サラマー(Saramā)
サラマー(Saramā)は、インド神話しんわに登場とうじょうする神話しんわ的てきな雌めすの犬いぬである。
『リグ・ヴェーダ』にはサラマーがインドラ神かみの使者ししゃとしてパニ族ぞくのところに派遣はけんされた話はなしが見みられる(「サラマーとパニとの対話たいわ」)。物語ものがたりの詳細しょうさいは不明ふめいだが、サラマーがパニの首領しゅりょうとの対話たいわを通つうじて、パニ族ぞくが奪うばった雌牛めうしを取とり戻もどすことが述のべられているとされる。
また『アタルヴァ・ヴェーダ』によると、サラマーは死神しにがみヤマに仕つかえる2匹ひきの番犬ばんけんサーラメーヤの母ははであるという。