【RISE】伊藤いとう紗しゃ弥わたるを撃破げきはした18歳さいの王者おうじゃ・宮みや﨑小雪せつ「最後さいごは気持きもちで行おこなった」同門どうもん・平岡ひらおか琴こととは「組くまれたらやります」

2021/09/13（月つき）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2021/09/13 08:04）

　9月12日にち（日ひ）東京とうきょう・後楽園こうらくえんホールにて開催かいさいされた『RISE GIRLS POWER.5』の「セミファイナル（第だい7試合しあい）SuperFight! -46.5kg契約けいやく 3分ふん3R延長えんちょう1R」で、ムエタイ才女さいじょ”伊藤いとう紗しゃ弥わたる（22＝尚武しょうぶ会かい）に延長えんちょう戦せん2-0で競せり勝かったRISE QUEENアトム級きゅう王者おうじゃ・宮みや﨑小雪せつ（18=TRY HARD GYM）が試合しあい後ごインタビューに応おうじた。

　サウスポーから繰くり出だされる卓越たくえつした空手からて仕込しこみのテクニックが持もち味あじの宮みや﨑に対たいして、伊藤いとうはムエタイのリングで数々かずかずのタイトルを獲得かくとくしてきたファイター。この試合しあいはテクニック合戦かっせんになるとの見方みかたもあった。

　序盤じょばんからサウスポーの宮みや﨑が左ひだりストレートを伸のばし、伊藤いとうは右みぎのミドル、ストレートで対抗たいこう。本戦ほんせんは、一進一退いっしんいったいの攻防こうぼうで決着けっちゃくが付つかず。延長えんちょうR、宮みや﨑は接近せっきん戦せんでパンチからヒザ蹴けりで前進ぜんしん。伊藤いとうも右みぎミドルを返かえすが、接近せっきん戦せんのパンチからからヒザ、前まえ蹴けり、ミドルで宮みや﨑が押おし切きり接戦せっせんを制せいした。

「本当ほんとうは圧倒あっとうして倒たおして勝かちたかった。落おち込こんでいる部分ぶぶんもあります」と悔くやしげな表情ひょうじょうを見みせた宮みや﨑。ムエタイ王者おうじゃ・伊藤いとうについて「ミドルが強つよくてビビって入いれない自分じぶんが居いたし、心しんのブレーキがかかって、最後さいごは気持きもちで行おこなったのですが慌あわてる部分ぶぶんもあった。流石さすがチャンピオンだなという強つよさがありましたね」と称たたえる。

　今回こんかいの試合しあいで宮みや﨑は、圧あつ倒だおしKO勝利しょうりすることを目標もくひょうに練習れんしゅうに励はげんできた。「チャンピオンとして求もとめられているのはKOだと思おもう。それを実現じつげんしたかったけど、出来できなくて気持きもちが先走さきばしって組くんでブレイク、組くんでブレイクの展開てんかいになってしまった。そこは本当ほんとうに反省はんせいだし、気持きもちをコントロールするのは難むずかしいと感かんじました」と課題かだいが残のこる試合しあいになったという。

　精神せいしん的てきにも「練習れんしゅうの時ときからプレッシャーとか、周まわりからも期待きたいされていて、発言はつげんとかもそうだし、自分じぶんでプレッシャーを背負せおうと決きめていて戦たたかって、それがいい方向ほうこうにいかなかったのでこれからに繋つなげていかないといけない」と見直みなおす部分ぶぶんがあるとのことだ。

　反省はんせい点てんは多おおいと自身じしんでは語かたっているが、宮みや﨑はチャンピオンになって半年はんとし。キャリアも今回こんかいの試合しあいを入いれて8戦せんと、まだまだ伸のびしろだらけの18歳さいだ。ムエタイでキャリアのある伊藤いとうを相手あいてに、気持きもちを見みせて勝利しょうりを掴つかんだ経験けいけんは彼女かのじょにとっても大おおきいだろう。

　セコンドに就ついたKNOCK OUTのリングで活躍かつやく中ちゅうの龍りゅう聖きよしからは、延長えんちょうRの前まえにビンタで気合きあいを入いれてもらった。「いつも気合きあいがない時とき、落おち込こみそうな時ときはビンタをして気合きあいを入いれてくれる。信頼しんらいしているお兄にいちゃん的てきな存在そんざいであって、本当ほんとうに気合きあいを入いれてくれる存在そんざいです。仲間なかまを信しんじろみたいな感かんじのことを言いわれた気きがします」と仲間なかまの思おもいを背負せおっての勝利しょうりだ。

　伊藤いとうを相手あいてに僅差きんさの差さをつけられた理由りゆうについては「気持きもちがやっぱり違ちがったのかな。正直しょうじき、最初さいしょのフェイス・トウ・フェイスでは良よい目めをしていらっしゃったけど、延長えんちょうでは目めが合あわなかった。その時ときに、気持きもちで勝かててるなというか、安心あんしんした部分ぶぶんがありました。最後さいごは本当ほんとうに気持きもちだったと思おもいます」と振ふり返かえった。王者おうじゃとしての強つよい精神せいしん力りょくを見みせつけた。

　同門どうもんの平岡ひらおか琴ことも同どう大会たいかいに出場しゅつじょうし、奥おく脇わき奈々ななと対戦たいせんして判定はんてい勝利しょうりを収おさめた。同門どうもんだが、宮みや﨑と平岡ひらおかは同どう階級かいきゅうだ。平岡ひらおかは試合しあい後ごのインタビューで宮みや﨑との戦たたかいも厭いとわないとしていた。それを聞きいて宮みや﨑は「やっぱりチャンピオンである以上いじょう、組くまれたらやるし、いつもは仲良なかよくて尊敬そんけいしているけど、組くまれたらもちろんやります。それまでこのベルトの価値かちを高たかめて、やることになったらしっかり琴ことちゃんを超こえる存在そんざいになっていきたい」と将来しょうらいの同門どうもん対決たいけつにも前向まえむきな姿勢しせいを見みせた。

　今後こんごについては「一いち回かい負まけているAyaka選手せんしゅにリベンジするのはあるし、アトム級きゅうで強つよい選手せんしゅがいると思おもうので、そういう選手せんしゅと戦たたかって自分じぶんの強つよさを証明しょうめいしてRISEのベルトの価値かちを高たかめていきたい」と意気込いきごんだ。

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