家か。高知こうちの生うまれ。本名ほんみょう、熊谷くまがい由美子ゆみこ。明治大学めいじだいがく在学ざいがく中ちゅうに「パルタイ」で注目ちゅうもくされる。「アマノン国こく往還おうかん記き」で泉いずみ鏡花きょうか文学ぶんがく賞しょう受賞じゅしょう。他たに「聖せい少女しょうじょ」「スミヤキストQの冒険ぼうけん」など。

くらはら‐これよし【蔵原くらはら惟おもんみ繕つくろえ】

［1927〜2002］映画えいが監督かんとく。旧きゅうサラワク王国おうこく（現げんマレーシア）の生うまれ。石原いしはら裕次郎ゆうじろう主演しゅえん「俺おれは待まってるぜ」で監督かんとくデビュー。昭和しょうわ基地きちに残のこされた2頭とうの犬いぬの実話じつわに基もとづいて映画えいが化かした「南極なんきょく物語ものがたり」は空前くうぜんの大だい...

クラビホ【Ruy González de Clavijo】

［?〜1412］スペインの外交がいこう官かん・旅行りょこう家か。スペインの大使たいしとしてチムールに派遣はけんされ、旅行りょこう記き「チムール帝国ていこく紀行きこう」を残のこした。ゴンサレス＝デ＝クラビホ。

クラプロート【Heinrich Julius Klaproth】

［1783〜1835］ドイツの東洋とうよう学者がくしゃ。シベリア・蒙こうむ古ふるなど各地かくちを調査ちょうさし、日本語にほんご・モンゴル語ごなど東洋とうよう諸語しょごの研究けんきゅうや書籍しょせきの収集しゅうしゅうを行おこなった。著ちょ「アジア博はく言げん集しゅう」など。

クラプロート【Martin Heinrich Klaproth】

［1743〜1817］ドイツの化学かがく者しゃ。分析ぶんせき方法ほうほうの改良かいりょうに貢献こうけん。ウラン・ジルコニウム・セリウムを発見はっけんした。著ちょ「鉱石こうせき化学かがく分析ぶんせき法ほう」など。

クラペイロン【Benoît Paul Émile Clapeyron】

［1799〜1864］フランスの物理ぶつり学者がくしゃ。カルノーの熱ねつ機関きかんに関かんする理論りろんに数学すうがく的てきな裏付うらづけを行おこない、熱ねつ平衡へいこうにある物質ぶっしつの二に相そうの関係かんけい式しきを発表はっぴょう。熱ねつ力学りきがくの先駆せんく者しゃ。

くらみつ‐としお【倉光くらみつ俊夫としお】

［1908〜1985］小説しょうせつ家か。東京とうきょうの生うまれ。朝日新聞あさひしんぶん社会しゃかい部ぶを経へて、松竹しょうちく演劇えんげき部ぶ、映画えいが部ぶ勤務きんむののち、作家さっかとなる。「連絡れんらく員いん」で芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう。私わたし誌し「蚯蚓みみず(みみず)」を発行はっこう。他たの作品さくひんに「雪ゆきの下した」「冷ひやべたい水すい...

クララ【Clara】

［1194〜1253］イタリアの聖女せいじょ。イタリア名めい、キアラ。クララ女子じょし修道しゅうどう会かいの創立そうりつ者しゃ。アッシジのフランチェスコの説教せっきょうに感銘かんめいして、最初さいしょの女おんな弟子でしとなる。清貧せいひんと苦行くぎょうの生涯しょうがいを送おくり、死後しご聖人せいじんに列れっせられた。ア...

クラーク【Arthur Charles Clarke】

［1917〜2008］英国えいこくのSF作家さっか。1946年ねんに「抜ぬけ穴あな」「太陽系たいようけい最後さいごの日ひ」でデビュー。豊富ほうふな科学かがく的てき知識ちしきをもとにリアルな近きん未来みらい世界せかいを描えがき出だし、国内外こくないがいの人気にんきを得えた。作さく「幼年ようねん期きの終おわり」「2001...

クラーク【Colin Grant Clark】

［1905〜1989］英国えいこくの経済けいざい学者がくしゃ。1941年ねんに「経済けいざい的てき進歩しんぽの諸しょ条件じょうけん」を著あらわし、第だい一いち次じ産業さんぎょう・第だい二に次じ産業さんぎょう・第だい三さん次じ産業さんぎょうの分類ぶんるいを考案こうあん。経済けいざい成長せいちょうとともに第だい三さん次じ産業さんぎょうの経済けいざい規模きぼや就業しゅうぎょう人口じんこうが増ましていくという「...

クラーナハ【Lucas Cranach】

⇒クラナッハ

くりしま‐すみこ【栗島くりしますみ子こ】

［1902〜1987］映画えいが女優じょゆう・日本にっぽん舞踊ぶよう家か。東京とうきょうの生うまれ。本名ほんみょう、池田いけだすみ子こ。映画えいが「虞美人草ぐびじんそう(ぐびじんそう)」に出演しゅつえんし、松竹しょうちくのスターとなる。引退いんたい後ごは日本にっぽん舞踊ぶように専念せんねん。代表だいひょう作さくに「生せい(な)さぬ仲なか」「船頭せんどう...

クリスチャン【Christian】

（4世せい）［1577〜1648］デンマーク王おう・ノルウェー王おう。在位ざいい1588〜1648。内外ないがいに積極せっきょく策さくを実施じっししたが、対外たいがい戦争せんそうに敗やぶれ、バルト海ばるとかいへの支配しはい権けんを失うしなった。

クリスチーヌ‐ド‐ピザン【Christine de Pisan】

［1364ころ〜1430ころ］イタリア生うまれのフランスの女流じょりゅう詩人しじん・著作ちょさく家か。優雅ゆうがなバラードを多おおく作つくる一方いっぽう、「薔薇ばら(ばら)物語ものがたり」を批判ひはんして女性じょせい擁護ようごの論陣ろんじんを張はった。

クリスティーナ【Christina】

［1626〜1689］スウェーデン女王じょおう。在位ざいい1632〜1654。グスタフ2世せいの娘むすめ。デカルト、グロティウスらと交まじわり学芸がくげいを奨励しょうれいした。退位たいい後ご、各地かくちを奔放ほんぽうに旅たびし、ローマで没ぼつ。

くりた‐ひろし【栗田くりた寛ひろし】

［1835〜1899］幕末ばくまつ・明治めいじ期きの歴史れきし学者がくしゃ。常陸ひたち(ひたち)の人ひと。号ごうは栗ぐり里さと。水戸みとの彰あきら考こう館かんに入はいり、「大だい日本にっぽん史し」の編纂へんさん(へんさん)に参加さんか。著ちょ「荘園しょうえん考こう」など。

クリック【Francis Harry Compton Crick】

［1916〜2004］英国えいこくの分子生物学ぶんしせいぶつがく者しゃ。デオキシリボ核酸かくさん（DNA）の二に重じゅう螺旋らせん(らせん)構造こうぞうモデルをJ＝D＝ワトソンと共同きょうどうで提出ていしゅつ。1962年ねん、ワトソン、ウィルキンズとともにノーベル生理学せいりがく医学いがく賞しょう受賞じゅしょう。