普段は街でリンゴを歩き売りしながら、ほそぼそと暮らしているアニー。アニーは、娘(伯爵と交際しながら外国で幸せに暮らしている)の手紙を楽しみにしていた。そんなある日娘から、これからアニーのもとに行く(伯爵とその親も連れて)という内容の手紙が届く。しかしアニーにはひとつ問題があった。それは、手紙上でアニーは、ホテルの一室で裕福な紳士の妻として、豪勢な暮らしをしている貴婦人であるかのように振る舞っていた、ということである。このままで娘に来られたら、その嘘がばれてしまう。そんなことになったら娘の伯爵との結婚、はたまた交際はなかったことになるかもしれない。どうすればいいの?途方に暮れたアニー。そんな彼女に手を差し伸べたのはなんと、カジノに棲みつき賭博で生計を立てるならず者たちの親分、デーヴだった。デーヴのもと「一日だけの淑女」に生まれ変わるアニー。はたして、うまくいくのだろうか?運命の日。アニーやデーヴらは、伯爵や警察や行政を巻き込み、大騒動を巻き起こす。