希望きぼう降任こうにん制度せいど

希望きぼう降任こうにん制度せいど（きぼうこうにんせいど）とは日本にっぽんの公立こうりつの小学校しょうがっこう、中学校ちゅうがっこう、高等こうとう学校がっこうの校長こうちょうや教員きょういんが自みずから教員きょういんの職階しょっかいや職位しょくいの降格こうかくを希望きぼうしてその降格こうかくを認みとめる制度せいど^[1]。また地方自治体ちほうじちたいの役所やくしょの職員しょくいんには希望きぼう降格こうかく制度せいどがあり、同様どうような職位しょくいの降格こうかくを認みとめる制度せいどがある。

概要がいよう

2000年ねん（平成へいせい12年ねん）度どから地方自治体ちほうじちたいの教育きょういく委員いいん会かいによって実施じっしされる制度せいど^[1]。公立こうりつ小学校しょうがっこうから高等こうとう学校がっこうにおいて校長こうちょうを筆頭ひっとうにそれぞれ教員きょういんの職階しょっかいにおいて職務しょくむを担になっている。しかしながらこれらの職務しょくむの責任せきにんを全まっとうできない、健康上けんこうじょう問題もんだいを抱かかえる、家庭かていの事情じじょうなどによって、校長こうちょうや教員きょういんは職階しょっかいの降格こうかくを希望きぼうし、認みとめることを制度せいど化かしたもの^[2]。降任こうにんとして校長こうちょうから教頭きょうとうへ、校長こうちょうから教諭きょうゆへ、教頭きょうとうから教諭きょうゆへ、部ぶ主事しゅじから教諭きょうゆへなど職階しょっかい1段階だんかいや2段階だんかいの例れいがある。職務しょくむの中なかには様々さまざまな教育きょういく問題もんだいと言いわれることへの対処たいしょも含ふくまれる。