乳腺にゅうせん

乳腺にゅうせん
	ヒトの女性じょせいの胸むねの断面だんめん図ず
	1.脂肪しぼう 2.乳ちち管かん/乳腺にゅうせん葉は 3.乳腺にゅうせん葉は 4.結合けつごう組織そしき 5.乳ちち管かん洞ほら 6.乳ちち管かん
ラテン語らてんご	Glandula mammaria
英語えいご	'Mammary gland
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乳腺にゅうせん（にゅうせん、英えい: Mammary gland、羅ら: Glandula mammaria）は、哺乳類ほにゅうるいの、乳汁にゅうじゅうを産さん生せいする外そと分泌ぶんぴつ組織そしき。

左右さゆう対たいをなし、霊長れいちょう類るいでは胸部きょうぶ、有ゆう蹄類の大だい部分ぶぶんは鼠径そけい部ぶ、食肉しょくにく類るい、豚ぶた、齧かじ歯は類るいでは腋窩えきかから鼠径そけい部ぶにかけて存在そんざいする。この項こうでは、ヒトのものについて記述きじゅつする。

解剖かいぼう

乳腺にゅうせんは小ちいさな乳腺にゅうせん葉はの塊かたまりである。

乳腺にゅうせんは乳汁にゅうじゅうを分泌ぶんぴつできる。

一般いっぱんに乳腺にゅうせんはエストロゲンの作用さようによって増殖ぞうしょくし、プロゲステロンの作用さようによって発達はったつする。思春期ししゅんき以降いこうによる女性じょせいの第だい二に次じ性徴せいちょうによって、卵巣らんそうが発達はったつし、女性じょせいホルモンとも言いわれるエストロゲン、プロゲステロンの分泌ぶんぴつ増加ぞうかが起おこり、乳腺にゅうせんが発達はったつする。主おもにエストロゲンは乳ちち管かんの発達はったつ、プロゲステロンはエストロゲンと共ともに乳腺にゅうせん葉はの発達はったつに作用さようする。

またプロラクチンとオキシトシンは乳汁にゅうじゅう分泌ぶんぴつ刺激しげきを生しょうじる。

男性だんせいでは機能きのう退化たいかしている。しかし、男性だんせいでもエストロゲンレベルが病的びょうてきに高たかまると乳汁にゅうじゅうを分泌ぶんぴつするようになることがある(女性じょせい化か乳房ちぶさ)。