書籍に索引がある場合、ラテンアルファベット順にするのはごく普通に見られる。日本語の書籍では、索引は五十音順とするのが普通であるが、科学書などでは日本語表記の語についてもラテンアルファベット順とする例がある。専門用語に外来語が多い場合にはこれも有効であり、日本語の用語はローマ字表記した際のアルファベット順で組み込むことが可能である。ただし、日本語のローマ字にはゆれ(訓令式、ヘボン式、長母音の表記法等)があるため、ややこしくなる例もある。
アルファベット順では、まず文字列の1字目を比べて、その文字の順序が先であるか後であるかによって、文字列同士の順序を決定する。もし1字目が同じであれば、2字目を比べ、その文字の順序が先であるか後であるかによって、文字列同士の順序を決定する。このとき、どちらかに2字目がなければ(1字の文字列であれば)そちらが先になる。2字目も同じであれば同様に3字目を、3字目も同じであれば同様に4字目を、というように比べて、順序を決定する。(辞書式順序を参照)