(Translated by https://www.hiragana.jp/)
富山平野 - Wikipedia

富山平野とやまへいや(とやまへいや、えい: Toyama Plain)は、富山とやまけん位置いちする富山湾とやまわんめんする扇状地せんじょうちふくあいからなる平野へいやである[1] [2]

富山平野とやまへいや地形ちけい
 
富山平野とやまへいや

広義こうぎ富山平野とやまへいやは、ひがし黒部川くろべがわ扇状地せんじょうち黒部くろべ扇状地せんじょうち黒部川くろべがわ扇状地せんじょうち)、西にし庄川しょうがわ扇状地せんじょうちにまでおよび、その中央ちゅうおうにある呉羽くれは丘陵きゅうりょう呉羽山くれはやま丘陵きゅうりょう)でおおきく二分にぶんされ、東側ひがしがわ東平野ひがしひらの西側にしがわ西平野にしひらのという[1][2]。あるいはさんふんして、砺波となみ平野へいや狭義きょうぎ富山平野とやまへいや黒部川くろべがわ扇状地せんじょうちけられる[3]

富山湾とやまわん水深すいしんふか海底かいてい勾配こうばいきゅうであるため、河川かせんからの土砂どしゃ海底かいていしずんだり沿岸えんがんりゅうながされて三角州さんかくす発達はったつさせず、富山平野とやまへいやだい部分ぶぶん砂礫されき扇状地せんじょうち構成こうせいされている[2]

旧石器時代きゅうせっきじだい該当がいとうする遺跡いせき多数たすう発見はっけんされており、ハナイズミモリウシおよびバイソンぞくヤベオオツノジカヘラジカナウマンゾウオオヤマネコトラヒグマなどの現在げんざい日本にっぽん列島れっとうには生息せいそくしていないなか大型おおがた動物どうぶつ富山平野とやまへいや多数たすう生息せいそくしていたとおもわれ、当時とうじ人類じんるいによる狩猟しゅりょう対象たいしょうにされていた可能かのうせいたか[4]

広義こうぎ富山平野とやまへいやのうち、呉羽くれは丘陵きゅうりょう西側にしがわには、庄川しょうがわのつくる扇状地せんじょうちである砺波となみ平野へいや海岸かいがん三角州さんかくすせい低地ていちである射水いみず平野へいやがある[2]砺波となみ平野へいやむら景観けいかん居村いむら)でられている[2]庄川しょうがわ扇状地せんじょうち発達はったつしているために小矢部川おやべがわはその西側にしがわされる地形ちけいになっている[1]。また、射水いみず平野へいやにはかつて放生津ほうじょうづかたというかたがありてい湿地しっちふく[2]

なお、呉羽くれは丘陵きゅうりょう西側にしがわにある台地だいち境野新さかいのしん台地だいちという。

呉羽くれは丘陵きゅうりょう東側ひがしがわには、常願寺川じょうがんじがわおよ神通川じんづうがわ扇状地せんじょうちとそのうみがわにある低地ていちふく狭義きょうぎ富山平野とやまへいやと、黒部川くろべがわ片貝川かたかいかわ早月川はやつきがわきゅう勾配こうばい扇状せんじょう地域ちいきである新川しんかわ平野へいやけられる[2]

狭義きょうぎ富山平野とやまへいやはさらに常願寺川じょうがんじがわ扇状地せんじょうち神通川じんづうがわ扇状地せんじょうち富山とやま低地ていちなどに細分さいぶんされる。

脚注きゃくちゅう

編集へんしゅう
  1. ^ a b c 深井ふかい三郎さぶろう富山平野とやまへいやとその地形ちけい発達はったつ」『地理ちりがく評論ひょうろんだい31かんだい7ごう日本にっぽん地理ちり学会がっかい、416-429ぺーじ 
  2. ^ a b c d e f g 防災ぼうさい基礎きそ講座こうざ地域ちいき災害さいがい環境かんきょうへん 20. 富山平野とやまへいや”. 国立こくりつ研究けんきゅう開発かいはつ法人ほうじん 防災ぼうさい科学かがく技術ぎじゅつ研究所けんきゅうじょ 自然しぜん災害さいがい情報じょうほうしつ. 2023ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  3. ^ 3.富山平野とやまへいや”. 内閣ないかく官房かんぼう. 2023ねん3がつ30にち閲覧えつらん
  4. ^ あさがらいちこころざし, 2021ねん, だい6かい 先史せんし時代じだいのヒトと自然しぜん, 富山とやま市民しみん大学だいがく 立山たてやま黒部くろべジオパークを

座標ざひょう: 北緯ほくい3640ふん0びょう 東経とうけい13710ふん0びょう / 北緯ほくい36.66667 東経とうけい137.16667 / 36.66667; 137.16667