エネミー・ゼロ
『エネミー・ゼロ』(ENEMY ZERO、E0とも
ジャンル |
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セガサターン(SS) Microsoft Windows 95/98(Win) | |
ワープ | |
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プロデューサー |
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ディレクター |
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シナリオ |
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プログラマー |
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マイケル・ナイマン | |
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メディア |
CD-ROM4 |
1996 1997 1997 SS(サタコレ) 1997 Win 1998 1998 1998 | |
60 | |
その |
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ゲーム内容
ゲームは
アドベンチャーパート
このアドベンチャーパートシーンは3Dレンダリングのムービーと
アクションパート
このゲームの
VPS
VPS(VEXX Positioning System:
エネルギー銃
「エネミー」を
この
ストーリー
すると、
登場 人物
- ローラ・ルイス(Laura Lewis)
声 -駒塚 由衣 本 作 の主人公 で、金髪 の女性 船員 。本編 中 は基本 的 に無口 。- キンバリー・ハード(Kimberly Hurd)
声 -幸田 直子 黒人 系 の女性 船員 。パーカーの恋人 。真 っ先 にローラと合流 し、エネミーを退治 しようと奮闘 する。- デヴィッド・バーナード(David Barnard)
声 -大塚 明夫 - 「ヴィークル・ジ・アキ」の
副 船長 。ローラとは恋人 の間柄 だが、あまりあてにされていない。 高橋 ・ジョージ(George Takahashi)声 -大塚 芳忠 - エンジニア
担当 。中年 の日本人 。船員 の中 でも特 にローラの事 を気 に掛 ける。 - ロニー(Ronny)
声 -玄田 哲章 - 「ヴィークル・ジ・アキ」の
船長 。進行 状 況 に応 じ、ローラに様々 な情報 を与 える(難易 度 ハードだと通信 不可 )。 - パーカー(Parker)
声 - なし黒人 系 の男性 船員 。キンバリーの恋人 。ローラとの通信 中 、エネミーによって惨殺 される。- マーカス(Marcus)
声 - なし- ドイツ
人 の船員 。本編 では死体 としてのみ登場 。
スタッフ
監督 、脚本 :飯野 賢治 - CGIディレクター:
立石 章 三郎 - CGIアニメーター:
上田 フミト、菅 村 弘彦 、須藤 秀 希 - CGIデザイナー:
宮崎 朋 浩 、林 弘己 、松平 貴博 - プログラム:
三浦 秀樹 、佐藤 直哉 - ビデオ・コンプレッション:
鈴木 英太郎 、大槻 孝志 - クリーチャー・デザイン:
韮沢 靖 音楽 :マイケル・ナイマン台詞 :坂元 裕二 効果 音 スーパーバイザー:小川 高松 効果 音 :なかむらたけし、あつみけんじ音響 :大川 正義 - サウンド・スタッフ
- サウンド・プロデューサー:
飯野 賢治 、江口 勝敏 - サウンド・コ・プロデューサー:
大川 正義 - サウンド・ディレクター:
近藤 崇 生 - レコーディング・エンジニア:マイケル・J・ダットン、オースティン・インス
- アシスタント・レコーディング・エンジニア:リッキー・グラハム、
塩田 靖 演奏 :マイケル・ナイマン、マイケル・ナイマン・オーケストラ追加 ピアノ演奏 :飯野 賢治 写 譜 屋 :リチャード・シドウェル翻訳 :於保好美 - レコーディング・スタジオ:アビー・ロード・スタジオ、エアースタジオ、CTSスタジオ
- M.A.スタジオ:タムコスタジオ、スタジオテイクワン
- サウンド・マスタリング・スタジオ:
一口 坂 スタジオ、ハリオンスタジオ - サウンド・マスタリング・エンジニア:たかぎしたつみ、
安藤 義彦 - ボイス・レコーディング・スタジオ:MITスタジオ
- ボイス・レコーディング・エンジニア:
立花 隆 - ボイス・レコーディング・アシスタント:
山崎 英樹 、のがわわかこ - リミックス・ムービー・エディティング・スタジオ:スタジオブレ-ン
- エディター:
中山 佳 敬 - エディティング・テクニシャン:しまだゆうき
- サウンド・プロデューサー:
- テクニカル・サポート・スタッフ(セガ):
高瀬 和弘 、鵜木 健 栄 、佐野 浩章 、河合 健治 - サンクス:セガ・エンタープライゼス(
入交 昭一郎 、前田 雅 尚 、わたなべのりお)、ニチメングラフィックス、キティエンタープライズ、PCMコンプリート - プロデュース:
飯野 賢治
評価
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- セガサターン
版
- ゲーム
誌 『ファミ通 』の「クロスレビュー」では合計 31点 (満 40点 )でシルバー殿堂 入 りを獲得 [2]、『SATURN FAN』の読者 投票 による「ゲーム通信 簿 」での評価 は以下 の通 り25.1点 (満 30点 )となっている[4]。また、1998年 に刊行 されたゲーム誌 『超絶 大技 林 '98年 春 版 』(徳間書店 )では、「映画 的 な雰囲気 を感 じられる重厚 なポリゴングラフィックがウリ。謎 解 きの要素 だけでなく、視覚 、聴覚 をフルに使 って行 うエイリアンとの戦闘 シーンも見逃 せない」と紹介 されている[4]。
キャラクタ | お |
オリジナリティ | |||||
4.3 | 4.3 | 4.2 | 3.7 | 4.2 | 4.4 | 25.1 |
事前 にテストプレイした遠藤 雅 伸 らから、ゲームバランスの悪 さについて指摘 があったが、飯野 は特 に修正 することは無 かった。発売 後 は賛否 あったが、批判 の対象 もやはりその点 についてだった。ファミ通 のクロスレビューでは、31点 と殿堂 入 りに1点 届 かない評価 で[9]、後 に飯野 は「ゲームを作 る才能 がないのかもしれない」という不安 や不満 を漏 らしている。
太田出版 から2000年 に発売 された『超 クソゲー』という書籍 では、クソゲーとして紹介 されている。本 作 の言 うところの「見 えない敵 」とは、「睡魔 」であると断言 している。
備考
広告 ポスターは、ゲーム内容 とは関係 のないセクシーな服 を着 たカヒミ・カリィの写真 だった。本 作 は「ローラ三 部 作 」の第 二 編 として製作 されたという。本 作 に登場 する「ローラ」は飯野 の他 のゲームの主人公 の名前 にもなっている。同 一 キャラクターを複数 の作品 間 に渡 り、役割 の異 なるキャラクターとして使 いまわす、いわゆるスターシステムの一環 であったといわれている。本来 このゲームはプレイステーションで発売 される予定 のソフトであったが、飯野 本人 が1996年 3月27日 に行 われたイベント「プレイステーションエキスポ」でセガサターンにハードを変更 する、と発表 して波紋 を呼 んだ。飯野 はこの判断 に相当 迷 ったと話 しており、理由 は色々 あるが一番 としてはPS版 『Dの食卓 』の初回 出荷 本数 について約束 した本数 をちゃんと出荷 しなかった事 から不信 感 を抱 いたという[10]。音楽 を手 がけたマイケル・ナイマンは、飯野 がホテルで6時 間 説得 したことで実現 したもの。作中 の音楽 はアビー・ロード・スタジオで録音 された。一 度目 は編曲 が甘 く、更 に頼 んでもう一度 作 りなおしている。後 にワープ主催 でコンサートを行 っている。- 「
敵 が見 えない」というシステムと、セーブ回数 だけでなくロード回数 まで制限 されているという点 から難易 度 が大変 高 かった。これは必然 的 に深夜 という環境 までプレイさせる狙 いがあった。難易 度 に関 しては、後 に「サタコレ」(以下 :廉価 版 )で再 発売 された際 にセーブ・ロード無 制限 の、難易 度 を低 く抑 えたモードが追加 された。このモードは、元々 欧米 版 で収録 されたモードでありこれを日本 では廉価 版 に逆 輸入 したものである。 - また、
本 作 には20本 限定 の定価 206000円 (税込 み)の限定 版 が存在 した。実際 の購入 者 が公開 したその中身 は飯野 のサイン入 りゲームソフトの他 にフロッピーディスクや飯野 の出版 物 、帽子 やビデオなど各種 エネミーゼログッズが数多 く付属 していた。巨大 なボックスに収 められたパッケージで飯野 自 らが購入 者 に届 けて回 った。 本 作 の発売 日 には飯野 自 らが秋葉原 に赴 き、その売 れ行 きを確認 した。その時 の感想 は「めちゃ売 れだけど、超 めちゃ売 れではないな」。
サウンドトラック
- エネミー・ゼロ ピアノスケッチ / マイケル・ナイマン(
発売 :キティ・エンタープライズ /販売 :ポリグラム)1996年 型番 :KTCR-1403 EAN:4988031014400 - エネミー・ゼロ オリジナルサウンドトラック / マイケル・ナイマン(
発売 :ファースト・スマイルエンタテインメント /販売 :ポニーキャニオン)1997年 型番 :FSCA-10001 EAN:4531924100010
書籍
- エネミー・ゼロ
公式 ガイドブック (アスペクト) 1996年 ISBN 4-8936-6648-7 - エネミー・ゼロ ザ グラフィックス (アスキー・メディアワークス) 1997
年 ISBN 4-8936-6791-2 - マイケル・ナイマン「エネミー・ゼロ」ピアノ・スケッチズ (シンコーミュージック・エンタテイメント) 1997
年 ISBN 4-4014-4039-0
- ピアノ
楽譜
- ゲーム -Super 27 years Life /
飯野 賢治 (講談社 ) 1997年 ISBN 4-0620-8720-0 - ゲーム -Super 27 years Life /
飯野 賢治 (星 海 社 ) 2014年 ISBN 4-0613-8964-5
- エネミー・ゼロ
制作 に関 する記述 のある制作 者 によるエッセイ集
- ゲームを
変 えた男 ・飯野 賢治 -E0事件 の真相 /中田 宏之 (レッカ社 /メディアファクトリー) 1997年 ISBN 4-8899-1447-1
脚注
- ^ “Enemy Zero”. Edge (Future Publishing) (52): 90. (December 1997).
- ^ a b 「6
月 16日 増刊 号 特別 付録 クロスレビュー優良 ソフトパーフェクトカタログ上巻 」『ファミ通 』、エンターブレイン、2005年 6月 16日 、71頁 。 - ^ “Enemy Zero for SEGA Saturn (1996)” (
英語 ). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年 10月 22日 閲覧 。 - ^ a b c 「
超絶 大技 林 '98年 春 版 」『Play Station Magazine』増刊 4月 15日 号 、徳間書店 /インターメディア・カンパニー、1998年 4月 15日 、687頁 、雑誌 26556-4/15。 - ^ Consoles +, issue 72 (December 1997), pages 102-103
- ^ “Enemy Zero - electric playground: Coming at you with news, reviews, previews, and interviews from the world of video gaming. Broadcasting from behind the scenes of the videogame industry”. Web.archive.org. April 20, 2001
時 点 のオリジナルよりアーカイブ。2016年 3月 11日 閲覧 。 - ^ “Sega Retro”. Sega Retro (2015
年 12月5日 ). 2016年 3月 11日 閲覧 。 - ^ “Enemy Zero for Windows (1998)” (
英語 ). Moby Games. Blue Flame Labs. 2017年 10月 22日 閲覧 。 - ^
発売 当時 のファミ通 ではシルバー殿堂 やゴールド殿堂 といった認定 は存在 せず、32点 以上 の作品 が殿堂 入 りという認定 を与 えられていた。 - ^ [1]
外部 リンク
- エネミー・ゼロ
公式 サイト - ウェイバックマシン(1998年 1月 14日 アーカイブ分 ) - エネミー・ゼロ
製品 情報 (PC版 、セガ) - ウェイバックマシン(2014年 8月 18日 アーカイブ分 ) - eno blog:そろそろゲームのことを
語 ろうか。第 1回 『エネミー・ゼロ』 - Enemy Zero - MobyGames