横山よこやま利秋としあき

横山よこやま 利秋としあき（よこやま としあき、1917年ねん10月がつ10日とおか - 1988年ねん11月1日にち）は、日本にっぽんの政治せいじ家か、労働ろうどう運動うんどう家か。日本にっぽん社会党しゃかいとう所属しょぞくの衆議院しゅうぎいん議員ぎいん（11期き）。

日本にっぽんの政治せいじ家か 横山よこやま 利秋としあき よこやま としあき
1955年ねん2月がつ
生年月日せいねんがっぴ	1917年ねん10月がつ10日とおか
出生しゅっしょう地ち	愛知あいち県けん名古屋なごや市し
没ぼつ年月日ねんがっぴ	(1988-11-01) 1988年ねん11月1日にち（71歳さい没ぼつ）
出身しゅっしん校こう	中京ちゅうきょう商業しょうぎょう学校がっこう
前ぜん職しょく	国鉄こくてつ労働ろうどう組合くみあい書記しょき長ちょう
所属しょぞく政党せいとう	日本にっぽん社会党しゃかいとう
衆議院しゅうぎいん議員ぎいん
選挙せんきょ区く	愛知あいち1区く
当選とうせん回数かいすう	11回かい
在任ざいにん期間きかん	1955年ねん2月がつ28日にち - 1969年ねん 1969年ねん12月27日にち - 1986年ねん7月がつ7日にち

来歴らいれき

愛知あいち県けん名古屋なごや市し生うまれ。3歳さいのときに父親ちちおやを亡なくす。中京ちゅうきょう商業しょうぎょう学校がっこう卒業そつぎょう後ごに鉄道てつどう員いんとして鉄道てつどう省しょう（当時とうじ）に就職しゅうしょく。国鉄こくてつ労働ろうどう組合くみあい（国労こくろう）の結成けっせいに参加さんかする。

1947年ねんに日本にっぽん共産党きょうさんとうによる国労こくろうの組合くみあい活動かつどうへの介入かいにゅうに反発はんぱつした国労こくろう組合くみあい員いんを中心ちゅうしんに国鉄こくてつ労組ろうそ反共はんきょう連盟れんめい（後のちに国鉄こくてつ民主みんしゅ化か同盟どうめい＝国鉄こくてつ民みん同どう）が結成けっせいされると、これに参加さんか。1950年ねんに民みん同どうの支持しじで国労こくろう本部ほんぶ企画きかく部長ぶちょうとなるが、団体だんたいとして加盟かめいしていた日本にっぽん労働ろうどう組合くみあい総そう評議ひょうぎ会かい（総評そうひょう）が「平和へいわ四よん原則げんそく」を決定けっていすると、これに則のっとる形かたちで「平和へいわ三さん原則げんそく」を盛もり込こんだ運動うんどう方針ほうしん案あんを提出ていしゅつする。これに対たいし同おなじ民みん同どう出身しゅっしんで副ふく委員いいん長ちょうだった星加ほしか要ようが反対はんたいし「愛国あいこく的てき労働ろうどう運動うんどう」に重おもきを置おく対案たいあんを提出ていしゅつ、中央ちゅうおう執行しっこう委員いいん会かいでも両りょう案あんへの支持しじが同数どうすうとなり国労こくろう大会たいかいでの採決さいけつでようやく横山よこやま案あんが承認しょうにんされた。この結果けっか、民みん同どうは星加ほしからの右派うはと横山よこやまらの左派さはに分裂ぶんれつし、その後ごは民みん同どう左派さはの支持しじによって国労こくろう書記しょき長ちょう（1953年ねん）を務つとめる。

1955年ねん2月がつの総そう選挙せんきょの愛知あいち1区くに、左派さは社会党しゃかいとうは現職げんしょくの赤松あかまつ勇いさむと横山よこやまを擁立ようりつし、右派うは社会党しゃかいとうは現職げんしょくの春日かすが一幸かずゆきと元職げんしょくの山崎やまざき常吉つねきちを擁立ようりつした。初陣ういじんながら激戦げきせんを勝かち抜ぬき初はつ当選とうせん。以後いご、いわゆる国労こくろう族ぞくの議員ぎいんの一人ひとりとして重おもきを為なした。

1969年ねん4月がつ26日にちに行おこなわれた名古屋なごや市長しちょう選挙せんきょに無所属むしょぞくで立候補りっこうほ。現職げんしょくの杉戸すぎと清きよしを含ふくむ6人にんの候補者こうほしゃを相手あいてに戦たたかい、次点じてんで落選らくせん。

同年どうねん12月がつ27日にちに行おこなわれた総そう選挙せんきょで6期き目めの当選とうせん。1975年ねん2月がつに日本にっぽん・ロシア協会きょうかい（日にちロ協会きょうかい）理事りじ長ちょうとなり、同年どうねん7月がつ、永年えいねん在職ざいしょく（25年ねん）議員ぎいんとして衆議院しゅうぎいんより表彰ひょうしょうされた。

1983年ねんの総そう選挙せんきょで11期き目めの当選とうせんを果はたす。1986年ねんの総そう選挙せんきょでは共産党きょうさんとう推薦すいせんの革新かくしん系けい無所属むしょぞくだった田中たなか美智子みちこに85票ひょう差さで次点じてんに終おわった。政界せいかい復帰ふっきを目指めざしていたが1988年ねん11月1日にちに死去しきょ。71歳さい没ぼつ。地盤じばんは愛知あいち県けん教員きょういん組合くみあい出身しゅっしんの佐藤さとう泰介たいすけが継ついだ。

人物じんぶつ

• 1964年ねんには衆議院しゅうぎいん大蔵おおくら委員いいん会かいで飯塚いいづか事件じけんを取とり上あげて強圧きょうあつ的てき調査ちょうさの即時そくじ中止ちゅうしを要求ようきゅうした。
• 1974年ねん12月24日にちの第だい74回かい国会こっかい法務ほうむ委員いいん会かいでは八鹿ようか高校こうこう事件じけんについて、部落ぶらく解放かいほう同盟どうめいの暴力ぼうりょくがあったとしても被害ひがい者しゃ側がわによる挑発ちょうはつが原因げんいんであったと述のべた。
• 1975年ねん4月がつ16日にちの衆議院しゅうぎいん法務ほうむ委員いいん会かいでは千葉刑務所ちばけいむしょにおける泉水せんすい博はくと首都しゅと圏けん女性じょせい連続れんぞく殺人さつじん事件じけんの小野おの悦男えつおへの処遇しょぐうを人権じんけん侵害しんがいとして追及ついきゅうした。
• 党内とうないでは和田わだ博雄ひろお・勝間田かつまた清一せいいちらの「政策せいさく研究けんきゅう会かい」（勝間田かつまだ派は）に属ぞくし、同どう会かいの代表だいひょうに就ついたこともある。

参考さんこう文献ぶんけん

• 『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 衆議院しゅうぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』（衆議院しゅうぎいん、1990年ねん11月）

脚注きゃくちゅう

議会ぎかい
先代せんだい 古屋こや亨とおる	衆議院しゅうぎいん決算けっさん委員いいん長ちょう 1983年ねん - 1984年ねん	次代じだい 安井やすい吉よし典のり
その他たの役職やくしょく
先代せんだい 羽生はぶ三さん七なな	日にちロ協会きょうかい理事りじ長ちょう 第だい5代だい : 1975年ねん - 1988年ねん	次代じだい 岡田おかだ利春としはる