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十返肇 - Wikipedia

十返とがえりはじめ

日本にっぽん作家さっか評論ひょうろん編集へんしゅうしゃ

十返とがえり はじめ(とがえり はじめ、1914ねん大正たいしょう3ねん3月25にち - 1963ねん昭和しょうわ38ねん8がつ28にち)は、香川かがわけん出身しゅっしん作家さっか文芸ぶんげい評論ひょうろん編集へんしゅうしゃ

十返とがえり はじめ
1954ねん1がつ
ペンネーム 大方おおかた むねおお
誕生たんじょう 十返とがえり はじめ
1914ねん3月25にち
香川かがわけん高松たかまつ
死没しぼつ (1963-08-28) 1963ねん8がつ28にち(49さいぼつ
東京とうきょう中央ちゅうおう
墓地ぼち 小平こだいら霊園れいえん41-2-1
職業しょくぎょう 文芸ぶんげい評論ひょうろん
著作ちょさく
編集へんしゅうしゃ
国籍こくせき 日本の旗 日本にっぽん
最終さいしゅう学歴がくれき 日本にっぽん大学だいがく芸術げいじゅつ
ジャンル 文芸ぶんげい時評じひょう
随筆ずいひつ
文学ぶんがく活動かつどう 行動こうどう主義しゅぎ文学ぶんがく運動うんどう
代表だいひょうさく文壇ぶんだん崩壊ほうかい
配偶はいぐうしゃ 十返とがえり千鶴子ちづこ
親族しんぞく 風間かざまかん義兄ぎけい
ウィキポータル 文学ぶんがく
テンプレートを表示ひょうじ

本名ほんみょう十返とがえり はじめ(とがえり はじめ)。筆名ひつめい=大方おおがたむね(オオカタ ソウダ)[1]

来歴らいれき 編集へんしゅう

高松たかまつまれ。料亭りょうてい淀川よどがわろう長男ちょうなんまれる[1]

旧制きゅうせい高松たかまつ中学校ちゅうがっこうて、1935ねん昭和しょうわ10ねん日本にっぽん大学だいがく芸術げいじゅつ卒業そつぎょう在学ざいがくちゅうから中河なかがわ与一よいち主宰しゅさい翰林かんりん」の同人どうじんとなり、文芸ぶんげい時評じひょう連載れんさい[1]東京とうきょう麹町こうじまち土手どて三番さんばんまち下宿げしゅくしていたとき、近所きんじょ吉行よしゆきエイスケ師事しじ

森永製菓もりながせいか宣伝せんでん勤務きんむのちに、だいいち書房しょぼう入社にゅうしゃして「しん文化ぶんか」(「セルパン」改題かいだい) 編集へんしゅうちょう[1]

戦後せんご丹羽にわ文雄ふみおすすめられて十返とがえりはじめという筆名ひつめい名乗なのる。1947ねんから文芸ぶんげい時評じひょう再開さいかい、1950ねん文学ぶんがくしゃ同人どうじんとなる[1]

1963ねん8がつ28にちしたがんのため国立こくりつがんセンター死去しきょ[2]

つま随筆ずいひつ十返とがえり千鶴子ちづこ作家さっか三木みき蒐一しゅういち挿絵さしえ画家がか風間かざまかんいもうと

著書ちょしょ 編集へんしゅう

  • 時代じだい作家さっか明石あかし書房しょぼう、1941ねん
  • 意志いし情熱じょうねつ通文みちふみかく、1941ねん
  • 文学ぶんがく生命せいめいはじめ書房しょぼう、1943ねん
  • 作家さっか世界せかい明石あかし書房しょぼう、1944ねん
  • 小説しょうせつ女性じょせい朝日新聞社あさひしんぶんしゃ、1954ねん
  • にせぶし戦後せんご文学ぶんがく環境かんきょう」』 だい日本にっぽん雄弁ゆうべんかい講談社こうだんしゃ、1954ねん
  • 文壇ぶんだん文学ぶんがく東方とうほうしゃ、1954ねん
  • じゅうにん作家さっかだい日本にっぽん雄弁ゆうべんかい講談社こうだんしゃ、1955
  • 現代げんだい文学ぶんがく白書はくしょ文壇ぶんだんパトロール」』 東方とうほうしゃ、1955ねん
  • 文壇ぶんだん風物ふうぶつ三笠みかさ書房しょぼう、1955ねん
  • 現代げんだい表情ひょうじょう北辰ほくしんどう、1956ねん
  • 現代げんだい文学ぶんがく周囲しゅうい河出かわで書房しょぼう、1956ねん
  • 現代げんだい文壇ぶんだんじん群像ぐんぞうろくがつしゃ、1956ねん
  • 最初さいしょぶしだい日本にっぽん雄弁ゆうべんかい講談社こうだんしゃ、1956ねん
  • 作家さっか肖像しょうぞう』「ひと作品さくひん生活せいかつ」 、近代きんだい生活せいかつしゃ、1956ねん編著へんちょ
  • 谷崎たにざき潤一郎じゅんいちろう名作めいさくしゅう』 あかね書房しょぼう、1956ねん編著へんちょ
  • ふで一本いっぽんます書房しょぼう、1956ねん
  • 『わが文壇ぶんだん散歩さんぽ現代げんだいしゃ、1956ねん
  • 文壇ぶんだん展望てんぼうしおぶんしゃ、1957ねん
  • 文壇ぶんだん崩壊ほうかい村山むらやま書店しょてん、1957ねん
    • 新編しんぺん『「文壇ぶんだん」の崩壊ほうかい講談社こうだんしゃ文芸ぶんげい文庫ぶんこ、2016ねん坪内つぼうち祐三ゆうぞうへん
  • おとこというものは』 六興ろっこう出版しゅっぱん、1959ねん
  • 『スター見本市みほんいち角川書店かどかわしょてん、1961ねん
  • 十返とがえりはじめ文壇ぶんだん白書はくしょしろ凰社、1961ねん
  • 『けちんぼう文藝春秋ぶんげいしゅんじゅうしんしゃ、1962ねん
  • 文壇ぶんだん放浪ほうろう角川書店かどかわしょてん、1962ねん
  • 実感じっかんてき文学ぶんがくろん河出書房新社かわでしょぼうしんしゃ、1963ねん
  • 十返とがえりはじめ著作ちょさくしゅう』(ぜん2かん)、講談社こうだんしゃ、1969ねん
    • 昭和しょうわ文学ぶんがくよもやまばなし上記じょうき著作ちょさくしゅう所収しょしゅう吉行よしゆき淳之介じゅんのすけへん潮出版社うしおしゅっぱんしゃ、1980ねん

脚注きゃくちゅう 編集へんしゅう

  1. ^ a b c d e 20世紀せいき日本人にっぽんじんめい事典じてん
  2. ^ 岩井いわいひろし作家さっか臨終りんじゅう墓碑ぼひ事典じてん』(東京とうきょうどう出版しゅっぱん、1997ねん)219ぺーじ

外部がいぶリンク 編集へんしゅう