東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう

東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう（ひがしめいはんじどうしゃどう、英語えいご: HIGASHI-MEIHAN EXPWY）は、愛知あいち県けん名古屋なごや市し中川なかがわ区くの名古屋なごや西にしジャンクション (JCT) から三重みえ県けん津つ市しの伊勢いせ関せきインターチェンジ (IC) へ至いたる高速こうそく道路どうろ（高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどう）である。略称りゃくしょうは東名とうめい阪ばん道みち（ひがしめいはんどう）、東名とうめい阪ばん（ひがしめいはん）など。法令ほうれい上じょうの正式せいしきな路線ろせん名めいは近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや亀山かめやま線せんならびに伊勢線いせせんである。

高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどう （有料ゆうりょう）
E23 東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう
地図ちず
路線ろせん延長えんちょう	55.1 km
制定せいてい年ねん	1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）
開通かいつう年ねん	1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん） - 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）
起点きてん	愛知あいち県けん名古屋なごや市し中川なかがわ区く 名古屋なごや西にしJCT
主おもな 経由けいゆ都市とし	弥富やとみ市し、桑名くわな市し 四日市よっかいち市し、鈴鹿すずか市し、亀山かめやま市し
終点しゅうてん	三重みえ県けん津つ市し 伊勢いせ関せきIC（関せきJCT）
接続せつぞくする 主おもな道路どうろ （記法きほう）	名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せん C2 名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう E1A 伊勢いせ湾岸わんがん自動車じどうしゃ道どう E1A 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ E25 名めい阪ばん国道こくどう E23 伊勢いせ自動車じどうしゃ道どう
■テンプレート（■ノート ■使つかい方かた） ■PJ道路どうろ

高速こうそく道路どうろナンバリングによる路線ろせん番号ばんごうは、伊勢いせ自動車じどうしゃ道どうとともに「E23」が割わり振ふられている。

概要がいよう

四日市よっかいちジャンクション付近ふきん。四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいち東ひがしIC間あいだは2003年ねん（平成へいせい15年ねん）から付加ふか車線しゃせん追加ついかによる片側かたがわ3車線しゃせんの運用うんようを開始かいししている。

連結れんけつしている名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せん・名めい阪ばん国道こくどう・西名阪自動車道にしめいはんじどうしゃどうと一体いったいとなって東海とうかい地区ちくと京阪神けいはんしん圏けんを結むすぶ道路どうろ交通こうつうの大動脈だいどうみゃくの一部いちぶを構成こうせいしている。従したがって、名神めいしん高速こうそく道路どうろのバイパスとしての役割やくわりも担になっている。名神めいしん高速こうそく道路どうろの本格ほんかく的てきなバイパスとして新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろが建設けんせつされた後のちは、それと相互そうご補完ほかんするダブルネットワークを形成けいせいしている。また、高速こうそく道路どうろナンバリング（E23）が共通きょうつうする伊勢いせ自動車じどうしゃ道どうと一いち続つづきの道路どうろとして、道路どうろナンバーに由来ゆらいする国道こくどう23号ごうや国道こくどう1号ごうと共ともに名古屋なごやと三重みえ県けんを結むすぶ大動脈だいどうみゃくを形成けいせいしている。

名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう（略称りゃくしょう : 名めい二に環たまき）については、東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうを延長えんちょうし東名高速道路とうめいこうそくどうろと接続せつぞくするような形かたちで整備せいびが進すすめられた経緯けいいから名古屋なごやIC - 上社かみやしろJCT - 名古屋なごや西にしJCTおよび上社かみやしろJCT - 高針たかばりJCTの区間くかんが暫定ざんてい的てきに東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうとして開通かいつう・供用きょうようされていたが、2011年ねん（平成へいせい23年ねん）3月がつ20日はつかに名古屋なごや南みなみJCT - 高針たかばりJCT間あいだが開通かいつうした際さいに東名とうめい阪ばんから分離ぶんりして新規しんき開業かいぎょう区間くかんと合あわせ「名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう（名めい二に環たまき）」へ変更へんこうされた。

全線ぜんせんを中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ株式会社かぶしきがいしゃ（NEXCO中ちゅう日本にっぽん）が管理かんり・運営うんえいしている。

路線ろせんデータ

• 起点きてん : 愛知あいち県けん名古屋なごや市し中川なかがわ区く（名古屋なごや西にしJCT）（名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せん、名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どうと接続せつぞく）
• 終点しゅうてん : 三重みえ県けん津つ市し芸濃げいのう町まち（伊勢いせ関せきIC）（名めい阪ばん国道こくどうと接続せつぞく）
• 路線ろせん延長えんちょう : 55.1 km
• 道路どうろ規格きかく : 第だい1種しゅ第だい3級きゅう
• 設計せっけい速度そくど : 80 km/h
• 車線しゃせん数すう : 4車線しゃせん（一部いちぶ6車線しゃせん）

路線ろせん名めい

東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうに含ふくまれる路線ろせん名めい・道路どうろ名めいは、下記かきのようになる。

路線ろせん名めい		道路どうろ名めい	区間くかん	備考びこう
近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや大阪おおさか線せん	近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや亀山かめやま線せん	名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう	名古屋なごや南みなみJCT-上社かみやしろJCT - 名古屋なごや西にしJCTおよび名古屋なごやIC - 上社かみやしろJCT
		東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう	名古屋なごや西にしJCT - 伊勢いせ関せきIC（関せきJCT）
	-	名めい阪ばん国道こくどう	亀山かめやまIC - 天理てんりIC	並行へいこうする一般いっぱん国道こくどう自動車じどうしゃ専用せんよう道路どうろ
	近畿きんき自動車じどうしゃ道どう天理てんり吹田すいた線せん	西名阪自動車道にしめいはんじどうしゃどう	松原まつばらJCT - 天理てんりIC
		近畿きんき自動車じどうしゃ道どう	吹田すいたJCT - 松原まつばらIC

一部いちぶの標識ひょうしきでは東名高速道路とうめいこうそくどうろとの誤認ごにんを防ふせぐため「東ひがし名めい阪ばん道みち」「ひがし名めい阪ばん道みち」と、「東ひがし」を小ちいさくしたり平仮名ひらがなにしたりして表示ひょうじされる。

インターチェンジなど

• IC番号ばんごう欄らんの背景はいけい色しょくが■である区間くかんは既すんで開通かいつう区間くかんに存在そんざいする。
• 施設しせつ名めい欄らんの背景はいけい色しょくが■である部分ぶぶんは施設しせつが供用きょうようされていない、休止きゅうし中ちゅう、完成かんせいしていないことを示しめす。なお、未み供用きょうよう施設しせつは仮称かしょうである。
• カッコ内ないの数字すうじは他た路線ろせんの番号ばんごう。IC番号ばんごうは名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう有松ありまつICから連続れんぞくしたものとなっている。
• スマートインターチェンジ (SIC) は背景はいけい色しょく■で示しめす。
• 路線ろせん名めいの特記とっきがないものは市町しちょう道どう。
• バスストップ (BS) のうち、○/●は運用うんよう中ちゅう、◆は休止きゅうし中ちゅうの施設しせつ。無印むじるしはBSなし。
• TBは本線ほんせん料金りょうきん所しょを示しめす。
• PAはパーキングエリア、SAはサービスエリアをそれぞれ示しめす。

IC 番号ばんごう	施設しせつ名めい	接続せつぞく路線ろせん名めい	名古屋なごや西にしから (km)	BS	備考びこう	所在地しょざいち
名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せん
23	名古屋なごや西にしJCT	C2 名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう 国道こくどう302号ごう	0.0	-		愛知あいち県けん	名古屋なごや市し 中川なかがわ区く
24	名古屋なごや西にしIC	県道けんどう40号ごう名古屋なごや蟹江かにえ弥富やとみ線せん	0.8		四日市よっかいち・伊勢いせ方面ほうめんの出入口でいりぐちのみ
	名古屋なごや西にしTB	-	0.8		本線ほんせん料金りょうきん所しょ		あま市し
25	蟹江かにえIC	県道けんどう65号ごう一宮いちのみや蟹江かにえ線せん（西尾にしお張ちょう中央ちゅうおう道どう）	3.6				海部かいふ郡ぐん 蟹江かにえ町まち
26	弥富やとみIC	国道こくどう155号ごう	9.0				弥富やとみ市し
27	長島ながしまIC	県道けんどう7号ごう水郷すいごう公園こうえん線せん 県道けんどう117号ごう多度たど長島ながしま線せん 県道けんどう168号ごう立田たった長島ながしまインター線せん	12.7			三重みえ県けん	桑名くわな市し
28	桑名くわな東ひがしIC	国道こくどう258号ごう	16.0
-	大山田おおやまだPA/SIC	-	17.0		SICは準備じゅんび段階だんかい調査ちょうさ
29	桑名くわなIC	国道こくどう421号ごう	19.9
29-1	四日市よっかいちJCT	E1A 伊勢いせ湾岸わんがん自動車じどうしゃ道どう E1A 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ	23.3	-			四日市よっかいち市し
-	千代田ちよだBS	-	24.2	◆	休止きゅうし中ちゅう
30	四日市よっかいち東ひがしIC	県道けんどう64号ごう上海老かみえび茂福もちぶく線せん	25.8
-	御在所ございしょSA	-	27.2
-	県けんBS	-	29.2	◆	休止きゅうし中ちゅう
31	四日よっか市しIC	国道こくどう477号ごう	32.2
-	西山にしやまBS	-	37.4	◆	休止きゅうし中ちゅう
32	鈴鹿すずかIC	県道けんどう27号ごう神戸こうべ長沢ながそ線せん	41.8				鈴鹿すずか市し
-	鈴鹿すずかTB	-	44.3		本線ほんせん料金りょうきん所しょ、2005年ねん3月13日にちに廃止はいしされた。 2021年ねん7月がつ30日にち、跡地あとちに下くだり線せんのみ臨時りんじの駐車ちゅうしゃ場じょうが整備せいびされた。
32-1	亀山かめやまJCT	E1A 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ（亀山かめやま連絡れんらく路ろ） 鈴鹿すずか亀山かめやま道路どうろ（調査ちょうさ区間くかん）	46.9	-			亀山かめやま市し
-	住山すみやまBS	-	50.0	◆	休止きゅうし中ちゅう
32-2	亀山かめやまPA/SIC	県道けんどう786号ごう亀山かめやま関せき線せん（上のぼり線せん） 市道しどう道どう野の太岡寺たいこうじ側がわ道どう1号線ごうせん（下くだり線せん）	52.1		ハイウェイオアシス併設へいせつ
33	亀山かめやまIC	国道こくどう1号ごう 国道こくどう25号ごう（E25 名めい阪ばん国道こくどう）	53.2		名古屋なごや方面ほうめん出入口でいりぐちのみ
34	伊勢いせ関せきIC/関せきJCT	国道こくどう25号ごう（E25 名めい阪ばん国道こくどう）	55.1		伊勢いせ自動車じどうしゃ道どう伊勢いせ方面ほうめん出入口でいりぐちが名めい阪ばん国道こくどうに直結ちょっけつしている		津つ市し
E23 伊勢いせ自動車じどうしゃ道どう

歴史れきし

1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）4月がつ17日にちに日本道路公団にほんどうろこうだんが管理かんりする一般いっぱん有料ゆうりょう道路どうろの一般いっぱん国道こくどう1号ごうのバイパス道路どうろである東名とうめい阪ばん道路どうろとして四日よっか市しIC - 亀山かめやまIC間あいだが最初さいしょの供用きょうようを開始かいしした。のちに、東名とうめい阪ばん道路どうろの桑名くわなIC - 亀山かめやまIC間あいだが高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどうへ格上かくあげされる運はこびとなって、1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）4月がつ1日にちに高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどうの東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうとなり名めい阪ばん国道こくどう・西名阪自動車道にしめいはんじどうしゃどう・近畿きんき自動車じどうしゃ道どうとともに一本いっぽんの国土こくど開発かいはつ幹線かんせん自動車じどうしゃ道どう（近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや大阪おおさか線せん）になった。2005年ねん（平成へいせい17年ねん）3月13日にちに亀山かめやまICから伊勢いせ関せきIC間あいだ（亀山かめやま直結ちょっけつ線せん）が開通かいつうしたことにより、全線ぜんせん開通かいつうした。

2008年ねん（平成へいせい20年ねん）2月がつ23日にちには新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろが部分ぶぶん開通かいつうして当とう路線ろせんと接続せつぞくしたことにより、東名とうめい豊田とよだJCT - 名神めいしん草津くさつJCT間あいだにおいて名神めいしんの米原まいばらJCT経由けいゆより短絡たんらくするルートの一部いちぶを構成こうせいする事こととなった。このため四よん日にち市しJCT - 亀山かめやまJCT間あいだにおいて想定そうていを上回うわまわる交通こうつうが発生はっせいし、渋滞じゅうたいが慢性まんせい化かするようになった。この状態じょうたいは2019年ねん（平成へいせい31年ねん）3月17日にちにこの区間くかんに並行へいこうする形かたちで新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろが開通かいつうしたことによって解消かいしょうした。

四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCTについて

画像がぞう左ひだり :新名にいな神かみと接続せつぞくする亀山かめやまJCT付近ふきんの渋滞じゅうたい 画像がぞう右みぎ : 四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC間あいだにおける下くだり線せん側がわの渋滞じゅうたい。路線ろせんは一部いちぶ区間くかんで暫定ざんてい3車線しゃせん化かされた。

路肩ろかたに設置せっちされたドライブ・アシスト・ライト。

かつて四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCT間あいだ、特とくに四日市よっかいちICを先頭せんとうとする渋滞じゅうたいが午前ごぜんの下くだり線せん・午後ごごの上のぼり線せんを中心ちゅうしんに頻発ひんぱつしていた。激はげしい場合ばあいには渋滞じゅうたい末尾まつびが下くだり線せんでは桑名くわなIC付近ふきんや伊勢いせ湾岸わんがん道本どうほん線せん上じょうまで、上のぼり線せんでは伊勢いせ道どうの津つICや新名にいな神かみの鈴鹿すずかトンネル付近ふきんまで達たっする事ことがあり、NEXCO中ちゅう日本にっぽんもゴールデンウィーク・お盆ぼんなどの行楽こうらくシーズンや年末年始ねんまつねんしには例年れいねん、最大さいだい30-40 kmの渋滞じゅうたい予測よそくを発表はっぴょうしていた。

これは2008年ねん（平成へいせい20年ねん）2月がつ23日にちに新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろが部分ぶぶん開通かいつうして当とう路線ろせんと接続せつぞくした際さい、四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCTに並行へいこうする新名にいな神かみが未み開通かいつうだったことから東名とうめい阪ばん道みち - 伊勢いせ道みち・名めい阪ばん国道こくどうルートに加くわえて伊勢湾いせわん岸きし道みち - 新しん名神めいしんルートの交通こうつうも当該とうがい区間くかんに流入りゅうにゅうして想定そうていを上回うわまわる交通こうつう量りょうとなったためである。新しん名神めいしん開通かいつう前まえの2007年ねん（平成へいせい19年ねん）の四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC間あいだの交通こうつう量りょうは一いち日にち平均へいきん6万まん7000台だいであったが、新名にいな神かみ開通かいつう後ごの2009年ねん（平成へいせい21年ねん）には8万まん9000台だいと大幅おおはばに増加ぞうかした。

また、四日市よっかいちIC - 亀山かめやまJCT間あいだには下くだり坂ざかから上のぼり坂ざかに変かわり運転うんてん者しゃが気付きづかぬまま車両しゃりょうのスピードが低下ていかしてしまう「サグ部ぶ」と言いわれる地点ちてんが5か所しょ存在そんざいすること、四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCT間あいだにはJCT・IC・SAから本線ほんせんへの合流ごうりゅうが6か所しょも集中しゅうちゅうしていること、さらに休日きゅうじつ特別とくべつ割引わりびき（いわゆる「高速こうそく上限じょうげん1000円えん」）の導入どうにゅうが拍車はくしゃをかけ、上のぼり線せんを中心ちゅうしんに渋滞じゅうたいが激化げきかした。

日本道路公団にほんどうろこうだん（現げん・NEXCO中ちゅう日本にっぽん）では、新名にいな神かみの供用きょうよう区間くかんが当面とうめん、亀山かめやま - 草津くさつ間あいだであり、接続せつぞくする東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうが新しん名神めいしん未み開通かいつう区間くかん（四日市よっかいち - 亀山かめやま間あいだ）の代替だいたいルートになることから、交通こうつう量りょうが一時いちじ的てきに増加ぞうかすることを見越みこして、1998年ねん（平成へいせい10年ねん）3月がつより四日よっか市しIC - 鈴鹿すずかIC間あいだ（下くだり線せん）で登坂とさか車線しゃせん、四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいち東ひがしIC間あいだ（上下じょうげ線せん）で付加ふか車線しゃせん増設ぞうせつの事業じぎょうを開始かいしした。当該とうがい事業じぎょうは2003年ねん（平成へいせい15年ねん）までに完成かんせいを見みている。

さらに、四日市よっかいちIC付近ふきんのサグ部ぶ複数ふくすう箇所かしょに速度そくど回復かいふくを促うながすLED情報じょうほう板ばんを設置せっちし、2008年ねん（平成へいせい20年ねん）にはICなどの加速かそく車線しゃせんの延長えんちょう工事こうじや四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいちIC間あいだ8.9 kmを3車線しゃせん化かする付加ふか車線しゃせん工事こうじを行おこなったほか、2012年ねん（平成へいせい24年ねん）には四日市よっかいち東ひがしIC - 鈴鹿すずかIC間あいだの上のぼり線せん約やく3 km・下くだり線せん約やく5 kmに関かんして路肩ろかたを含ふくむ2車線しゃせん道路どうろを暫定ざんてい的てきに3車線しゃせん化かした。また、2017年ねん（平成へいせい29年ねん）9月がつよりLEDライトの光ひかりでドライバーの視線しせん誘導ゆうどうを図はかる「ドライブ・アシスト・ライト」の運用うんようを開始かいしした。これは進行しんこう方向ほうこうに一定いってい速度そくどで遷移せんいする光ひかりの流ながれにドライバーを追従ついしょうさせることで、サグや上のぼり坂ざかにおける速度そくど低下ていかを抑おさえる装置そうちである。道路どうろの都合つごう上じょう、3車線しゃせん化かや暫定ざんてい3車線しゃせん化かから漏もれ、渋滞じゅうたいが酷ひどい鈴鹿すずかIC付近ふきんの上のぼり線せん側がわ約やく4 km区間くかんに設置せっちした。

渋滞じゅうたい解消かいしょうの抜本ばっぽん的てき対策たいさくである新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろの新しん四日市よっかいちJCT - 亀山西かめやまにしJCT間あいだの建設けんせつについては、2005年度ねんどに新しん名神めいしんの同どう区間くかんが事業じぎょう化かされて以来いらい鋭意えいい工事こうじを行おこない、2019年ねん（平成へいせい31年ねん）3月がつ17日にちに開通かいつうするに至いたった。開通かいつう直後ちょくごのデータでは、東名とうめい阪ばんに集中しゅうちゅうしていた交通こうつうが新名にいな神かみに分散ぶんさんし、四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCTの交通こうつう量りょうがおよそ3割わり減少げんしょう、また、一いち週間しゅうかんに29回かい発生はっせいしていた渋滞じゅうたいも開通かいつう後ごには9回かいまで減少げんしょうし、新名にいな神かみの開通かいつうは一定いっていの効果こうかを見みせる結果けっかとなった。その後ご2019年ねん12月21日にちの亀山西かめやまにしJCTフルJCT化かにより、東名とうめい阪ばん道みち四日市よっかいちJCT - 亀山かめやまJCTの渋滞じゅうたい・通行止つうこうどめ時じには新名にいな神かみへ迂回うかいできるようになった。

• 伊勢いせ湾岸わんがん道どう・新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろの開通かいつうに伴ともなう交通こうつう量りょうの変化へんか (PDF)

年表ねんぴょう

• 1970年ねん（昭和しょうわ45年ねん）4月がつ17日にち：日本道路公団にほんどうろこうだんが管理かんりする一般いっぱん有料ゆうりょう道路どうろの国道こくどう1号ごう東名とうめい阪ばん道路どうろとして、四日市よっかいちIC - 亀山かめやまIC間あいだ開通かいつう（当時とうじ暫定ざんてい2車線しゃせん）。
• 1971年ねん（昭和しょうわ46年ねん）8月がつ9日にち：桑名くわなIC - 四日市よっかいちIC間あいだ開通かいつう（当時とうじ暫定ざんてい2車線しゃせん）。
• 1972年ねん（昭和しょうわ47年ねん）8月がつ3日にち：近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや亀山かめやま線せんとして、名古屋なごや西にしJCT - 亀山かめやまIC間あいだの整備せいび計画けいかく決定けってい。
• 1973年ねん（昭和しょうわ48年ねん）4月がつ1日にち：高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどうの東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうとなる。
• 1975年ねん（昭和しょうわ50年ねん）10月22日にち：蟹江かにえIC - 桑名くわなIC間あいだ開通かいつう、及および全線ぜんせん4車線しゃせん化か。暫定ざんてい終点しゅうてんとなった蟹江かにえ町まちでは公害こうがい問題もんだいに対たいする抗議こうぎから、町長ちょうちょうが開通かいつう式典しきてんをボイコットする事態じたいとなった。
• 1979年ねん（昭和しょうわ54年ねん）12月1日にち：名古屋なごや西にしIC - 蟹江かにえIC間あいだ開通かいつう。
• 1980年ねん（昭和しょうわ55年ねん）4月がつ1日にち：四日市よっかいち東ひがしIC 供用きょうよう開始かいし。
• 1982年ねん（昭和しょうわ57年ねん）3月1日にち：近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや亀山かめやま線せんとして、名古屋なごやIC - 名古屋なごや西にしJCT間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）の整備せいび計画けいかく決定けってい。
• 1986年ねん（昭和しょうわ61年ねん）10月27日にち：名古屋なごや西にしJCT - 名古屋なごや西にしIC間あいだ開通かいつうに伴ともない、名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せんと直結ちょっけつ。この頃ころまで名古屋なごや西にしIC-弥富やとみIC間あいだが大型おおがた車しゃが通行つうこう禁止きんしであった。
• 1988年ねん（昭和しょうわ63年ねん）3月23日にち：清洲きよす東ひがしIC - 名古屋なごや西にしJCT間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）開通かいつう。
• 1991年ねん（平成へいせい3年ねん）3月19日にち：勝川かちがわIC - 清洲きよす東ひがしIC間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）開通かいつう。
• 1993年ねん（平成へいせい5年ねん）12月3日にち：名古屋なごやIC - 勝川かちがわIC間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）開通かいつう。
• 1998年ねん（平成へいせい10年ねん）12月25日にち：近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや関せき線せん（現げん・近畿きんき自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや亀山かめやま線せん）として、名古屋なごや南みなみJCT - 上社かみやしろJCT間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）の整備せいび計画けいかく決定けってい。
• 2002年ねん（平成へいせい14年ねん）12月20日にち：四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC（下くだり線せん）登坂とさか車線しゃせん開通かいつう。
• 2003年ねん（平成へいせい15年ねん）
  • 3月21日にち：四日市よっかいちJCT 供用きょうよう開始かいしに伴ともない、伊勢いせ湾岸わんがん自動車じどうしゃ道どうと接続せつぞく。四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいち東ひがしIC間あいだ（上下じょうげ線せん）付加ふか車線しゃせん完成かんせい。
  • 3月29日にち：高針たかばりJCT - 上社かみやしろJCT間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）開通かいつう。
• 2005年ねん（平成へいせい17年ねん）
  • 3月13日にち：亀山かめやまIC - 伊勢いせ関せきIC間あいだ（亀山かめやま直結ちょっけつ線せん）開通かいつうに伴ともない、全線ぜんせん開通かいつう。 伊勢いせ自動車じどうしゃ道どうと直結ちょっけつ。
  • 12月18日にち : 亀山かめやまPAスマートIC 実験じっけん開始かいし。
• 2008年ねん（平成へいせい20年ねん）2月がつ23日にち：亀山かめやまJCT供用きょうよう開始かいしに伴ともない、新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ（亀山かめやま連絡れんらく路ろ）と接続せつぞく。
• 2011年ねん（平成へいせい23年ねん）3月がつ20日はつか：名古屋なごや南みなみJCT - 高針たかばりJCT間あいだ（現げん・名めい二に環たまき）開通かいつうに合あわせて、名古屋なごや南みなみJCT - 上社かみやしろJCT - 名古屋なごや西にしJCT間あいだおよび、名古屋なごやIC - 上社かみやしろJCT間あいだを名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう（名めい二に環たまき）に路線ろせん名称めいしょう変更へんこう。
• 2012年ねん（平成へいせい24年ねん）
  • 12月13日にち：四日市よっかいちIC - 御在所ございしょSA間あいだ (3 km) の上のぼり線せんを暫定ざんてい3車線しゃせん化か
  • 12月19日にち：御在所ございしょSA - 鈴鹿すずかIC間あいだ (5 km) の下くだり線せんを暫定ざんてい3車線しゃせん化か
• 2017年ねん（平成へいせい29年ねん）7月がつ14日にち : 四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC間あいだの上のぼり線せんのうち、四日市よっかいちIC側がわ約やく8 kmを暫定ざんてい3車線しゃせん化か
• 2021年ねん（令れい和わ3年ねん）5月1日にち : 名古屋なごや西にしJCT - 四日市よっかいちJCT間あいだの高速こうそく料金りょうきんが大都市だいとし近郊きんこう区間くかんの料金りょうきん水準すいじゅんに変更へんこうされる。

路線ろせん状況じょうきょう

車線しゃせん・最高さいこう速度そくど

区間くかん	車線しゃせん			最高さいこう速度そくど	備考びこう
	上下じょうげ線せん	上のぼり線せん	下くだり線せん
名古屋なごや西にしJCT - 四日市よっかいちJCT	4	2	2	80 km/h
四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいちIC	6	3	3
四日市よっかいちIC - 西山にしやまBS					※1
西山にしやまBS - 鈴鹿すずかIC	4	2	2
鈴鹿すずかIC - 亀山かめやまJCT					※2
亀山かめやまJCT - 伊勢いせ関せきIC

ほぼ全線ぜんせんが4車線しゃせんであるが、新名にいな神かみ開通かいつうに伴ともない交通こうつう量りょうが増加ぞうかした一部いちぶ区間くかんに付加ふか車線しゃせんがある。

• ※1：名古屋なごや方面ほうめんの四日市よっかいちICまで約やく2 kmの付加ふか車線しゃせんあり。
• ※2：下くだり線せんに1,500 mの付加ふか車線しゃせん、上のぼり線せんに約やく2 kmの付加ふか車線しゃせんあり。

道路どうろ施設しせつ

サービスエリア・パーキングエリア

東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうは全ぜん区間くかんを通つうじて交通こうつう量りょうが多おおいため、現在げんざいは全すべてのサービスエリア (SA)・パーキングエリア (PA) が有人ゆうじんでかつ24時じ間あいだ営業えいぎょうを行おこなっている店舗てんぽが存在そんざいする。 ガソリンスタンド・レストランは御在所ございしょSA（EXPASA御在所ございしょ）に設置せっちされている。

なお、名古屋なごや方面ほうめん（上のぼり線せん）に向むかう場合ばあい、大山田おおやまだPAを過すぎると次つぎの休憩きゅうけい施設しせつは接続せつぞくする名めい二に環たまきや名古屋なごや高速こうそくにはなく、東名とうめい・名神めいしん・伊勢いせ湾岸わんがん道どうまで行いかなければならない。東名とうめいの場合ばあい、東郷とうごうPAまでは約やく53 kmの区間くかんで休憩きゅうけい所しょがないことから、1997年ねん（平成へいせい9年ねん）には大山田おおやまだPAに売店ばいてんの開業かいぎょうと、トイレ・駐車ちゅうしゃマスが大幅おおはばに増ふやされた。

バスストップ

東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうは4か所しょにバスストップが存在そんざいするが、全すべて休止きゅうし中ちゅうである。

トンネルと主おもな橋はし

区間くかん	構造こうぞう物ぶつ名めい	長ながさ
弥富やとみIC - 長島ながしまIC	木曽川きそがわ橋きょう	900 m
長島ながしまIC - 桑名くわな東ひがしIC	揖斐いび長良川ながらがわ橋きょう	923 m
亀山かめやまIC - 伊勢いせ関せきIC	木下きのしたトンネル	130 m

トンネルの数かず

区間くかん	上のぼり線せん	下くだり線せん
名古屋なごや西にしJCT - 亀山かめやまIC	0	0
亀山かめやまIC - 伊勢いせ関せきIC	1	1
合計ごうけい	1	1

亀山かめやま直結ちょっけつ線せん

亀山かめやま直結ちょっけつ線せん

東名とうめい阪ばん道みちと伊勢いせ道どうは、路線ろせん設定せっていの経緯けいい（名古屋なごや - 大阪おおさかを結むすぶ東名とうめい阪ばん道みち - 名めい阪ばん国道こくどう - 西名にしな阪ばん道みちが本線ほんせん）および、東名とうめい阪ばん道みちに鈴鹿すずか本線ほんせん料金りょうきん所しょ、伊勢いせ道どうに関本せきもと線せん料金りょうきん所しょと2箇所かしょの本線ほんせん料金りょうきん所しょが設もうけられていたため、一旦いったん一般いっぱん国道こくどうである名めい阪ばん国道こくどう・関せきJCTを経由けいゆせねばならず、直通ちょくつう利用りようが出来できない構造こうぞうになっていた。これに対たいして東名とうな阪ばん道みちと伊勢いせ道どうを直結ちょっけつする亀山かめやま直結ちょっけつ線せんが計画けいかくされ、2005年ねん（平成へいせい17年ねん）3月13日にちに開通かいつうした。直結ちょっけつ線せん開通かいつうに伴ともない、鈴鹿すずか本線ほんせん料金りょうきん所しょは廃止はいしされ亀山かめやまICに料金りょうきん所しょが設置せっちされ、関本せきもと線せん料金りょうきん所しょも一部いちぶが伊勢いせ関せきICへ流用りゅうようされた以外いがいは廃止はいしされた。これによって、東名とうめい阪ばん道みちと伊勢いせ道どうが通とおし料金りょうきんで利用りようできるようになり、2箇所かしょの本線ほんせん料金りょうきん所しょを原因げんいんとする渋滞じゅうたいが解消かいしょうされたほか、名めい阪ばん国道こくどうを経由けいゆせずに東名とうめい阪ばん道みちと伊勢いせ道どうを往来おうらいすることが可能かのうになっている。

道路どうろ管理かんり者しゃ

• 中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ株式会社かぶしきがいしゃ名古屋なごや支社ししゃ
  • 名古屋なごや保全ほぜん・サービスセンター : 名古屋なごや西にしJCT - 名古屋なごや西にしIC
  • 桑名くわな保全ほぜん・サービスセンター : 名古屋なごや西にしIC - 伊勢いせ関せきIC

ハイウェイラジオ

• 蟹江かにえ（蟹江かにえIC - 弥富やとみIC）
• 桑名くわな（桑くわ名東めいとうIC - 桑名くわなIC）
• 四日よっか市し（御在所ございしょSA - 四日市よっかいちIC）
• 鈴鹿すずか（四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC）

料金りょうきん

全線ぜんせんで対たい距離きょり制せい・普通ふつう区間くかんである。ただし、名古屋なごや西にしJCT - 四日市よっかいちJCT間あいだでは1kmあたりの料金りょうきんの額がくが大都市だいとし近郊きんこう区間くかんと同おなじ額がく（普通ふつう車しゃで税ぜい抜29.52円えん/km）となる。 また、首都しゅと圏けんや京阪神けいはんしん圏けんの大都市だいとし部ぶ区間くかんでは適用てきようされない休日きゅうじつ割引わりびきなどの各種かくしゅETC割引わりびき制度せいどについて、名古屋なごや西にしJCT - 四日市よっかいちJCT間あいだにおいては適用てきようされる。

交通こうつう量りょう

24時じ間あいだ交通こうつう量りょう（台だい） 道路どうろ交通こうつうセンサス

区間くかん	平成へいせい17（2005）年度ねんど	平成へいせい22（2010）年度ねんど	平成へいせい27（2015）年ねん	令れい和わ3（2021）年度ねんど
名古屋なごや西にしJCT - 名古屋なごや西にしIC	056,497	059,764	057,766	056,766
名古屋なごや西にしIC - 蟹江かにえIC	065,889	069,324	067,512	052,386
蟹江かにえIC - 弥富やとみIC	060,889	064,688	062,143	052,386
弥富やとみIC - 長島ながしまIC	056,858	061,715	058,801	049,344
長島ながしまIC - 桑名くわな東ひがしIC	055,576	060,615	057,475	048,793
桑名くわな東ひがしIC - 桑名くわなIC	050,020	054,877	052,198	044,794
桑名くわなIC - 四日市よっかいちJCT	052,996	057,225	054,022	046,830
四日市よっかいちJCT - 四日市よっかいち東ひがしIC	076,404	101,137	108,684	069,635
四日市よっかいち東ひがしIC - 四日市よっかいちIC	069,885	092,282	100,981	059,612
四日市よっかいちIC - 鈴鹿すずかIC	064,382	087,236	095,914	055,696
鈴鹿すずかIC - 亀山かめやまJCT	057,661	082,022	090,317	050,806
亀山かめやまJCT - 亀山かめやまPASIC	057,661	054,879	053,846	047,704
亀山かめやまPASIC - 亀山かめやまIC	057,661	054,719	053,628	047,254
亀山かめやまIC - 伊勢いせ関せきIC	030,774	030,045	028,594	023,548

（出典しゅってん：「平成へいせい22年度ねんど道路どうろ交通こうつうセンサス」・「平成へいせい27年度ねんど全国ぜんこく道路どうろ・街路がいろ交通こうつう情勢じょうせい調査ちょうさ」・「令れい和わ3年度ねんど全国ぜんこく道路どうろ・街路がいろ交通こうつう情勢じょうせい調査ちょうさ」（国土こくど交通省こうつうしょうホームページ）より一部いちぶデータを抜粋ばっすいして作成さくせい）

• 令れい和わ2年度ねんどに実施じっし予定よていだった交通こうつう量りょう調査ちょうさは、新型しんがたコロナウイルスの影響えいきょうで延期えんきされた。

2002年度ねんど

• 日にち平均へいきん交通こうつう量りょう
  • 名古屋なごや西にしJCT - 亀山かめやまIC（区間くかん平均へいきん） : 58,049台だい(96.9 %)

（2003年度ねんど日本道路公団にほんどうろこうだん年報ねんぽう）

その他た

画像がぞう左ひだり :蟹江かにえICのループの茂しげみに生息せいそくするサギと設置せっちされたフェンス 画像がぞう右みぎ : 高速こうそく道路どうろを走はしるドライバーを驚おどろかせないための処置しょちとして、情報じょうほう板ばんに「鳥とり飛来ひらい注意ちゅうい」を表示ひょうじ、ないしサギの絵えを描えがいた標識ひょうしきを設置せっちした。

サギの保護ほご

蟹江かにえ、弥富やとみの両りょうIC付近ふきんの茂しげみは飛来ひらいしたサギのすみかになっており、2011年ねん（平成へいせい23年ねん）に調査ちょうさしたところでは、両りょうICを合あわせて6千せん羽わにのぼることが明あきらかとなった。これは高速こうそく道路どうろ施設しせつであるために、営巣えいそう場所ばしょがフェンスで仕切しきられることで外敵がいてきの心配しんぱいが皆無かいむであることが原因げんいんとされている。高速こうそく道路どうろの施設しせつにサギが生息せいそくするのは珍めずらしく、東海とうかい地方ちほうでも最大さいだいの営巣えいそう場所ばしょと推測すいそくされている。インターチェンジ付近ふきんには自然しぜんの水路すいろがあり、農薬のうやくの使用しようが減へった田たがあることから、蛙かえるや小しょう魚さかな、昆虫こんちゅうが生息せいそくし、サギにとってエサには事欠ことかかない環境かんきょうであることもサギが住処すみかとして選えらんだ要因よういんの一ひとつであるとされる。

高速こうそく道路どうろ上空じょうくうにサギが舞まい、道路どうろに降おりてくることはドライバーにとっては甚はなはだ迷惑めいわくであり、危険きけんでもある。本来ほんらいであればサギが営巣えいそうするインターチェンジの木きは全すべて伐採ばっさいすればそれで事足ことたりるが、サギにしてみれば住処すみかを追おわれてやっと見みつけた安住あんじゅうの地ちが高速こうそく道路どうろである。車くるまの安全あんぜんとサギの保護ほごを両立りょうりつできればそれにこしたことはないことから、サギと人ひとが共ともに生いきる「共生きょうせい」の道みちを選えらぶための対策たいさくを講こうじることになった。NEXCO中ちゅう日本にっぽんでは、愛知あいち県けん弥富やとみ野鳥やちょう園えんとサギ保護ほごに関かんする覚書おぼえがきを交かわし、道路どうろのフェンスをかさ上あげすることでサギがフェンスより高たかく飛とぶことで、車くるまとの接触せっしょくを防ふせぐための対策たいさくを講こうじた。また、サギの幼鳥ようちょうが高速こうそく道路どうろに這はい出だすことを防ふせぐために、フェンス下部かぶは隙間すきまを塞ふさいでいる。

なお、サギは6種類しゅるい確認かくにんされ、準じゅん絶滅ぜつめつ危惧きぐ種しゅのチュウサギが含ふくまれている。アマサギとチュウサギは渡わたり鳥どりで、春はるから夏なつにかけて遠とおく南国なんごくのフィリピンやインドネシアから飛来ひらいする。

津波つなみ避難ひなん施設しせつ

東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう通過つうかルートの愛知あいち県けん西部せいぶ地方ちほうに位置いちする弥富やとみ市し、海部かいふ郡ぐん蟹江かにえ町まちは海抜かいばつゼロメートル地帯ちたいである。このため、津波つなみや高潮こうちょうの災害さいがい発生はっせい時じには、当該とうがい道路どうろの法ほう面めんを一時いちじ的てきな避難ひなん場所ばしょにするための協定きょうていが、NEXCO中ちゅう日本にっぽんと自治体じちたい間あいだで締結ていけつされている。弥富やとみICと蟹江かにえICの法ほう面めんに階段かいだんを設もうけ、弥富やとみは300人にん、蟹江かにえは130人にんが一時いちじ的てきに避難ひなん可能かのうである。

地理ちり

通過つうかする自治体じちたい

• 愛知あいち県けん
  • 名古屋なごや市し（中川なかがわ区く） - あま市し - 海部かいふ郡ぐん蟹江かにえ町まち - 津島つしま市し - 愛あい西市さいち - 弥富やとみ市し
• 三重みえ県けん
  • 桑名くわな市し - 四日市よっかいち市し - 鈴鹿すずか市し - 亀山かめやま市し - 津つ市し

接続せつぞくする高速こうそく道路どうろ

• 名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せん（名古屋なごや西にしJCTで直結ちょっけつ）
• C2 名古屋なごや第だい二に環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう（名古屋なごや西にしJCTで接続せつぞく）
• E1A 伊勢いせ湾岸わんがん自動車じどうしゃ道どう（四日市よっかいちJCTで接続せつぞく）
• E1A 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ（四日市よっかいちJCTで接続せつぞく）
• E1A 新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ 亀山かめやま連絡れんらく路ろ（亀山かめやまJCTで接続せつぞく）
• 鈴鹿すずか亀山かめやま道路どうろ（亀山かめやまJCTで接続せつぞく : 調査ちょうさ中ちゅう）
• E25 名めい阪ばん国道こくどう（亀山かめやまICで接続せつぞく）
• E23 伊勢いせ自動車じどうしゃ道どう（伊勢いせ関せきICで直結ちょっけつ）

施設しせつ外観がいかん

左上ひだりうえより起点きてんの名古屋なごや西にしJCTに近ちかく、右みぎ下かに向むかうほどに終点しゅうてんの伊勢いせ関せきICに近ちかい画像がぞうとなっている。

• 
  起点きてんの名古屋なごや西にしJCT付近ふきん。画面がめん手前てまえは名古屋なごや高速こうそく5号ごう万場まんば線せんと県道けんどう115号ごう。
• 
  名古屋なごや西本にしほん線せん料金りょうきん所しょ。
• 
  木曽きそ三川さんせんの一ひとつである木曽川きそがわを下した路ろ式しきワーレントラス橋きょうで渡河とか。奥おくに名港めいこうトリトンを望のぞむ。
• 
  四日市よっかいちJCT付近ふきん。路線ろせんは平野へいや部ぶが大半たいはんである。
• 
  鈴鹿山脈すずかさんみゃくを横目よこめに見みる。
• 
  パーキングエリアと出入口でいりぐちのランプウェイが交錯こうさくする亀山かめやまIC付近ふきんを通過つうか。
• 
  亀山かめやまIC以南いなんはE25名めい阪ばん国道こくどうと並行へいこうして終点しゅうてんの伊勢いせ関せきICに至いたる。

脚注きゃくちゅう

参考さんこう文献ぶんけん

• 近畿きんき自動車じどうしゃ道どう清洲きよす東ひがし・名古屋なごや西にし間あいだ工事こうじ誌し編集へんしゅう委員いいん会かい『近畿きんき（東名とうめい阪ばん）自動車じどうしゃ道どう　清洲きよす東ひがし・名古屋なごや西にし間あいだ工事こうじ誌し』日本道路公団にほんどうろこうだん名古屋なごや建設けんせつ局きょく　名古屋なごや工事こうじ事務所じむしょ、1992年ねん10月がつ。 
• 東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう名古屋なごや・勝川かちがわ間あいだ工事こうじ誌し編集へんしゅう委員いいん会かい『東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どう　名古屋なごや・勝川かちがわ間あいだ工事こうじ誌し』日本道路公団にほんどうろこうだん名古屋なごや建設けんせつ局きょく　名古屋なごや工事こうじ事務所じむしょ、1995年ねん3月がつ。 
• 松井まつい寛ひろし・富岡とみおか康かん直ただし「東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうの全線ぜんせん開通かいつうに伴ともなう影響えいきょう分析ぶんせき」『高速こうそく道路どうろと自動車じどうしゃ』第だい38巻かん第だい11号ごう、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん高速こうそく道路どうろ調査ちょうさ会かい、1995年ねん11月1日にち、31-36頁ぺーじ。 
• イカロス出版いかろすしゅっぱん『東名とうめい高速こうそくをゆく』〈イカロスMOOK〉2011年ねん9月がつ30日にち。ISBN 978-4-86320-484-3。 
• 中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ（株）かぶしきがいしゃ名古屋なごや支社ししゃ「名古屋なごや第だい二に環状かんじょう道路どうろ（名古屋なごや南みなみJCT〜高針たかばりJCT間あいだ）の開通かいつう」『高速こうそく道路どうろと自動車じどうしゃ』第だい54巻かん第だい5号ごう、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん高速こうそく道路どうろ調査ちょうさ会かい、2011年ねん5月がつ1日にち、59-62頁ぺーじ。 
• 芳よし尾お峰ほう二に・中須なかす誠まこと・田中たなか茂義しげよし・井手いで慶けい吾われ・北國きたぐに秀一ひでかず・海津かいづ誠まこと昭あきら・田邊たなべ邦彦くにひこ「座談ざだん会かい　木曽きそ3川がわにエースがそろう　世界せかい初はつのPC鋼こう複ふく合あい連続れんぞくエクストラドーズド橋きょう」『橋梁きょうりょう＆都市としPROJECT』第だい35巻かん第だい7号ごう、橋梁きょうりょう編纂へんさん委員いいん会かい、1999年ねん7月がつ、14-21頁ぺーじ。 
• 中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ（株）かぶしきがいしゃ名古屋なごや支社ししゃ（2016-11号ごう）「紹介しょうかい　新しん名神めいしん高速こうそく道路どうろ（四日市よっかいちJCT～新しん四日市よっかいちJCT）、東海とうかい環状かんじょう自動車じどうしゃ道どう（新しん四日市よっかいちJCT～東員とういんIC）の開通かいつう」『高速こうそく道路どうろと自動車じどうしゃ』第だい59巻かん第だい11号ごう、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん高速こうそく道路どうろ調査ちょうさ会かい、2016年ねん11月、28-31頁ぺーじ。 
• 中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ（株）かぶしきがいしゃ名古屋なごや支社ししゃ　保全ほぜん・サービス事業じぎょう部ぶ「東名とうめい阪ばん自動車じどうしゃ道どうにおける新あらたな渋滞じゅうたい対策たいさく　ドライブ・アシスト・ライトの運用うんよう」『高速こうそく道路どうろと自動車じどうしゃ』第だい61巻かん第だい3号ごう、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん高速こうそく道路どうろ調査ちょうさ会かい、2018年ねん3月がつ1日にち、38-41頁ぺーじ。 
• 名古屋なごや都市とし計画けいかく史し編集へんしゅう実行じっこう委員いいん会かい『名古屋なごや都市とし計画けいかく史しII（昭和しょうわ45年ねん－平成へいせい12年度ねんど）上巻じょうかん』名古屋なごや市し 公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん名古屋なごやまちづくり公社こうしゃ、2017年ねん12月。 
• サギと高速こうそく道路どうろとの共生きょうせいを考かんがえる会合かいごう『高速こうそく道路どうろがサギのすみかになったわけ　自然しぜんと人ひととが、共ともに生いきていくために』中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ株式会社かぶしきがいしゃ　名古屋なごや支社ししゃ桑名くわな保全ほぜん・サービスセンター、2011年ねん3月がつ23日にち。 
• 浅井あさい建けん爾なんじ『日本にっぽんの道路どうろがわかる辞典じてん』（初版しょはん）日本にっぽん実業じつぎょう出版しゅっぱん社しゃ、2015年ねん10月がつ10日とおか。ISBN 978-4-534-05318-3。 

関連かんれん項目こうもく

• 東名とうめい阪ばん道みち多重たじゅう事故じこ
• 高速こうそく自動車じどうしゃ国道こくどう
• 名めい阪ばん国道こくどう
• 西名阪自動車道にしめいはんじどうしゃどう
• 中部ちゅうぶ地方ちほうの道路どうろ一覧いちらん
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外部がいぶリンク

• 中ちゅう日本にっぽん高速こうそく道路どうろ株式会社かぶしきがいしゃ