常磐ときわ会かい

一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん常磐ときわ会かい（いっぱんしゃだんほうじんときわかい）は、学習がくしゅう院いん女子じょし中ちゅう・高等こうとう科か卒業そつぎょう者しゃの同窓会どうそうかいである。会員かいいんの資格しかくは2年ねん以上いじょう在籍ざいせきすることで、条件じょうけんを満みたせば中退ちゅうたい者しゃでもよい。会員かいいん数すうは1万まん人にん以上いじょう。

会員かいいんの資格しかくはあくまで女子じょし高等こうとう科かの卒業生そつぎょうせいに限かぎり、戦後せんご新設しんせつされた学習院女子短期大学がくしゅういんじょしたんきだいがく（現げん・学習がくしゅう院いん女子じょし大学だいがく）や学習院大学がくしゅういんだいがくだけの卒業生そつぎょうせいは入会にゅうかいを認みとめていない。年としに1回かい、椿山荘ちんざんそうで総会そうかいが開ひらかれる。会員かいいんには年としに２回かいの会報かいほう「常盤ときわ」が送おくられ、５年ねんに１回かいは文集ぶんしゅう『ふかみどり』が編あまれる。

学習がくしゅう院いん女子じょし部ぶには一般いっぱん家庭かていの生徒せいとが数多かずおおく通かようが、常盤ときわ会かいの幹部かんぶには旧きゅう大名だいみょう家かや財閥ざいばつ系けいなどの名家めいか出身しゅっしん者しゃや、代々だいだいにわたって学習がくしゅう院いん女子じょし部ぶに通かよう家庭かていの出身しゅっしん者しゃが就任しゅうにんする傾向けいこうが強つよい。

美智子みちこ妃ひの時ときもそうであったが、皇族こうぞくの妃ひの女官にょかん選えらびは宮内庁くないちょうがすべて常磐ときわ会かいに相談そうだんし、常磐ときわ会かいではほぼ会員かいいんのなかから選えらんでいるとされている。

1959年ねん（昭和しょうわ34年ねん）に正田しょうだ美智子みちこが皇太子こうたいし明仁あきひと親王しんのうに嫁とつぐ時とき、常磐ときわ会かい総裁そうさいだった香こう淳じゅん皇后こうごうと同どう会長かいちょうの松平まつだいら信子のぶこ東宮とうぐう御ご教育きょういく参与さんよら皇族こうぞくや旧きゅう華族かぞく婦女ふじょらが、不快ふかい感かんを露骨ろこつに表あらわして反発はんぱつしていたと、当時とうじ侍従じじゅう職しょくにあった入江いりえ相しょう政せいは日記にっきに記しるしている。しかし、入内じゅだいから数すう年ねん後ごには、当初とうしょは好意こうい的てきであった美智子みちこ東宮とうぐう妃ひに対たいする表現ひょうげんやタッチも、その奔放ほんぽうさや勝かち気きさに対たいする、入江いりえ自身じしんのいささかの不快ふかい感かんや困惑こんわくをも書かき留とめているように変化へんかしている。

外部がいぶリンク

• 一般いっぱん社団しゃだん法人ほうじん常磐ときわ会かい
• 学習がくしゅう院いんホームページ