クリス・ジョンソン (投手とうしゅ)

クリストファー・マイケル・ジョンソン（Kristofer Michael Johnson, 1984年ねん10月14日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく・カリフォルニア州しゅうウェストコビーナ出身しゅっしんの元もとプロ野球やきゅう選手せんしゅ（投手とうしゅ）。左ひだり投とう左ひだり打だ。

クリス・ジョンソン
Kris Johnson

マツダスタジアム (2019年ねん3月12日にち)
基本きほん情報じょうほう
国籍こくせき	アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく
出身しゅっしん地ち	カリフォルニア州しゅうウェストコビーナ
生年月日せいねんがっぴ	(1984-10-14) 1984年ねん10月14日にち（39歳さい）
身長しんちょう 体重たいじゅう	193 cm 93 kg
選手せんしゅ情報じょうほう
投球とうきゅう・打席だせき	左ひだり投とう左ひだり打だ
ポジション	投手とうしゅ
プロ入いり	2006年ねん MLBドラフト1巡じゅん目め追つい補ほ (全体ぜんたい40位い)でボストン・レッドソックスから指名しめい
初はつ出場しゅつじょう	MLB / 2013年ねん8月がつ18日にち アリゾナ・ダイヤモンドバックス戦せん NPB / 2015年ねん3月28日にち 東京とうきょうヤクルトスワローズ戦せん
最終さいしゅう出場しゅつじょう	MLB / 2014年ねん7月がつ21日にち クリーブランド・インディアンス戦せん NPB / 2020年ねん9月3日にち 中日ちゅうにちドラゴンズ戦せん
経歴けいれき（括弧かっこ内ないはプロチーム在籍ざいせき年度ねんど）
ブルー・スプリングス高等こうとう学校がっこう ウィチタ州立しゅうりつ大学だいがく カンザスシティ・ティーボーンズ (2011) ピッツバーグ・パイレーツ (2013) ミネソタ・ツインズ (2014) 広島東洋ひろしまとうようカープ (2015 - 2020)
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海外かいがい出身しゅっしん選手せんしゅとしては1964年ねんのジーン・バッキー(当時とうじ:阪神はんしん)以来いらい52年ねんぶり史上しじょう2人にん目めの沢村さわむら栄治えいじ賞しょうを受賞じゅしょうしている。

経歴けいれき

プロ入いり前まえ

2003年ねんのMLBドラフト50巡じゅん目め（全体ぜんたい1475位い）でアナハイム・エンゼルスから指名しめいされたが、ウィチタ州立しゅうりつ大学だいがくに進学しんがくした。

レッドソックス傘下さんか時代じだい

2006年ねんのMLBドラフト1巡じゅん目め追つい補ほ（全体ぜんたい40位い）でボストン・レッドソックスから指名しめいされ、6月7日にちに契約けいやく。「MLB最高さいこうの編成へんせい担当たんとう」と称しょうされるゼネラルマネジャーのセオ・エプスタインと、腹心ふくしんとされるスカウト部長ぶちょうのジェーソン・マクロードが指名しめいに携たずさわった。契約けいやく後ごは、傘下さんかのA-級きゅうローウェル・スピナーズで公式こうしき戦せん14試合しあいに登板とうばん。0勝しょう2敗はいながら、防御ぼうぎょ率りつ0.88という好成績こうせいせきを残のこした。

2007年ねんはA+級きゅうランカスター・ジェットホークスで27試合しあいに登板とうばんし、9勝しょう7敗はい・防御ぼうぎょ率りつ5.56だった。

2008年ねんはAA級きゅうポートランド・シードッグスで27試合しあいに登板とうばんし、8勝しょう9敗はい・防御ぼうぎょ率りつ3.63だった。

2009年ねんはAAA級きゅうポータケット・レッドソックスで22試合しあいに登板とうばんし、3勝しょう13敗はい・防御ぼうぎょ率りつ6.35と結果けっかを残のこせず、8月がつにAA級きゅうポートランドへ降格こうかく。3試合しあいに登板とうばんし、0勝しょう3敗はい・防御ぼうぎょ率りつ6.35だった。

2010年ねんはAAA級きゅうポータケットで28試合しあいに登板とうばんし、6勝しょう13敗はい・防御ぼうぎょ率りつ4.88だった。

2011年ねんはAAA級きゅうポータケットで8試合しあいに登板とうばんし、2勝しょう2敗はい・防御ぼうぎょ率りつ12.63と結果けっかを残のこせず、5月16日にちに放出ほうしゅつされた。

独立どくりつリーグ時代じだい

2011年ねん6月がつ11日にちに独立どくりつリーグ・アメリカン・アソシエーションのカンザスシティ・ティーボーンズと契約けいやく。16試合しあいに登板とうばんし、6勝しょう3敗はい、防御ぼうぎょ率りつ3.23だった。

パイレーツ時代じだい

2011年ねん12月14日にちにピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約けいやくを結むすんだ。

2012年ねんはAA級きゅうアルトゥーナ・カーブとAAA級きゅうインディアナポリス・インディアンスでプレー。AAA級きゅうインディアナポリスでは20試合しあいに登板とうばんし、5勝しょう2敗はい・防御ぼうぎょ率りつ4.53だった。オフの11月9日にちにパイレーツとマイナー契約けいやくで再さい契約けいやくした。

2013年ねんはAAA級きゅうインディアナポリスで開幕かいまくを迎むかえ、8月がつ18日にちにパイレーツとメジャー契約けいやくを結むすんだ。同日どうじつのアリゾナ・ダイヤモンドバックス戦せんでメジャーデビュー。同点どうてんの延長えんちょう11回かい表ひょうから登板とうばんし、15回かい表ひょう終了しゅうりょうまで3安打あんだ無む失点しってん1四球しきゅうに抑おさえていたが、16回かい表ひょう二死にし二に・三塁さんるいの場面ばめんでアダム・イートンから勝かち越こしの2点てん適時てきじ二塁打にるいだを打うたれ、メジャー初はつ黒星くろぼしを喫きっした。翌よく19日にちにAAA級きゅうインディアナポリスへ降格こうかくの後のち、9月1日にちにメジャーへ再さい昇格しょうかくした。この年としは4試合しあいに登板とうばんし、0勝しょう2敗はい・防御ぼうぎょ率りつ6.10だった。

ツインズ時代じだい

2013年ねん11月19日にちにデューク・ウェルカーとのトレードで、ミネソタ・ツインズへ移籍いせきした。

2014年ねん2月がつ28日にちにツインズと1年ねん契約けいやくに合意ごうい。3月16日にちにAAA級きゅうロチェスター・レッドウイングスへ異動いどうし、そのまま開幕かいまくを迎むかえた。5月1日にちにメジャーへ昇格しょうかく。同日どうじつのロサンゼルス・ドジャース戦せんに先発せんぱつとして移籍いせき後ご初はつ登板とうばん。4.1回かいを投なげ、4安打あんだ6四球しきゅう、無む失点しってんに抑おさえたが、翌よく2日にちにAAA級きゅうロチェスターへ降格こうかくした。オフの10月がつ22日にちに40人にん枠わくから外はずされ、FAとなった。

広島ひろしま時代じだい

2014年ねん10月がつ29日にちに、広島東洋ひろしまとうようカープと1年ねん契約けいやくで合意ごういしたことが球団きゅうだんから発表はっぴょうされた。背番号せばんごうは42。

2015年ねんは、3月28日にちの東京とうきょうヤクルトスワローズ戦たたかえ（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島ひろしま）で、先発せんぱつ投手とうしゅとして来日らいにち初はつの公式こうしき戦せん登板とうばん。6回かいまで無む四球しきゅう無む安打あんだに抑おさえた後のちに、7回かい表ひょうに先頭せんとう打者だしゃ・山田やまだ哲人てつとに唯一ゆいいつの安打あんだを許ゆるしただけで、無む四球しきゅう完封かんぷう勝利しょうり（準じゅん完全かんぜん試合しあい）を記録きろくした。NPBの一軍いちぐん公式こうしき戦せんに初はじめて登板とうばんした投手とうしゅが、準じゅん完全かんぜん試合しあいを記録きろくした事例じれいはこの時ときが初はじめてである。その後ごも、先発せんぱつ陣じんの一角いっかくを担にないながら安定あんていした投球とうきゅうを続つづけた結果けっか、シーズン通算つうさんで14勝しょう7敗はい、防御ぼうぎょ率りつ1.85を記録きろく。来日らいにち1年ねん目めでセントラル・リーグ（セ・リーグ）最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつのタイトルを獲得かくとくした。11月10日にちには、1年ねん契約けいやくで2016年ねんシーズンも残留ざんりゅうすることが球団きゅうだんから発表はっぴょうされた。

2016年ねんは、横浜よこはまDeNAベイスターズとのシーズン開幕かいまく戦せん（3月がつ25日にち・マツダ）で、自身じしん初はつの開幕かいまく投手とうしゅを任まかされた（8回かい2失点しってんで敗戦はいせん投手とうしゅ）。5月には、自身じしん初はつの2試合しあい連続れんぞく完封かんぷう勝利しょうりと23イニング連続れんぞく無む失点しってんを記録きろく。6月4日にちには、球団きゅうだんの外国がいこく人じん選手せんしゅ歴代れきだい最高さいこう年俸ねんぽう（推定すいてい300万まんドル）に出来高できだかを加くわえた条件じょうけんで、2017年ねんシーズンからの3年ねん契約けいやくを新あらたに結むすんだことが球団きゅうだんから発表はっぴょうされた。8月2日にちの対たいヤクルト戦せん（神宮球場じんぐうきゅうじょう）でシーズン10勝しょう目めに到達とうたつ。広島ひろしまの外国がいこく人じん投手とうしゅではコルビー・ルイス以来いらい2人にん目めの2年ねん連続れんぞくシーズン2桁けた勝利しょうりを達成たっせいした。レギュラーシーズン全体ぜんたいでは、左ひだりのエースとして、チームの25年ねんぶりリーグ優勝ゆうしょうに大おおきく貢献こうけん。セ・リーグ最多さいた勝利しょうりのタイトルをチームメイトの野村のむら祐輔ゆうすけと最後さいごまで争あらそった。投手とうしゅ主要しゅよう部門ぶもんでのタイトル獲得かくとくに至いたらなかったものの、10月25日にちには、沢村さわむら栄治えいじ賞しょうを受賞じゅしょうすることが選考せんこう委員いいん会かいから発表はっぴょうされた。レギュラーシーズンの公式こうしき戦せん通算つうさん成績せいせきが選考せんこう基準きじゅん7項目こうもく中ちゅう4項目こうもく（15勝しょう以上いじょう、25試合しあい以上いじょう登板とうばん、防御ぼうぎょ率りつ2.50以下いか、勝率しょうりつ6割わり以上いじょう）を満みたしたことによるもので、リーグの投手とうしゅ主要しゅよう部門ぶもんのタイトルを獲得かくとくしていない投手とうしゅの受賞じゅしょうは、1981年ねんの西本にしもと聖きよし（巨人きょじん）以来いらい35年ねんぶり。広島ひろしまの投手とうしゅからは前年ぜんねんの前田まえだ健太けんたに次つぐ受賞じゅしょうで、外国がいこく人じん投手とうしゅの受賞じゅしょうは、1964年ねんのジーン・バッキー（阪神はんしん）以来いらい52年ねんぶり史上しじょう2人にん目めの快挙かいきょであった。ポストシーズンでは、レギュラーシーズン3位いから勝かち上あがったDeNAとのクライマックスシリーズ（CS）ファイナルステージ第だい1戦せん（10月がつ12日にち）に先発せんぱつ。DeNA打線だせんを105球きゅう、3安打あんだに抑おさえる完封かんぷうによって、チームに史上しじょう初はつの同どうシリーズ勝利しょうりをもたらした。NPBポストシーズンの試合しあいに初はつ登板とうばん・初はつ先発せんぱつの外国がいこく人じん投手とうしゅが完封かんぷう勝利しょうりを挙あげた事例じれいは、日本にっぽんシリーズを含ふくめてもジョンソンが史上しじょう初はじめて。チームのファイナルステージ突破とっぱを経へて臨のぞんだ北海道ほっかいどう日本にっぽんハムファイターズとの日本にっぽんシリーズでも、10月22日にち（いずれもマツダ）第だい1戦せんに先発せんぱつすると、6回かい2/3を1失点しってんに抑おさえる好投こうとうで勝利しょうり投手とうしゅになった。広島ひろしまの外国がいこく人じん投手とうしゅが日本にっぽんシリーズの第だい1戦せんに先発せんぱつした事例じれいおよび、広島ひろしまで（日本人にっぽんじんを含ふくむ）同どうシリーズ第だい1戦せんの先発せんぱつ投手とうしゅが白星しろぼしを挙あげた事例じれいは、いずれも初はじめてである。シーズン終了しゅうりょう後ごには、広島ひろしま球団きゅうだんとの間あいだで翌よく2017年ねんシーズンからの3年ねん契約けいやくを結むすんだ。

2017年ねんは、広島ひろしまの外国がいこく人じん投手とうしゅでは初はじめて、2年ねん連続れんぞくで一軍いちぐん公式こうしき戦せんの開幕かいまく投手とうしゅを任まかされた。3月31日にちの阪神はんしんとの開幕かいまく戦せん（マツダ）で、前年ぜんねんまで得意とくいにしていた阪神はんしん打線だせん（詳細しょうさい後述こうじゅつ）に味方みかたの失策しっさくも絡からみ7失点しってんし、4回かい表ひょうで降板こうばん。咽頭いんとう炎えんの発症はっしょうで4月がつ5日にちに出場しゅつじょう選手せんしゅ登録とうろくを抹消まっしょうされた後のちも、発熱はつねつなどによる体調たいちょう不良ふりょうが続つづいたことから、一軍いちぐん公式こうしき戦せんでのシーズン初はつ勝利しょうりは6月がつ9日にちの対たい東北とうほく楽天らくてんゴールデンイーグルス戦たたかえ（楽天らくてんKoboスタジアム宮城みやぎ）まで持もち越こされた。さらに、7月がつ22日にちの練習れんしゅう中ちゅうに左ひだりハムストリング筋すじを損傷そんしょう。チームはセ・リーグ2連覇れんぱでCS進出しんしゅつを果はたしたものの、ジョンソンは以上いじょうの事情じじょうで2度どにわたる戦線せんせん離脱りだつを余儀よぎなくされたため、レギュラーシーズンの一軍いちぐん公式こうしき戦せんでは13試合しあいの登板とうばんで6勝しょう3敗はい、防御ぼうぎょ率りつ4.01という成績せいせきにとどまった。DeNAとのCSファイナルステージでは、10月がつ20日はつかの第だい3戦せん（マツダ）に先発せんぱつ。しかし、5回かい1失点しってんながら敗戦はいせん投手とうしゅになり、チームも同月どうげつ24日にちの第だい5戦せんでステージ敗退はいたいを喫きっした。

2018年ねんは、レギュラーシーズンの開幕かいまく投手とうしゅを野村のむら祐輔ゆうすけへ譲ゆずる格好かっこうで、中日ちゅうにちとの開幕かいまくカード第だい2戦せん（3月がつ31日にち）から一軍いちぐん公式こうしき戦せんで先発せんぱつ。5月11日にちの対たい阪神はんしん戦せんでシーズン4勝しょう目めを挙あげてからは、妻つまの出産しゅっさんへ立たち会あう目的もくてきによるアメリカへの一時いちじ帰国きこく期間きかんをはさんで、9月11日にちの対たい中日ちゅうにち戦せん（いずれもマツダ）で3敗はい目めを喫きっするまで8連勝れんしょうを記録きろくした。この記録きろくは、広島ひろしまの外国がいこく人じん投手とうしゅによる同どう一いちシーズンでの一軍いちぐん公式こうしき戦せん連勝れんしょう記録きろくに当あたる。また、7月がつ11日にちの対たい中日ちゅうにち戦せん（ナゴヤドーム）でシーズン6勝しょう目めを挙あげたことで、広島ひろしま入団にゅうだん後ごの一軍いちぐん公式こうしき戦せんにおける通算つうさん勝利しょうり数すうが41に到達とうたつした。広島ひろしまの外国がいこく人じん投手とうしゅとしての歴代れきだい最多さいた勝利しょうり記録きろくを達成たっせいし、以降いこうの試合しあいで白星しろぼしを挙あげるたびに、この記録きろくを更新こうしんした。レギュラーシーズン全体ぜんたいでは、2年ねんぶりの最終さいしゅう規定きてい投球とうきゅう回かい到達とうたつで11勝しょう（5敗はい）を記録きろくするとともに、チームのセ・リーグ3連覇れんぱへ貢献こうけんした。ポストシーズンでは、巨人きょじんとのCSファイナルステージ第だい2戦せん（10月がつ19日にち）に先発せんぱつで8回かいを2被ひ安打あんだ1失点しってんと好投こうとうしたことによって、チームの逆転ぎゃくてん勝利しょうりにつなげた。翌よく20日はつかの第だい3戦せん勝利しょうり（ステージ突破とっぱ）を経へて進出しんしゅつした福岡ふくおかソフトバンクホークスとの日本にっぽんシリーズでは、10月28日にちの第だい2戦せんと11月2日にちの第だい6戦せん（いずれもマツダ）に先発せんぱつ。第だい2戦せんを7回かい1失点しってんという内容ないようで勝利しょうりしたものの、チームが2勝しょう3敗はいで迎むかえた第だい6戦せんでは、6回かい2失点しってんと好投こうとうしながら敗戦はいせんし、チームも34年ねんぶりのシリーズ制覇せいはとはならなかった。

2019年ねんは、春季しゅんきキャンプ開始かいし前日ぜんじつの1月がつ31日にちに、広島ひろしま球団きゅうだんとの間あいだで翌よく2020年ねんの1年ねん契約けいやくに合意ごういしたことが発表はっぴょうされた。2017年ねんからの3年ねん契約けいやくが2019年ねんシーズンで満了まんりょうすることによるものだが、NPBの球団きゅうだんに所属しょぞくする選手せんしゅが、春季しゅんきキャンプ前まえに翌よくシーズンの契約けいやく更新こうしんを済すませたことは異例いれいである。シーズンでは大瀬おおせ良りょうと並ならぶチームトップタイの11勝しょうを挙あげ防御ぼうぎょ率りつは3年ねんぶりに2点てん台だいの好成績こうせいせきだったが年俸ねんぽうは6,950万まんダウンの2億おく7,250万まんとなった。

2020年ねんは、同おなじ苗字みょうじの投手とうしゅであるD.J.ジョンソンの入団にゅうだんに伴ともない、登録とうろく名めいを「K.ジョンソン」に変更へんこうした。しかし開幕かいまくから絶ぜっ不調ふちょうで、9月3日にちの対たい中日ちゅうにちドラゴンズ15回戦かいせん（ナゴヤドーム）で7連敗れんぱいを喫きっし、外国がいこく人じん投手とうしゅによる開幕かいまくからの連敗れんぱい数すうがセ・リーグ新しん記録きろくとなり、同時どうじにデニス・サファテらが持もつ日本にっぽんタイ記録たいきろくに並ならんだ。この試合しあいが自身じしんの最後さいごの登板とうばんとなった。11月12日にちに同年どうねん限かぎりで退団たいだんすることが発表はっぴょうされた。

2021年ねん8月がつ18日にち、現役げんえき引退いんたいが発表はっぴょうされた。

選手せんしゅとしての特徴とくちょう

2019年ねんの投球とうきゅうデータ

球たま種しゅ	配分はいぶん %	平均へいきん球速きゅうそく km/h
フォーシーム	33	146
カットボール	21	139
ツーシーム	17	145
カーブ	12	120
チェンジアップ	11	134
スライダー	6	132

スリークォーターの長身ちょうしんサウスポーで、持もち球だまは平均へいきん球速きゅうそく約やく140キロ台だい中盤ちゅうばん・最速さいそく152km/hのフォーシーム・ツーシームと、カットボール、カーブ、チェンジアップ。

マツダスタジアムにて
（2019年ねん3月がつ17日にち）

いわゆる「グラウンドボールピッチャー」で、被ひ本塁打ほんるいだや被ひ長打ちょうだが比較的ひかくてき少すくない。広島ひろしまへの入団にゅうだん後ごは、登板とうばんした試合しあいでフェアゾーンへ飛とんだ打球だきゅうに対たいするゴロの比率ひりつが高たかく、2015年ねんは64%、2016年ねんは60%に達たっした。ジョンソン自身じしんも、「自分じぶんはゴロを打うたせて取とるタイプの投手とうしゅ」と語かたっている。

レッドソックスのゼネラルマネジャーだったエプスタインは、「3つの球たま種しゅを高たかい制球せいきゅう力りょくで操あやつれることから、メジャーでも先発せんぱつローテーションの一角いっかくを担になえる」という評価ひょうかでジョンソンを指名しめい。ジョンソン自身じしんは、入団にゅうだん後ごにAAA級きゅうまで順調じゅんちょうに昇格しょうかくしたものの、MLBの公式こうしき戦せんで1勝しょうも挙あげられないまま広島ひろしまへの入団にゅうだんに至いたった。レッドソックスのスカウト部長ぶちょう時代じだいに、エプスタインの部下ぶかとしてジョンソンの指名しめいに携たずさわったマクロードによれば、AAA級きゅうへ昇格しょうかくしてから広島ひろしまへ入団にゅうだんするまでのジョンソンは「打者だしゃに向むかって攻せめ切きれずに、コーナーを狙ねらいすぎてカウントを悪わるくしたあげく、ストライクを取とりに行いった球たまを打うたれるというパターンを繰くり返かえしていた」とされる。

広島ひろしまへの入団にゅうだん後ごは、阪神はんしんタイガース打線だせんとの相性あいしょうが特とくに良よい。阪神はんしん戦せんでは、2016年ねんのレギュラーシーズン最終さいしゅう登板とうばんであった9月22日にちの対戦たいせん（マツダ）で初はつ黒星くろぼしを喫きっするまで、一軍いちぐん公式こうしき戦せん通算つうさん9試合しあいの登板とうばんで6連勝れんしょうを記録きろくしていた。

人物じんぶつ

父方ちちかたの祖母そぼが日本人にっぽんじんであり本人ほんにんはクォーターである。

広島ひろしまでは石原いしはら慶けい幸こうとバッテリーを組くむことが多おおい。ジョンソン自身じしんは、石原いしはらと揃そろって臨のぞんだヒーローインタビューで石原いしはらのことを「イシ」と呼よぶほど、石原いしはらのリードやキャッチングに「メジャー級きゅう」の信頼しんらいを置おいていた。

広島ひろしま2年ねん目めの2016年ねんに沢村さわむら栄治えいじ賞しょうを受賞じゅしょう。アメリカへ帰国きこくしていた同年どうねん11月がつに、沢村さわむら賞しょうのトロフィーが入はいった箱はこを地元じもとの郵便ゆうびん局きょくで受うけ取とったところ、郵送ゆうそう中ちゅうの事故じこでトロフィーや展示てんじ用ようのガラスケースが壊こわれていることが判明はんめいした。判明はんめいの直後ちょくごにはトロフィーを修復しゅうふくしたうえでジョンソン宛あてに再送さいそうすることが検討けんとうされたが、事故じこの責任せきにんの所在しょざいをめぐって、郵便ゆうびん局きょく側がわと送おくり主ぬし側がわが対立たいりつ。この対立たいりつのあおりを受うけて、ジョンソンには200ドル相当そうとうの保険ほけん金きんが支払しはらわれるだけにとどまった。そこで、ジョンソンの義父ぎふが、本人ほんにんに内緒ないしょでトロフィーを修復しゅうふくすることを決意けつい。腕利うでききの修復しゅうふく職人しょくにんを自分じぶんで探さがして修復しゅうふくを依頼いらいしたところ、保険ほけん金きんをはるかに上回うわまわる金額きんがくを費ついやしながらも、トロフィーは完璧かんぺきな姿すがたに蘇よみがえった。修復しゅうふくされたトロフィーは、翌よく2017年ねんのシーズン終了しゅうりょう後ごに義父ぎふの自宅じたくで開ひらかれたジョンソンのバースデーパーティーで、義父ぎふからの「バースデープレゼント」として本人ほんにんに渡わたされた。

詳細しょうさい情報じょうほう

年度ねんど別べつ投手とうしゅ成績せいせき

年とし 度ど	球たま 団だん	登とう 板いた	先さき 発はつ	完かん 投とう	完かん 封ふう	無む 四よん 球たま	勝かち 利り	敗はい 戦せん	セ 丨 ブ	ホ 丨 ル ド	勝かち 率りつ	打だ 者もの	投とう 球たま 回かい	被ひ 安やす 打だ	被ひ 本ほん 塁るい 打だ	与あずか 四よん 球たま	敬けい 遠とお	与あずか 死し 球たま	奪だつ 三さん 振ふ	暴 投とう	ボ 丨 ク	失しつ 点てん	自じ 責せめ 点てん	防ぼう 御お 率りつ	W H I P
2013	PIT	4	1	0	0	0	0	2	0	0	.000	46	10.1	12	0	4	1	1	9	2	0	7	7	6.10	1.55
2014	MIN	3	3	0	0	0	0	1	0	0	.000	64	13.1	17	2	9	0	0	12	1	0	7	7	4.73	1.95
2015	広島ひろしま	28	28	1	1	1	14	7	0	0	.667	773	194.1	146	5	67	0	2	150	3	1	43	40	1.85	1.10
2016		26	26	3	2	0	15	7	0	0	.682	736	180.1	154	11	49	2	3	141	3	0	50	43	2.13	1.13
2017		13	13	0	0	0	6	3	0	0	.667	328	76.1	79	4	25	0	2	53	2	0	40	34	4.01	1.36
2018		24	24	0	0	0	11	5	0	0	.688	609	144.2	137	9	48	4	5	113	3	0	55	50	3.11	1.28
2019		27	27	1	1	0	11	8	0	0	.579	650	156.2	132	12	58	2	4	132	3	0	50	45	2.59	1.21
2020		10	10	0	0	0	0	7	0	0	.000	237	51.2	60	3	25	0	1	35	5	0	38	35	6.10	1.65
MLB：2年ねん		7	4	0	0	0	0	3	0	0	.000	110	23.2	29	2	13	1	1	21	3	0	14	14	5.32	1.78
NPB：6年ねん		128	128	5	4	1	57	37	0	0	.606	3333	804.0	708	44	272	8	17	624	19	1	276	247	2.76	1.22

• 2020年度ねんどシーズン終了しゅうりょう時じ
• 各かく年度ねんどの太字ふとじはリーグ最高さいこう

タイトル

NPB

• 最優秀さいゆうしゅう防御ぼうぎょ率りつ：1回かい（2015年ねん）

表彰ひょうしょう

NPB

• 沢村さわむら栄治えいじ賞しょう：1回かい（2016年ねん）
• 月間げっかんMVP：1回かい（2018年ねん7月がつ）

記録きろく

NPB投手とうしゅ記録きろく

• 初はつ登板とうばん・初はつ先発せんぱつ登板とうばん・初はつ勝利しょうり・初はつ完封かんぷう勝利しょうり：2015年ねん3月がつ28日にち、対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ2回戦かいせん（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島ひろしま）、9回かい1被ひ安打あんだ無む失点しってん7奪だつ三振さんしん
• 初はつ奪だつ三振さんしん：同上どうじょう、1回かい表ひょうに山田やまだ哲人てつとから空振からぶり三振さんしん
• 外国がいこく人じん投手とうしゅの開幕かいまく7連敗れんぱい：2020年ねん9月がつ3日にち、対たい中日ちゅうにちドラゴンズ15回戦かいせん（ナゴヤドーム）4回かい5失点しってん ※セ・リーグ記録きろく、日本にっぽんタイ記録たいきろく

NPB打撃だげき記録きろく

• 初はつ打席だせき：2015年ねん3月がつ28日にち、対たい東京とうきょうヤクルトスワローズ2回戦かいせん（MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島ひろしま）、3回かい裏うらに石川いしかわ雅まさ規ただしから空振からぶり三振さんしん
• 初はつ安打あんだ：同上どうじょう、7回かい裏うらに石川いしかわ雅みやび規ぶんまわしから左前ひだりまえ安打あんだ
• 初はつ打点だてん：2015年ねん6月がつ20日はつか、対たい横浜よこはまDeNAベイスターズ11回戦かいせん（横浜よこはまスタジアム）、2回かい表ひょうに山口やまぐち俊しゅんから左前ひだりまえ適時てきじ打だ

背番号せばんごう

• 60（2013年ねん）
• 53（2014年ねん）
• 42（2015年ねん - 2020年ねん）

出演しゅつえん

CM

• 眼鏡めがね市場いちば（2020年ねん）広島ひろしま限定げんていCM

脚注きゃくちゅう

関連かんれん項目こうもく

• 広島東洋ひろしまとうようカープの選手せんしゅ一覧いちらん

外部がいぶリンク

• 選手せんしゅの通算つうさん成績せいせきと情報じょうほう MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
• 個人こじん年度ねんど別べつ成績せいせき K.ジョンソン - NPB.jp 日本にっぽん野球やきゅう機構きこう