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図書寮 - Wikipedia

図書としょりょう(ずしょりょう)は、日本にっぽん律令制りつりょうせいにおいて中務なかつかさしょうぞくする機関きかんひとつである。また、明治めいじ以後いごみや内省ないせいにも同名どうめい機関きかん設置せっちされた。

職掌しょくしょう

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図書としょりょうだいいち職掌しょくしょう国家こっか蔵書ぞうしょ管理かんりすることで現在げんざいでいう国立こくりつ図書館としょかん役割やくわりになっていた。またそれに付属ふぞくして儒教じゅきょう仏教ぶっきょう経典きょうてん仏像ぶつぞうなども管理かんりしていた。管理かんり事務じむ補助ほじょするため書物しょもつうつうつし書手かきて書物しょもつ装丁そうていおこなそう潢手ぞくしていた。さらにせん事業じぎょう職掌しょくしょうひとつと『養老ようろうれい』にあげられている。実際じっさいせん事業じぎょうはその都度つど機構きこうせん国史こくししょ)をもうけて事務じむおこなっていた(また、せん必要ひつよう公文書こうぶんしょ記録きろくるいあつめられたのが内記ないきそとであったということも図書としょりょうせん事業じぎょうかかわらなかった理由りゆうとしてげられる)。また図書としょ管理かんり平安へいあん時代じだいにはしょしょうちしょしょ一本いっぽんしょしょなどの機関きかん実権じっけんうばわれ形骸けいがいした。 図書としょりょうだい職掌しょくしょうかみすみふでなどの製造せいぞうおこなうことである。のちの図書としょりょう業務ぎょうむはこれが中心ちゅうしんになった。

江戸えど時代じだいには、天保てんぽう12ねん(1841ねん)8がつに、江戸えど幕府ばくふ正史せいし実紀みき』(通称つうしょう徳川とくがわ実紀みき』)の編集へんしゅう主幹しゅかんであるおく儒者じゅしゃ成島なりしま司直しちょく図書としょあたまにんじられている。

紙屋かみやいん

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紙屋かみやいん(かみやいん)は図書としょりょう別所べっしょ付属ふぞく機関きかん)でかみ製造せいぞうおも任務にんむとしていた。設備せつびがととのった9世紀せいきには良質りょうしつかみ製造せいぞうし「紙屋かみや」としょうされた。しなかみ実務じつむにあたった。

職員しょくいん

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  • 使つかい
  • ちょくひのと
  • うつし書手かきて
  • そう潢手
  • みやつこしゅ
  • みやつこすみしゅ
  • みやつこひつしゅ
  • かみ

みや内省ないせい図書としょりょう

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明治めいじ時代じだいみや内省ないせい一部いちぶきょくとしてかれた。図書としょあたまちょうとして皇統こうとう実録じつろくなどの編纂へんさんおよ管理かんり皇室こうしつ典範てんぱんなどの皇室こうしつ関連かんれん法令ほうれい正本しょうほん貴重きちょう宮中きゅうちゅう保管ほかん書籍しょせき管理かんりなどをおこなった。1949ねん昭和しょうわ24ねん)、しょりょうりょう統合とうごうされて宮内庁くないちょうしょりょうとなった。

関連かんれん項目こうもく

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