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大島徹 - Wikipedia
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大島おおしま徹とおる

日本にっぽんの研究けんきゅう者しゃ

大島おおしま 徹とおる（おおしま とおる、1958年ねん(昭和しょうわ33年ねん[1]- ）はバイオメカニクス、ロボット工学こうがくを専門せんもんとする日本にっぽんの研究けんきゅう者しゃ。富山県立大学とやまけんりつだいがく教授きょうじゅ[2]、工学こうがく博士はかせ（東京電機大学とうきょうでんきだいがく）[5]。二に関節かんせつ筋すじのモデル化かや工学こうがく応用おうように貢献こうけん。特とくに腓腹筋ひふくきんに着目ちゃくもくしたパンタグラフ機構きこうによる跳躍ちょうやくロボットや、二に関節かんせつ筋すじによる上肢じょうし・下肢かしの機能きのう別べつ実効じっこう筋力きんりょく評価ひょうかなどで実績じっせきを持もつ[6][7][12]。

大島おおしま 徹とおる
人物じんぶつ情報じょうほう
生誕せいたん 1958年ねん[1]
出身しゅっしん校こう 東京電機大学とうきょうでんきだいがく
学問がくもん
研究けんきゅう分野ぶんや ロボット工学こうがく、福祉ふくし工学こうがく、バイオメカニクス
研究けんきゅう機関きかん 東京とうきょう都と補ほ装具そうぐ研究所けんきゅうじょ[2][注釈ちゅうしゃく 1]
富山県立大学とやまけんりつだいがく
博士はかせ課程かてい指導しどう教員きょういん 斎藤さいとう之の男おとこ（指導しどう）
藤井ふじい澄きよし二に（主査しゅさ）
博士はかせ課程かてい指導しどう学生がくせい 藤川ふじかわ智彦ともひこ[4]
学位がくい 工学こうがく博士はかせ（東京電機大学とうきょうでんきだいがく）[5]
主おもな業績ぎょうせき 腓腹筋ひふくきんに着目ちゃくもくした跳躍ちょうやくロボット[6]
二に関節かんせつ筋すじの機能きのう別べつ実効じっこう筋力きんりょく評価ひょうか[7]
影響えいきょうを受うけた人物じんぶつ 熊本くまもと水すい瀬せ
影響えいきょうを与あたえた人物じんぶつ 鳥海とりうみ清司せいじ[8]
学会がっかい 日本にっぽん機械きかい学会がっかい、精密せいみつ工こう学会がっかい、日本にっぽんロボット学会がっかい、ライフサポート学会がっかい、バイオメカニズム学会がっかい[9]
主おもな受賞じゅしょう歴れき 日本にっぽん機械きかい学会がっかい畠山はたけやま賞しょう[10][注釈ちゅうしゃく 2]
公式こうしきサイト
機能きのうロボティクス講座こうざ 教授きょうじゅ / 大島おおしま 徹とおる
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来歴らいれき・人物じんぶつ

編集へんしゅう

大島おおしまは1981年ねん3月がつに東京電機大学とうきょうでんきだいがく工学部こうがくぶ精密せいみつ機械きかい工学科こうがっかを卒業そつぎょう[1][10]。同どう大学だいがくの大学院だいがくいんに一いち期生きせいとして進学しんがくし[13]、1983年ねんに修士しゅうし課程かていを修了しゅうりょうする[2]。斉藤さいとう之の男おとこの下したで生体せいたい形状けいじょうの3次元じげん形状けいじょう測定そくていシステムの研究けんきゅうに取とり組くみ、博士はかせ論文ろんぶんの主査しゅさは藤井ふじい澄きよし二にが担当たんとうした[13][5]。博士はかせ課程かていを単位たんい取得しゅとく満期まんき退学たいがくして東京とうきょう都と補ほ装具そうぐ研究所けんきゅうじょ[注釈ちゅうしゃく 1]に就職しゅうしょくして1年ねん後ごの1987年ねん3月がつ[5]に学位がくいを取得しゅとくする[13]。予備よび審査しんさから1年ねん7か月げつ後ごのことであった[13]。

その後ご、新設しんせつされた富山県立大学とやまけんりつだいがくの学長がくちょうを務つとめていた藤井ふじい澄きよし二にから声こえがかかり[13]、1990年ねんに同どう大学だいがく工学部こうがくぶ機械きかいシステム工学科こうがっか講師こうしとして赴任ふにんする（1992年ねんに助教授じょきょうじゅへ昇進しょうしん）[2]。大島おおしまはバイオメカニクス（生体せいたい力学りきがく）、福祉ふくし工学こうがく、ロボット工学こうがくを専門せんもんとし、二に関節かんせつ筋すじのモデル化かや工学こうがく応用おうようの研究けんきゅうに取とり組くむ[6][7][12][14]。

特とくに腓腹筋ひふくきんに着目ちゃくもくし、動物どうぶつの下腿かたいの筋すじ配置はいちをパンタグラフ機構きこうに置おき換かえたモデルを考案こうあん。跳躍ちょうやく運動うんどうにおける作用さようをシミュレーションや実機じっきで検証けんしょうした。さらに4本ほん足あしの動物どうぶつ型がたロボットを製作せいさくし、体長たいちょう50cm、体重たいじゅう3kgのロボットで高たかさ20cm、距離きょり50cmの跳躍ちょうやくを成功せいこうさせている[15]。

また、車椅子くるまいすをこぐ上肢じょうしの動作どうさ[16]や下腿かたいの接触せっしょく動作どうさについて、二に関節かんせつ筋すじのモデル化か[17]や筋力きんりょくと操作そうさ力りょくの推定すいていを行おこなうとともに、リハビリテーションや福祉ふくし機器きき開発かいはつへの応用おうよう進すすめている[7][12]。2006年ねんから工学部こうがくぶ知能ちのうデザイン工学科こうがっか教授きょうじゅ[2][18][13]。2019年ねん1月がつ現在げんざいは知能ちのうロボット工学科こうがっか教授きょうじゅ[19]。

著作ちょさく

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学位がくい論文ろんぶん

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著書ちょしょ

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（分担ぶんたん執筆しっぴつ）

解説かいせつ

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ a b 東京とうきょう都と補ほ装具そうぐ研究所けんきゅうじょは、1971年ねんに東京とうきょう都とに設置せっちされた研究所けんきゅうじょ[3]。
  2. ^ 畠山はたけやま賞しょうは高こう専せん、大学だいがくの機械きかい系けい学科がっかの卒業生そつぎょうせいのうち、学科がっかで1名めい、人格じんかく・学力がくりょくともに優秀ゆうしゅうな学生がくせいに授与じゅよされる[11]。
  3. ^ 共著きょうちょ者しゃ - 畠はたけ直輝なおき、内山うちやま靖やすし、福井ふくい努つとむ、大島おおしま徹とおる、安部あべ友和ともかず、相澤あいざわ高治たかじ、石井いしい慎一郎しんいちろう。

出典しゅってん

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  1. ^ a b c “研究けんきゅう者しゃ(3) 知能ちのうデザイン工学科こうがっか 知能ちのうシステム学がく講座こうざ 教授きょうじゅ 大島おおしま徹とおる” (PDF). 研究けんきゅう者しゃ紹介しょうかい. 富山県立大学とやまけんりつだいがく. 2015年ねん11月21日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b c d e 藤川ふじかわ・大島おおしま 2010, p. 681.
  3. ^ 鈴木すずき実みのる「研究所けんきゅうじょめぐり 東京とうきょう都と補ほ装具そうぐ研究所けんきゅうじょ」、『人工じんこう臓器ぞうき』第だい12巻かん第だい5号ごう、1983年ねん、 949-950頁ぺーじ。
  4. ^ 藤川ふじかわ智彦ともひこ 『筋すじ群ぐんの協調きょうちょうによる生体せいたい機構きこう制御せいぎょとそのロボットへの応用おうよう』 富山県立大学とやまけんりつだいがく〈博士はかせ論文ろんぶん（甲かぶと第だい5号ごう）〉、1999年ねん3月がつ25日にち。doi:10.11501/3153030。
  5. ^ a b c d 大島おおしま 1987.
  6. ^ a b c 大島おおしま 2006.
  7. ^ a b c d 藤川ふじかわ・大島おおしま 2010.
  8. ^ 大島おおしま徹とおる、百ひゃく生なま登とう、藤川ふじかわ智彦ともひこ、鳥海とりうみ清司せいじ、小柳こやなぎ健一けんいち、松野まつの隆幸たかゆき「動物どうぶつの脚あし機構きこうを模倣もほうしたリンク機構きこうによる跳躍ちょうやくの実現じつげん」、『精密せいみつ工こう学会がっかい誌し』第だい74巻かん第だい4号ごう、2008年ねん、 416-420頁ぺーじ。
  9. ^ 大島おおしま 2006, p. 440.
  10. ^ a b “昭和しょうわ55年度ねんど日本にっぽん機械きかい学会がっかい畠山はたけやま賞しょう受賞じゅしょう者しゃ” (PDF). 日本にっぽん機械きかい学会がっかい. 2015年ねん11月21日にち閲覧えつらん。
  11. ^ “日本にっぽん機械きかい学会がっかい畠山はたけやま賞しょう”. 日本にっぽん機械きかい学会がっかい. 2015年ねん11月21日にち閲覧えつらん。[リンク切きれ]
  12. ^ a b c 大島おおしま 2007.
  13. ^ a b c d e f 大島おおしま徹とおる「藤井ふじい先生せんせいを偲しのんで」『富山県立大学とやまけんりつだいがくニュース』第だい69号ごう、2004年ねん、3頁ぺーじ。 
  14. ^ 大島おおしま 1997.
  15. ^ 「『ロボット』」、『日本にっぽん機械きかい学会がっかい誌し』第だい109巻かん第だい1051号ごう、2006年ねん6月がつ、 i頁ぺーじ（カラーページ）。
  16. ^ 大島おおしま徹とおる、鳥海とりうみ清司せいじ、藤川ふじかわ智彦ともひこ、熊本くまもと水すい頼よりゆき「一いち関節かんせつ筋すじおよび二に関節かんせつ筋すじを含ふくむ筋すじ座標ざひょう系けいによる機能きのう別べつ実効じっこう筋力きんりょく評価ひょうか―手動しゅどう車くるまいすの駆動くどう力りょくの推定すいてい」、『精密せいみつ工学こうがく会誌かいし論ろん文集ぶんしゅう』第だい71巻かん第だい8号ごう、2005年ねん、 1041-1045頁ぺーじ。
  17. ^ 大島おおしま徹とおる、鳥海とりうみ清司せいじ、藤川ふじかわ智彦ともひこ、熊本くまもと水すい頼よりゆき「一いち関節かんせつ筋すじおよび二に関節かんせつ筋すじを含ふくむ筋すじ座標ざひょう系けいによる機能きのう別べつ実効じっこう筋力きんりょく評価ひょうか―脚あしの筋力きんりょくトレーニングによる出力しゅつりょく分布ぶんぷ特性とくせいの実験じっけん的てき検証けんしょう」、『精密せいみつ工学こうがく会誌かいし論ろん文集ぶんしゅう』第だい71巻かん第だい9号ごう、2005年ねん、 1163-1167頁ぺーじ。
  18. ^ 大島おおしま 2007, p. 309.
  19. ^ “機能きのうロボティクス講座こうざ 教授きょうじゅ / 大島おおしま 徹とおる”. 知能ちのうロボット工学科こうがっか 教員きょういん紹介しょうかい. 富山県立大学とやまけんりつだいがく. 2019年ねん1月がつ2日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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