司会は引き立て役、縁の下の力持ちとして、イベントを「始め、進め、まとめ、終わらせる」役割を担う。司会は独善的にならず、出席者におもねらず、公平な判断が要求される。放送番組では、笑わせたり世辞で引き立てる「道化役」としての司会もある。
司会の役割は、時間を管理してイベントを予定通り進行させる、イベントの出席者を参加者に紹介する、出席者の発言を引き出す、会場の雰囲気を演出するなどが挙げられ、会議で司会が議長以上の権限でリーダーとして運営する場合は、公平さを保ちつつ発言を統制して会議をまとめることが求められる。
- 佐分利重哉『司会の実例百科』池田書店〈イケダ・ブックス258〉、1969年。