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腕 - Wikipedia

うで(うで、かいな)とは、人間にんげんかたからまでの部分ぶぶんのこと。

上腕じょうわん

人間にんげんうで医学いがくてきには、上肢じょうし(じょうし)とばれることおおい。うでひじさかいに、かたちかほう上腕じょうわん(じょうわん)、ほう前腕ぜんわん(ぜんわん)という。

人間にんげんうで解剖かいぼうがくてき構造こうぞう

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うでほね

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うで筋肉きんにく

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ヒトの筋肉きんにく上腕じょうわん深部しんぶ
 
ヒトの筋肉きんにく上腕じょうわん表面ひょうめん付近ふきん
 
ヒトの筋肉きんにく前腕ぜんわん

うで神経しんけい

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  • 上腕じょうわん
  • 前腕ぜんわん
  • 手指しゅし

うであらわ日本語にほんご

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うで(うで
現在げんざいかたから手首てくびす。だが、奈良なら時代じだいごろは「手首てくびあたり」をした[1]。そのころひじからしたは「ただむき」とばれていたが、いつしか「うで」がただむきよりおお使つかわれるようになり、前腕ぜんわん、すなわちひじから手首てくびことしていた[2]
かいな(うでひじ
上腕じょうわん、すなわちかたからひじあらわ古語こごいまでも相撲すもうではこのかたり使つかう。ただし、かたから手首てくびまでをこともあった。
うで(にのうで)
上腕じょうわんおなじ。ふるくは「いちうで」といっていたが、いつしか誤用ごようされてうでというようになったともわれる[2]語源ごげん上腕じょうわんとうすじからているとのせつがあるが、裏側うらがわ上腕じょうわんさんとうすじふくめて「うで」と表記ひょうきすることがおおい。

生物せいぶつがくうで

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生物せいぶつ学的がくてきには「人間にんげんうで哺乳類ほにゅうるい前肢ぜんしにあたる」とも、反対はんたいに「哺乳類ほにゅうるい前肢ぜんしはヒトのうでにあたる」とも表現ひょうげん可能かのうである。

動物どうぶつからだ名称めいしょうに「うで」をもちいるれいはごくすくない。以下いかのようなれいがある。

また、うしぶたなどの前肢ぜんし部位ぶいにくを「ウデにく」と呼称こしょうする。

うでもちいた慣用かんよう言葉ことば

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うで」という言葉ことばは、日本語にほんごにおいてはそのまま技術ぎじゅつ力量りきりょうといった言葉ことばえること出来できる。

  • うでりをける - 丹精たんせいめてつくること。
  • 腕組うでぐみする - 思案しあんしている様子ようす比喩ひゆ表現ひょうげん
  • うでるう - 力量りきりょう技術ぎじゅつ存分ぞんぶんすこと。
  • 腕試うでだめし - 力量りきりょう技術ぎじゅつためすこと。
  • うでまくら - ねむさいうでげて自分じぶんの、ひろげてひとまくらにすること。
  • うでみがく - 練習れんしゅう訓練くんれん実践じっせんつうじて技術ぎじゅつたかめること。「うでがる」とはその結果けっかのこと。反対はんたいは「うでなまる」、がるにたいしては「うでちる(がる)」と表現ひょうげんする。
  • うでる - 技術ぎじゅつため機会きかいめぐまれ、期待きたいたかまること。

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ 日本にっぽん国語こくごだい辞典じてんだいはん小学館しょうがくかん)」
  2. ^ a b なつになるうでむかしは「いちうで」だった?