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弦楽五重奏 - Wikipedia

弦楽げんがく重奏じゅうそう(げんがくごじゅうそう)には、通常つうじょう弦楽げんがくよん重奏じゅうそうだい1ヴァイオリンだい2ヴァイオリン、ヴィオラチェロ)にさらに、ヴィオラをもう1ほんやした編成へんせいと、チェロをもう1ほんやした編成へんせいの2種類しゅるいがある。クラシック音楽おんがく著名ちょめい作曲さっきょくは、複数ふくすう弦楽げんがく重奏じゅうそうきょく作曲さっきょくしていても、このふたつのうちのどちらか一方いっぽう編成へんせいきょくしか作曲さっきょくしていない場合ばあいおおい。なおまれに、通常つうじょう弦楽げんがくよん重奏じゅうそうコントラバスくわえた編成へんせいもある。

演奏えんそうは、既存きそん弦楽げんがくよん重奏じゅうそうだんに、ヴィオラ奏者そうしゃまたはチェロ奏者そうしゃ一人ひとりくわえておこな形態けいたいおおい(弦楽げんがく重奏じゅうそうだん数少かずすくない)。くわわった奏者そうしゃが、だい1・だい2どちらのパートをくかは、まったかれらの任意にんいであり、またどちらがとくおおいという傾向けいこうはない。

弦楽げんがく重奏じゅうそうきょくは、弦楽げんがくよん重奏じゅうそうきょくくらべるとずっとかずすくない。弦楽げんがくよん重奏じゅうそうが、よっつの同族どうぞく楽器がっきによりこうなか低音ていおん絶妙ぜつみょうのバランスがとれるのにくらべ、そこに一本いっぽん楽器がっきくわえることによって、おとのバランスがとりにくく、書法しょほうむずかしくなるからだとわれている。それでもあいらしい、感情かんじょうにうったえる曲想きょくそう作品さくひんおおいのは、後期こうきルネッサンス以降いこう現地げんちによる世俗せぞくきょくマドリガルこえ作品さくひんおおく、すでに其処で劇的げきてき対置たいち効果こうかてき作法さほう見出みいだされていたことによるのかもしれない。

おも弦楽げんがく重奏じゅうそうきょく

編集へんしゅう

ヴィオラが2ほんきょくでは、モーツァルトとブラームスが名高なだかい。ブルックナーのヘ長調ちょうちょうもしばしば演奏えんそうされる。チェロが2ほんきょくでは、シューベルトが名高なだかい。