中央ちゅうおう高地こうち (フランス)

フランスの中央ちゅうおう高地こうち（ちゅうおうこうち、フランス語ふらんすご：Massif Central、オック語ご：Massís Central / Massís Centrau）は、フランス南部なんぶの地域ちいきで、山地さんちや台地だいちからなる。日本語にほんごでは中央ちゅうおう山地さんち、中央ちゅうおう山塊さんかい、マッシフセントラル、マッシフサントラル、マシーフサントラルとも表記ひょうきされる。フランス国土こくどのおよそ 1⁄6 の面積めんせきを占しめる。

NASA Shuttle Topography Radar Missionで見みたフランス。中央ちゅうおう高地こうちはフランス南部なんぶのオレンジ色しょくの塊かたまりで、東ひがしのアルプス山脈あるぷすさんみゃくと西にしのピレネー山脈さんみゃくの間あいだにある。

1万まん年ねん前まえに終了しゅうりょうした火山かざん活動かつどうの結果けっか、中央ちゅうおう高地こうちの山地さんちはアルプス山脈あるぷすさんみゃくから切きり離はなされ、ローヌ川がわによって南北なんぼくに作つくられた裂さけ目めが形成けいせいされた。この裂さけ目めはフランス語ふらんすごでsillon rhodanien（ローヌ川がわのみぞ）と呼よばれる。

長ながい間あいだ交通こうつうの障害しょうがいとなっていたが、高速こうそく道路どうろA75の開通かいつうによってフランス南北なんぼくの旅行りょこうが便利べんりとなり、中央ちゅうおう高地こうち自体じたいも開発かいはつされることとなった。ミヨー橋きょうを参照さんしょう。

県けんと地域ちいき圏けん

次つぎの県けんは、一般いっぱん的てきに中央ちゅうおう高地こうちの一部いちぶと見みなされる。アリエ県けん、アヴェロン県けん、カンタル県けん、コレーズ県けん、クルーズ県けん、オート＝ロワール県けん、オート＝ヴィエンヌ県けん、ロワール県けん、ロット県けん、ロゼール県けん、ピュイ＝ド＝ドーム県けんである。

地域ちいき圏けんのうちオーヴェルニュ地域ちいき圏けんとリムーザン地域ちいき圏けんは、中央ちゅうおう高地こうちの一部いちぶである。ミディ＝ピレネー地域ちいき圏けんとローヌ＝アルプ地域ちいき圏けんの一部いちぶは、中央ちゅうおう高地こうちにかかっている。

中央ちゅうおう高地こうちでもっとも大おおきな都市としは、観光かんこう都市としとして名高なだかいクレルモン＝フェランと、前ぜん近代きんだいから現代げんだいに至いたるまで兵器へいき産業さんぎょうが盛さかんなサン＝テティエンヌである。

山やまと台地だいち

ピュイ・ド・サンスィの凝固ぎょうこした溶岩ようがん

山やま

• ピュイ・ド・サンシー（fr:Puy de Sancy）（1886m）
• プロム・デュ・カンタル（fr:Plomb du Cantal）（1855m）
• ピュイ・マリ（fr:Puy Mary）（1787m）
• モン・ロゼール（fr:Mont Lozère）（1702m）、火山かざん以外いがいではもっとも高たかい
• モン・テグアル（fr:Mont Aigoual）（1567m）、ル・ヴィガンの近ちかく
• ピュイ・ド・ドーム（fr:Puy de Dôme（1464m）

台地だいち

• ラルザック（fr:Larzac）
• ミルヴァシュ台地だいち（fr:Plateau de Millevaches）

外部がいぶリンク

• 『マシフサントラル』 - コトバンク