南麻布みなみあざぶ

南麻布みなみあざぶ
南麻布みなみあざぶ
	町まち丁ひのと
	有栖川ありすがわ宮みや記念きねん公園こうえん; （2007年ねん11月23日にち撮影さつえい）
	南麻布みなみあざぶ南麻布みなみあざぶの位置いち
	北緯ほくい35度ど39分ふん7.54秒びょう東経とうけい139度ど43分ふん34.81秒びょう / 北緯ほくい35.6520944度ど東経とうけい139.7263361度ど
国くに	日本にっぽん
都道府県とどうふけん	東京とうきょう
特別とくべつ区く	港みなと区く
地区ちく	麻布あざぶ地区ちく
面積めんせき
• 合計ごうけい	0.99 km2
人口じんこう（2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）9月1日にち現在げんざい）
• 合計ごうけい	17,350人にん
• 密度みつど	18,000人にん/km2
等ひとし時とき帯おび	UTC+9 (日本にっぽん標準時ひょうじゅんじ)
郵便ゆうびん番号ばんごう	106-0047
市外しがい局番きょくばん	03
ナンバープレート	品川しながわ
	※座標ざひょうは都立とりつ中央ちゅうおう図書館としょかん付近ふきん

日本にっぽん > 東京とうきょう都と > 港みなと区く > 南麻布みなみあざぶ

南麻布みなみあざぶ（みなみあざぶ）は、東京とうきょう都と港みなと区くの地名ちめい。麻布あざぶ地区ちく総合そうごう支所ししょ管内かんないに当あたり、現行げんこう行政ぎょうせい地名ちめいは南麻布みなみあざぶ一いち丁目ちょうめから南麻布みなみあざぶ五ご丁目ちょうめ。郵便ゆうびん番号ばんごうは106-0047（芝しば局きょく管区かんく）^[3]。

地理ちり

港みなと区く西部せいぶに位置いちする。北きたで西麻布にしあざぶ、北東ほくとうで元もと麻布まふ・麻布まふ十じゅう番ばん、東ひがしで三田みた、南みなみで白金はっきん、南西なんせいで渋谷しぶや区く恵比寿えびす、西にしで渋谷しぶや区く広尾ひろおと隣接りんせつする。坂さかが多おおく見みられ、仙台せんだい坂ざか、木下きのした坂ざか、北条ほうじょう坂ざか（鉄砲てっぽう坂ざか）、青木あおき坂ざか、新しん富士見ふじみ坂ざか、南部なんぶ坂ざかなどが残のこる。

歴史れきし

江戸えど時代じだいは街まち外はずれで麻布あざぶ村むらの主要しゅよう耕作こうさく地ちだったほか、寺社じしゃ地ちも多おおく、また大名だいみょう、小名しょうみょうの下屋敷しもやしきが置おかれていた。今いまに残のこる仙台せんだい坂ざか、南部なんぶ坂ざか、北条ほうじょう坂ざか、青木あおき坂ざかは、各かく藩はんの屋敷やしきに由来ゆらいする。江戸えど中期ちゅうきには、将軍家しょうぐんけの別荘べっそうである白銀しろがね（しろかね）御殿ごてん（麻布まふ御殿ごてん・富士見ふじみ御殿ごてんとも呼よばれる）が存在そんざいした。明治めいじから大正たいしょう時代じだいにかけ開発かいはつが行おこなわれ、後のちに各国かっこくの大使館たいしかんが設置せっちされるに伴ともない徐々じょじょに今日きょうの国際こくさい色しょく豊ゆたかな都心としんの住宅じゅうたく街がいへと変貌へんぼうを遂とげていった。

1962年ねん（昭和しょうわ37年ねん）の「住居じゅうきょ表示ひょうじに関かんする法律ほうりつ」の施行しこうを受うけ1966年ねん（昭和しょうわ41年ねん）、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち（たけやちょう）、麻布まふ新堀しんぼり町まち（しんぼりちょう）、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち（ふじみちょう）、麻布まふ盛岡もりおか町まち（もりおかちょう）、麻布まふ田島たじま町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち（ひろおちょう）の各かく全域ぜんいきに、麻布まふ本村ほんそん町まち（ほんむらちょう）、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち（しんひろおちょう）の一部いちぶを合あわせて再編さいへんし、南麻布みなみあざぶとなった。

仙台せんだい坂ざかを西にし方向ほうこうに上のぼる（2017年ねん9月がつ24日にち撮影さつえい）
木下きのした坂ざかを南側みなみがわ方向ほうこうに下くだる（2017年ねん9月がつ24日にち撮影さつえい）
北条ほうじょう坂ざかを東ひがし方向ほうこうに上のぼる（2017年ねん9月がつ24日にち撮影さつえい）
鉄砲てっぽう坂ざかを東ひがし方向ほうこうに上のぼる（2017年ねん9月がつ24日にち撮影さつえい）
南部なんぶ坂ざかを東ひがし方向ほうこうへ上のぼる（2017年ねん9月がつ24日にち撮影さつえい）

地名ちめいの由来ゆらい

町名ちょうめいは、旧きゅう麻布あざぶ区くの南部なんぶであることに由来ゆらいする。なお、旧きゅう町名ちょうめいの由来ゆらいについては以下いかを参照さんしょう。

麻布まふ広尾ひろお町まち - 地名ちめいの起源きげんについては広岡ひろおか、平尾ひらお、広野こうやなど諸説しょせつあり定さだかでない^[6]。江戸えど初期しょきまでは荒野あらので、渋谷しぶやまで続つづく低地ていち帯たいは広尾ひろお原げんと呼よばれていた^[6]。
麻布まふ新堀しんぼり町まち - 町まちの東ひがしと南みなみに新堀しんぼり川がわ（古川ふるかわ）が流ながれていたことに由来ゆらいする^[6]。
麻布まふ田島たじま町まち - 元禄げんろく期きから享とおる保ほ期きまで新堀向しんぼりむかいと呼よばれたが、近傍きんぼうに三田みた龜塚かめづかの代地だいち二にヶ所かしょと西久保にしくぼ天徳寺てんとくじ領りょう屋敷やしきがあるのをあわせて田島たじま町まちと称しょうした^[6]。「田たの中なかの島しま」に由来ゆらいするという説せつがあるが定さだかではない^[6]。
麻布まふ竹谷たけたに町まち - 里さと俗ぞくで竹たけヶ谷だに（たけがや）と呼よばれていたことに由来ゆらいする^[6]。
麻布あざぶ富士見ふじみ町まち - 徳川とくがわ将軍家しょうぐんけの別荘べっそうの白銀はくぎん御殿ごてん（別名べつめい、麻布あざぶ御殿ごてん、富士見ふじみ御殿ごてんなど）があったことから、1872年ねん（明治めいじ5年ねん）に富士見ふじみ御殿ごてんにちなんで名なづけられた^[6]。
麻布まふ盛岡もりおか町まち - 延のべ宝たから年間ねんかんには南部なんぶ藩はんの邸やしき地ちとなっており、1872年ねん（明治めいじ5年ねん）に南部なんぶ氏しが盛岡もりおか城主じょうしゅだったことにちなんで名なづけられた^[6]。

町名ちょうめいの変遷へんせん

実施じっし後ご	実施じっし年月日ねんがっぴ	実施じっし前まえ（特記とっきなければ各かく町まち丁ひのとともその一部いちぶ）
南麻布みなみあざぶ一いち丁目ちょうめ	1966年ねん4月がつ1日にち	麻布まふ本村ほんそん町まちの一部いちぶ、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち、麻布まふ新堀しんぼり町まち、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち、麻布まふ盛岡もりおか町まち、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち1〜3
南麻布みなみあざぶ二に丁目ちょうめ		麻布まふ本村ほんそん町まちの一部いちぶ、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち、麻布まふ新堀しんぼり町まち、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち、麻布まふ盛岡もりおか町まち、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち1〜3
南麻布みなみあざぶ三さん丁目ちょうめ		麻布まふ本村ほんそん町まちの一部いちぶ、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち、麻布まふ新堀しんぼり町まち、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち、麻布まふ盛岡もりおか町まち、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち1〜3
南麻布みなみあざぶ四よん丁目ちょうめ		麻布まふ本村ほんそん町まちの一部いちぶ、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち、麻布まふ新堀しんぼり町まち、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち、麻布まふ盛岡もりおか町まち、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち1〜3
南麻布みなみあざぶ五ご丁目ちょうめ		麻布まふ本村ほんそん町まちの一部いちぶ、麻布あざぶ東町あずままち、麻布まふ竹谷たけたに町まち、麻布まふ新堀しんぼり町まち、麻布あざぶ富士見ふじみ町まち、麻布まふ広尾ひろお町まち、麻布まふ盛岡もりおか町まち、麻布あざぶ新しん広尾ひろお町まち1〜3

世帯せたい数すうと人口じんこう

2019年ねん（令れい和わ元年がんねん）9月1日にち現在げんざいの世帯せたい数すうと人口じんこうは以下いかの通とおりである^[2]。

丁ひのと目め	世帯せたい数すう	人口じんこう
南麻布みなみあざぶ一いち丁目ちょうめ	2,575世帯せたい	4,275人にん
南麻布みなみあざぶ二に丁目ちょうめ	2,552世帯せたい	4,100人にん
南麻布みなみあざぶ三さん丁目ちょうめ	1,750世帯せたい	3,211人にん
南麻布みなみあざぶ四よん丁目ちょうめ	1,904世帯せたい	3,567人にん
南麻布みなみあざぶ五ご丁目ちょうめ	1,086世帯せたい	2,197人にん
計けい	9,867世帯せたい	17,350人にん

小・中学校しょうちゅうがっこうの学区がっく

区立くりつ小・中学校しょうちゅうがっこうに通かよう場合ばあい、学区がっくは以下いかの通とおりとなる^[7]。

丁ひのと目め	番地ばんち	小学校しょうがっこう	中学校ちゅうがっこう
南麻布みなみあざぶ一いち丁目ちょうめ	1〜2番ばん 25〜27番ばん	港みなと区立くりつ本村ほんそん小学校しょうがっこう	港みなと区立くりつ高陵こうりょう中学校ちゅうがっこう
南麻布みなみあざぶ一いち丁目ちょうめ	その他た	港みなと区立くりつ東町ひがしまち小学校しょうがっこう	港みなと区立くりつ六本木ろっぽんぎ中学校ちゅうがっこう
南麻布みなみあざぶ二に丁目ちょうめ	2～8番ばん 10～13番ばん	港みなと区立くりつ東町ひがしまち小学校しょうがっこう	港みなと区立くりつ六本木ろっぽんぎ中学校ちゅうがっこう
南麻布みなみあざぶ二に丁目ちょうめ	その他た	港みなと区立くりつ本村ほんそん小学校しょうがっこう	港みなと区立くりつ高陵こうりょう中学校ちゅうがっこう
南麻布みなみあざぶ三さん丁目ちょうめ	全域ぜんいき
南麻布みなみあざぶ四よん丁目ちょうめ	全域ぜんいき
南麻布みなみあざぶ五ご丁目ちょうめ	全域ぜんいき	港みなと区立くりつ笄小学校がっこう

交通こうつう

鉄道てつどう

東京とうきょうメトロ
- 南北線なんぼくせん麻布十番あざぶじゅうばん駅えき（駅えき番号ばんごうN-04）1番ばん出入口でいりぐち下車げしゃ
- 日比谷線ひびやせん広尾ひろお駅えき（駅えき番号ばんごうH-03）5番ばん出入口でいりぐち下車げしゃ
都営地下鉄とえいちかてつ
- 大江戸おおえど線せん麻布十番あざぶじゅうばん駅えき（駅えき番号ばんごうE-22）7番ばん出入口でいりぐち下車げしゃ

路線ろせんバス

都営とえいバス
- 古川ふるかわ橋きょう停留所ていりゅうじょ
- 四よんノ橋はし停留所ていりゅうじょ
- 光林寺こうりんじ停留所ていりゅうじょ
- 天現寺てんげんじ橋きょう停留所ていりゅうじょ
- 三さんノ橋はし停留所ていりゅうじょ
- 二にノ橋きょう停留所ていりゅうじょ
- 仙台せんだい坂ざか下しも停留所ていりゅうじょ
- 仙台せんだい坂上さかがみ停留所ていりゅうじょ
- 元もと麻布まふ二に丁目ちょうめ停留所ていりゅうじょ
- 愛育あいいく病院びょういん前ぜん停留所ていりゅうじょ
- 広尾ひろお橋きょう停留所ていりゅうじょ
- 日赤にっせき医療いりょうセンター下しも停留所ていりゅうじょ

道路どうろ

東京とうきょう都道とどう415号ごう高輪たかなわ麻布まふ線せん - 二にの橋はし交差点こうさてん～古川ふるかわ橋きょう交差点こうさてん
東京とうきょう都道とどう416号ごう古川ふるかわ橋きょう二に子し玉川たまがわ線せん（明治めいじ通どおり） - 天現寺てんげんじ橋きょう交差点こうさてん～古川ふるかわ橋きょう交差点こうさてん
東京とうきょう都道とどう418号ごう北品川きたしながわ四谷よつや線せん（外苑がいえん西にし通どおり） - 日赤にっせき病院びょういん下か交差点こうさてん～天現寺てんげんじ橋きょう交差点こうさてん手前てまえ

施設しせつ