ヴィシュヴァーミトラ(サンスクリット語ご विश्वामित्र Viśvāmitra)は、インド神話しんわに登場とうじょうする聖者せいじゃ(リシ)である。ヴェーダ詩人しじんの1人ひとりで、『リグ・ヴェーダ』第だい3巻かんはヴィシュヴァーミトラの作さくと伝つたえられる。
もともとはクシャトリヤの出身しゅっしんで、カニヤクブジャの王おうガーディの子ことして生うまれた。しかし聖ひじり仙せんヴァシシュタと戦たたかって敗北はいぼくし、武人ぶじんの無力むりょくさを嘆なげいて聖ひじり仙せんとなることを志こころざし、苦行くぎょうの末すえにバラモンになったとされる。叙事詩じょじし『マハーバーラタ』、『ラーマーヤナ』にはヴィシュヴァーミトラとヴァシシュタが反目はんもくし続つづけたことが述のべられているが、この物語ものがたりはクシャトリヤとバラモンの対立たいりつを物語ものがたるとともに、バラモンのクシャトリヤに対たいする優位ゆうい性せいを説とくものであるとされる。
なお、カーリダーサの劇げきで有名ゆうめいな女性じょせいシャクンタラーはヴィシュヴァーミトラの娘むすめであるという。
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