ボルグワーナー
ボルグワーナーまたはボーグワーナー(
1928
インディ500では
略歴
- 1880
年 - Morse Equalizing Spring Company(後 のモース・チェーン、Morse Chain)創業 。 - 1901
年 - ワーナー・ギア(Warner Gear)創業 。 - 1904
年 - ボルグ&ベック(Borg & Beck)創業 。 - 1909
年 - Warner Gear社 、マニュアルトランスミッションを生産 。 - 1928
年 - Borg & Beck、マーベル・シェブラー(Marvel-Schebler)、Warner Gear、メカニクス・ユニバーサル・ジョイント(Mechanics Universal Joint)の4社 が合併 し、ボルグワーナーが発足 。 - 1929
年 - Morse Chain社 、ボルグワーナー社 に加入 - 1950
年 - フォード・モーターに3速 オートマチックトランスミッション「フォードO-Matic」を納入 - 1956
年 - シボレー・コルベット向 けに4速 マニュアルトランスミッションを納入 - 1961
年 - アメリカ市場 の中型 6気筒 車 向 けを想定 した「BW-35」3速 オートマチックトランスミッションを完成 。基本 構成 の優秀 さから欧州 車 や日本 車 にも広 く採用 され、約 30年 にわたって生産 の続 くロングセラー製品 となった - 1965
年 - ハイボチェーン量産 開始 。静粛 ・高速 伝導 を狙 ってエンジンカムチェーン向 けに開発 されたが、構造 上 異物 に弱 くエンジンカムチェーンには使 えず、本格 的 普及 にはトランスファー駆動 用 チェーンへの採用 まで待 たなければならなかった。 - 1964
年 -日本精工 (NSK)との合弁 会社 ・NSKワーナーを設立 。 - 1970
年 -アイシン精機 (現 ・アイシン)との合弁 会社 ・アイシンワーナー設立 (後 に合弁 を解消 しアイシン・エィ・ダブリュに改称 。その後 、経営 統合 により現 ・アイシン)。椿本 チエインとの合弁 会社 ・椿 本 モールス設立 (大阪 府 大東 市 )。 - 1973
年 - サイレントチェーンで駆動 するフルタイム四 輪 駆動 用 トランスファー「クオドラトラック」開発 。 - 1974
年 -無 段 変速 機 (CVT)開発 に着手 。 - 1976
年 -椿 本 モールス、三重 県 名張 市 に名張 工場 竣工 。2輪 車 エンジンカム駆動 用 サイレントチェーン・産業 用 サイレントチェーン・エマソンブランドの産業 用 モータ減速 機 の生産 を行 う。同年 に発売 されたフルタイム四 輪 駆動 用 トランスファー「クオドラトラック」、AMC(ジープ)・ワゴニアなどに搭載 される。 - 1980
年 -三菱 ・フォルテ4WDのトランスファー駆動 用 チェーンにハイボチェーンが採用 される。同車 に使 われたトランスファーはデリカスターワゴン4WDやパジェロにも搭載 され、合弁 解消 後 における同 工場 躍進 の礎 となった。 - 1982
年 - ボーグワーナー本社 、T5トランスミッションを世界 同時 発売 。小型 軽量 ながら大 トルク対応 のため、S130系 ダットサン・280ZXターボ(北米 仕様 )やAMC・ジープCJ-7(英語 版 )、ポンティアック・ファイヤーバードなどに搭載 される。その後 フォード・マスタングやシボレー・アストロなど、適用 車種 が増 える - 1984
年 -椿本 チエインの資本 撤退 により、椿 本 モールス名張 工場 がボーグワーナー・オートモーティブジャパン(現 ・ボルグワーナー・モールステックジャパン)となる。 - 1985
年 - 4WDトランスファ用 ハイボチェーンの需要 急伸 、事業 の躍進 始 まる。 - 1987
年 - イタリア・レジーナ社 と合弁 でローラーチェーン工場 「レジーナ・ワーナー」を設立 - 1988
年 - NSKワーナー、カムクラッチの量産 をボーグワーナー・オートモーティブジャパンから継承 する。 - 1991
年 - ボーグワーナー・オートモーティブジャパン、日本 国内 を中心 とした需要 増加 (4駆 ブーム)に伴 って第 二 工場 を増設 。また、開発 工場 ・実験 設備 を拡充 し商品 開発 強化 に乗 り出 す。 - 1994
年 - ボーグワーナー本社 、湿式 多 板 クラッチを使用 したトルクスプリットトランスファー「トルク・オン・デマンド」商品 化 - 1996
年 -独 KKK社 (Kühnle Kopp und Kausch)買収 、同社 をボルグワーナー・ターボシステムズ社 とする。レジーナワーナー社 が完全 子会社 化 され、ボルグワーナー・モールステックヨーロッパとする。 - 1997
年 - ボーグワーナー・オートモーティブジャパンがISO9001取得 。 - 1998
年 - ボーグワーナー・オートモーティブジャパン、四 輪 車 エンジンカム駆動 用 サイレントチェーン関連 事業 による業容 拡大 と災害 対策 を目的 として第 三 工場 を増設 。 - 1999
年 - ボーグワーナー・オートモーティブジャパンが四 輪 車 エンジンカム駆動 用 サイレントチェーン関連 事業 への本格 参入 第 一 弾 としてホンダ・S2000向 けに生産 ・納入 開始 。同年 トヨタ・プリウスのTHS駆動 用 ハイボチェーン納入 開始 。 - 2002
年 - ボーグワーナー・オートモーティブジャパン、ボルグワーナー・モールステックジャパンに社名 変更 。 - 2004
年 - ボルグワーナー・モールステックジャパンTS16949認証 登録 。同年 、隣 町 の三重 県 名賀 郡 青山 町 (現在 の伊賀 市 )伊勢路 に分 工場 竣工 。 - 2005
年 - ボルグワーナー・モールステックジャパン、名古屋 支社 を名鉄 名古屋 駅 前 に開設 。アジア地区 における営業 (商業 開発 ・用途 開発 )拠点 となる。 - 2006
年 -日立製作所 との業務 提携 解消 に伴 い、ボルグワーナー・ターボシステムズ社 、日本 支社 を東京 に開設 (ボルグワーナー・モールステックジャパン東京 支社 と同居 )同年 、東京 支社 を日本橋 へ移転 拡張 する。 - 2008
年 - ボルグワーナー・モールステックジャパン、日本橋 にあった東京 支社 を新横浜 駅 前 へさらに移転 拡張 、新横浜 支社 とする。
主 な製品
- いすゞ・ビッグホーンの
末期 モデルやフォード・エクスプローラーにトルクスプリッター内蔵 の「トルク・オン・デマンド」を採用
電子 スロットル排気 再 循環 (EGR)機構 二 次 過 給 システム丸 ピン式 サイレントチェーン - リンクプレートの穴 と円筒 ピンとの摺 動 で屈曲 が行 われるサイレントチェーンである。2輪 車 のエンジンカムシャフト駆動 用 として1976年 より使用 されている。VCコーティングされたピンやバレル研磨 工程 の長 いリンクプレートを持 つ4輪 車 向 けは1999年 より生産 されている。同 ピッチ・同 幅 なら、2輪 車 向 けより4輪 車 向 けカムチェーンの方 が高 強度 ・低 騒音 である(2輪 車 用 と4輪 車 用 とで同一 プロファイルのチェーンが存在 する。75⇔101、82/92⇔96/104だが、幅 はそれぞれのモデルによって違 いがある)。- Hy-Vo(ハイボ)チェーン - 2
分割 されたピンを持 ち、分割 ピン同士 の転 がりによって屈曲 が行 われるサイレントチェーンである。異 型 穴 によってリンクプレートとピンとの摺 動 は無 い。リンクプレートと摺 動 しないため屈曲 抵抗 が極度 に少 ない。ただ分割 ピン間 に異物 が噛 み込 むと容易 に排出 できず抵抗 増大 や破壊 の要因 となる。駆動 時 に屈曲 による熱 を帯 びにくいという特性 を生 かして自社 製 トランスファー向 けから始 まり、現在 はTHSにも搭載 されている。 - ドイツBERU
点火 プラグ - イタリアレジーナチェーン
主 な業務 ・技術 提携
解消 された業務 ・技術 提携
- オートマチックトランスミッション - アイシン
- サイレントチェーン -
椿本 チエイン - ターボチャージャー -
日立製作所
関連 項目
- フェルッチオ・ランボルギーニ -
購入 したフェラーリに使 われていたボーグ&ベック製 のクラッチ板 が自社 のトラクターと同 じ物 ながら10倍 の値段 だったことを知 り、スーパーカーの開発 に乗 り出 した。