この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "スピン軌道相互作用" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2023年1月) |
球対称なポテンシャル中での一電子に関する、スピン軌道相互作用 HSO は、
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l は軌道角運動量、s はスピン角運動量(共に、 を単位とする)、 で、h はプランク定数、e は素電荷、m は電子の質量、r は電子の位置座標、c は光速、g は g因子(真空中の自由電子の場合、g = 2)である。φ は球対称場での電場(E(r) とする)に対するスカラーポテンシャルで、
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である。
ポテンシャルが非球対称の場合は、
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となる。v は電子の速度、E(r) は球対称でない電場。
非相対論的なシュレーディンガー方程式に対し、最も影響の大きい相対論効果はスピン軌道相互作用の項なので、これを摂動項としてシュレーディンガー方程式に取り入れて解かれることがある。
(補足)
上に挙げた電子以外に、原子核の核子(陽子や中性子)もスピンを持つので(核スピン)、これらに関してのスピン軌道相互作用が存在する。