宝井たからい馬琴ばきん

宝井たからい 馬琴ばきん（たからい ばきん）は、講談こうだん師しの名跡みょうせき。寶井たからい 馬琴ばきんとも表記ひょうき。三さん代目だいめまでは東ひがし流りゅう斎とき。現在げんざいは空あき名跡みょうせき。

• 初代しょだい東ひがし流りゅう斎とき馬琴ばきん（1801年ねん - 1857年ねん10月6日にち） - 本名ほんみょう：吉田よしだ 常吉つねきち。前身ぜんしんは江戸えど神田かんだ版木はんぎ屋やの倅せがれとも、備前びぜんの浪人ろうにんとも。二に代目だいめ森川もりかわ馬谷うまだにの弟子でしで、曲亭馬琴きょくていばきんに因ちなんでこの名なを名付なづけた。軍談ぐんだんを柔やわらかく演えんじ江戸えどで女性じょせいに人気にんきを取とる。晩年ばんねん大坂おおさかに移うつり多おおくの弟子でしを育そだてた。文才ぶんさいが優すぐれ博識はくしきであった。大坂おおさかで客死かくし。二に代目だいめは娘むすめ婿むこ。墓所はかしょは東京とうきょう都と台東たいとう区く鳥越とりこし二に丁目ちょうめ信しんじ入院にゅういん、戒名かいみょうは釈教しゃっきょう道どう居士こじ。
• 二に代目だいめ東ひがし流りゅう斎とき馬琴ばきん - 初代しょだい東ひがし流りゅう斎とき馬琴ばきんの娘むすめ婿むこで高弟こうてい。最初さいしょは初代しょだい宝井たからい琴きん調ちょうといい、通称つうしょう「琴きん調ちょう馬琴ばきん」。墓所はかしょは初代しょだいと同おなじ信しんじ入院にゅういん。
• 三さん代目だいめ東ひがし流りゅう斎とき馬琴ばきん（1827年ねん - 1869年ねん） - 二代目東流斎馬琴に入門にゅうもんし「調しらべ窓まど」、初代しょだい西尾にしお麟慶、初代しょだい宝井たからい琴きん凌しのげを経へて三さん代目だいめ東ひがし流りゅう斎とき馬琴ばきんを襲名しゅうめい。実子じっしの長男ちょうなんが四よん代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん、次男じなんが二に代目だいめ西尾にしお麟慶。力士りきし伝でんを得意とくいとした。

4代目だいめ

本名ほんみょう：小金井こがねい 三さん次じ郎ろう（こがねい さんじろう）、1853年ねん2月がつ4日にち（嘉よしみ永ひさし5年ねん12月26日にち） - 1928年ねん（昭和しょうわ3年ねん）12月27日にち。享年きょうねん76。

• 3代目だいめは実みの父ちち。12歳さいで初はつ高座こうざ。父ちち死後しご初代しょだい西尾にしお麟慶の門下もんかで慶けい豊ゆたか、小しょう麟慶、調しらべ窓まどを経へて1899年ねん（明治めいじ32年ねん）に父ちちの名なである2代目だいめ琴きん凌しのげから襲名しゅうめいし真打しんうち。記憶きおく力りょく、知識ちしきで軍談ぐんだん・文芸ぶんげい物ぶつの名手めいしゅで名物めいぶつ男おとこ、渾名あだな（あだな）を「雪ゆき降ぶりのチンコロ」。真打しんうち昇進しょうしん間あいだもない頃ころの様子ようすを夏目なつめ漱石そうせきの「硝子がらす戸どの中なか」の中なかでもこの4代目だいめ馬琴ばきんのことが書かかれている。また永井ながい荷風かふうも「いつも元気げんきよく高座こうざにてしゃべる事こと如何いかにも愉快ゆかいさうに見みえ聞きく人ひと自みずから愉快ゆかいになる」と絶賛ぜっさんしている。亡なくなる1928年ねんまで都と新聞しんぶんに239回かいにわたり「講談こうだん界かい昔話むかしばなし」のコラムを掲載けいさい。
• 幼少ようしょうより武芸ぶげいを好このみ、野見のみ錠じょう次じ郎ろうから直心ひたごころ影かげ流りゅう剣術けんじゅつの免許めんきょを受うけている。また福田ふくだ源太郎げんたろうから楊心流りゅう柔術じゅうじゅつ、青柳あおやぎ正三郎しょうざぶろうから小笠原おがさわら流りゅう弓術きゅうじゅつを学まなんでいる。
• 弟子でしに馬場ばば光陽こうようら。

5代目だいめ

五ご代目だいめ 宝井たからい（たからい） 馬琴ばきん（ばきん）
五ご代目だいめ馬琴ばきん（1955年ねん）
本名ほんみょう	大岩おおいわ（おおいわ） 喜三郎きさぶろう（きさぶろう）
生年月日せいねんがっぴ	1903年ねん11月9日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1985-10-26) 1985年ねん10月26日にち（81歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・愛知あいち県けん内海うつみ町まち
師匠ししょう	四よん代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん
弟子でし	宝井たからい琴きん梅うめ 宝井たからい琴きん桜さくら 四よん代目だいめ宝井たからい琴きん調ちょう
名跡みょうせき	1. 宝井たからい琴きん桜さくら （1925年ねん - ？） 2. 宝井たからい琴きん鶴づる （？ - 1934年ねん） 3. 五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん （1934年ねん - 1985年ねん）
活動かつどう期間きかん	1925年ねん - 1985年ねん
活動かつどう内容ないよう	講談こうだん師し
家族かぞく	五ご代目だいめ一いち龍りゅう斎ひとし貞丈さだたけ（従兄弟いとこ） 初はつ代山だいやま遊ゆう亭てい金太郎きんたろう（従兄弟いとこ）
受賞じゅしょう歴れき
文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう優秀ゆうしゅう賞しょう（1972年ねん） 芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょう（1978年ねん）

五ご代目だいめ 宝井たからい 馬琴ばきん（1903年ねん11月9日にち - 1985年ねん10月26日にち）は、講談こうだん師し。本名ほんみょう：大岩おおいわ 喜三郎きさぶろう。

経歴けいれき

1903年ねん11月、愛知あいち県けん内海うつみ町まちに生うまれる。

1925年ねんに四よん代目だいめ宝井たからい馬琴ばきんに入門にゅうもんし宝井たからい琴きん桜さくらを名乗なのる。その後ご宝井たからい琴きん鶴づるに改名かいめい。

1930年ねんに異例いれいの早はやさで真打しんうち昇進しょうしん。1934年ねん1月がつ、五ご代目だいめ宝井たからい馬ば琴きんを襲名しゅうめい。

1972年ねんに文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう優秀ゆうしゅう賞しょうを受賞じゅしょう。1978年ねんに芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょうを受賞じゅしょう。

1985年ねん10月26日にち死去しきょ。墓所はかしょは文京ぶんきょう区く吉祥寺きちじょうじ。戒名かいみょうは「文徳ふみのり院いん一公かずきみ琴きん談だん居士こじ」。

芸歴げいれき

• 1925年ねん - 四よん代目だいめ宝井たからい馬琴ばきんに入門にゅうもん、「琴きん桜さくら」を名乗なのる。
• 「琴きん鶴づる」に改名かいめい。
• 1930年ねん - 真打しんうち昇進しょうしん。
• 1934年ねん1月がつ - 「五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん」を襲名しゅうめい。

受賞じゅしょう歴れき

• 1971年ねん - NHK放送ほうそう文化ぶんか賞しょう
• 1972年ねん - 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう優秀ゆうしゅう賞しょう
• 1972年ねん - 紫綬褒章しじゅほうしょう
• 1978年ねん - 芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょう
• 1978年ねん - 放送ほうそう演芸えんげい大賞たいしょう特別とくべつ賞しょう

人物じんぶつ

若わかいときは二に代目だいめ大島おおしま伯はく鶴づるの影響えいきょうを受うけた。

1950年ねん、53年ねん、56年ねん（自民党じみんとう）と参院さんいん選せんの全国ぜんこく区くに立候補りっこうほし落選らくせん。

1971年ねんには天皇てんのうの古希こきを祝いわい、皇居こうきょ内うちで皇族こうぞく方かたに口演こうえんした。天皇てんのうは馬うまに関心かんしんがあることより「寛永かんえい三さん馬術ばじゅつ 曲きょく垣かき平たいら九郎くろう 愛宕山あたごやま出世しゅっせの春はる駒こま｣を演えんじた。

1968年ねん講談こうだん協会きょうかいを設立せつりつし会長かいちょうに就任しゅうにん、1970年ねんに脱退だったいするまで務つとめる。その後ご講談こうだん協会きょうかい分裂ぶんれつから1974年ねん東京とうきょう講談こうだん会かい会長かいちょう、1977年ねん再度さいど脱退だったいを経へて、1980年ねん再さい合同ごうどうにより講談こうだん協会きょうかい会長かいちょうとなる。三さん遊ゆう亭てい圓えん生せい、林家はやしや正蔵しょうぞうの没後ぼつごは明治めいじ生うまれの重鎮じゅうちんとして現役げんえきで活躍かつやくした。1984年ねん10月がつ新宿しんじゅく末広すえひろ亭ていでの「寛永かんえい三さん馬術ばじゅつ」が最後さいごの高座こうざ。

独特どくとくの口調くちょうから「糞くそ詰づまり」という悪口わるぐちがあった。

弟子でし

• 六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん
• 宝井たからい琴きん梅うめ - 十じゅう二に代目だいめ田辺たなべ南みなみ鶴づる門下もんかから移籍いせき
• 宝井たからい琴きん桜さくら - 田辺たなべ一いち鶴づる門下もんかから移籍いせき

移籍いせき

• 宝井たからい琴きん童わらわ - 五ご代目だいめ馬琴ばきん死後しご六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん門下もんか預あずかり

系図けいず

五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん†

六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん†

四よん代目だいめ宝井たからい琴きん柳やなぎ

宝井たからい琴きん星ぼし

五ご代目だいめ宝井たからい琴きん鶴づる

宝井たからい琴きん波は

宝井たからい小しょう琴きん

宝井たからい琴きん嶺みね

五ご代目だいめ宝井たからい琴きん梅うめ

宝井たからい梅うめ福ぶく

宝井たからい一いち凜

二に代目だいめ田辺たなべ鶴づる遊ゆう

四よん代目だいめ宝井たからい琴きん凌しのげ

二に代目だいめ宝井たからい琴きん桜さくら

四よん代目だいめ宝井たからい琴きん調ちょう

家族かぞく

同どう時期じきに活躍かつやくした講釈こうしゃく師しである五ご代目だいめ一いち龍りゅう斎ひとし貞丈さだたけとその弟おとうとの初はつ代山だいやま遊ゆう亭てい金太郎きんたろうは従兄弟いとこに当あたる。

逸話いつわ

漫画まんが家かの長谷川はせがわ町子まちこが倉庫そうことして使つかっていた文京ぶんきょう区く千駄木せんだぎ団子だんご坂ざかの土地とちを「方位ほういが良よい」という理由りゆうで頼たのみ込こんで譲ゆずり受うけ、総そう檜ひのきづくりの「馬琴ばきんガム宮殿きゅうでん」（バッキンガム宮殿きゅうでんのもじり）とも呼よばれた豪邸ごうていを建たてた。その後ご、馬琴ばきんが御前ごぜん口演こうえんをするほど活躍かつやくしたことについて、長谷川はせがわは著書ちょしょ『サザエさんうちあけ話はなし』で「易えきも当あたるんですね」と書かき残のこしている。

著書ちょしょ

• 『西郷さいごう隆盛たかもり 読切よみき講談こうだん』天佑てんゆう書房しょぼう, 1941
• 『宝井たからい馬琴ばきん講談こうだん独演どくえん会かい』(名人めいじんシリーズ) 鱒ます書房しょぼう, 1955
• 『寛永かんえい三さん馬術ばじゅつ』普通ふつう社しゃ, 1962
• 『馬琴ばきん天空てんくうを駈かける 講釈こうしゃく師し・歴史れきしの旅たび』日本にっぽん及日本人にっぽんじん社しゃ、1972
• 『馬琴ばきん関せき八はち州しゅうを行いく 講釈こうしゃく師し・歴史れきしの旅たび』一公かずきみ塾じゅく, 1973
• 『馬琴ばきん六ろく十じゅう余よ州しゅうを歩あるく 講釈こうしゃく師し・歴史れきしの旅たび』一公かずきみ塾じゅく, 1974
• 『馬琴ばきん蝦夷えぞから南みなみへ 講釈こうしゃく師し・歴史れきしの旅たび』一公かずきみ塾じゅく, 1976
• 『馬琴ばきん神代かみよから維新いしんへ 講釈こうしゃく師し・歴史れきしの旅たび』一公かずきみ塾じゅく, 1978
• 『わが師し・わが友とも・わが芸道げいどう : 五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん遺稿いこう』川戸かわと貞吉さだきちき手きて. 六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん, 1991

6代目だいめ

六ろく代目だいめ 宝井たからい（たからい） 馬琴ばきん（ばきん）
本名ほんみょう	山梨やまなし（やまなし） 務つとむ（つとむ）
生年月日せいねんがっぴ	1935年ねん9月13日にち
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(2015-09-25) 2015年ねん9月25日にち（80歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・静岡しずおか県けん清水しみず市し
師匠ししょう	五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん
弟子でし	四よん代目だいめ宝井たからい琴きん柳やなぎ 宝井たからい琴きん星ぼし 宝井たからい琴きん嶺みね
名跡みょうせき	1. 三さん代目だいめ宝井たからい琴きん調ちょう （1959年ねん - 1966年ねん） 2. 四よん代目だいめ宝井たからい琴きん鶴づる （1966年ねん - 1987年ねん） 3. 六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん （1987年ねん - 2015年ねん）
活動かつどう期間きかん	1959年ねん - 2015年ねん
活動かつどう内容ないよう	講談こうだん師し
受賞じゅしょう歴れき
文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう優秀ゆうしゅう賞しょう（1976年ねん、1984年ねん） 浅草あさくさ芸能げいのう大賞たいしょう奨励しょうれい賞しょう（1988年ねん） 文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう（1991年ねん） 芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょう（1998年ねん） 紫綬褒章しじゅほうしょう（1999年ねん）
備考びこう
講談こうだん協会きょうかい会長かいちょう（2006年ねん - 2010年ねん）

六ろく代目だいめ 宝井たからい 馬琴ばきん（たからい ばきん、1935年ねん（昭和しょうわ10年ねん）9月13日にち - 2015年ねん（平成へいせい27年ねん）9月25日にち）は、日本にっぽんの講談こうだん師し。静岡しずおか県けん清水しみず市し（現げん：静岡しずおか市し清水しみず区く）出身しゅっしん。本名ほんみょう∶山梨やまなし 務つとむ。

経歴けいれき

1959年ねん、明治大学めいじだいがく文学部ぶんがくぶ英えい米べい文学ぶんがく科かを卒業そつぎょう。学生がくせい時代じだいにはラジオ東京とうきょうの「しろうと寄席よせ」に出演しゅつえん経験けいけんがある。

大学だいがく卒業そつぎょうと同時どうじに五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきんに入門にゅうもん。三さん代目だいめ琴きん調ちょうを名乗なのる。1966年ねん、真打しんうちに昇進しょうしんし、四よん代目だいめ琴きん鶴づるに改名かいめい。

1976年ねんと1984年ねんには、文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう優秀ゆうしゅう賞しょうを受賞じゅしょう。1987年ねん、六ろく代目だいめ宝井たからい馬ば琴きんを襲名しゅうめい。

1980年ねん、放送ほうそう演芸えんげい大賞たいしょう講談こうだん部門ぶもん賞しょう受賞じゅしょう。1988年ねん、浅草あさくさ芸能げいのう大賞たいしょう奨励しょうれい賞しょう受賞じゅしょう。1991年ねん、文化庁ぶんかちょう芸術げいじゅつ祭さい賞しょう受賞じゅしょう。1998年ねん、芸術げいじゅつ選奨せんしょう文部もんぶ大臣だいじん賞しょう受賞じゅしょう。1999年ねん、紫綬褒章しじゅほうしょう受章じゅしょう。また、2006年ねんから10年ねんまで講談こうだん協会きょうかい会長かいちょうなどの要職ようしょくを歴任れきにんした。

2015年ねん9月がつ25日にち、前立腺ぜんりつせんがんのため死去しきょ。80歳さい没ぼつ。

人物じんぶつ

「埼玉さいたま英傑えいけつ伝でん」「いま甦よみがえる名将めいしょうのはなし」などの著書ちょしょがある。

ゲーム「ジャンピングフラッシュ!」のナレーションを担当たんとうした。

1982年ねんから1986年ねんまでNHK-FMで放送ほうそうされた、ロックミュージシャンの半生はんせいを講談こうだん調ちょうで語かたる異色いしょく番組ばんぐみ「ロック講談こうだん」（作さく・構成こうせい 大伴おおとも良則よしのり）の講談こうだんを担当たんとうした。

芸歴げいれき

• 1959年ねん - 五ご代目だいめ宝井たからい馬琴ばきんに入門にゅうもん、「三さん代目だいめ宝井たからい琴きん調ちょう」を名乗なのる。
• 1966年ねん - 真打しんうち昇進しょうしん、「四よん代目だいめ宝井たからい琴きん鶴づる」に改名かいめい。
• 1987年ねん - 「六ろく代目だいめ宝井たからい馬琴ばきん」を襲名しゅうめい。

著書ちょしょ

• 『講釈こうしゃく師し見みてきたような…』海南かいなん書房しょぼう, 1987
• 『講釈こうしゃく師し足あしで綴つづる戦国せんごくドラマの旅たび』象山ぞうざん社しゃ, 1989
• 『道みちは講釈こうしゃくに通つうず 馬琴ばきんの芸談げいだん余話よわ』柏かしわ樹いつき社しゃ, 1991
• 『「社長しゃちょう」革新かくしん50の心得こころえ 会社かいしゃ活性かっせい化かの基本きほん戦略せんりゃく』梶原かじはら豊ゆたか共著きょうちょ. 評言ひょうげん社しゃ, 1995
• 『埼玉さいたま英傑えいけつ伝でん』さきたま出版会しゅっぱんかい, 1998

弟子でし

• 四よん代目だいめ宝井たからい琴きん柳やなぎ - 六ろく代目だいめ小金井こがねい芦あし州しゅう門下もんかから移籍いせき
• 宝井たからい琴きん星ぼし
• 宝井たからい琴きん嶺みね

脚注きゃくちゅう

外部がいぶリンク

• “長谷川はせがわ町子まちこ所有しょゆうの土地とちを買かって豪邸ごうていを建たてた宝井たからい馬琴ばきん”. 文春ぶんしゅん写真しゃしん館かん. 文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう (2013年ねん7月がつ22日にち). 2016年ねん12月15日にち閲覧えつらん。
• 宝井たからい馬琴ばきん（五ご代目だいめ） - NHK人物じんぶつ録ろく