語学 ごがく が大好 だいす きで、気 き が向 む くたびに新 あたら しい言語 げんご に手 て をつけるという悪癖 あくへき があるため、なかなかひとつの言語 げんご が身 み につきません。かじった言語 げんご はもう数 かぞ えきれないほどですが、最低限 さいていげん 読 よ めて訳 やく せると公称 こうしょう できるのは英 えい 独 どく 仏 ふつ くらい、それとぎりぎりで伊 い も含 ふく まれるでしょうか。
ということで他 た 言語 げんご 版 ばん Wikipedia からの翻訳 ほんやく 記事 きじ を作 つく るのもだいたいそのあたりに限 かぎ られます。4 つだけレベル 1 以上 いじょう にしているのもそのためです。やっぱり英語 えいご がいちばん楽 らく なので、供給 きょうきゅう の少 すく ない独 どく 仏 ふつ 伊 い をがんばろうと気合 きあい を入 い れていてもだんだん英語 えいご のほうに偏 かたよ っていきます。
右 みぎ のバベル に ‘xx-
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
’ というあやしいユーザボックス をいくつか並 なら べていますが、これは正式 せいしき なバベルのテンプレートにあるオプションではなく私 わたし のオリジナルです。他 た 言語 げんご 版 ばん にもありません。
バベルでは「レベル 1」と言 い うと「記事 きじ を読 よ んで理解 りかい し、自分 じぶん の母語 ぼご で文章 ぶんしょう を書 か く資料 しりょう として使 つか うことができます。また、単純 たんじゅん なものなら質問 しつもん や回答 かいとう もできます」という水準 すいじゅん を指 さ すことになっています。読 よ むくらいならまだしも、質問 しつもん や回答 かいとう ができるというのは素人 しろうと にはけっこう厳 きび しい要求 ようきゅう ですから、おいそれとは名乗 なの れません。
一方 いっぽう 「レベル 0」というのはもちろん完全 かんぜん にあるいはほとんどできないという意味 いみ ですが、当然 とうぜん どんな人間 にんげん もほぼすべての言語 げんご がレベル 0 ですからいちいち載 の せるべきではなく、「その言語 げんご での会話 かいわ を望 のぞ まないときだけ表示 ひょうじ させてください」とされています。要 よう するに拒絶 きょぜつ のための表示 ひょうじ ということです。
実際 じっさい にはこうしたバベルの基準 きじゅん を理解 りかい せず、「少 すこ しだけできる」というつもりで拒絶 きょぜつ の意図 いと なく軽 かる い気 き もちで 0 を載 の せてみたり、あるいは「初級 しょきゅう 」「中級 ちゅうきゅう 」という語感 ごかん に惑 まど わされて発信 はっしん 能力 のうりょく が足 た りないのに 1 や 2 にしたりしている人 ひと もいるのかもしれません。かく言 い う私 わたし も独 どく 仏 ふつ 伊 い でライティング能力 のうりょく が 1 あるかと問 と われるとちょっとあやしいですが……。真剣 しんけん に考 かんが えるほど、やはり 1 の壁 かべ が高 たか すぎる気 き はします。
語学 ごがく 愛好 あいこう 者 しゃ としてはこの断絶 だんぜつ は望 のぞ ましくないものです。0 と 1 の中間 ちゅうかん に、まだできないけれども「好 す きだ」とか「勉強 べんきょう している」とかを表 あらわ す、積極 せっきょく 的 てき ・好意 こうい 的 てき な表示 ひょうじ があってよいと思 おも います。たとえ能力 のうりょく 的 てき には 0 のほうが近 ちか いとしても、0 と書 か いたら拒否 きょひ の意思 いし 表示 ひょうじ になってしまうというのは悲 かな しいことです。
Wikipedia という国際 こくさい 的 てき な大 だい プロジェクトの運営上 うんえいじょう 、その言語 げんご で責任 せきにん あるコミュニケーションのとれないことを明示 めいじ する 0 の表示 ひょうじ に積極 せっきょく 的 てき 意義 いぎ があること、また逆 ぎゃく に私 わたし の言 い う「0 と 1 のあいだ」という中途半端 ちゅうとはんぱ な表示 ひょうじ は公 おおやけ にはあまり役 やく にたない自己 じこ 満足 まんぞく である (ただし次項 じこう 第 だい 3 段落 だんらく も参照 さんしょう ) ということを認 みと めたうえで、それでも語学 ごがく 愛好 あいこう 者 しゃ の一人 ひとり としては特定 とくてい の言語 げんご の拒絶 きょぜつ という寂 さび しいことを書 か くわけにはいかないという苦肉 くにく の策 さく が今回 こんかい のものです。
以上 いじょう のような気 き もちで「レベル
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
」というものをこしらえてみました。数学 すうがく で
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
と言 い えば非常 ひじょう に小 ちい さい正 ただし 実数 じっすう を表 あらわ すのによく使 つか われる文字 もじ で、ここでは elementary の頭文字 かしらもじ というのもかけています。ユーザボックスの説明 せつめい 文 ぶん にあるのは、各 かく 言語 げんご で「この利用 りよう 者 しゃ は何 なに 々語 かたり を勉強 べんきょう しています 」という意味 いみ の文 ぶん をでっちあげたつもりですが、もちろん例文 れいぶん として参考 さんこう にはしないようご注意 ちゅうい ください。
「レベル
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
」の意味 いみ は前項 ぜんこう からも知 し られるとおり、「能力 のうりょく としては不十分 ふじゅうぶん だけれどもその言語 げんご への好意 こうい ・関心 かんしん ・積極 せっきょく 性 せい ・思 おも い入 い れ がある」というくらいのものです。したがってここに表示 ひょうじ した言語 げんご を使 つか ってノートページなどで私 わたし に話 はな しかけてくる人 ひと がいた場合 ばあい 、もちろん喜 よろこ んで拝読 はいどく するつもりですがかならずしも正 ただ しく読解 どっかい できるとはかぎらず、回答 かいとう もおそらく英語 えいご などでさせていただくことになるかと思 おも います。
そういう意味 いみ でも
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
は 0 と 1 の中間 ちゅうかん の (どちらかと言 い えば 0 に近 ちか い)、「一方 いっぽう 通行 つうこう だけならコミュニケーションがとれる可能 かのう 性 せい がある」水準 すいじゅん ということになります。相手 あいて にしてみれば往路 おうろ だけでも母語 ぼご が選択肢 せんたくし に入 はい る、というかぎりでは公 おおやけ にも一定 いってい の意義 いぎ があるかもしれません (とすれば「可能 かのう 性 せい がある」をはずした「読 よ むだけならちゃんとできる」という客観 きゃっかん 的 てき 基準 きじゅん を 0.5 として立 た てるのはもう少 すこ し意味 いみ がありそうです)。
これは目下 もっか あくまでこの場 ば かぎりの自分 じぶん 用 よう なので、テンプレートとして作 つく ってはいません。もしご自分 じぶん の利用 りよう 者 しゃ ページでもこの「レベル
ε いぷしろん
{\displaystyle \varepsilon }
」を真似 まね てみようという奇特 きとく なかたがいらっしゃったらご自由 じゆう にしてくださってかまいません。
また、このユーザボックスにおいて Category:User xx へは内部 ないぶ リンクのみ貼 は り、本 ほん ページを User xx カテゴリに含 ふく めていないのは仕様 しよう です。1 にも満 み たない不十分 ふじゅうぶん な能力 のうりょく なのにその言語 げんご を使 つか えるユーザのように称 しょう するのは不適切 ふてきせつ と考 かんが えるからです。この点 てん 、もし私 わたし のユーザボックスを踏襲 とうしゅう するかたがいらっしゃいましたら、このままではバベルと違 ちが い自動 じどう で言語 げんご 別 べつ ユーザのカテゴリ に入 はい らないということにご注意 ちゅうい ください (改変 かいへん は自由 じゆう です)。