メークローン線せん

メークローン線せん
	メークローン線せんのNKF型がた気動車きどうしゃ
基本きほん情報じょうほう
起点きてん	ウォンウィアン・ヤイ駅えき
終点しゅうてん	メークローン駅えき
駅えき数すう	マハーチャイ線せん : 5駅えき、15停車場ていしゃじょう; メークローン線せん : 2駅えき、12停車場ていしゃじょう
開業かいぎょう	1905年ねん1月がつ4日にち
所有しょゆう者しゃ	タイ国有こくゆう鉄道てつどう
運営うんえい者しゃ	タイ国有こくゆう鉄道てつどう
路線ろせん諸しょ元もと
路線ろせん距離きょり	マハーチャイ線せん : 31.22 km; メークローン線せん : 33.75 km
線路せんろ数すう	単線たんせん
電化でんか方式ほうしき	非ひ電化でんか
	テンプレートを表示ひょうじ

メークローン線せん（メークローンせん、タイ語ご: ทางรถไฟสายแม่กลอง）は、タイ王国おうこく中部ちゅうぶにあるターチン川がわによりマハーチャイ線せん（ウォンウィアン・ヤイ - マハーチャイ）とメークローン線せん（バーンレーム - メークローン）に隔へだてられているタイ国有こくゆう鉄道てつどうの鉄道てつどう路線ろせんである。登記とうき上じょうの正式せいしき名称めいしょうはそれぞれ、ウォンウィアン・ヤイ=マハーチャイ線せん、バーンレーム=メークローン線せんであるが、一般いっぱん的てきに前者ぜんしゃをマハーチャイ線せん、後者こうしゃをメークローン線せんと呼称こしょうされている^[1]。

経路けいろ図ず

0.00

ウォンウィアン・ヤイ駅えき

1.78

タラートプルー駅えき

2.45

ウターカート停車場ていしゃじょう

3.35

クローントンサイ停車場ていしゃじょう

4.13

チョームトーン停車場ていしゃじょう

5.76

ワットサイ停車場ていしゃじょう

7.15

ワットシン駅えき

9.76

バーンボーン停車場ていしゃじょう

10.23

ガーンケーハ停車場ていしゃじょう

10.53

ランサケー停車場ていしゃじょう

14.25

ランポー駅えき

15.83

サムイエーク停車場ていしゃじょう

17.29

プロムデーン停車場ていしゃじょう

18.76

トゥーンシートーン停車場ていしゃじょう

19.97

バーンナームジュード停車場ていしゃじょう

22.99

コークワイ停車場ていしゃじょう

26.76

バンコーム停車場ていしゃじょう

29.76

クローンチャック停車場ていしゃじょう

30.60

二にコムロットファイマハーチャイ停車場ていしゃじょう

31.22

マハーチャイ駅えき

ターチン川がわ

0.00

バーンレーム駅えき

1.24

ターチャローン停車場ていしゃじょう

3.89

バンチーパカーオ停車場ていしゃじょう

5.95

クローンノックレック停車場ていしゃじょう

6.90

バンシンコット停車場ていしゃじょう

8.86

バーンクラチョ停車場ていしゃじょう

10.90

バンボー停車場ていしゃじょう

13.32

バーントラット停車場ていしゃじょう

15.78

バンカロン停車場ていしゃじょう

17.94

バンナクワーン停車場ていしゃじょう

19.97

バンナコック停車場ていしゃじょう

23.73

ケットヌワン停車場ていしゃじょう

27.66

ラドヤーイ停車場ていしゃじょう

30.16

バーンクラバン停車場ていしゃじょう

33.75

メークローン駅えき

メークローン川かわ

概要がいよう

1905年ねん 1月がつ4日にち、民営みんえいターチーン鉄道てつどうとしてクローンサーン - マハーチャイが開業かいぎょうし、1907年ねん 7月がつ12日にちには民営みんえいメークローン鉄道てつどうとしてバーンレーム - メークローンが開業かいぎょうした^[2]。その後ご1908年ねん 10月6日にちにメークローン鉄道てつどうに吸収きゅうしゅう合併がっぺいされた。1942年ねん - 1945年ねんの第だい二に次じ世界せかい大戦たいせん中なか、私鉄してつのメークローン鉄道てつどうは、軍事ぐんじ管理かんり化かにより国くにの指揮しき下かに入はいり戦後せんご1946年ねん 5月8日にち国有こくゆう化かされタイ国鉄こくてつの駅えきとなった。

1926年ねん 2月がつ12日にちにクローンサン- ワットサイ停車場ていしゃじょうが電化でんかされ^[3]、その後ご電化でんか区間くかんはバーンボーン停車場ていしゃじょうまで延伸えんしんした。しかし、電気でんき設備せつびの故障こしょうや車両しゃりょうの新造しんぞう・購入こうにゅう費ひおよび維持いじ費ひ削減さくげんの観点かんてんから、1955年ねんに電化でんか設備せつびは廃止はいしされ、現在げんざいは気動車きどうしゃにより運行うんこうされている^[4]。

マハーチャイ線せん（ウォンウィアン・ヤイ - マハーチャイ）とメークローン線せん（バーンレーム - メークローン）は、ターチン川がわによって隔へだてられているが、連絡れんらく船せんがバーンレーム駅えきの発着はっちゃく時刻じこくに合あわせて運行うんこうされている。

バンコク都内とないの渋滞じゅうたい緩和かんわ策さくとして1961年ねん 1月がつ1日にちに、クローンサーン - ウォンウィアン・ヤイ間あいだが廃止はいしされた^[5]。廃止はいし後ごも線路せんろが取とり外はずされることは無なく、しばらくは車両しゃりょうをチャオプラヤー川がわを経由けいゆしてマッカサン鉄道てつどう工場こうじょうまでの輸送ゆそうの際さい使用しようされた^[6]^[7]。

同線どうせんは元々もともとメークローン鉄道てつどうとターチーン鉄道てつどうという私鉄してつによって経営けいえいされていた路線ろせんが国有こくゆう化かされたという経緯けいいがあり、タイ国有こくゆう鉄道てつどうの他ほかの路線ろせんとは接続せつぞくしない、いわゆる飛とび地ち路線ろせんとなっている。

こうした特殊とくしゅな経緯けいいから、同線どうせんに関かかわる予算よさんはタイ国鉄こくてつにおける他たの路線ろせんに関かかわる予算よさん総額そうがくとは別枠べつわくで配分はいぶんされることが慣例かんれいとなっており、近年きんねんまでは同線どうせんに使用しようする車両しゃりょうも独自どくじに予算よさんが組くまれ、同線どうせん向むけの専用せんよう設計せっけい車両しゃりょうが投入とうにゅうされていた（タイ国鉄こくてつ向むけの一般いっぱん汎用はんよう車両しゃりょうを再さい設計せっけいした車両しゃりょうが2世代せだいにわたって日本にっぽんの車両しゃりょうメーカーにより製造せいぞうされた）。

また、他た路線ろせんと接続せつぞくしていないため、同線どうせんはタイ国鉄こくてつの信号しんごう安全あんぜん規準きじゅんの適用てきよう除外じょがい路線ろせんとなっており、全線ぜんせんにわたって信号しんごう機きが設置せっちされていない（マハーチャイ線せんは数箇所すうかしょの交換こうかん可能かのう場所ばしょがあるが、安全あんぜん管理かんりはすべて運行うんこうダイヤと無線むせん交信こうしんによってのみ行おこなわれている。メークローン線せんは全線ぜんせん1閉塞へいそくである）。

同線どうせんはそれぞれ30 km余あまりの短距離たんきょり路線ろせんであり、他た路線ろせんからの列車れっしゃの乗のり入いれも一切いっさいない飛とび地ち路線ろせんであるため、日常にちじょう的てきにダイヤはほぼ正確せいかくに守まもられている。

使用しよう車両しゃりょう

現在げんざいの車両しゃりょう

THN型がた　1102,1121,1125,1140
NKF型がた　1201 - 1203,1205 - 1208,1211,1215,1255,1260 はマハーチャイ線せんで、 - 1212,1216,1221,1227,1241 はメークローン線せんで運用うんようされている。
ATR型がた　2101のみ、同線どうせん内ない唯一ゆいいつの冷房れいぼう車しゃとなっている。

過去かこの車両しゃりょう

TEIKOKU型がた　D3 - D8
NII型がた　T1 - T3,1001 - 1003
RTS型がた　D9 - D16,TS4 - TS7
RH型がた 12 はメークローン線せんで、 13,1019 はマハーチャイ線せんで運用うんようされている。
RHN型がた 30,1030,1044 はメークローン線せんで、 27,1025 はマハーチャイ線せんで運用うんようされている。
NKF型がた　1210,1213 はメークローン線せんで、 1204,1214,1234,1248 はマハーチャイ線せんで運用うんようされている。

現在げんざい使用しようされるNKF型がた
元々もともと使用しようされたNII型がた
元々もともと使用しようされたRHN型がた

歴史れきし

1904年ねん（ラッタナコーシン暦れき123年ねん、タイ仏ふつ暦れき2447年ねん）12月29日にちラーマ5世せい参列さんれつのもと開通かいつう式しきが開催かいさいされる ^[8]。
1905年ねん 1月がつ4日にち【開業かいぎょう】クローンサーン - マハーチャイ。（ターチーン鉄道てつどう）
1907年ねん 7月がつ12日にち【開業かいぎょう】バーンレーム - メークローン (33.57 km)。（メークローン鉄道てつどう）
1908年ねん 10月6日にち【合併がっぺい】メークローン鉄道てつどうとターチーン鉄道てつどうが合併がっぺい。
1926年ねん 2月がつ12日にち【電化でんか】クローンサーン - ワットサイ停車ていしゃ場じょう。
1927年ねん【電化でんか】ワットサイ停車ていしゃ場じょう - ワットシン。
1931年ねん【電化でんか】ワットシン - バーンボーン停車ていしゃ場じょう。
1942年ねん 1月がつ26日にち【軍事ぐんじ指揮しき下か】メークローン鉄道てつどう軍事ぐんじ指揮しき下かに入はいる。
1945年ねん 10月25日にち【民営みんえい化か】メークローン鉄道てつどう軍事ぐんじ指揮しき下か解除かいじょ。
1946年ねん 5月8日にち【国有こくゆう化か】国こくがメークローン鉄道てつどうを200万まんバーツで購入こうにゅう。
1955年ねん【電化でんか廃止はいし】クローンサーン - バーンボーン停車ていしゃ場じょう。
1961年ねん 1月がつ1日にち【廃止はいし】クローンサーン - ウォンウィアン・ヤイ。
2020年ねん 10月23日にち【開業かいぎょう】ウターカート停車場ていしゃじょう、ニコムロットファイマハーチャイ停車場ていしゃじょう

区間くかん

マハーチャイ線せん（ウォンウィアン・ヤイ - マハーチャイ）

駅えき　名な	英語えいご駅名えきめい	駅えき番号ばんごう	ウォンウィアン・ヤイ駅えきからの距離きょり	駅えき等級とうきゅう	電報でんぽう略号りゃくごう	所ところ　在ざい　地ち		備　考こう
クローンサーン駅えき	Khlong San		(2.015 km)^{[注釈ちゅうしゃく 1]}			バンコク都と	クローンサーン区く	1961年ねん1月がつ1日にち廃止はいし
ウォンウィアン・ヤイ	Wongwian Yai	5001	0.00 km	2等とう	งญ.		トンブリー区く
タラートプルー駅えき	Talat Phlu	5003	1.78 km	3等とう	ลู.
ウターカート停車場ていしゃじょう	Wutthakat	5036	2.45 km	停とま車くるま場ば				BTSシーロム線せんと乗のり換かえ
クローントンサイ停車場ていしゃじょう	Khlong Ton Sai	5004	3.35 km		ไซ.		チョームトーン区く
チョームトーン停車場ていしゃじょう	Chom Thong	5005	4.13 km		ทจ.
ワットサイ停車場ていしゃじょう	Wat Sai	5007	5.76 km		วซ.
ワットシン駅えき	Wat Sing	5008	7.15 km	3等とう	สิ.
バーンボーン停車場ていしゃじょう	Bang Bon	5009	9.76 km	停とま車くるま場ば	าา.		バーンボーン区く
ガーンケーハ停車場ていしゃじょう	Kan Kheha	5010	10.23 km		เค.
ランサケー停車場ていしゃじょう	Rang Sakae	5011	10.53 km		รแ.
ランポー駅えき	Rang Pho	5012	14.25 km	3等とう	รโ.		バーンクンティアン区く
サムイエーク停車場ていしゃじょう	Sam Yaek	5013	15.83 km	停とま車くるま場ば	แย.		バーンクンティアン区く
プロムデーン停車場ていしゃじょう	Phrom Daen	5014	17.29 km		พแ.	サムットサーコーン県けん	ムアンサムットサーコーン郡ぐん
トゥーンシートーン停車場ていしゃじょう	Thung Si Thong	5034	18.76 km		ที.
バーンナームジュード停車場ていしゃじょう	Bang Nam Chuet	5015	19.97 km		นจ.
コークワイ停車場ていしゃじょう	Khok Khwai	5016	22.99 km		วา.
バンコーム停車場ていしゃじょう	Ban Khom	5017	26.76 km		ขม.
クローンチャック停車場ていしゃじょう	Khlong Chak	5033	29.76 km		ลจ.
ニコムロットファイマハーチャイ停車場ていしゃじょう	Nikhom Rotfai Mahachai	5037	30.60 km
マハーチャイ駅えき	Maha Chai	5018	31.22 km	1等とう	ชั.