グラスウール
グラスウール(
特徴
断熱 性能 あたりのコストパフォーマンスに優 れる。切断 ・曲 げなど、自由 に加工 することができる。厚 さ・サイズが豊富 である。住宅 用 の厚 さは、壁 用 で 50 mm・89 mm・100 mm・105mm・140mm などがあり、床 用 で 42 mm・80 mm ・120mmなどがある。サイズは、壁 用 で 395 mm・430 mm幅 などがあり、床 用 で 263 mm×1820 mm・415×1820 mm・820×1820 mm などがある。その他 に、天井 用 等 で、ロール状 に巻 かれている長物 もある。密度 も豊富 である。住宅 用 の密度 は 10 kg/m3・16 kg/m3・24 kg/m3・32 kg/m3 などがある。近年 では製造 技術 の向上 により繊維 の径 がより細 くなり、従来 品 よりも低 い密度 で同等 以上 の断熱 性能 を有 した高性能 品 が登場 している。不燃材 料 であり防火 性 に優 れている。火災 発生 時 に有害 な煙 ・ガスを発生 させない。住宅 用 のパッケージとしては、袋 入 りのものと裸 のものがある。裸 のものは、室内 の湿気 が壁 の中 に入 り込 むのを防 ぐために、防湿 気密 シートを貼 る必要 がある。袋 入 りのものは、袋 の室内 側 が防湿 層 になっているので、袋 の耳 を柱 ・間 柱 や枠組 みの見付 け面 にステープルで正 しく留 めることにより、室内 の湿気 が壁 の中 に入 り込 むのを防 ぐことができる。なお日本 国外 では袋 入 りのものは流通 していない[要 出典 ][2]。- 吸音
効果 があり、一部 の自動車 のマフラー内部 や鉄道 ・道路 の構造 物 としての防音 壁 でも使 われている。それ以外 でも、断熱 以外 の目的 で、住宅 の階 床 充填 等 に使 われたり、病室 ・ホテル個室 ・放送 室 ・スタジオの壁 に使 われる。
製法
安全 性
- グラスウールは、
人造 鉱物 繊維 であるので、労働 安全 衛生 法 第 57条 の2(文書 等 の発行 いわゆるMSDS〈製品 安全 データシート〉の発行 )の対象 物質 である。粘膜 や皮膚 への刺激 症状 が出 やすい人 は保護 具 などを装着 して取 り扱 うことが勧 められる。 - ガラス
繊維 を集 めて製品 として成形 する際 に、バインダーや撥 水 剤 が使用 される。このため炎 にかざすと若干 の煙 や臭 いがでる。しかし断熱 材 としてグラスウールを使用 した家 が火災 になった場合 、不燃材 のため避難 上 有害 な煙 ・ガスを発生 させない、また避難 の時間 を延長 し助 けとなる。工場 などの高熱 部分 に施工 する際 、180度 以上 に過熱 される部位 については、初期 に煙 が発生 する場合 があるので、初期 の熱 入 れのときにはこのことを理解 しておくことが望 ましい。工業 用 の高熱 用 のグラスウールにはノンバインダー製品 が使用 される。 - ホルムアルデヒドの
放散 の区分 では、F☆☆☆☆である。 - WHO(
世界 保健 機関 )傘下 のIARC(国際 がん研究 機関 )による発 がん性 分類 では、第 3群 「ヒトに対 する発 がん性 について分類 できない」である。ただし、グラスウールの一種 で特 に細 かい形状 のマイクログラスウール[注 1]は、「ヒトに対 してがん原 性 となる可能 性 がある」とされ、依然 「第 2B群 」に分類 されている[3]。
廃棄 方法
グラスウールを製造 している国内 企業
脚注
- ^ マイクログラスウールは、
主 にフィルタに用 いられる細 かいガラス繊維 を指 す